やーさんside
俺はコカビエルとの戦いに臨んでいた。今までモンスター相手以外に使ったことのない
「なあコカビエル、おまえはなんでそこまでして戦争を望むんだ?戦争なんかしてもいいことなんかないだろ?」
「なぜだと?そんなこと簡単だ。俺は戦争が好きなんだ。あそこにいるバルパーがエクスカリバーが好きで生涯を捧げているように、俺は戦争が好きなんだ。どんなことよりもな」
「いかれてやがる」そう言おうとした時、木場が泣きながらだれかと話す声が聞こえた。天から聞こえる多数の声。誰一人わからないが、木場の仲間だということはわかる。聖剣計画の犠牲者たち?だが彼らは皆殺しされたと聞いたはずなんだが…。
「ほう、奴は聖剣計画の生き残りだったか。全員殺したと聞いていたがな」
「お前も知らないのか?」
「聖剣は天使陣営のものだからな。俺は堕天使。計画自体はやつから聞いているがな。といっても因子とかいうものを抜いてから毒殺したとしか知らん。む、やつは至ったのか。……なに?聖魔剣だと!?」
「聖なる力と魔の力を併せ持つ剣か。木場の奴聖剣を受けいれたのか。復讐なんかばかげてるからな」
聖魔剣を見たときバルパーの様子が豹変した。なにやらぶつぶつ唱え始める。
そして木場とフリードの戦いの横からゼノヴィアが走ってきた。
「ペトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアと。我が声に耳を傾けてくれ」
ゼノヴィアが言霊を唱えるとその手に剣が表れた。
「デュランダルだと!?まだ教会はデュランダル使いは作れていないはずだ!」
「ああ。人工のデュランダル使いは確かにいないよ。だが、あいにく希少な天然ものなんだ」
「なんだと!?」
「こいつは何でもかんでも壊してしまおうとする暴れ馬でな。こうして異空間にでも収納していないと大変なことになっていしまう。現に私も扱いきれん。だが」
ゼノヴィアは木場と対峙する聖剣めがけてデュランダルを振り下ろした。
パキィィィイイン
きれいな音がしながら、デュランダルは聖剣をへし折った。
「しょせんは折れた聖剣。デュランダルの敵ではないな」
木場は天を仰いだ。
「みんな…僕は…やっと、聖剣を超えたよ…」
「ウソダウソダウソダウソダ!」
一方でバルパーは頭を抱えて悶え始めた。
「聖魔剣だと!?聖なる力と魔の力が合わさることなどあってはならないことだ!いったいどうなって……」
「これ以上はまずいか」
バルパーの言葉にコカビエルが動いた。その手に光を集め始める。ようやく俺の出番かと身構えたが、コカビエルの標的は俺ではなかった。
「はっ、まさか……先の大戦で魔王だけでなく神も」
コカビエルの槍がバルパーを貫いた。
「おい貴様…どういうつもりだ?」
「味方を……」
「ひどい…」
「バルパー、やつは優秀だった。しかしただの駒にすぎん。やつは知りすぎたからな。まあそこはもう問題ではないか。貴様らもよくやるな。仕える主を失っているというのに」
「なに?」
「どういうことだ!」
「下々のやつらにまでは伝わっていないのだったな。いや、上級でもそこまで数はいないか。貴様らに教えてやろう。先の三つどもえ戦争で四大魔王だけじゃなく、神も死んだのさ」
その言葉に俺たちは驚愕する。ゼノヴィアとアーシアの教会コンビはさらにひどい。
「そん……な…」
「神は……死ん……だのか……?」
「ああ。そこにいる聖魔剣使いがいい証拠だ。神のシステムさえあればそんなことにはならん」
やめろ。
「じゃ…じゃあ、私が信じてきた神は…」
「神の愛は……」
「そんなものはもとよりない。貴様らはただ偶像を見ていたにすぎん」
やめろ。それ以上…。
「ミカエルもよくやっている。欠陥だらけとはいえシステムをなんとか維持しているのだからな」
それ以上言うな…。
アーシアはショックからか気絶してしまった。ゼノヴィアは茫然として膝を落とす。
「神のいない世界だ。いずれ必ず戦争は起きる。俺はそれを速めているにすぎん。神なぞという偶像にすがりつく貴様らのようなものに俺は」
「だまれ」
これ以上は言わせない。俺は全魔力をコカビエルに集中させる。こいつだけは絶対に許さない。
「ふん、ならやはり貴様から殺してやろう」
コカビエルが巨大な光の槍を放つ。おそらく上級悪魔だろうと葬るであろう一撃だ。
俺はそれをなんなく打ち消した。
「な…に?」
「『メタルスライムの鎧』その力は、あらゆる攻撃魔法、呪文の打消し」
そしてコカビエルに一瞬で肉薄する。
「『キラーパンサーのグリーブ』その力は、常に『しっぷうづき』の速度での移動可能」
そのまま右腕でコカビエルを校舎のほうへ殴り飛ばす。屋上のあたりに当たり、校舎の最上階が崩れる。
「『ドラゴンの籠手』その力は、一撃に『ブレス』の力を宿す」
流石と言うべきか、コカビエルはすぐに校舎のほうから光の槍を飛ばしてくる。しかし、俺は空を飛んだまま、全く動かずにくらう。しかし、鎧に打ち消されてダメージはない。
お返しとばかりに、そのあとから飛んできたコカビエルにむけて機械の翼を羽ばたかせて羽を飛ばす。コカビエルはそれをなんとかかわしている。が、ところどころかすっていき、だんだんと体から流れる血の量が増える。
「『メタッピーの翼』その力は、機械の翼による遠距離射撃」
「なんなんだこの力は!俺の攻撃はどれも上級悪魔を消し飛ばす一撃だぞ!?」
『メタルスライムの鎧』にそんなものはきかない。この鎧があれば俺は物理ダメージ以外を受け付けない。ただし、デメリットもある。自身のHP、つまり体力が極端に減る。ぶっちゃけていうとこの鎧を付けてると5回まともなダメージを受けるとぶっ壊れてしまう。一撃でも、あまりに威力が高いと同様。一度壊れたらすぐには装備できないし、俺へのダメージもやばい。だから魔力でできた攻撃以外をくらうわけにはいかないのだ。
「ふざけるなよ!こうなれば俺の最大の一撃でこの学園ごと葬ってくれる!」
コカビエルの頭上にこれまでとは桁外れの大きさの光の槍が形成されていく。これほどの大きさだと打ち消せたとしてもその余波ははかりしれない。だから今はこいつにかけるしかない。せめて気休めとして『だいぼうぎょ』を使う。はずれてもなんとかなるかもしれない。
光の槍が飛んでくる。そして俺に直撃する。打消しが発生して光の槍自体は消えた。ダメージもない。が、そこに槍の余波となる衝撃がやってきた。
が、ダメージはなかった。
「よかった…。なんとか発動してくれた…。『リンリンのネックレス』その力は、特性『ギャンブルボディ』を発動する」
『ギャンブルボディ』は相手の攻撃が25%増加か、無効化かのどちらかが発動する特性だ。このネックレスは任意でその能力の発動を決められるが、どちらが出るかまでは指定できない。たまたま無効化が出てくれたが、増加だったらまちがいなく壊れてた。そのままだったらわからんが。
「お前じゃ俺には勝てないよ。『スノードラゴンの兜』その力は、ヒャド系呪文の強化」
グラウンドに魔方陣が表れ、そこからコカビエルを巻き込み、氷柱が出来上がる。
『
氷柱をコカビエルの周りだけ残して短くする。そして地面に降り立ち、装備を全て解除する。
そして俺はみんなのほうへと歩き出した。
やーさんsideout
どうもコクトーです
なんとUA80000突破しました!!!!
皆さん正気ですか!?
でもありがとうございます!
そしてついに40話突破!
初期のころからいてくださる方も、途中から見てくださっている方も本当にありがとうございます
ついにコカビーやられました
でもまだ次回もここの場面
リアス視点からお送りしたいと思っています
眷属のほとんどがこれでもかってくらい空気勢ですからね…
といっても次回でも空気の方はいるかもしれませんが!
ではまた次回