イッセーside
織田嵐は俺に向かって俺は後だと告げるとヴァーリと戦いだした。
そしてしばらく続いたが、ヴァーリは攻めきれずに逆にやられてしまった。
ヴァーリを倒した男は今度は俺に銃口を向けてきた。ややや、やる気か!?
「さっさと
覇龍ってたしか…
『
ドライグが言う。その言葉を聞くだけで相当危険な技だとわかる。原作知識のなくなった俺でもかすかに覚えている。俺はこれを使って死にかけるんだよな…。
「まあどっちでもいいか。先手は譲ってやる。というか最大までその都度倍加していいぞ?」
「な、なめんじゃねえよ!行くぞドライグ!」
『Boost!』
10秒、20秒とどんどん俺の力が倍加されていく。あいつは何もせず、その場に佇んでいる。というかあくびまでしてやがる。くっそー!そしてついにMAXまで倍加した。後悔しても遅いぞ!
「くらえ!ドラゴンショット!」『Explosion!』
最大まで倍加されたことによって生まれた巨大な魔力弾が男に直撃した。
「なんだ?お前今攻撃したのか?」
「な!?」
直撃したのに無傷の男がそこにいた。ありえねえよ!
「予想以上だな」
その男はもう飽きたと言わんばかりに俺とリアス部長を攻撃した。
イッセーsideout
やーさんside
ヴァーリとイッセーとリアス部長を倒した嵐は続けて木場と朱乃さんと小猫に攻撃させて、そのすべてをはじき返し、3人をあっという間に倒してしまった。
「さて、邪魔はなくしたし、そろそろやるか。武田勝頼」
「みんなをよくもやってくれたな」
「そんなにかっかしてんじゃねえよ武田勝頼。アーシア・アルジェントの神器がありゃ別に何ともなかったかのように戻るんだからよ。別に死んだわけじゃないしな」
「そういうことじゃねえよ。お前が俺が狙いとか言っておきながらみんなを傷つけたことに怒ってんだ。そして俺は八草信玄だ」
「どうせ今から死ぬんだしどっちでもいいだろ?お前を殺して彼女の目を俺にむけさせるんだ!」
嵐が動いた。銃口を俺に向けて魔力弾を撃ちだした。俺はそれを横に飛んでかわして『メラミ』を放つ。それを打ち抜いて相殺すると次々と異なる性質を持つ魔力弾を撃ちだしてきた。
炎、冷気、風、雷、光、闇とさまざまな魔力弾が飛んでくる。
「魔力なら返せるな。『マホカンタ』」
俺の前に透明な円ができる。それにあたった魔力弾が跳ね返って他の魔力弾にぶつかって打ち消しあっていく。さらに後ろから連続で『メラ』を撃つ。俺の『メラ』と嵐の魔力弾がぶつかり合い大きな爆発が起こった。
「はん、お前はそんなもんなのか」
「なに?」
「おい、お前は一体いくつこの世界の本来の歴史を崩した?」
「……」
嵐の言う『本来の歴史』とは原作のことだろう。といっても知らないんだがな。
「その様子だと原作の知識はないようだな。なら俺が一部だけでも教えてやるよ」
嵐は銃口をいきなりリアス部長に向けた。
「リアス・グレモリーには兵士は1人しかいない」
続いて朱乃さん。
「姫島朱乃は父親と和解などまだしていない。それどころかその母親は生きておらず雷光の力を使い始めるのは当分先だ」
小猫。
「搭乗小猫、いや白音は姉である黒歌のことを憎んでいた。恨んでいた。恐怖していた。そして己の猫魈の力を恐れていた。姉が暴走した原因であると」
ヴァーリ。
「コカビエルを倒すのはお前じゃない。ヴァーリ・ルシファーだ。そして彼女、いや本来の
銃口を一度おろす。
「堕天使レイナーレは死んでいた。兵藤一誠に女性に対する恐怖感を植え付けてな。
ライザー・フェニックスは眷属を、権力を、信用を失うことがなかった。まあドラゴン恐怖症はかかったらしいが。
ミラはライザー眷属最弱のままだった。
黒歌は妹と和解などできていなかった。
そしてぇ!!」
イッセー。
「
嵐の銃に集まる魔力がどんどん濃くなっていく。
「お前は、いったい何回
ライザー・フェニックスとの戦いで敗北を知らず、腕を捧げて禁手の感覚を知ることもなく、コカビエルという絶対的強者との戦いを知らず、ヴァーリ・ルシファーとは戦わず、今もああやって倒れている!
お前が、兵藤一誠を、いや…リアス・グレモリー眷属を弱くしたんだ!」
俺は何も言えなかった。
俺が…俺が…リアス部長たちを弱くした?そんな、ことは
「お前がいなければ、兵藤一誠は今禁手に至っていた!木場祐斗の剣はもっと覚悟があった!搭乗小猫は力なしでの実力がもっと強かった!姫島朱乃は雷をもっとうまく扱えていた!リアス・グレモリーの滅びの力はこんなものではなかった!すべて、お前がいたから起こったことだ!」
奴の言葉が俺の体にまるで刃のようにぐさりと刺さっていく。
俺は、誰かを救おうと…襲われていた白音を黒歌を朱乃さんを助けた。
その心の内を理解できて、やり直せると思ったからこそレイナーレを助けた。
もっと強くなりたい、技術を教えてほしいと望まれたからミラとカーラマインを鍛えた。
更なる先へ行きたいと願ったからヴァーリに鍛える場を与えた。
本当にそうか?
本当に俺はみんなを助けたいと思ったから助けたのか?ただ格好つけたかっただけじゃないのか?
レイナーレは本当にやり直せるのか?一度アーシアとイッセーを殺してんだぞ?
二人を俺の下に引き抜いたのは打算があったからじゃないのか?
ヴァーリは本当に俺のところにいるべきなのか?
すべて、俺の自己満足じゃないのか?
その考えが頭をよぎり、俺は膝をついた。
力が入らない。頭もまわらない。耳も聞こえない。みんながなにか叫んでいる。でも…聞こえない。視界が狭まっていく。嵐の銃が俺に向けられる。
「織田の将として、武田を獲らせてもらうぜ。信玄は、織田には勝てない」
銃が放たれた。
このまま受けて、いなくなってしまえば
俺はただ、この後来る衝撃を待った。
しかし、いつまでたってもその衝撃は来なかった。
ぼんやりとした視界には一人の女性が映っている。少なくともあの場にいたものではない。
「お兄ちゃんのせいでみんなが弱くなったなんてことは決してないよ。お兄ちゃんがいたから救われた人もいる。強くなれた人もいる。愛情を引き裂かれなかった人もいる。だから」
そっと後ろから抱きしめられる。
「決してお兄ちゃんのしてきたことは、間違いじゃないよ」
「………あぁ…温かいなぁ…。優子…」
「いつもニコニコお兄ちゃんの隣に飛び出る愛妹、武田優子だよ!」
容姿は多少違うものの、はっきりと分かる。前世での俺の妹『
やーさんsideout
どうもコクトーです
なろうのほうを読んでくれてる方はいつもありがとうございます
こちらだけの方はお久しぶりです
もはや当初どういう風にしたかったのかが思い出せません…
どうしよう?
かなり強引です
すごい強引です
とてつもなく強引です
なろうのほうにかかりきりで書く時間がないためまた遅れるかもしれません
すいません
ではまた次回