ハイスクールDQM   作:コクトー

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優子の話

「………はっ!!!」

 

 俺が目を覚ますとそこは見覚えのある光景、というか俺の部屋のベッドの上だった。

 いったい何を…

 

「お兄ちゃん!目を覚ましたんだね!」

 

「お、おう…って優子!?」

 

「お兄ちゃぁあああああああああああああああん!!!!」

 

 体を起こしていきなり現れた優子は気づいたらダイブして俺に向かってきていた。突然のことでかわすことなんか当然できなかった俺はもろにみぞおちに入り悶絶した。

 

「う…おぉ…」

 

「どうしたのお兄ちゃん!?大丈夫?まだどこか痛むの?」

 

「い、いや、そういうわけじゃあないんだが…なんで俺はここに?」

 

「覚えてないの?お兄ちゃんあの屑にいろいろ言われてそのあと気絶しちゃったんだよ」

 

「!!」

 

 すべて思い出した。

 俺は織田嵐と戦っていて、そこで俺自身に関することを言われ精神的に追い込まれた結果気絶してしまった。情けないことに。

 

「みんなは?みんなはどうなった?」

 

「落ち着いて。あの後のことだよね。今から話すから」

 

 そして優子は俺が気絶した後いったい何があったのか語り始めた。

やーさんsideout

 

 

 

 

優子side

「いつもニコニコお兄ちゃんの隣に飛び出る愛妹、武田優子だよ!」

 

 私はようやくお兄ちゃんを見つけることができた。これもあの猿のおかげだと考えると若干イラッとくるよね。

 もともとこの会談のことは原作知識として知ってはいたけど私は正直どうでもよかった。そんなことよりお兄ちゃんだよね!

 

 私は禍の団に入るという条件でお兄ちゃんを探すのを手伝わせることにした。まあいくつか条件はつけさせたけどね。基本活動には関わらないとか。

 探すといってもこの世界はとてつもなく広い。人間界だけじゃなくて冥界もあり、天界もあり、神話の神々の世界まである。とりあえずお兄ちゃんは私にとって神様にも等しい存在ということで神話の世界をしらみつぶしに探していた。その中でいろんな神様に会って話をしたけどお兄ちゃんは見つからなかった。もう、神様なんだからなんとかしてよね!!あ、私たちをこの世界に送り込んだ神様は当然いなかった。

 いつまでたっても見つからないある日、(美候)が『武田』姓を名乗る人物の話を嵐がしていたという話を聞いた。しかも私にはばれないように隠しとおそうとしていることも。

 そこで嵐を問いただそうと嵐の普段いるところに向かったら曹操しかいなかったから居場所を聞いて、向かってみた。お兄ちゃんに会えると信じて。

 

 実際そこに行ってみたら、嵐は誰かにいろいろと言っていた。その対象となってる人物を見た時私は歓喜に震えた。彼は確実にお兄ちゃんであると。でも話が進むにつれて様子がおかしくなっていた。

 そして嵐の攻撃に対して何も反応をしようとしなかった。危ない!

 

「求めるは雷鳴>>>・稲光!」

 

 嵐の攻撃を防いだ私はお兄ちゃんをそっと抱きしめた。

 あぁぁあああああああああああああ今私お兄ちゃんのこと抱きしめてるぅぅぅううううううううううう!!!!

 

 そして気絶したお兄ちゃんをそっと寝かしつけると、嵐のことをにらみつけた。

 

「ねえ嵐、なんでお兄ちゃんのこと私に言わなかったわけ?隠し通そうともしたらしいじゃん」

 

「なんで君がここにいるんだ?俺が君のためを思って君のお兄さんの名をかたる悪党を殺してあげようとしてたところなのに」

 

「本物のお兄ちゃんだよこの人は。ならもうここにいる必要ないでしょ?死ねば?」

 

「いや、そいつは偽物だよ優子。俺が君をそのごみ屑から解放してあげる。さあ俺と一緒に来るんだ」

 

「フザケテルノ?コロスワヨ?」

 

 自分でも一気に殺意が膨らんでいくのがわかった。お兄ちゃんがごみ屑?ナニヲイッテイルノコイツハ?

 

「ふざけてなんかいないさ。そこに横たわってるごみを片付ければ俺と君の愛を遮るものは何もなくなるんだ!」

 

「私が愛してるのはお兄ちゃんだけ。他の人になびくことなんかあり得ない」

 

「はぁ…とりあえず戻ろうよ。話は戻ってからでも十分できる」

 

「私はもう戻らないよ。お兄ちゃんをみつけたんだからもういる必要ないもん」

 

「それとこれとは話が別だろ?」

 

「私は自分の意思でいつでも自由にぬけられるって条件があるの知らないの?私はお兄ちゃんの下へ行く」

 

「はぁ聞き分けのない人だな。まあそこも魅力なんだけど」

 

 そんなとき、空中に魔方陣が現れ、そこから一人の男が現れた。

 

「おいお前らいいかげんにしろよ。俺の仕事増やすんじゃねえよ。優子、脱退許可する。あ、オーはそっち行くかもしれんからそんときゃよろしく。あと他にも何人かいくかもしれんから嫌なら追い返しとけ。あと嵐、お前帰ったら説教な。勝手に出て行っていろいろ勝手しやがって。曹操は許しても俺は許さん。後で連続対戦1000回な」

 

 いきなり現れた彼はいろいろと早口でまくしたてると嵐の首根っこをつかんで帰ろうとしていた。嵐の顔は真っ青だ。いい気味♪

 

「嵐、一つ言っとくわ。私はっきり言ってあんたのこと少しもタイプじゃないから。レイラン、きっちり絞ってあげてね」

 

「まかせとけ。対戦500追加にしてやろう」

 

「はぁ!?そんなことしたら死んでしま、ちょ、優子!愛しt」

 

 2人は魔方陣で帰ってしまった。

 残された私はとりあえずお兄ちゃんに治療をする。周りの状況がわかってないやつら?気にしないでいこー!

 

「君はいったい何者なのかな?」

 

「さっきの2人組のことも聞かせてもらおうじゃねえか」

 

「あなたは味方…でよろしいんでしょうか?」

 

 3人のトップたちが順に訪ねてきた。さっさと説明だけはしておこう。お兄ちゃんの治療をすませて思いっきり堪能する予定なんだから!

 

「私は武田優子。お兄ちゃんの愛妹。さっきの2人は禍の団英雄派所属の織田嵐と、独立グループ所属のレイラン。レイランは基本いい人だから気にしなくて大丈夫。嵐は屑だけど強いから少し注意が必要。お兄ちゃんの家はどこ?早く寝かせてあげたいの」

 

 それから先彼らが何を言っていたのかあまり覚えていない。嘘は言ってないけど適当に聞かれるままに答えていったからね。

 そしてお兄ちゃんを家に連れていって寝かせた後、お兄ちゃんの周りの人たちにいろいろとお話してお兄ちゃんの看病にあたっていた。

 お兄ちゃんが寝ていたのは2日間。ひきずってなければいいんだけど…

優子sideout

 

 

 

やーさんside

 優子の話で気になる所はたくさんあったがまとめるとこんなところだ。

 

・気絶した後、嵐はレイランという人物に連れていかれた。

・優子は禍の団にいたらしいが俺のところに来ることにした。

・3大勢力は結局同盟を結んだ。その名も駒王協定。

・リアス部長たちはみんな無事らしい。今は学校に行っている最中。

・みんなとはすでに話し合ってある程度仲良くなったらしい(優子談)。

・俺が寝ていたのは2日間。その間に事件はなかった。

 

 だいたいはわかった。今の状況がどんなのかも。そして俺が何をすべきか、いや、何をしたいのかも。

 

「優子、俺に原作(・・)を教えてほしい。俺がしてきたことをきちんと知っておきたい」

 

 俺がいることによってどれだけ違いが発生しているのか知っておきたい。

 それが俺の今後を決めるうえで重要になってくると思うから……。

やーさんsideout

 

 

 

 




どうもコクトーです

結局年内にもう1話投稿できました
今年はこれで最後です
確実に最後です

来年はいつどの作品が最初に来るのか!

神のみぞ知る!?

ではまた次回
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