碧弾の守り人   作:水流

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到来

 

神崎・H・リアン

魔性の男や迅雷(フラッシュ)などの二つ名を持っている青年

 

身長は170cmだが華奢で中性的な見た目

左目は赤紫(カメリア)色の瞳で右目はセリアンブルーの瞳

髪色は雪のような銀髪

眼鏡を掛けているが伊達眼鏡という奴だ

 

数々の飛行機が出入りする空港

荷物を受け取り、出口へと向かう

 

「姉さん、パートナーが日本で見つかると良いね」

 

神崎・H・アリア

カメリア色の瞳を持った見た目は小学生くらいの姉

街を歩くと姉が妹だと思われる事が多々ある

 

「そうね」

 

母は冤罪で捕まり、マザコン気味のアリアは冤罪を晴らそうとしている

対してリアンはアリアがやるならやろうかな

こういった感じで基本的に方針は姉に任せている状態だ

 


 

「姉さん、食べたいのある?」

 

大抵の予想がついているのか、次から次へと台所に料理の具材を出すリアン

机に座っているアリアはすぐに

 

「桃まんが食べたいわ」

 

リアンは予想が的中したのかすぐに料理を開始

 

元々、リアンは病弱だった

その為に幼少期は屋敷に居る事が多く、少し走っただけで倒れるほど

なので少しでも姉の役にたとうとした結果、料理などが特技となり家庭的な青年へと成長した

 

小学生に上がると体が少しずつ丈夫になったので始めたサッカー

そのサッカーではすぐ様、レギュラーが取れた

運動神経は姉と同じくらいに優れているのだ

 

弱点といえば1つ目姉妹の癇癪

1度だけアリアと妹のメヌエットの喧嘩に巻き込まれて吐血

心臓に悪かったのか、数週間の間の入院となった

 

アリアと妹のメヌエットに挟まれているからなのか本人は癇癪の恐ろしさを見にしみて知っている

その為、滅多に怒る事はない

 

弱点その2は病院

ここは幼少期からよく利用する施設

なのに何故か注射や消毒液が未だに嫌いで定期検診もアリアが引っ張って行くまで行かない

しかもアリアが少し目を離すと帰っている

それ程までに大嫌いな施設だ

 

作り終えた桃マンをアリアの前に置くと、席に着いたリアン

アリアに比べると本当にリアンは食べない

朝と夜に食事を取れば事足りる

 

明日は新学期が始まる日

パートナーを見つけなければならない

生まれ持った才能を活かすためには、必ず

 


 

臙脂色の襟とスカート

シミがひとつもない純白のブラウス

2丁の拳銃に2本の刀

 

いつも通りの格好で屋上から飛び降りるアリア

 

その様を車の中から覗くリアン

 

パラシュートを開き、逆さになった状態で自転車を漕ぐ男の元へと落ちていく

 

男の漕いでいる自転車の後ろには何やら物騒な“無人のセグウェイ”が男を追っている

 

UZI(ウージー)

秒間10発の9ミリパラベラム弾を撃つイスラエルIMI社の傑作短機関銃(サブマシンガン)

 

武偵殺しの玩具だ

 

その武偵殺しはアリア達の母親を冤罪をきさせた

宿敵、そういう相手なのだ

アリアは勿論、リアンも武偵殺しを憎く思っている

だが、リアンにはわからない事が多々ありその中でも武偵殺しの行動パターン

 

重要な所が遺伝しなかったリアンには何とも言えないのだが妙な違和感があるのだ

 

男はブランコみたいに体を揺らして方向転換した

 

『ほら、そこの馬鹿!頭を下げなさい!』

 

───バリバリバリッ!

 

男が頭を下げるよりも遥かに早く問答無用で拳銃を撃った

 

無線越しに聞こえるアリアの声を車のスピーカーで聞くリアンは頭を抱える

言った意味がないじゃないかと

 

拳銃の平均交戦距離は7mと言われている

アリアとセグウェイの間はその倍はあり、不安定なパラグライダーから二丁拳銃の水平撃ち

リアンも上手いなと痛感するほどだ

 

反撃する間もなくセグウェイは車輪と銃座が吹っ飛んでいく

 

後は、自転車に付いていると思われる爆弾だ

 

二丁拳銃をくるりと回してホルスターに収めたアリア

 

険しい表情のまま男の頭上に飛んで行った

 


 

爆風によってアリアと男が飛ばされた場所

車内でそれを計算していたリアンは少々時間が掛かった

そう思いながら車を停めた

 

恐らくこの体育倉庫の中

 

先程の武偵殺しの玩具が14台

アリアの装弾数じゃ火力負けするのはほぼ確定

車内から持ち出していた愛刀を持ち、突撃の準備を始めるリアン

 

だが、リアンは目の前の光景を疑って絶句してしまった

 

セグウェイの玩具を前に出てきた人物が居たからだ

 

先程の男だ

 

14台の内の7台がリアンに気づいたのかリアンの方向へと来る

 

男は目の前の7台を迷う事なく撃ち抜いた

撃ち抜かれたセグウェイ7台は男の頭を目掛けて撃っている後もある

 

後は、リアンが7台を壊すだけ

 

鞘から抜いた刀をゆっくりと抜いた

黒い刀身が露わとなると鞘を背に背負う

両手の親指と人差し指の間が、峰の延長ライン上に乗るように持った

 

左頬には平行に並んだ2本の8cm程の黒い紋様が浮かび上がるとリアンは駆け出した

 

超偵という物が武偵には存在する

Sランク武偵の彼と一緒の任務を担当しただけでも名誉だという

 

───ピカッ

 

周囲に眩い光が走った

アリア達が思わず、目を瞑ってしまう程の光が周囲を包む

 

その瞬間にリアンはセグウェイの前を駆け抜けた

 

───ガシャンッ!

 

爆発音と共に宙に舞ったセグウェイ

 

壊れるセグウェイを背後に、リアンは鞘に黒刀を収めた

 

 

 

 

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