長い間お待たせしました。獄寺の性格や過去を色々考えていたら、こんなにかかりました。
サブタイトル変えます!
視点は出久になります!
【2020年8月18日少し追加しました。】
僕が転入してから3日が経った。並盛中学や並盛町には驚かされた。それは風紀委員会だ、風紀委員長の雲雀恭弥さんは、並盛一帯の頂点に立つ人物で愛校心が人一倍強く、制服は学校指定のブレザーじゃなくて、旧服の学ランを肩に羽織り、その袖には風紀委員の腕章を付けている。ツナ曰く去年卒業したのにまたいるらしい。どういう事なのほんとに。僕はツナと同じ2年A組になり席はツナの隣なった。見知った人の隣だったから良かった。そして、考えてるうちに先生が入ってきた、でも先生は1人じゃなかった。
「えぇ…早速だがイタリアで留学していた。獄寺颯那さんだ」
「……よろしくお願いします」
「ちょ……あの子、人形みたいじゃね?」
「帰国子女だよな! 可愛い~」
見慣れぬ外国人の少女に、クラスはザワザワと浮きたつ。無表情の少女が真っ直ぐに僕とツナを見ている、刺すような視線だ。彼女は、誰かの言った通り、その小ささも相まって西洋人形のような整った顔立ち。キラキラとした銀髪も彼女の可愛さを際立たせる。名前は日本人のだけど。それに透き通るような声をしていた。いてっ!
「……見とれすぎ」
ツナに手をつねられ、そう言われた。ジト目が僕の目を突き刺す。えぇ…
「獄寺さんの席はあそこの……獄寺さん?」
ツナの方へ歩き出した。先生の困惑の声を、聞こえていないかのように無視して足を進めている。なんだろうと思ったけど、ツナの机の横に行くと…
「沢田綱吉“さん”私は、獄寺颯那。よろしく」
「う、うん」
彼女は少し微笑みながらそう言った。ツナは戸惑いながらも返事をしていた。…けど違和感を感じた。今の言い方は、ツナが女の子とわかって“さん”と言ったように感じた。気のせいかな…。そして獄寺さんは僕の方にも顔を向けた。
「…あなたも、よろしく。緑谷出久くん。」
「は、はい!」
僕にも微笑みながらそう言った。獄寺さんは先生に言われて席に座った。
「2人とも知り合いなんか?」
「僕は知らない。ツナは?」
「あんな美少女と会ってたら覚えないわけないだろ!」
「それもそうか、でも何か可愛いよな。」
名も知らぬクラスメイトにそう言われた。獄寺さんの席は、僕らより2席後ろだ。見てみると、目がかち合った。僕は驚いて、前を見た、何で僕を見てんの!?チャイムが鳴り、後ろからの目線に緊張してたせいで疲れていたから、机に突っ伏していた。
「ツナ!今日は頼むぜ!持田先輩を倒したお前ならやれるぜ!」
「なんの話し?」
「今日はバレー球技大会なんだ。1人、いないからオレが頼まれたんだ。」
僕はツナから聞いた話で、僕がこの街に来る前にこの学校のマドンナ…笹川京子に告白したらしい。その光景を見ていた先輩がツナに笹川さんの雪辱を晴らすための決闘をする事になったらしい。それとその先輩は、賞品は笹川さんと言っていたそうだ。ゲスな男。結果は、死ぬ気モードになったツナがその自称彼氏の髪全部を抜き去って、勝利を収めたらしい。まぁこの話を聞いて、ツナって女の子好きなのって聞いたら。
『ち、違うよ!ちゃんと異性が好きだよ!』
まっさきに否定した。まぁそれもそうか、そして驚いた事に笹川さんとは幼馴染であるらしい。
『俺が女って事も知ってるし、憧れなんだ!京ちゃんを賞品扱いしたあの先輩が許せななかった。でもオレって小心者で運動もダメのダメツナだから何も出来なかった。死ぬ気にしてくれたリボーンには感謝してるんだ。マフィアにはならないけど。……それに好きな人は出久だし。』
僕はその言葉を聞いて、ツナと僕は境遇が似ているな、って思った。幼馴染とはほぼ疎遠になってしまったけど、なんでも出来る双子の幼馴染…かっちゃんとなっちゃんに憧れていた。かっちゃんとの関係はズッタズタだけどね。ツナはリボーンに死ぬ気弾を撃ってもらうから先に行っていた。ツナは今日こそ、笹川さんにかっこいい所を見せたいみたいだ。僕は体育館に行く事にした。
ーーーーーーー
体育館に入ると、そこには獄寺さんがいた。いつの間に僕より先に?音もなかった気がするけど…。僕は適当な所に立って球技大会が始まるのを待っていた。ふと横を見たら僕のクラスメイトの1人で山本美奈さんがそこにいた。
「あっ!出久くん、どうも!」
「ど、どうも!山本さん!」
「美奈って呼んで言ってるのに〜」
彼女は、転校生の僕を優しくしてくれた。その時ツナの方を見たら少しムッとした顔になってたけど、なんだったんだろ?あと、山本さんも半年前に転校してきたらしい。それはいいとして、ツナが体育館にやってきた。その瞬間に体育館にいるみんなが湧き上がった。…過度に期待しすぎじゃない?ツナは死ぬ気モードじゃなかった、リボーンに撃ってもらえなかったのかな。ツナは暗い顔をして、バレーに臨んだ…けど。
「ぶ!!」
ツナにボールが来て、顔に思いっきり当たった。その瞬間周りの声が止んだ。
「ツナ!頑張れ!」
それでも僕は、応援した。静まり返った体育館に僕の声は響き渡り注目を集めていた。ツナは僕の方と他に別の方を見ていた。そっちの方を見たら…
「……」
笹川さんは、応援しているような顔をしていた。
「私も応援する!ツナ!頑張れ!」
山本さんも僕に合わせて、応援していた。ツナはバレーをし続けたけど、やはりエラーばかりを繰り返していた。そんな彼女を見ていたみんなは…
「やっぱ、あいつはダメツナだな。」
「期待して損した」
「下手すぎ」
…君らが過度に期待してたんだろ。そうこうしてるうちに、第1セットが終わった。第1セットの結果はA組が3点でC組が21点となっていた。ツナはバレーメンバーに怒られていた。いやツナは怒られながらも何かを考えていた、そしてコートの前に立ったけど、何故か倒れた。何でって思ったけど今何かが足に当たった。他の人に気付かれずに周りを見たらリボーンがライフル銃を持っていた。死ぬ気弾でも撃ったのかな?…でもツナは死ぬ気モードにならなかった。
「死ぬ気弾じゃないのか?死ぬ気弾を撃った場合、額に炎が出るはずだ。でもでないって事は、あれは死ぬ気弾じゃないってことになる。でも何でツナは倒れたんだ?足に撃ったという事は死ぬ気弾の亜種があるのか?そんな事はリボーンから聞いてないけど、いや、リボーンだからこそ言わなかったのか?」ブツブツブツブツ
「い、出久くん?出久くん!!」
「へぁ?」
「何ブツブツ言ってるの?第2セット終わったよ?」
山本さんに言われて、会場を見たら本当に終わっていた。やば、いつもの癖が出ちゃった。
「ご、ごめん、気にしないで。い、いつものくせだから!」
「そっか!それにしても、ツナすごいよね〜」
「美奈ちゃんもそう思う〜?」
僕と山本さんで話していたら、別の声が聞こえ、そこを見たら笹川さんがいた。ニコニコした笑顔でこちらを見ていた。
「あっ、京子ちゃん〜!うん!ツナって、やっぱ只者じゃないって感じ!」
「でしょ〜!ツナ君は昔からそうなんだよ!」
これもツナから聞いた話だけど、笹川さんとツナが幼馴染なのは皆に知られている。告白事件の際はみんなはやっとか、と思っていたそうだ。まぁ、笹川さんはツナが女の子って知ってるから冗談でしょ?って、真剣に心配されたらしい。
「あ、出久くん!ツナ君を応援してくれてありがとう!つーちゃんがあんなに頑張る姿見れて嬉しかった出久くんおかげだね。」
笹川さんは小さな声でそう言ってくれた。…そうだといいけどなぁ。ツナは懸命にバレーをしていた、倒れながらもボールを落とさないように、他のみんなはさっきの発言を忘れたように応援していた。そして球技大会は、A組が優勝という形で幕を閉じた。次は表彰式だ。
「…あれが10代目候補か。あなたはマフィアに向かないね。」
後ろから声が聞こえ、そこを見ると獄寺さんが立っていた。…今10代目って言ってなかった?
「…表彰式が終わったら、学校の裏に来て、あの人も連れて。」
獄寺さんはそう言ったら、体育館から出ていった。…ツナに伝えなくちゃ。
「ねぇ。マフィアってなぁに?」
近くにいた笹川さんが聞いてきた。山本さんも聞いていたのか、こちらを見ていた。
「ご、ごめん!気にしないで!」
「まぁ、いいけど。ささ!表彰式行くよ!」
「笹川さん!?腕掴まないで!?」
笹川さんは僕の腕を掴んで、急いで行った。学校一の美少女に腕を掴まれるなんてぇぇぇぇ!!
「ははは…そっか…ツナがボンゴレ10代目だったんだ。それにリボーンもいるんだ。」
僕は知らなかった。山本さんが後ろでそんな事を言っていた事を…
ーーーーーーー
僕とツナは表彰式が終わり制服に着替えてから、学校の裏に急いでいた。
「獄寺さんが、マフィアの事知ってたって本当!?」
「10代目って言ってたから!」
裏にやってくると、獄寺さんが立っていた。僕らが来たのに気づいたのか、振り返った。
「獄寺さん!出久から聞いたけど、10代目。マフィアの事知ってるの!」
「知ってる。あなたがボンゴレファミリー10代目候補だという事も、そして緑谷出久くんが最初の部下だって事も。」
獄寺さんは、少し悲しそうな瞳で僕らを見ていた。一体なんだ?
「あなた達に恨みはないけど。私、獄寺颯は…」
彼女は名前を言った瞬間に、どこから出したのか、ダイナマイトを持っていた。って何でそんなものを!?
「沢田綱吉!あなたを殺しにやってきた。」
そう言った瞬間に彼女は走り出した。ダイナマイトはいきなり着火し始めた。ってどういう仕組み!?ダイナマイトの導火線はみるみるうちに短くなっていく、バカに冷静になった僕はツナを守るように前に出た。彼女の目的はツナだから!
「出久!?危ないよ!」
「危ないのはわかってる!けどツナは、僕の友達だから!」
「……出久」
シュパッ!ポト!
獄寺さんの持っているダイナマイトの導火線の部分が切れて、獄寺さんの足元に落ちた。
「暗殺者如きに情けねーな、ツナ。出久はよくツナを守ったぞ。」
リボーンが、浮きながら僕らを見ていた。ってどうやって浮いてるわけ!?いやその前にリボーンの言葉に疑問を感じた。
「暗殺者ってどういう事なの!?」
「ツナには見せたがお前には見せてなかったな。他の10代目候補はこいつ以外全員殺された。次はツナって事だ。」
「…
彼女は、リボーンを恨めしそうな目で見てから、リボーンに言っていた。アルコバレーノってなに?
「こいつは、とある暗殺部隊のヒットマンだぞ。ダイナマイトを身体中から生成する個性で人間爆撃機って話だ。」
だから、ダイナマイトが出てきたのか!?リボーンはさらに獄寺さんの事を話した。彼女が通った後の戦場は肉塊しか残っていない、そしてその姿はまさに蝶が舞うようだと生き残った人は言っていたそうだ。その様子から……ーーー
「又の名を…『
「そんな…。彼女は女の子なのに!」
「そうだよ!それに彼女は鬼じゃないのに!」
僕とツナはリボーンに向けてそう言った。彼女は自分たちと一緒の年齢だ。そんな子が暗殺者だなんて、とてもじゃないけど、信じられない。
「…うるさい。」
小さな声で何かを呟いた彼女はその小さな掌に、新たなダイナマイトを握り込み、険しい顔になっていた、な、何か怒らせるようなこと言った!?
「んじゃ、殺し再開な」
リボーンは、そう言って僕らを助けようとしなかった。っていうことは、戦闘をしろって事?僕には戦う道具も個性ないし、それはツナも一緒でツナの個性は治癒らしいから戦闘には不向きだ。
「リボーン!オレ達を裏切るのか!?今までのは全部嘘だったのか!?」
「違うぞ。戦えって言ってんだ。」
「「は!?」」
って言われても僕らには、何も無いんだけど!ってツナが僕の手を掴み、冗談じゃないと叫び逃げようとしていた。けどそこには既にさっきより量が増えているダイナマイトを持っている獄寺さんがいた…。悲しそうな目をしながら…なんで…
「……死んで。」
「何でそんなに悲しそうな顔してんだよ!」
僕は彼女に向けて無意識に叫んでいた。僕も何故だか分からない。けど彼女の目を見て救けたいと思った。殺しに来たとは言っても、すぐには殺さなかった。暗殺者なら対象がいればいくらでもできると思うし。彼女の悲しそうな顔は見たくないと思った。
「悲しいという感情はもうない。」
ドンッ! ドンッ! ドッガァァンッ!!
しかし彼女は、否定し、ダイナマイトを投げてきた。周りは爆発する、けど僕達は火事場の馬鹿力なのか分からないけど全部を避けれていた。、自分でもこんなに動くなんて思わなかった。
「…へぇ、全部避けるなんて思わなかった。」
僕も思ってないから!っていうか周りが火の海になってるんだけど!?どうすんのこれ!?
「死ぬ気で戦え」
「え?……
横にいるツナが、死ぬ気モードになった。…っていうかちゃんとサラシ巻いてるんだ。死ぬ気モードって下着は破れないらしいから、サラシも下着認定なんだ。リボーンが死ぬ気弾を撃ったみたい。って後悔したのが火を消す事!?いやまぁ、この光景を雲雀さんが見たら絶対噛み殺されるだろうから、そうだろうけど。
「……これが死ぬ気弾」
「消す!消す!消す!消す!消す!消す!消す!」
ツナはどんどんと、火を消していく。獄寺さんはそれを見て唖然としていた。まぁ、僕もこの光景には少しびっくりしてる初めてツナの死ぬ気モード見たし。
「消した!!!…はぁ、はぁ…あれ?オレ…」
「ツナ、死ぬ気モードになって、火を消したんだよ。」
「あっ、ほんとだ!」
ツナは死ぬ気モードになると、我を忘れると言っていた。何で僕は忘れてなかったんだろう?リボーンに聞いても教えて貰えなかったし。って今は獄寺さんだった、獄寺さんは未だに呆然としていたけど、すぐに我に返ったのかこちらを見ていた。
「…沢田綱吉は無理だった。…緑谷出久くん」
「な、何?」
にこやかに笑い僕に声をかける獄寺さんの声にキョドりながらも答えた…その瞬間柔らかい感触が身体中に広がった。彼女は僕に抱きついてきた。
「ちょ…な、なに!?」
「…沢田綱吉の暗殺は失敗した。その瞬間から、私は所属組織からの刺客がやってくる。殺しは私は私である為の…《証》…だから」
そう言った獄寺さんの胸元から再び、ダイナマイトが生成され、導火線にまた火が灯された。…これは…ッ!捨て身の特攻!?
「出久!」
「次はあなたを殺す…1番の部下を殺せば、沢田綱吉の心は死ぬも同然。私と…死んで。」
獄寺さんは綺麗な笑顔をしながらそう言った。僕は彼女の事を何一つ知らない…どうしてこんなに自分の存在価値を、過小評価しているのかも知らない…けど、彼女に言わないといけない。無個性でマフィアの事を知ったばかりの僕だけど、これだけは…
「獄寺さんがそんな価値ないとは僕は思わないよ。君は確かに戦場の為だけに生きてきたかもしれない、人間爆撃機って言われてるかもしれない。暗殺部隊の一員なのかもしれない。だけど!こんな形で死んでいいはずがないんだ。」
「…!!」
僕は、間に挟まっているダイナマイトの導火線の火を素手で消した…けど、不思議と熱さは感じなかった。
「…君も…生きている人間だ!僕らと一緒で人間なんだ!!個性があるかないかで決められるこの世界だけど!君も人間なんだ!」
「…」
「そ、そうだよ!獄寺さん!オレだってそう思ってる!オレや出久が君の生きる理由を一緒に探すよ!…あぁ!泣かないでよ!」
気がつくと、獄寺さんは僕の胸に顔を押し付けながら泣いていた。
「……私、生きていいの?あの暗闇から逃げ出してもいいの?私の手は血に濡れてる…そんな私が…いいの?」
…彼女の人生に何があったのかは僕達は知らない。これから知ればいい事だ。だからこそ、言わなくちゃいけないんだ。ツナも僕が言いたい事がわかったらしく、頷いてくれた。
「「当たり前だよ」」
僕とツナは、笑顔で優しく獄寺さんにそう言った。獄寺さんはまた涙を流した。僕とツナは小さくなり泣き続ける彼女を優しく抱きしめたのだった。
「これでファミリーもう1人ゲットだな。ツナ、出久」
リボーンがそんな事を言っていたのを知らずに…
ーーーー
それから獄寺さんは先に帰っていった。僕とツナは少ししてから、帰った。球技大会で学校は午前中までだったからね。…帰る途中ツナから怒られた。
『どうしてあんな無茶したんだよ!獄寺さんの顔を見てあんな事したんだろうし、仕方ないし、この火傷は治すけど!二度とあんな無茶しないでよ!』
「…それもそうか。」
僕は今はツナの治癒で治ったけど、火傷を負っていた手を見ながらそう呟いた。あーでもしないと獄寺さんは止まらなかったと思ったし。ツナとはさっき別れた。リボーンはいつの間にかいなくなっていたけど。そして僕の部屋に着いた。少し精神的に疲れたから、ちょっと寝よ。と思いつつドアを開けた。
「お帰りなさいませ。出久様。」
バタン!!
…少しと思ってたけど、相当疲れてたみたいだ。幻覚が見えるくらいに。玄関を開いたら銀髪の美少女が赤と白の巫女服姿をして見上げるなんて…。深呼吸、深呼吸。僕はもう一度玄関を開けた。
「…お帰りなさいませ。出久様。」
「何でいるの!?っていうか何でここにいて巫女服!?それに出久様って何!?」
幻覚でもなんでもなかった。僕は驚きのあまりに怒涛のツッコミを入れた。2回目に開けた時少し不機嫌そうだったのは、1回閉めてしまったからかもしれないけど、それはいいんだ!
「…任務を放棄したから、帰った私は十中八九殺される。それに出久様は私にここに居ていいと言った。マフィアの掟で負けた者は勝った者の部下になる。だから出久様。それと私は貴方の部下であると同時に10代目の部下でもある。」
…いや確かに僕が結果的に勝ったけどさ、僕はまだマフィアになるって言った覚えないんだけど。それはもうわかった。でももう1つの謎である巫女服だよ!
「巫女服は!?」
「リボーンがこの服だと出久様は喜ぶって…似合わなかった?」
彼女は首をこてんとさせながら、そう言った。…十分可愛い…ツナとは別のベクトルの可愛いさ。いやもうつっこむ気力もなくなった。
「…そっか…ってそれとどうやって入ったの?」
「ピッキング。」
「……何で僕の家?」
「住む場所がない。」
「oh......」
どんどんわかってきたなぁ、これもリボーンの仕業だな。はぁ、世間知らずな所もあるだろうし。もういいか。
「あと、私も名前で呼んで、10代目だけ名前を呼んでるのずるい。」
いやずるいって何!?…名前で呼ぶの得意じゃないしなぁ。
「う、うん…颯ちゃん」
「ちゃんなし。」
「…颯」
「うん、よろしくお願いします。出久様」
こうして、僕は颯と急な共同生活をする事になった。…これだけは言いたい…どうしてこうなった!?
雷神「てなわけで、1話目です。」
明「遅くない?」
雷神「練りに練ってたらこうなった。」
銀「もうちょい早くしろ。」
雷神「うっす。では次回もお楽しみ」
黒曜編で出久に戦って欲しいのは?
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バード
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MM
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柿ピー
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骸