時計塔のマリア様   作:ロードバイクマン

2 / 2
評価お願いします。


新しい武具

「よし、準備完了だな。」

 

そうつぶやきマリアはNew WorldOnlineを起動した。

町に入って最初に目につくのは様々な装備をしたプレイヤーである。騎士のような者、魔法使いのような者、神官のような者、様々な装備が目についた。自分の装備を見てみれば、まだ何も変わっていない初心者の装備である。

 

「最初に装備を買いに行くか、双剣も壊れかけだしな。」

 

幸い、金も素材も昨日のモンスターのおかげでかなりの量あった。 

そうして装備屋に行くために町へ歩きだした。

 

 

 

「やっとついた、ここがイズ工房か。」

 

5分間歩いて見つけたゲーム内で評判が良かった店、に入ることにした。チリンチリンと入店を知らせる音がなる。

 

「あら、いらっしゃい、私の名前はイズ、見たらわかると思うけど生産職よ。今日は何をお探しで?」

 

「私の名前はマリア、昨日からこのゲームをプレイさせてもらっている。職業は双剣使、双剣が壊れそうなので新しい物を作りたいできればオーダーメイドが良い、後防具も買わせてもらおう。」

 

「どんな武器にするのかしら?」

 

「双剣で形はそちらに任せよう、素材はこれで足りるかな?」

 

そう言ってアイテム欄から昨日倒したモンスターの素材を出す。

 

「へぇ〜かなり集めたのね。」

 

「それでこれで作ってもらえるのかな?」

 

「えぇ、大丈夫よ、後素材を融通して貰えればゴールドを安くするわよ。」

 

「頼む、素材は私が持っていても使えないからな。」

 

「承りました、それじゃあ作るから明日にでも来てもらえるかしら?」

 

「わかった、それと防具も見させてもらおう。」

 

「防具はそっちにあるわ、買いたい武器があったら言って、少し安くするわよ。」

 

店の右側を指差しながら、イズはそう言って奥の鍛冶スペースに行った。

 

「さて、どんな装備があるのか。」

 

そう言って、店内を見回す。

金属でできている黒い鎧、白色と黒色の服、着たら呪われそうな物、等色々な物がズラリと並んでいる。

 

「ん、これは…」

 

そこにあったのは一式の装備だった。

全身黒色であり、防具というよりはコートのような装備だ。

 

「あぁ、それに目をつけるとはお目が高いわね。それは狩人の装束と言ってね、最近作ったんだけど、高すぎて誰も買ってくれないのよ。」

 

ちょうど戻ってきたイズがそう説明する。

なるほど確かに高いだがマリアはこの装備に目を奪われていた。

 

「イズ、この(狩人の装束)をもらおう。あと、そこにある鉄の双剣を。」

 

「はい、合計で百万ゴールドになります。」

 

「わかった、ではまた明日来る。」

 

「えぇ、また明日。」

 

 

 

 

新しい装備を買ったマリアは早速着てみることにした。

 

『狩人の帽子 Ⅴ』

 【STR+50】

『狩人のコート X』

 【STR+80】

『狩人のブーツ V』

 【STR+50】

 

「うん、なかなかいいな。」

 

高いだけあってなかなかに性能が良かった。

着てみただけではつまらないので、再度一日目に行った森へ行くことにした。

 

 

 

 

 

 




書くのすごい難しい。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。