ガンダムビルドダイバーズΦ   作:ボルメテウスさん

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始まりの狼煙

数時間前、俺はGBNではなくゼロワンのBlu-rayを買いに来ていた。

 

毎回GBNだけではなく、仮面ライダーの方も楽しみにしていた。

 

だが

 

「あなたが、Φですね」

 

「誰だ?」

 

聞こえてきた声に振り返ってみると、そこには執事服を着ている女性がそこにいた。

 

「誰の事でしょうか?」

 

リアルバレは面倒という事で、れはそのまま知らないふりをしたが

 

「既に調べております。

何よりも、お嬢様のGBNの活動を邪魔した事を知っておりますので」

 

「お嬢様ねぇ」

 

その言葉を聞いて、俺には覚えが一つあり、そのまま見つめる。

 

「それで俺に何の用なんだ?」

 

「あえて言うならば、あなたにガンプラ勝負を申し込む為ですよ」

 

「はぁ?」

 

意味が分からないと思っていた。

 

「あのお嬢様のフォースを全滅させた貴方に興味がありましてね。

どうですか、フォース戦」

 

そう目の前の女性は言っていたが

 

「それで、敵討ちという訳か?」

 

「ふふっ、何の事ですか?」

 

俺の言葉に対して、気にしていないように笑っているが

 

「いや、だいたい目で分かるよ。

あんたは、そのお嬢様の敵討ちに目を燃やしている事にね」

 

「・・・ふぅ、油断できない人物だと思っていましたが、まさかここまでとは」

 

そう言い、明らかに俺に向けて、怒気を込めた目で見つめる。

 

「えぇ、その通りです。

これまで上手く隠蔽工作を行ってきたのに、貴方の下らない正義感で全てを台無しにされたのでね」

 

「ふぅん、でも直接はやらないんだ」

 

こういうのは、直接叩かれると思っていたが

 

「それではGBNでは敵わないから、直接叩き潰すという事になるでしょ。

そんな事、プライドが許さないわ」

 

「プライドねぇ」

 

ブレイクデカールを使った時点で、どうかと思ったが、それで助かったのならば良いか。

 

「それで、勝負の方法は?」

 

「数日後のGBNで。

ルールは前回と同じ、5対5」

 

「良いぜ、乗ってやるよ」

 

その言葉と共に俺はそのまま帰る事にした。

 

「楽しみにしているわ」

 

「あぁ、こっちこそ」

 

そうして、家に帰ると同時に

 

「という事があったんで、メンバー集め、手伝ってください」

 

「またですか!!」

 

そう言いながら紅に胸倉を掴まれながら、怒鳴られた。

 

そして現在、俺と紅に朝田の三人で買って来たゼロワンを見ていた。

 

「まさか、あいつが出てくるとはね」

 

「朝田さんも知っているの?」

 

「あいつの事をお嬢様なんて言っている奴で、一緒にGBNをやっている奴は結構知っているわ。。

それも、そこまで慕っている奴となるとね」

 

紅は朝田の発言が気になり、そのまま詰め寄る。

 

「えぇ、私が依頼された時に何度もね。

ただ、あいつは園崎とは違って、冷静な判断ができて、厄介なのよね」

 

「というと?」

 

気になった俺はそのままゼロワンを見ながら朝田の話を聞いた。

 

「あいつは園崎と違って、フォース、つまりは集団での戦いを主にしているの。

この前の戦いは個人が目立ちたいという奴らだったから、勝てたけど、今度の相手はおそらくは集団で攻め込んでいくわ。

その間に寄せ集めの私達で連携の取れた集団に勝つのは」

 

「不可能か?」

 

「えぇ」

 

そう言い、朝田はこれまでにない暗い表情で呟く。

 

俺はそれに対して

 

「勝てるかどうかなんて分からないよ。

けどな、そんな確率の低い戦いなんて当たり前なんだよ」

 

「だけど」

 

「ほら、良い場面だぞ」

 

そう言い、俺はゼロワンで映し出された画面を見せる。

 

ゼロワンシャインシステムを始めて発動させた所だった。

 

「勝利なんて、いつも分からないだろ。

仮面ライダーだろうと、ガンダムだろうとそれは変わらない」

 

「それは空想だけの話よ。

これは現実よ」

 

「変わりないよ。

空想だろうと、現実だろうと」

 

そう言い、俺は手に持ったバルバトス・ファイズを握りしめる。

 

「下手な理屈をこねて、やりたい事ができないよりも、頭を空っぽでもやりたい事をやる。

馬鹿みたいな事だけど、俺はこいつや、まだ作っていない奴らと一緒にGBNを楽しみたい。

それを邪魔する奴はぶっ潰す」

 

「・・・あんたがバルバトスを選んだ理由って、案外三日月と似ているからかもしれないわね」

 

「それにオルガも混じった感じですね」

 

「三日月って、鉄血のオルフェンズの主人公か?」

 

その言葉に疑問に思ってしまうが

 

「ならば、決まりましたね!

我々のフォース名を!」

 

「フォース名?」

 

それはこれまで結成するつもりはなかった紅は立ち上がる。

 

「鉄華団と仮面ライダー。

それが私達の象徴であり、それを合わせたフォース。

私達は特華団!

これまでにない特別な華を咲かせる集団、それこそ私達のフォースです」

 

「特華団ね、まぁ何もないよりも良いかもしれないな」

 

これまでにない何かを探すフォース。

 

それはそれで、面白いかもしれないな。

 

「だったら、最初の狼煙を上げないとな」

 

「えぇ」

 

同時に、俺達、特華団の戦いが迫った。

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