「まさか、こんな戦いに、この子を出すとはね」
そう言いながら、私は改めて周りを見渡す。
周りには、昔の私だったら会う事もなかっただろうダイバー達と一緒に戦っていた。
それは今、まさにブレイクデカールに対する反撃の戦いであり、決着を付ける為の戦いだった。
あの頃では考えられなかった新たな機体であるスナイプガンダムデュナメス。
それは元から遠距離からの攻撃が得意だった私に合ったガンダムデュナメスと、仮面ライダーの中でも狙撃が得意とされる仮面ライダースナイプ。
この二つを組み合わせた機体であり、GNスナイパーライフルなどのデュナメスの標準装備を強化している。
さらに仮面ライダーシリーズで見られた連結する事によって強化される武器を参考に、GNビームピストルを改造し、連結できるように作り上げる。
その影響もあってか、今は前線で戦っているΦとめぐみんを援護しながら、私はビルドダイバーズのユッキーやコーイチと共に狙撃を行っていた。
「それにしても、本当に厄介」
そう言いながら、見つめる先には幾ら攻撃してもすぐに再生するマスダイバー達の機体に思わず舌打ちをする。
そうしている間に私に向かってくる反応が聞こえる。
「私を狙っている?」
真っ直ぐと、狙うような反応。
他の味方機を押しのけて、向かってくる事からそれは間違いないだろう。
「ごめん、なんか私に向かってくる機体がいるみたい。
少し離れるわ」
「えっシノンさん、待って!」
私を呼び止めようとする声が聞こえるが、これ以上作戦への影響を与える訳にはいかない。
すぐにその場を離れた私はこちらに向かってくる機体を見つめる。
「まさか、そんな所にいるとは思わなかったわ、シノン!!」
こちらに向けた通信。
その声には嫌なぐらいに聞き覚えがあった。
「へぇ、まさかこんな所で会えるとは思わなかったわ、園崎さん」
そう言いながら、私は手に持ったGNビームピストル改を構えながら、聞こえてきた声の方向を見る。
そこには見慣れたクイーンズ・ファントムがバロックのアーマーを装着している。
だがそれ以上にそのガンダムに乗り込んでいる人物は今はGBNでは入る事ができないはずの人物だった。
「どうやって、ここに入ってきたの?
確か、お父さんに怒られたんじゃないのかしら?」
「お父様には確かに叱られましたが、隠れてやるには十分ですわ。
ナナミの手にかかればね」
「あぁなるほど」
嫌なぐらいに想像ができた私はそのまま目の前にいる園崎に向けて、GNスナイパーライフルを構える。
「今の私はゴッデス。
そして、これが私の最強の機体、ゴッデス・バロックと私の元で従う騎士達ですわ」
その言葉と共にゴッデス・バロックの背後から現れたのは無数の機体だった。
その機体には見覚えがあり、その機体の名はノエル・レイスだとすぐに分かった。
「遠隔操作、モビルドールなんてGBNではあり得ないでしょ」
そう言いながら、さすがに数が多い相手に不利だと判断し、GNスナイパーライフルを仕舞い、そのまま襲い掛かってくるノエル・レイスに対して、GNビームピストル改で撃墜していく。
だが、幾ら破壊しても、ブレイクデカールの影響によって、瞬く間に再生され、再び襲い掛かる。
「がら空きですわ!!」
「っ!!」
その言葉と共に巨大な大剣が襲い掛かる。
それに対して、私はGNシールドを展開して、そのダメージを抑える。
だが、ダメージを完全に抑える事ができず、そのまま近くの隕石に激突する。
「ふふっ、この時を待っていましたわ。
まずは裏切り者であるシノン、あなたを倒してから、今度はあの憎きΦを倒して見せるわ」
「Φね。
今のあなたでは、絶対に戦えないわ」
「減らず口を」
「それはどうかしら」
そその言葉と共に私に向けてビームライフルを構えていたノエル・ノイスの合間をすり抜けて来た機体を見つける。
「あれは」
「第参戦術」
その言葉と共に向かってくる機体によって、隕石が破壊されると共に、GNシールドをパージさせる。
同時にこちらに向かってきたもう一つの機体、GNセファーを改造した機体、GNコンバットゲーマと連結する。
【ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!
ジェット!ジェット!ジェットコンバーット!】
「なっ!」
「さぁ乱れ撃つわよ!!」
その言葉と共に、備え付けていたGNビームマシンガンで周りに襲い掛かってくるノエル・ノイスに向けて放っていく。
「なっ、なんなのそれはっ!?」
「スナイプガンダムデュナメス・コンバットアーマーよ。」
「なっふざけた名前をっ!?」
「それも面白いでしょ」
そう言いながら、再生しているノエル・ノイスの隙をみつめながら、私はそのままGNビームピストル改を取り出す。
そして、GNビームマシンガンとGNビームピストル改と連結させ
「トランザム、いや、あいつ風に言えば、必殺技ね」
【キメワザ!ジェットクリティカルストライク!】
その音声と共にGNビームマシンガンから先程よりも巨大なビームが嵐のように降り注ぐ。
それは周りにいるノエル・ノイスも、そしてゴッデス・バロックの装甲も次々と撃ち抜いていく。
身に纏っていたパーツが抜け、本体であるクイーンズ・ファントムが現れる。
「くっこのまま終わる訳「いいえ、ここで終わるわ」っ!?
すぐに抜け出そうとしている彼女に対して、私はすぐにコックピットに向けて、ビームピストル改を突きつける。
「ブレイクデカールで強化されていてもコックピットを打ち抜けばなんとかなるかもね」
「辞めっ」
そう言い終える前に、私は引き金を引く。
それでようやく向こうからの声が聞こえなくなった。
周りのノエル・ノイスも動かなくなっていたのを見る限り、どんなに再生力があっても、コックピットを打ち抜けば問題なく倒せるようね。
「とにかく、合流しないとね」
その言葉と共に、私は次の目的地に向かう為に飛ぶ。