「チャンピオン達は上手くいってるのか」
そう言いながら、作戦が始まって一時間程経ったのを確認する。
見ると、こちら側の戦力は減っており、敵の数はあまり減っていない。
無理はない、向こうはコックピットが無事ならば幾らでも再生する事ができる反則級の能力を持っている。
それでは、こちらの戦力が徐々に減るのは無理もない。
そう思っていると、アラートが鳴り響き、見て見ると、こちらに迫りくる機体が一つ。
「あれは、フリーダム」
「見つけたぜ、バルバトス・ファイズ!」
その言葉と共に、手に持った巨大ビームソードをこちらに振り下ろし、それに対抗するようにファイズ・バトルメイスで受け止める。
「お前は誰?」
「こうやって、顔を見せるのは初めてだな!!
俺はリューナ、悪いがブルーブレイブの仇を取らせてもらうぜ!!」
「またあいつの仲間かよ!!」
俺はそう言いながら、そのビームソードを切り払い、そのままファイズショットを構え
【Exceed Charge】
「お前の相手なんて、している場合じゃないんだよ!!」
その言葉と共に拳を振り上げる。
ファイズショットはそのままそいつの機体のコックピットに激突し、そのまま爆散する。
「次の所にっ!」
そう言おうとした時だった。
俺に襲い掛かる衝撃に驚きを隠せなかった。
「もう次の敵が」
そう思い、見るとそこには確かに倒したはずの奴が立っていた。
「その程度か、バルバトス・ファイズ!
それじゃあ、俺のエターナルフリーダムJには勝てないぜ!」
その言葉と共にバックパックから放たれるワイヤーが次々とバルバトス・ファイズに襲い掛かってくる。
そのワイヤーはそのままファイズ・バトルメイスを貫いた。
急いで俺はファイズ・バトルメイスを捨てると共に、爆散し、その爆炎から次々とワイヤーが襲い掛かる。
「くっ」
それに対して、手に持ったファイズエッジで対抗するが、想像以上に厄介で、すぐ目の前にエターナルフリーダムJが現れる。
「これでおしまいだぁ!」
「かもな!」
【Exceed Charge】
それに合わせるように、俺はすぐにファイズエッジを奴の胴体へと押し当て、先程よりも強い光を放つファイズエッジでそのまま胴体事切り裂く。
「はぁ!!」
その言葉と共に、エターナルフリーダムJは再び爆散する。
だが
「俺は不死身だぁ!!」
「ぐっ!!」
その爆炎から再び現れ、襲い掛かる。
3度目になって、確実に倒したはずの敵がどうやって復活するのか、俺は考える。
だが、そうしている間に別のアラート音が聞こえ、見ると
「なっエネルギーがっ!!」
それはほとんど無制限に作れるはずのエイハブ・リアクターが限界を迎えているアラート音だった。
これまで起こるはずのない現象に戸惑いを見せながら
「どうやら、必殺技は撃てないようだな!!
だったら、この一撃で沈めてやるぜ!!」
その言葉と共に巨大なビームソードをこちらに振り下ろす。
絶体絶命の危機の時だった。
「何を諦めているのよ、あんたっ!!」
その言葉が聞こえると共に、迫りくるエターナルフリーダムJに向けてビームの嵐が襲う。
同時に俺の横にいたのはシノンとめぐみんの二人の機体だった。
「二人共」
「ようやく合流できましたね。
それにしても、あなたが苦戦されるなんて珍しいですね」
「まぁね、何回倒しても、蘇るからな」
「何度もって、ブレイクデカールだから、それもあり得るのでは?」
「あぁ、けどコックピットを確実に潰したはずなのに」
そう言いながら、先程までの戦いを思い浮かべる。
「だったら、簡単な話ですよ」
そう言い、めぐみんはナドレ・アサルトウルフは銃口をしっかりと構える。
「機体をまるごと破壊すれば良いだけの話です」
「そうね、その方が手っ取り早いわ。
という事でΦ、いよいよお披露目よ」
「なるほどな、確かに」
この状況になって出すとは思わなかったが、確かにこの状況を打開するにはあれしかないな。
「何をするつもりだ?」
そう疑問に思っている奴だが、俺はそのまま構える。
同時に彼方から一つの光が真っすぐとバルバトス・ファイズに向かってくる。
「まさかっツインサテライトキャノンかよ!!」
俺のバックアップを見て、察したエターナルフリーダムJはそのままビームソードを振り上げて、こちらに向かっていく。
「邪魔はさせないわ」
「えぇ、せっかくのお披露目ですからね」
そう言いながら、牽制する二人だが、機体スピードの差か、避けながら、まっすぐと俺に向かっていく。
「これだけ近ければ撃てないだろ!!」
そう言い、手に持ったビームソードを振り下ろそうとした時だった。
「別に撃つ必要はない!!」
その言葉と共にバルバトス・ファイズは腕を振り上げた。
同時にバルバトス・ファイズに埋め込まれたサイコフレームが反応するように眩い赤い光を放っていく。
これまででは、考えられない程の光を放ちながら、バルバトス・ファイズはそのまま殴り返す。
「なっ、なんだこのパワーはっ!?」
「サテライトシステムはサテライトキャノンが目立って、一見それしか使えないシステムだと思われるけど、実際は違うわ」
「チャージしたエネルギーをサテライトキャノンとして発射せず、サーベルなど武装のエネルギーに回して通常の兵器とはケタ違いに大出力の兵器として使用することも可能。
それはブラスターフォームに変身する時と似ている。
つまりは」
「これが、バルバトス・ファイズのブラスターフォームだ!!」
そのまま迫ってきたエターナルフリーダムJを再び殴り返す。
その威力は先程放ったグランインパクト以上だった。
「ぐっ、しまっ!!」
その一撃によって、バックパックと機体が離れ、機体はそのまま爆散する。
だが、バックパックから機体が再生されていた。
「なるほど、これまで機体が本体だと思っていたけど、バックパックが本体だった訳ですか」
「やられる直前で離れて、そのままブレイクデカールで再生。
ある意味、ブレイクデカールを上手く使った仕掛けね」
「だけど」
その言葉と共にバルバトス・ファイズの射線に味方がいないか確認すると同時にファイズポインターを構える。
「行くぜ!!」
「っ!!」
背中から噴射されるレギルスビットの勢いと共に、ファイズポインターから出てきたエネルギーがそのままエターナルフリーダムJを捕らえる。
そのまま一瞬、エターナルフリーダムJを貫くように蹴る。
「ぐっ、まさかっここまでっ」
バックパックごと貫いた事によって、今度こそ再生されず、そのまま撃墜する。
「ブレイクデカールを前提にした仕掛けだけど、苦戦した」
そう言いながら、機体の調子を確認する。
サテライトシステムで取り込んだ余剰のエネルギーもあって、バルバトス・ファイズは危険な状態だ。
それでも未だに終わりの見えない戦いの為に
「行くとするか!!」
その言葉と共に、俺達は再び戦場へと戻っていく。