ガンダムビルドダイバーズΦ   作:ボルメテウスさん

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マスダイバーの眠り

GBNを始めてから、2週間、俺は多くのダイバーと戦っていた。

 

マギーさんを始め、多くのダイバーとの戦いはこれまでにない興奮があり、テレビの中でしかなかった555が、新たな戦いを繰り広げているようで楽しんでいた。

 

「連戦ミッション?」

 

「はい」

 

その日もバルバトス・ファイズの新たな武器の製作したΦはそのままGBNにログインしていると、めぐみんから誘われていた。

 

「えぇ!!

GBNには様々なミッションが用意されています!

今回は私も好きなOOを模したミッションですので、ぜひ一緒に参加しましょう!!」

 

「まぁ、別に良いけど」

 

俺はそう言いながら、バルバトス・ファイズの新しい装備を確かめたいと思い、共に参加する事になった。

 

「あの、もしかして、その連戦ミッションって、やるんですか?」

 

「んっ?」

 

振り返ると、二人の男女が一緒にいるのだが

 

「誰だ?」

 

「あっ、俺はASです。

こっちは一緒にプレイしているロストです!!

 

「はっ初めまして」

 

そう言いながら、挨拶してきたプレイヤー二人を見ながら、俺達も

 

「始めまして、我が名はめぐみん!!

こっちは、変わり者のΦです」

 

「Φだ」

 

そう言いながら、挨拶を終えると

 

「それじゃあ、行くか」

 

「あっはい!!」

 

そう言いながら、俺はそのままバルバトス・ファイズに乗り込む。

 

「気にしないでください。

Φは元からあんな性格なので」

 

そう言いながら、めぐみん達も来ると

 

「赤いヴァーチェ?」

 

「その通り!

この紅のヴァーチェこそ、我が相棒、ヴァーチェ・カスティーゴです!!」

 

そう言いながら、自慢しながら言ったヴァーチェを見つめると、様々な武装が追加されており、全身が赤く塗装されている。

 

「凄いですね、俺達のとは違いますね」

 

「いや、これはこれで、凄いですね」

 

見つめた先には、エクシアとディスティニーの二機だったが、二機とも改造されていたのが一目で分かった。

 

二つの機体は翼が特徴的だが、エクシアはまるで堕天使、ディスティニーはハーピィを思わせる機体だった。

 

「パーツを交換したんですか?」

 

「はい、俺達、二人で一緒に始めたので、色々と改造したくて」

 

「そうか」

 

それだけ言うと同時にミッションが始まった。

 

戦場に降り立つと同時に空から無数に襲い掛かる敵機。

 

それに対して、ヴァーチェ・カスティーゴはその手に持ったバズーカを構える。

 

「この火力、GNバズーカの威力を見せてやりましょう!!」

 

その叫び声と共に、空を覆っていた敵機を瞬く間に消し去った。

 

「どうですか、この威力!

全てを吹きとばす、この威力!!」

 

「・・・けど、お前の後ろから出ている光、凄い減っているけど」

 

「いやぁ、これって、撃った後って、しばらくチャージするのに時間がかかるんですよね」

 

「俺のと一緒か。

けど、どうするか」

 

「どうしたんですか」

 

そう言いながら、見渡すと、未だにこちらに無数の敵機が構えていた。

 

その距離は先程までの空を覆う敵とは違い、地上で砲台を構えている敵だ。

 

「さすがにあの距離まで届く武器はないからな」

 

現状のバルバトス・ファイズではあそこまで一気に接近するのは難しい。

 

「だったら、俺達で」

 

「うんっ!!」

 

その言葉を聞くと同時にディスティニーはそのままエクシアが乗り込むと、そのまま接近した。

 

砲台から次々と弾が撃たれていくが、ディスティニーの操縦技術は上手く、全ての攻撃を翻しながら、瞬く間に接近する。

 

同時に降り立ったエクシアはそのまま両手に持った武器で次々と切り裂いていく。

 

「おぉ、エクシアのこれはっ!!

まさにっ原作再現じゃないですか!!」

 

何やら、興奮しているようだが、どういう事なのかさっぱり分からない俺はそのまま状況を見つめるしかなかった。

 

「んっ?」

 

そうして、無双しているのを見つめていると、何やら、違う反応が見えた。

 

「これは、別の機体?」

 

「たくっ、こういうのはあるのか」

 

そう言いながら、見つめた先には見た事のない機体が二つ。

 

その二機はそのまま手に持ったビームライフルの引き金を引くと、残りの敵を一気に倒した。

 

「なんだこいつらは?」

 

「ヘイズルに、ファントムガンダム。

ですが、このミッションはooのはず、つまりは」

 

「よう、ご苦労さん。

という事で、あとは俺達がやっておくから、さっさとリタイアしな」

 

「あぁ」

 

その言葉から、俺は思わず睨みつける。

 

「なっ、あなた達、何を言っているんですか!!」

 

「あぁ、決まっているだろ?

連戦ミッションのクリアをするのに、馬鹿真面目に行うのは面倒だろ」

 

「この人達はっ」

 

そう言うと共に、雰囲気が変化に気付いた。

 

「なんだ、これは」

 

気味の悪い感触に俺は思わず構えるが

 

「ぶっブレイクデカールっ!?」

 

「ブレイクデカール?」

 

聞いた事のない単語に思わず首を傾げるが

 

「使用するとガンプラの性能が格段に引きあがるチートです。

使う奴らの事はマスダイバーと呼んでいますが」

 

「っ」

 

「んっ」

 

そんな奴らを見つめていると、怯えているロストが見えた。

 

「おやぁ、そっちのは前に見た奴らじゃないかよ。

今回もポイントを貰わせてもらうぜ」

 

「あぁ、そういう事」

 

状況が理解できると同時に、俺は懐からファイズエッジを取り出す。

 

「お前、さっさと離れろ。

こいつらは俺が相手する」

 

「むっ無茶です!!

相手はマスダイバーですよ!!」

 

「マスダイバーだが、なんだか知らないがな、逃げるのは俺の性に合わないんだよ」

 

「生意気言うんじゃない!!」

 

そう言って、ヘイズルと呼ばれた機体が襲い掛かってきた。

 

その手に持ったビームサーベルで襲い掛かるが、ファイズエッジでその攻撃を受け止める。

 

火花を散らしながら、明らかに出力は向こうの方が高いのが分かる。

 

だが、力任せな攻め方をしているのが分かり、ここ最近、マギーさんを通して戦ったダイバー達の方が

 

「上手いんだよ!!」

 

「なっ」

 

俺はそのまま蹴り上げて、ヘイズルをそのまま吹き飛ばす。

 

同時に後ろからファントムガンダムが襲い掛かるが、ファイズエッジで攻撃を受け止めながら、考える。

 

目の前にいる奴らがどんなに強化されたとしても、必殺技を叩き込めば倒せる。

 

だが、さすがに二人同時に相手するのは難しい。

 

「こいつっ、本当に初心者なのかっ!!」

 

「あぁ、けど、こっちは数で勝っているんだ!!」

 

その言葉通りだ。

 

だが

 

「っ!!」

 

離れていたファントムガンダムに向けて、GNバズーカの一撃が掠れる。

 

「私がいるのを忘れてもらっては困りますよ」

 

「ってめぇら!!」

 

めぐみんからの挑発を受けて、ファントムガンダムはそちらの方へと向かって行った。

 

「お前らっ」

 

そちらの方を見てしまい、ヘイズルの攻撃が直接当たってしまう。

 

近くの岩場に激突してしまう。

 

同時に手に持っていたファイズエッジはそのまま吹き飛ばされてしまう。

 

「Φっ!!」

 

「っ!!」

 

その事で、3人が動揺をしていると、ファントムガンダムが瞬く間に吹き飛ばす。

 

「これでっ終わりだぁ!!」

 

それを見て、ヘイズルから余裕の声が聞こえてきたが

 

「あぁ、そうだな」

 

「ふぅ」

 

「っ!!」

 

最後の一撃を与える為に接近してきたヘイズルは俺の間近に近づくが、すぐに離される。

 

何が起きたのか分からなかった一同だが、ヘイズルの腹部にはビームによって、後ろまで吹き飛ばされていた。

 

「なっ、奴は近接戦闘特化型じゃなかったのか」

 

「誰もそんな事言っていないだろ」

 

そう言いながら、俺はその手に持っている小型銃を構えていた。

 

元々、原作再現だったら、ファイズフォンだと考えていたが、それはさすがに難しい為、妥当案として、それを模した小型銃を作成した。

 

「あぁ、よく考えたら、ファイズには普通に銃も使っていましたしね

 

ファイズの武装について思い出しためぐみんは笑みを浮かべながら、見つめる。

 

「ふざけるな!!」

 

そう言い、ヘイズルはそのままビームライフルを構えるが、俺は瞬時に銃口を変形させた。

 

【BURSTMODE】

 

その音声と共に引き金を引くと、そこから出てきたレーザーはヘイズルのビームライフルを容易く破壊された。

 

「なっ」

 

それによって、ビームライフルは爆破され、ヘイズルは怯んでしまう。

 

原作と動揺にシングルモードは敵に当て、牽制する為命中率を高くさせるのを重点にしたモード。

 

対して、バーストモードは敵の部位破壊を目的にした破壊力を持っている。

 

未だに射撃訓練を行っていないので、あまり遠くまで撃てないが、ここまで接近すれば、当てる事自体は容易だ。

 

「ふぅ」

 

【Ready】

 

その隙を逃さなかった俺はそのまま右手にあるナックル・ガードを装備させ、同時に

 

【Exceed Charge】

 

その音声が鳴り響くと、俺はゆっくりと構え、走り出す。

 

「はああぁ!!」

 

雄叫びと共に、目の前にいるヘイズルの懐を殴る。

 

「なっなっんだとっ」

 

同時にヘイズルの胴体にΦという文字が浮かび上がり、爆散する。

 

ファイズショットを再現する事は成功し、どうやらマスダイバーを相手にも通用する事が十分に証明できた。

 

「勝った、マスダイバーに」

 

その言葉に驚きを隠せなかったが

 

「ぐっ」

 

だが、俺は攻撃を終えると共に、その身体に纏っていた光が無くなる。

 

「えっ、これって」

 

「一発撃つと、こうなるのかよ」

 

そう言いながら、バルバトス・ファイズは立ち上がる事ができない状況だった。

 

やはり、必殺技の再現を行う事自体は成功したが、それでもエネルギーの消耗が激しい。

 

この問題を解決できていない状況で、次の技を放つのは難しい。

 

「この状況だったら、俺だって!!」

 

その言葉とファントムガンダムが俺に向けて襲い掛かろうとしていた。

 

「やらせるかっ!!」

 

「っ!!」

 

そこにはボロボロになっていたエクシアがGNソードでファントムガンダムの攻撃を受け止めていた。

 

「ASっ!!」

 

「この世界はっ、あいつが自由に歩ける世界なんだ!!

その世界をっお前らの勝手にさせてたまるかよ!!」

 

そう言い、エクシアがそのままファントムガンダムをそのまま吹き飛ばす。

 

「だけど、その程度で「えぇ、もう充分です!!」なっ」

 

ファントムガンダムは気付き、声の方向を見ると、デスティニーに背中を支えられているヴァーチェ・カスティーゴはその手に持ったGNバズーカを連結させて、構えた。

 

「さぁ、狙い撃ちますよ!!」

 

同時にヴァーチェ・カスティーゴから放たれた一撃がファントムガンダムはその光に包まれ、完全にその姿を消した。

 

「はぁはぁ」

 

激戦の中、4人はそのまま地面に倒れ込んでしまった。

 

「私達、マスダイバーに勝ったの」

 

先程までの戦いが未だに信じられないのかロストは驚きを隠せなかった。

 

「あぁ、勝てたんだっ!!」

 

その事に無償に笑みが浮かび上がる。

 

「あぁ」

 

ミッションが未だに終わっていないはずだが、それでも、俺達は確かな勝利に笑みを浮かべた。

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