「はぁ、俺に護衛?」
この前のリクの影響もあって、新たな武器を作り出した俺はその日もミッションを受ける為に来た直前に、知らない二人が詰め寄ってきた。
「そもそも、お前ら、誰なんだ?」
「はい、私達はマウンテン・デュー、このGBNで二人だけのフォースをやっております」
「フォースがねぇ」
俺は首を傾げながら、見つめる。
「はい!
マスダイバーハンターで噂のΦさんに!」
「マスダイバーハンター?」
その言葉に首を傾げてしまうが
「なっなんですか、その恰好良い二つ名は!!
何時の間にそんな二つ名を持っているんですか!!」
そう言いながら、めぐみんはこちらに詰め寄ってきた。
「知らない知らない」
「何を言っているんですか。
この一ヶ月無名だったはずなのに、数々のマスダイバーを倒してきた期待のルーキーじゃないですか」
「なっ、Φは何時の間に」
「どうでも良いけど、それで護衛ってなにを?」
「実は、この最近、マスダイバーに狙われているのです。
だからこそ、今度の目的地に」
「目的地?」
「はい、ぺリシアに」
「ぺリシア?」
まるで聞いた事のない名前に俺は首を傾げるが
「なっ、何を言っているんですか。
Φはルーキー、しかもあそこはガンプラビルダーの聖地とされる中立エリアだから、ガンプラに乗る事は無理なはずですよ」
「ランクって、これぐらいでどうなんだ?」
その言葉と共に見せると
「なっなっ」
どうやら、俺のランクでも十分にペルシアで動かせるようだ。
「さすがは、マスダイバーハンター!」
「なんかミッションに参加して、マスダイバーをぶっ倒していたら、何時の間にか」
「マスダイバーはチート行為をしているから、ランクは結構上だから、結果的にとんでもない事になったんですね」
「???」
何を言っているのかさっぱり分からないが
「ようするに、ペルシアでは戦える訳だな」
「でっですが、ペルシアで戦う場合は可動部分への防塵処理が必要なんですよ。
Φは、できているんですか?」
「なんだそれ?」
「やっやっぱり」
俺の言葉にめぐみんは思わず肩を下げてしまう。
「まっまぁ、とりあえず向かいましょう」
「ちょっ何を」
俺達はそのままペルシアに連れて行かれる事になった。
ペルシアに辿り着くと共に、周りには多くのガンプラが多く飾っていた。
飾られているガンプラは一言で言うと
「凄いな、本当に」
ここ最近、バルバトス・ファイズを作っているからこそ、分かるが、ここに飾られているガンプラはどれも違う魅力があった。
これまで戦ってきたマスダイバー達はブレイクデカール頼みの機体だったからこそ、バルバトス・ファイズでも勝てたが、こうして見たら、まだまだな所が多いな。
「それでは、私達はここで仕事がありますので、この周辺の護衛をお願いします」
「仕事って」
何をするつもりか分からなかった。
そうしていると、俺は見つめると、その先には何か騒ぎがあったようだ。
「リク?」
そこにはこの前共闘したリクがいた。
そこで何か騒いでいるようだったが
「なんだぁ」
見ていると、面倒だ
「おい、何をしてんだ」
「ひっ!!」
リクを掴んでいた奴の手首を俺は掴みながら睨む。
「あっΦさん!!」
「よぅ、なんかトラブルか?」
「ふぁっΦだと?!
やっやばいっ」
「あぁ?」
俺の名前を聞いた瞬間、何やら騒ぎだして、そのまま逃げていった。
「なんだ、あいつら?」
「えっと、色々ありまして。
そういうΦさんはなんでここに」
「分からん。
なんか護衛とか言われていたけど、正直言って面倒なんだよな、やるとも言っていないし」
「護衛ですか?」
俺もよく分からず、首を傾げてしまうが
「たっ大変ですっ!!」
「んっ、めぐみん」
めぐみんの声が聞こえ、振り向くと
「あいつら、とんでもない奴らでしたよ!!」
「とんでもない?」
「あいつら、マスダイバーでした!!」