別名舞台裏。
※それぞれ時系列が少しずつ違います。
思ったのは、そんな事。
ずっとずっと前。
団長に拾われる前、もう顔も覚えてない誰かと出掛けた先で出会った彼と。
その時に一緒にいたのは、私だけじゃなくて。
彼と、彼の……覚えてない誰か達と。
それと、私達と同じくらいの年の何人か。
あの頃から、皆の中心にいたのは彼で。
それに付き添うように集まっていた皆は、多分彼に好意を持っていたのだと思う。
靄が掛かったように、皆が誰だったのか思い出せないのは。
多分、それ以外の部分を思い出さないようにしているから、なのかな。
団長に拾われて、猟兵になって。
毎日を生き延びるのに必死になりながら、新しいことを取り込んで。
世界をあちこち旅しながら、猟兵団や傭兵と争う日々。
楽しいばかりの日々じゃなくて、家族のように思っていた団員と死に別れることだってあったし。
団から離れて新しい何かを探しに出た人だっていた。
だからこそ、あの時偶然出会った彼に迫ってしまったし。
私のことを何も覚えていなかったからこそ、悲しくもなった。
それも仕方がないことなのかも。
私が覚えているのと、彼が覚えていること。
生きる上での根底に置いていたことと。
遥か彼方に置いてきてしまったこと。
今までの生き方一つで覚えていることは違うんだって。
私自身も、理解していることだから。
団長たちから学んだのは、戦場の煙の中での生き方。
色んな武器の扱い方に、罠の見分け方に身体の動かし方。
私はどうしても身体が小さいし、重いものを持てるだけの筋力が身に付かなかったから。
代わりに銃と短剣と、それらを合わせた一瞬変な武器にも見えるものの扱い方。
そんな、戦い方。
……でも。
団長が、《赤い星座》の団長と一騎打ちをして。
帰ってくるって言ったまま、戻ってこずに。
私の居所は――――《西風の旅団》はバラバラになって。
団長たちと付き合いのあった遊撃士の場所に引き取られた私は、どうすればいいのだろう。
半ば強制的に、士官学校の入学試験を受ける準備をさせられながら。
毎月のように続けていた、唯一の繋がりとも言えるような手紙を送ることも忘れてしまって。
未来が見えないまま、誰も何も教えてはくれないまま。
戦場でも、街中でも同じ。
空の月を、眺めていた。
※※※
お父さんから《銀》の名前を継いで。
依頼を受けながら、東方から出てみたいと思い当たったのも自分では良く分からない。
代々名前を継いで、百年を生きる魔人としての名前を闇の世界に響かせて。
それが当たり前だと、当然のことなのだと知っているし分かっているはずなのに。
日曜学校でも思わなかった理由から、何というか
帝国に入る間際くらい、だっただろうか。
旅費を稼ぐために受けた、一つの依頼で。
少しだけ聞いていた――――《怪物》に遭遇したのは、そんな時だった。
避けた筈なのに、割られた仮面。
相手が振るうのは、人が振るうには大きすぎる程の
私の動きを見て、何か言葉を漏らしていたようにも思える。
何とか逃げ切って……いや、
依頼自体は完遂しながらも《銀》の名前を穢したことが辛くて、苦しく思いながら。
二度と繰り返さないと、自分に誓った翌日のこと。
化け物が、私の泊まっていた宿へやってきたのはそんな時。
貴女に依頼したいことがあります、と。
何処から聞きつけてきたのか、見透かすような口調で。
彼女が告げた言葉は、想定もしていなかったような内容。
理由は詳しくは言えない、とはっきりした口調で告げていたけれど。
何となく、
何となく、
期間は長期。
報酬は前金、後金合わせても膨大な程。
連絡手段、として渡されたものは見たこともないオーブメント。
そして、
どう扱うかは任せると。
それだけを残し、去っていった化け物を呆けたような目で見ながら。
人らしい部分もあるんだ、なんて。
見当違いなことを考えてしまっていた。
その少年は、士官学校に入学するらしい。
少女が目覚めるのを待って、動き出そうと想っていた。
――――その時の私は、未だ知らない。
眠っていた少女が引き起こす、想定もしていなかったトラブルと。
そこから波紋のように広がった間柄で、得ることになる感情を。
Q:なんでOz奪ってんの……?
A:一応は《蛇の使徒》なので命令権くらいはあるでしょう恐らく。
盟主の指示に従いつつ、蒼の深淵の計画に従いつつ。
彼女は彼女なりの考えのもとにめっちゃ動いてます。 アクティブに。
他シリーズからヒロイン1~2名追加しても良いと思います?
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GO
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NO
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どうせだしキャラ入れ替えれば?