閃の軌跡if~もしも銀の叙事詩と混じったら~   作:氷桜

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絆イベントに似た何か。
別名舞台裏。

※それぞれ時系列が少しずつ違います。


18.その間の彼女達。

 

()()()と何も変わっていなかった。

 

思ったのは、そんな事。

ずっとずっと前。

団長に拾われる前、もう顔も覚えてない誰かと出掛けた先で出会った彼と。

その時に一緒にいたのは、私だけじゃなくて。

彼と、彼の……覚えてない誰か達と。

それと、私達と同じくらいの年の何人か。

 

あの頃から、皆の中心にいたのは彼で。

それに付き添うように集まっていた皆は、多分彼に好意を持っていたのだと思う。

靄が掛かったように、皆が誰だったのか思い出せないのは。

多分、それ以外の部分を思い出さないようにしているから、なのかな。

 

団長に拾われて、猟兵になって。

毎日を生き延びるのに必死になりながら、新しいことを取り込んで。

世界をあちこち旅しながら、猟兵団や傭兵と争う日々。

楽しいばかりの日々じゃなくて、家族のように思っていた団員と死に別れることだってあったし。

団から離れて新しい何かを探しに出た人だっていた。

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

だからこそ、あの時偶然出会った彼に迫ってしまったし。

私のことを何も覚えていなかったからこそ、悲しくもなった。

それも仕方がないことなのかも。

私が覚えているのと、彼が覚えていること。

生きる上での根底に置いていたことと。

遥か彼方に置いてきてしまったこと。

今までの生き方一つで覚えていることは違うんだって。

私自身も、理解していることだから。

 

団長たちから学んだのは、戦場の煙の中での生き方。

色んな武器の扱い方に、罠の見分け方に身体の動かし方。

私はどうしても身体が小さいし、重いものを持てるだけの筋力が身に付かなかったから。

代わりに銃と短剣と、それらを合わせた一瞬変な武器にも見えるものの扱い方。

そんな、戦い方。

 

……でも。

団長が、《赤い星座》の団長と一騎打ちをして。

帰ってくるって言ったまま、戻ってこずに。

私の居所は――――《西風の旅団》はバラバラになって。

団長たちと付き合いのあった遊撃士の場所に引き取られた私は、どうすればいいのだろう。

半ば強制的に、士官学校の入学試験を受ける準備をさせられながら。

毎月のように続けていた、唯一の繋がりとも言えるような手紙を送ることも忘れてしまって。

未来が見えないまま、誰も何も教えてはくれないまま。

戦場でも、街中でも同じ。

空の月を、眺めていた。

 

 

※※※

 

 

黒月(ヘイユエ)()()()()()()()()のは、自分でも良く分からない理由から。

 

お父さんから《銀》の名前を継いで。

依頼を受けながら、東方から出てみたいと思い当たったのも自分では良く分からない。

代々名前を継いで、百年を生きる魔人としての名前を闇の世界に響かせて。

それが当たり前だと、当然のことなのだと知っているし分かっているはずなのに。

日曜学校でも思わなかった理由から、何というか()()()()仕事を引き受けずに。

帝国に入る間際くらい、だっただろうか。

旅費を稼ぐために受けた、一つの依頼で。

少しだけ聞いていた――――《怪物》に遭遇したのは、そんな時だった。

 

避けた筈なのに、割られた仮面。

相手が振るうのは、人が振るうには大きすぎる程の騎乗槍(ランス)

私の動きを見て、何か言葉を漏らしていたようにも思える。

何とか逃げ切って……いや、()()()()()

依頼自体は完遂しながらも《銀》の名前を穢したことが辛くて、苦しく思いながら。

二度と繰り返さないと、自分に誓った翌日のこと。

化け物が、私の泊まっていた宿へやってきたのはそんな時。

 

貴女に依頼したいことがあります、と。

何処から聞きつけてきたのか、見透かすような口調で。

彼女が告げた言葉は、想定もしていなかったような内容。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

理由は詳しくは言えない、とはっきりした口調で告げていたけれど。

何となく、()()()()()()()()

何となく、()()()()()()()()()()と後ろから押されていたような気がしないでもない。

 

期間は長期。

報酬は前金、後金合わせても膨大な程。

連絡手段、として渡されたものは見たこともないオーブメント。

そして、()()()()()()()()

 

どう扱うかは任せると。

それだけを残し、去っていった化け物を呆けたような目で見ながら。

 

人らしい部分もあるんだ、なんて。

見当違いなことを考えてしまっていた。

 

その少年は、士官学校に入学するらしい。

少女が目覚めるのを待って、動き出そうと想っていた。

 

――――その時の私は、未だ知らない。

()()()()()()()()()()()()()()()()、そんな違和感と。

眠っていた少女が引き起こす、想定もしていなかったトラブルと。

そこから波紋のように広がった間柄で、得ることになる感情を。




Q:なんでOz奪ってんの……?
A:一応は《蛇の使徒》なので命令権くらいはあるでしょう恐らく。
盟主の指示に従いつつ、蒼の深淵の計画に従いつつ。
彼女は彼女なりの考えのもとにめっちゃ動いてます。 アクティブに。

他シリーズからヒロイン1~2名追加しても良いと思います?

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  • どうせだしキャラ入れ替えれば?
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