YouTubeでsaoがおすすめで出てきたのを見て書きたくなりました。
剣の世界で唯一素手、これは異質ですね。
では本編どうぞ!
2021年、茅場晶彦は東北の田舎へ来ていた……ある人物に会いに。
その男は海外で3年に1度行われる非公式ながら一部の格闘家にとってはオリンピック以上に価値があるという試合【天下一武道会】で8歳という歳で優勝し最年少チャンピオンになった。その後三期連続優勝した今に至るという。そんな大会の結果をなぜ私が知っているかというとある理由があるのだが…おっとここか。
〜少し時は遡り悟空side〜
「孫悟空伝説。天下一武道会で幾度となく好成績を叩き出す。彼の伝説はそれだけで終わらない。大魔王を倒し、宇宙からやってきたサイヤ人と呼ばれる宇宙人からの地球侵略を防ぎ、宇宙にいき宇宙の帝王を退け、己の欲を満たすために大虐殺を行った魔人を倒し、大勢を洗脳し地球すら破壊しようとした機械生命体を倒し、地獄の住民を解放し復讐してきた人造人間を倒し、地球そのものを破壊しようとする邪悪龍を倒すという功績を挙げた。幾度となく人々を、地球を救った大英雄だ……か。こんなことが実際にあったなんて誰も思わないだろうな。
俺の名前は孫悟空。先程話していた人物とは俺の先祖で別人だから安心してくれ。先程のは孫悟空伝説という絵本だ。今では誰でも知ってるような昔話である。何故俺の先祖の話が絵本になったかというと彼の勇敢なる物語を後世に残したいという話らしい。ちなみに世間に出てるのは話が若干変わっているが俺が読んだのはそれの原本なので真実と伝えられている。
何故俺がそんなことを知っているかというと、それは俺が孫悟空伝説のモデルになった孫悟空の子孫だからだ。だから友達が絵本の話で盛り上がってた時はこそばゆかった。かくゆう俺もこの物語に影響を受けて武道家になったのだが恥ずかしいので学校の友達には話していない。もちろん俺が孫悟空の子孫でサイヤ人の血を引いていることも。流石に宇宙人の血を引いているとか信じてもらえないし気持ち悪がられると思ったのだ。
ピンポーン
お、誰か来たようだな。今は母が出かけてるので俺が出る。
「どちら様ですか?」
「ごめんください」
出るとそこには最近テレビで騒がれてる茅場晶彦がいた。
「貴方は茅場晶彦さんですよね?」
「おや、私を知っているのかね?」
「そりゃ有名ですよ。世界初のVRMMOを作ろうとしている人ですし。評論家達は現実的じゃないとか絶対出来ないとか言ってますけど世界初はどれもそんな感じです。俺は応援してますよ」
「ありがとう」
悟空はとりあえず挨拶を済ませて中に入れる。そしてお茶を出して2人でゆっくり飲む。すると悟空が口を開く。
「茅場さん。今日お越しになった理由はなんですか?」
「単刀直入に言おう。君の武術を見せて頂きたい」
「⁉︎」
悟空は驚く。茅場が作ろうとしているゲームはまだ正式にではないがソード・オンラインと言って剣に関係しているものだからだ。なのに武術の取材に来たのだ。しかしそれより何故、
「…何故自分が武術を使えると?」
「……アメリカで行われている天下一武道会のチャンピオン、そうだね?」
「⁉︎ そんなこと知られてるんなら隠す必要は無いですね。確かに自分は武術を使えますが貴方の目指しているゲームは剣関連のゲームのはず。それなのにどうして武術を?」
「私がいつ剣だけのゲームを作るなんて言ったかな」
悟空はどうして自分が天下一武道会にでたか気になるところではあったがそれを知ったところでどうしようもないのでスルーした。それにしても茅場は屁理屈だなと思った。確かに茅場はテレビでそんなことは一度も言ってない。しかしソードと付いてれば剣のゲームだと誰でも思うだろう。悟空はそんな屁理屈に呆れる。
「それでどうかな?報酬は払う」
「まぁ手伝いますよ。ちなみに報酬は入りません。ゲームの完成は応援してますし困ってる人を見かけて助けなきゃあの人みたいになれませんからね」
「ありがとう。助かるよ。それで君の尊敬してそうなあの人というのは?」
「貴方も知ってるでしょ。孫悟空伝説。それが俺の目標の人です」
「なるほど、確かに私もあの話は好きだ。悪を倒すヒーロー。いい物語だ」
「ですよね」
そう言って悟空と茅場は地下の練習場へ行く。うちの家は外から見たら少し狭いが地下が広い分金はかかっている。それに食費もかかるためかなりキツキツなのだ。
そして悟空は茅場に武術を披露する。茅場も動画撮ったり必死にメモをしたりとゲームへの熱意が伝わってくる。一応全ての技を披露した悟空に茅場は感謝の言葉を伝える。
「ありがとう孫悟空君。お礼に完成したらプレゼントしたいのだが」
「入りません」
それはせめてものお礼として完成品をプレゼントしようとしたのだが断わられた。最初はゲームなんか完成出来る訳ないと言われてるように思えたが、さっきまでの会話などからそれはないと思い理由を聞くことにした。
「何故入らないと言ったのかね?」
「自分は剣は使いません」
茅場はそれに対して最初はさっきの話を忘れたのかと思った。
「だから剣以外でも「それにゲームじゃ弱すぎるんですよ」…それは一体どういうことかね?」
「現実で出来ることがゲームでは出来ない。それにゲームでいくら強くなったところで現実では強くならない。ならやる意味がないでしょ」
これに対して茅場は舐められてると思った。いくら彼が武道家であってもゲームの性能より現実の方が強いなんてあり得ないと思った。いくらなんでもそれは訂正して欲しい茅場は悟空に詰め寄る。
「そんなことはない。いくら君でもゲームではもっと強さを体感できる」
「ならこんなことが出来るんですか?」シュン
悟空は茅場を挑発するように一瞬にして茅場の後ろに回ったり見えない速度で移動しながら話しかけたり空中に浮いたりした。それを見た茅場は絶句する。それは今まで見たことない、いや実際はあるけどそれはフィクションの中だけの力だと思っていたものを現実で見てしまったからだ。
「どうです?こんなことゲームでは出来ないでしよ?」
「…君は一体何者なんだ?」
「俺は昔話、孫悟空伝説の子孫さ」
悟空は自分の正体を初めて他人に話した。それを聞いた茅場は目を見開いた後笑い出す。
「くふはははは!」
「え⁉︎どうしたんですか急に。頭おかしくなったんですか?」
悟空は慌てた。彼はテレビや先程までの話し方から分かる通りクールキャラ。それがこんな大爆笑するなんで世界でもトップレベルの天才を先程見せた非常識の動きにより壊してしまったかと思ったのだ。悟空がうろたえてるとすぐに笑いをやめた。
「はは。すまない。取り乱してしまったよ。いやー君があの孫悟空の子孫だったとはね」
「えっと、信じてくれるんですか?」
「まぁね。(君がそうだったのか。ならゲームをやらせない訳にはいかない)何度も言うようですまないが私のゲームをプレイしてくれ」
「だから嫌だって言いましたよね」
「頼む。1時間だけでいいんだ。頼む!」
「ああもう。はいはい!分かりましたよ!1時間だけですからね」
「本当か!ありがとう。良かった」
茅場はあの後少し話してから帰っていった。テレビで見ていた印象と最後の印象はだいぶ違っていて疲れた。
そして時は過ぎ2022年
茅場は本当にゲームを完成した。名前は正式にソードアート・オンライン、通称SAOと名付けられた。そして俺の要望を聞き入れていたのかSAO紹介文に剣以外にも拳でも戦えます。と書いてあったがネットでは『誰がそんなことするんだよ』とか『イミフ』とか言われていた。…それをする奴がここにいるんだよ!
そして発売当日、あの時の約束を覚えていたのかしっかり送ってきた。しかも中身に『絶対にやってくれ!』というメッセージが付け加えられていた。ここまでされたのに本当はやってませんでしたとかは酷すぎるので流石にやることに決めた。
サービス当日。俺は母に「少しゲームやるから夕飯になるまで呼ばなくていいよ。後寝てたらそのままにして。」とだけ言い残しSAOをプレイする。
そしてサービス開始10秒前……5秒前。
「3、2、1、リンク・スタート!」
こっから孫悟空の物語が始まるのである。
茅場のキャラがおかしくなった。
次回はどこまで行くかな。分かんないや
ではご愛読ありがとうございました。またね!