お久しぶりです!元気にしてましたか?暑さも段々と落ち着いて来ましたね。それでも気圧の変化などは体調が崩れやすいので気を付けて下さい。(ソースは俺)
では本編どうぞ!
「まずはこのバブルスを捕まえるとかからだの」
「バブルスってそこの猿の事ですか?」
「そうだ。後、敬語は辞めてくれんか?なんか悟空に言われてるようでまず痒くて仕方ない」
「わ、分かった(神様相手にタメ口とか先祖様は無礼だったのか?)」
こうして悟空の強くなるための修行が始まった。最初はまずこの重力に慣れるところから始まった。そして段々と歩けるようになりバブルスとの追いかけっこ(歩き)が始まる。そこである疑問が生まれる。
「な、なぁ界王様。なんで最初はほとんど動かなかったのに段々動けるようになったんだ?別にレベルアップもしてないのに」
「なんだ気付いてなかったのか?自分のステイタス画面を見てみぃ」
「ステイタス画面?」
界王様に言われる通りに右手を振りステイタス画面を開いた。すると驚きの光景が広がっていた。それは筋力などの項目が格段と伸びていたのだ。別に敵を倒してコンボボーナスもレベルアップもしてないのに何故か。
「どうだ、驚いただろ?ここはそういう場所なのだ。モンスターを倒さずともステイタスが大幅に上がる。じゃなきゃこの環境にはいつまで経っても適応せんからな」
「なるほど」
「さぁ分かったらさっさとバブルスを捕まえてみぃ。いつまで経っても次の段階へ移れんぞ」
悟空は必死になってバブルスを追う。重い体を遅いながらも必死に。そしてようやくバブルスを捕まえそうに思えたとき。バブルスが急に走りだした。
「………は?」
「なんだ?バブルスが走らんとでも思ってたのか?」
「いや、だってさっきまで歩いてたじゃ」
「そんなのお前が舐められてただけだろうが」
「プチ 」
「怒ったか。ならバブルスを見返してみぃ」
「……バブルス!テメェ絶対捕まえてやるから覚悟しておけ!」
悟空は怒った。バブルスをなんとしても捕まえようとしたが捕まえられない。時には頭の上に乗っかられ、時には後ろから尻でおされ、時には自分の周りを走られるといった完璧に舐めプをされた。
この重力にもだいぶ慣れて走れるようになって来た。バブルスの顔からも余裕の表情が消えた。
「こっのおおお!これでどうだ!」
「ウホッ⁉︎」
「よっしゃああああ!」
悟空は決死のダイブをしてやっとの事で捕まえた。悟空はあまりの喜びに吠えた。
「おお!ようやく捕まえたか。長かったなぁ。この星に来てから3ヶ月も経ったぞ」
「ええ⁉︎そんなにかかったのか!じゃあ今何月か分かるか界王様」
「現在は11月だぞ」
「ええっ!……まぁいいか。別に俺誰かとパーティー組んでる訳でもないし何かあったらメッセージ送られてるだろ」
悟空は知らないのだ。自分が死んだことになっていることも、メッセージが届いてないことも。
「良しでは次の段階に移る。まずは組み手からだ」
「よっしゃあ!」
こっから更に2ヶ月の時が経った。悟空はこの数ヶ月で大きく成長した。ここはゲームの中だから見た目こそ成長は見られないが。ステイタスの向上、今まで我流だった戦い方に更に界王に教わった戦い方が加わりパワーアップした。そして1番大きかったのはこの世界にも気があるということだ。きっかけはある一言から始まった。
「これに気が加わればなぁ」
「なんだ、お前まだ気の使い方を知らんのか」
「え⁉︎気のこと知ってるんですか⁉︎」
「当たり前だろ」
「でもこの世界の人から気を感じられませんよ」
「そりゃこの世界ではイベントをこなす事によって出来る事だからな。そうじゃなきゃ元々できる人が優位過ぎるしな」
「なるほど。ではどうすれば良いんですか」
「ワシが教えよう。まぁワシじゃ無くても何人かいるがな」
「お願いします界王様!」
そうして悟空はとうとう気を習得した。しかし気を習得したからって現実のようにすぐになんでもできるわけではない。ちゃんと熟練度がある。最初のうちは微量の気を体に纏うことしか出来ず熟練度が上がるにつれてやれる事が増えてくる。
そしてとうとう別れを告げる時が来た。
「では界王様。ありがとうございました。お元気で」
「ああ、必ずクリアするんじゃぞ。それにしてもやはり敬語はむず痒いのぉ」
「こればっかしはしっかり言わねぇと礼儀知らずってもんだ」
「後一つ言い残したことがあったわ」
「なんだ?」
「茅場晶彦はお前らと一緒にゲームをプレイしている」
「⁉︎」
その言葉に一気に顔色を変える。最終目標である茅場晶彦が自分達と同じようにSAOをプレイしているのだ。もしかしたら今まであった人物の誰かかも知れない。自分はあの手鏡を見ずにいれば済む話だから。それに現実の体の問題もログアウトすれば良いだけだしな。
「じゃあ界王様元気でな」
「お前さんもな」
改めてお礼を行って帰ってく。行きに来た時の速さとは天と地ほどの差がありあっという間に来た扉までついてしまうのであった。
少し時は遡り12月
キリトside
俺達は今35層に来ている。最前線は46層だがある目的があってここに来ている。狙いはただ一つ。このクリスマスイベントに出てくる『背教者ニコラス』を倒してファインを生き返らせることだ。言い出したのは他でもないアスナだ。それに同じくファインを生き返らせたいと思っている俺とエギルがついて来た。
「今日集まってもらったのはこのクリスマスイベントボスを倒して死んだ人が生き返ると言われる『蘇生アイテム』これを目的とする。そしてこれを誰が手に入れてもファイン君に使うと言う事で文句ないかしら?」
「「ああ」」
「じゃあ2人とも、準備は良いかしら」
「あぁ武器の耐久値も平気だしポーションもしっかり買ったぜ」
「あぁ俺もだ」
「分かったわ。じゃあ行くわよ」
ボスの元へ向かう途中にエギルは訪ねて来た。
「なぁキリト。お前は本当に蘇生アイテムがあると思うか?」
「分からない。でも可能性は物凄く低いと思う」
「だよな。それに俺ら3人で勝てるのか?」
「これに勝てなきゃいつまで経ってもあんな化け物には勝てないぞ。だからアスナにこの話はするな。あいつは少しの可能性を信じてるんだから」
「分かってる」
エギルも分かっていた。この蘇生アイテムは限りなく意味が無いことに。そのことを分かってはいてもこの可能性に賭けたいのだ。それだけファインの事が大事なのだ。
「そういえばよ。いいのかキリト?」
「⁉︎な、なんのことだエギル?」
「知ってるんだぜお前に相手が出来たって」
「あ、それ私も知ってる」
「クリスマスなのに彼女放ったらかしていいのか?おい」
「いいの?別にそっちを優先していいのよ」
エギルはにやけながら聞いて来た。アスナも先程まで強張った表情が和らいでいた。そこはやはり女子のようで恋愛の事になるとテンションが上がるようだった。
「サチには理由を話して納得してもらったよ」
「やっぱりいたのか。それでどうやって知り合ったんだ?」
「一時期ギルドに入っていたんだがそこで出会ったんだ」
「へぇ、それでそれで?」
「どうでもいいけどアスナキャラ変わってね?」
「失礼ね!こっちが普段の私よ」
「はぁ。丁度武器の強化アイテムを集めて少し下の層にいたときに襲われていた所を助けたんだよ。それで俺がソロだっていうことをしってギルドに誘われてな。最初は断れなくて入ったんだ。レベルも隠してな。それで少しの間アドバイスとかしてたんだけどやっぱり俺には、いや俺達にはやるべき事があるって事で辞めることを話したときに告白されて」
「いいじゃねぇか。青春してるねぇ」
「いいなぁ。私もそんな事があればなぁ」
「何言ってんだよ。お前は……悪い。調子に乗った」
「いいのよ。それにこれから生き返らせに行くんでしょ」
「あ、ああ。そうだな!」
「良し!じゃあレッツゴー!」
「ちょっと待ってくれ!」
「何よ、ノリ悪いわねぇ」
「この機会だから聞くけどよ。最近血盟騎士団が謎のアイテムを入手したって情報が入ってるんだがよく」
「なんで知られてるのよ。なら隠す必要はないわね。最近うちの団員が発見したんだけどオレンジ色のボールに星のマークが入ってるの。それと同様のが二つ。こっちは星が2つと3つ書かれてたわ。しかもこれストレージに入んなくてそのままなのよ。そして説明文には『7つの球揃いし時願いは叶う』とだけ」
「意味分からないな」
「でしょ。でもヒントはあったわ。星が1つのは10層。2つのは20層。3つのは30層。多分10層置きにアイテムが隠されてるんじゃないかしら」
「そうかもな」
「このアイテムに手を出さないでね」
「出すか!1つの願い以外は自分の手で切り開いていくさ」
「あらカッコいい。それでその願いは?」
「今向かってるだろ」
「かっこいいわね。ファイン君がいなかったら惚れていたかも」
「生憎俺は既に相手がいるので」
(ああ、若いっていいな。俺も昔に戻りたいよハイミー)
1人取り残されたエギルだった。
ご愛読ありがとうございました!
どうでしたか?とうとう悟空は界王星での修行を終えて帰ってきます。そして時は少し遡り12月のイベントボスのところです。
さあこの先どうなりますことやら。バイビー