茅場!テメェは俺を裏切った!   作:やってられないんだぜい

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 お久しぶりです。皆さん、元気にしてましたか?前回これを投稿したのが1ヶ月前なんですよね。いやー長かったな。



 すいませんでした。理由としてはモチベーションが上がらなかったとか他の作品を書いていたとか色々とありますがすいませんでした。それでも書き続けようと思うのでどうか応援よろしくお願いします。まぁそんなに人気ないんですけどね笑笑

 では本編どうぞ!


邪魔者

 3人が歩いていると背後のワープポイントから複数のプレイヤーが出現する気配がした。キリトはいち早く察知し背中の剣の柄に手をかけた。

 

 「キリト君どうし…⁉︎」

 「ああ、どうやらその通りみたいだ」

 「どうする?」

 「引いてくれるのが1番だがもしもの場合は俺が足止めさせる」

 「何言ってんだよ。こういう時は年長者の俺に任せろ。お前はアスナを頼むぞ。死んだらしたらきっとファインに怒られるぞ」

 「エギル……分かった」

 

 3人は身構えて出てくるプレイヤーを見る。現れたのはおよそ10人の集団だった。先頭に立つのはクラインだった。

 

 「つけてたのか」

 「まあな。追跡スキルの達人がいるからな」

 「何故俺たち何だ?他にもいるだろ」

 「クリスマス日に3人でなんの情報も出てないフロアに向かっているのを見たからよ。何かあると思ってな。それにあんたらかなり有名だぜ。攻略組の黒の剣士、閃光のアスナ、ぼったくりのエギルっていやー知らない奴はいねーだろうよ」

 「おい!今1人だけおかしくなかったか⁉︎」

 「こう言っちゃあなんだけどよキリト、お前ェの戦闘能力とゲーム勘はマジで凄えと思ってるんだよ。攻略組の中でも最強だとよ」

 「……俺はまだまだだ」

 「おい!俺のことは無視⁉︎」

 「エギル少し黙っててくれ」

 「えぇぇ」

 「他の2人も今や攻略には欠かせない人物になってる。もちろん戦闘面だけでもキリトと同格だがアスナさんは戦略、ぼったくりは良いアイテムを安く提供している。…まぁ昔はもっと凄かったが」

 (そりゃそうだろ。昔はファインから安く買い取ったりしてたんだからな。…あぁ懐かしいぜ。毎回持ってるかアイテムの価値がエグかった時代が。後、名前がぼったくりになってるがもう突っ込まん)

 「だからなそんなお前らを確信もない噂なんかで命晴らせるわけにはいかねぇんだよ!」

 

 クラインは3人を指差していう。その表情からは相手のことを心の底から心配してるのが見て取れた。

 

 「どうしてそこまで無謀なことをする。皆んなで一緒にやろうぜ。蘇生アイテムはドロップさせた奴の物で恨みっこ無し、それでいいだろぅ!」

 「……それじゃあ……」

 「意味がないんだよ」

 「ファイン君を助けるためには」

 「あんな屑野郎のためにそんなことする必要なんてないぜ!」

 「「「⁉︎」」」

 

 その言葉を聞いて頭に血が昇っていく。今まで幾度と聞いてきた言葉だがピリピリしていた分余計に苛立ってくる。

 

 「あいつは俺達をこのSAOに閉じ込めた元凶なんだぜ!」

 「…違う…」

 「いわばあいつは人殺しだ!そんな奴を何故助けようとする!」

 「違う」

 「あいつは今まで数々の非道を行ってきた!俺達を閉じ込めたことから初め、はじまりの街にいるよう気遣ったふりをして良い狩場を独占した!」

 「違う!」

 「お前達は騙されていたんだよ!いい加減目を覚ませ。そして一回休め。疲れているんだよ。大丈夫だって少し攻略が遅れても誰も文句は言わねぇよ」

 

 クラインは3人に諭すよう言って手を差し伸べる。すでにキリト達の怒りは限界に達していた。キリトはここに来て初めて自らの怒りを収めるために友を斬ろうとした。エギルはキリトより大人だった分少しは怒りを抑えられていたが今すぐにも殴りたい気持ちであった。そんな2人が怒りの形相でクラインを見つめる中、アスナは静かにクラインに近づいく。

 

 「お、おいアスナ。一体どうしたんだよ」

 「まさか、止めるとか言うんじゃないだろうな」

 

 アスナは2人の声掛けにも答えず歩く。クラインは一人でも改心してくれれば

つられて他の2人も心変わりしてくれると思っていたのでアスナが近寄ってくることに安堵した。

 

 「アスナさん良かった。あんたからも何か言ってやってくれよ」

 

 しかしアスナはクラインの目の前に立つやいなや腰にある細剣を抜きクラインに「リニアー」を放った。

 

 「待てアスナ!」

 

 キリトの声が聞こえたからなのか、元から当てる気がなかったからなのか分からないがアスナの攻撃はクラインの横顔すれすれを掠めた。クラインはそのアスナの行動に驚いて腰がその場に尻餅をつく。顔を上げると普段見るような美少女の微笑みなどは一切なくあの目は養豚場の豚を見るような目だったぜ!(すいません。調子に乗りました)

 

 「早く何処かへ行って下さい。貴方の顔は2度と見たくありません。次私の視界に入り彼の悪口を言おうものなら今度こそ止めをさします。彼の事を良く知りもしないのに悪く言うのはやめて下さい。貴方達が彼の何を知っていると言うんですか!彼が狩場を独占してるとこなんて誰が見たと言うんですか!彼がいなければ未だに25層なんてクリア出来ていません!彼がどんな思いでみんなからのヘイトを買ったと思っているんですか!」

 「お、おい…あんた」

 「彼が……どんな経緯で…ゲーム製作に力を貸してたかなんて…グスッ……知らないくせに!」

 

 話してる途中から彼への思いが高ぶりポロポロと涙を流す。流しながらもクラインに告げる。そのもう絶対に叶わぬ恋と知りながらも彼を思い続ける姿に誰も慰めることが出来なかった。キリト達にしてもそうだ。彼女を慰めるのは自分達の役目ではない。もしその役をこなせるとしたら新しい相手しかいないだろう。なんせ彼はいないのだから。

 

 

 アスナが泣き止むまで数分を要した。その間全員はアスナに背を向ける。

 

 「すいません。またも恥ずかしいとこを見せて」 

 「別にいいって普段『閃光』以外に攻略の鬼って言われてるアスナのそんな顔なんか滅多に見ないから貴重だよな」

 「もぉお!キリト君の意地悪っ!」

 「あははっ!悪い悪い」

 (ああ言うのを青春って言うんだろうな。それにしてもあれで付き合ってないって言うんだから世の中って奴は分からないな。……キリト、もしかしたらアスナの心を癒せるのはお前なのかもな)

 

 キリトはアスナをからかう。それにアスナは口では怒っているもののキリトの胸を優しくポカポカ叩いていて、その顔は笑顔であった。その姿はどっからどう見てもカップルである。そんな時、転移してくる人物達がいた。しかもクライン達よりも更に多く、ざっと見積もってもその3倍はいそうだ。その光景にキリト達はクラインに文句を言う。

 

 「お前らもつけられたな、クライン」

 「……そうみてぇだな」

 「このエセ野武士が、どうしてくれんだよ」

 「…なんかお前俺に当たり強くないか?」

 「気にするな」

 「ていうかなんだあの集団は」

 「あいつら、『聖竜連合』っす。フラグボスのためなら一時的オレンジ化も辞さない連中っすよ」

 

 その名前は俺達も良く知っていた。攻略組中最大ギルドだ。アスナが属している血盟騎士団と同格の。ちなみにアスナが血盟騎士団に所属したのは団長であるヒースクリフがスカウトした。条件して自分にノルマを課さないこと、ボス攻略と緊急事態以外には応じないとの事で。他の幹部達はアスナに詰め寄ったがヒースクリフはそれでも血盟騎士団に加入したかったようで条件を飲んだ。それ程アスナの戦闘能力と戦略は群を抜いている。話しは戻って聖竜連合だ。別に倒すのは訳ないがそれでオレンジプレイヤーになるのは痛い。回復クエストだけで数日を要してしまう。それでもやらなければここでアイテムを奪われてしまう。どうするか迷ってる時、クラインが叫ぶ。

 

 「くそッ!くそったれがッ‼︎」

 

 クラインが刀を抜き放ち、背を向けたまま3人に怒鳴った。

 

 「いけっ、言ってくれ!ここは俺達が食い止める!それが俺の、せめてもの罪滅ぼしだ」

 「罪滅ぼし?」

 「ああ、俺は最低だ。さっきアスナさんに言われて気付いた。噂なんかを信じてそいつが悪だって決めつけた。実際そいつの顔すら知らないのによぉ。小さい頃に婆ちゃんに言われた言葉に背いちまった。最低だ。……悪かったアスナさん。これで許してくれるとは思ってないがそれでも俺はここを食い止める!だからよぉ、お前は死ぬんじゃねぇぞ!そして俺のファインって男がどんな男なのか聞かせてくれ!」

 「……分かった。だからクラインも死んだらすんなよ」

 「あたぼうよ」

 「いくぞ!アスナ、エギル。時間はもうほとんどない」

 

 キリトはクラインに心でお礼を言いながら2人に声を掛けて先に進む。2人もそれに頷きキリトの背中を追う。アスナは振り向きクラインに誰にも聞こえないくらいの声で言う。

 

 「ありがとうございますクラインさん。ファイン君の事を話しても誰も耳を傾けてくれませんでした。貴方が初めてです。だからお願い。どうか死なないで下さい」

 

 

 





 ご愛読ありがとうございました!

 どうでしたか?今回は?原作のに少しアレンジを加えた感じです。なんか主人公が全然出てきませんね笑笑。まぁ次回は出ますよ、多分、きっと。

 まあそんな感じで次回もよろしくお願いします! またね
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