IF:仮面ライダーゼロワン DARKEST DAYBREAK 作:TAC/108
・フラタニティ製ZAIAスペック
ZAIAエンタープライズの商品であるZAIAスペックを2220年の技術で再現したもの。大元のZAIAスペックを上回る性能を持ち、空気の薄い地下でも活動可能な機構やライダーシステムとの連携機能などを有する。作中ではコンタクトレンズ型が運用された。
・フラタニティのジャミング装置
フラタニティ管轄区域周辺の森林地帯に多数設置されている装置。フラタニティのネットワーク以外を使用するヒューマギアの認識を狂わせ、破壊されても強力な電磁波を放つなど攻撃的な防衛機構として働く。ただし地下深くにまでは設置できなかったため、ネオZAIAエンタープライズによって作られた地下通路が管轄区域への侵攻に利用された。この装置を改良して作られた、Dr.コトブキの器としての機能を持つタイプが他に存在する。
ネオZAIAに対する防衛作戦でもこの装置を用いたジャミングシステムが築き上げられ、フラタニティ管轄区域への侵攻を防いでいる。
・『プロジェクト・ミレニアム』
ネオZAIAエンタープライズが立案した地球規模のプロジェクト。
ネオZAIA開発の通信衛星『ミレニアム』によって宇宙から地球上の全ヒューマギアをネオZAIA式ネットワークによって支配下に置くことで「
その最終目標は、単一ネットワークによって意志を統一したヒューマギア達の力をネオZAIAの名の下にフル活用して行われる
計画の要となる通信衛星ミレニアムの
・ネオZAIAエンタープライズ第一研究室
ネオZAIAの技術研究所。プログライズキー・ゼツメライズキー関係の研究に優れており、機能複合型ヒューマギアの開発はここで行われた。
機能複合型ヒューマギアの失敗作達によって発生した大規模暴走事故が原因で本社から切り離された。地上に落下した研究室ブロックからは後にフーと呼称される少女型ヒューマギアが発見され、研究室そのものはピースメーカーが接収して彼らの本拠地たるピースメーカー第一工廠に移動させられている。
・機能複合型ヒューマギア
職業支援用ロボットとして作られたこともあり、ヒューマギアは基本的に単一の機能に特化した能力を持つことが多い。この特性を根本から覆すのが、ネオZAIAによって開発が進んでいた機能複合型ヒューマギアである。2200年代のヒューマギアの構造材たる飛電メタル02の特性を活かしたハイスペックを目指していた。
その正体は、通信衛星ミレニアムの中核ユニットとなることを志向して作られた存在。莫大な数のヒューマギアが開発のための実験に投じられるが、ついに完成することなく計画が凍結されている。
後にネオZAIA第一研究室の跡地から発見され、フーと名付けられたヒューマギアは、ネオZAIA社長である骸も意図していなかった機能複合型ヒューマギアの完成形でもあった。
・第一研究室の暴走事故とフーの正体
ネオZAIAエンタープライズ第一研究室で起こった、実験体ヒューマギアによる大規模暴走事故。
機能複合型ヒューマギア計画の実験に用いられた失敗作達が、積もりに積もった負の感情をキッカケに覚醒。原型を留めない異形の変身を果たし、一斉に暴走したことで第一研究室に壊滅的な被害をもたらした。この件が原因で第一研究室は解体されている。
研究室が切り離され、地上に落下してからしばらく経つと、スクラップの山と化していた施設跡で一体のヒューマギアが
彼女が記憶を持たず自らの出生を知らなかったのは、単に前半生と呼べるものが無かったことに加え、その特殊な出自と身体構造のために多くの能力が未覚醒だったことも大きい。結果的にこの問題は、フーの正体を見抜き、『プロジェクト・ミレニアム』に用いるために改造を施した骸の手によって概ね解決に至っている。
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登場人物解説
エンデュランス Endurance
ピースメーカー幹部『アルファ・バレット』のNo.5を務めるヒューマギア。ライダモデル『クラッシングバッファロー』を保有し、実装時にはバッファローマギアへと姿を変える。
ピースメーカー内では貴重な技術者であり、この性質はフラタニティ在籍当時からのもの。
程度の差はあれど基本的には血の気の多いピースメーカー隊員の中では、異端と言えるほど沈着冷静の性格。三大勢力の戦いにカタをつけた後はフラタニティに戻ることを考えており、一応は敵対関係にあるフラタニティに対して自ら協力を持ちかけるなど所属に捉われない考えも持ち合わせる。
技術者として自らの発明品には誇りを持っており、戦闘にも用いる自らの刀は彼にとって現時点での最高傑作であると自負している。
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マギア/各種武器・メカ解説
・バッファローマギア・エンデュランス
ピースメーカーの幹部であるエンデュランスが、バトルマギアの姿から「実装」による変貌を遂げた姿。
ライダモデル『クラッシングバッファロー』の力による高い突進力と、その大出力に耐えうる防御力というパワー重視の性能が持ち味。その他基本的な能力は2020年に確認されたクラッシングバッファローレイダーに準ずる。
変身者であるエンデュランスは剣術を得意としているため、この形態は強化された膂力によって剣技の威力を高めるために使用される。また、背部の推進機によって生み出された突進力を利用し、驚異的な速度と破壊力を持った一撃を繰り出すことができる。
・エンデュランスの刀
ピースメーカー幹部・エンデュランスが使用する刀。彼自身が製作した兵器であり、同時にエンデュランスの最高傑作とされる。
特殊な機能こそ持たないものの、対ヒューマギア戦闘を想定して作られたため、激戦に耐え得る強度や硬度を持つ。刃の切れ味も鋭いが、金属の塊であるヒューマギアを斬り裂くには熟達した剣技の修得が不可欠。
自らに宿る力をフルに発揮できる体術・剣術を修めたエンデュランスが使うことで真価を発揮する。
・マギア装甲車
ネオZAIAエンタープライズ製の装甲車。
トリロバイトマギアをベースに大幅な改造を施し、銃火器を満載した戦闘用車両としている。正面および側面には迎撃用の機関砲を搭載し、一斉射撃時には凄まじい火力を発揮する。
車体上部に設置されたトリロバイトマギアの頭部は、展開することで高出力レーザー砲としても機能する。
総じて攻撃能力は非常に高く、対空戦にも優れているが、機体制御を統括するのがマギアの頭部であるため、頭部を破壊されると機能停止するという弱点がある。
・アイオーン
フラタニティ幹部の少女型ヒューマギア・フーが、骸の施した改造によって潜在能力を解放した姿。命名は骸。
黒い流体金属によってボディを構成し、その姿は状況によって変化する。後述するシャドーバルキリーやコピーサウザーも本質的には「アイオーンの変身形態」の一つに過ぎない。
作中では全長七メートルほどの巨大な人型という姿で登場。ZAIA製プログライズキーのデータを無数に内包しており、それらを攻撃手段として出力できる。その他にも武器の生成や質量変化など様々な特殊能力を持ち、攻撃の手数は無限と言っても過言ではない。
『プロジェクト・ミレニアム』の要となる存在であり、同計画におけるプランA……機能複合型ヒューマギアの完成形として扱われている。
・コピーサウザー
アイオーンの能力によって生み出された派生形態。仮面ライダーサウザーをコピーした姿であり、能力も同等。アイオーン内部の特殊空間でフー自らが変身した。
外見は仮面ライダーサウザーとほとんど同じだが、ボディカラーは漆黒に染まっており、複眼は赤い。サウザンドジャッカーを装備して戦ったが、戦闘経験の差と殺意の無さを見抜かれ、天津垓の変身するサウザーには敗北している。
・シャドーバルキリー
フラタニティ幹部として帰還したフーが変身する新たな姿。「
仮面ライダーサウザーから取得したデータに基づいて生み出された形態で、2020年において
基礎能力はバルキリーの二形態『ラッシングチーター』『ライトニングホーネット』を元としており、地上での機動性に特化したラッシングチーターと空中戦および破壊力に特化したライトニングホーネットを使い分ける。どちらの形態でも漆黒のボディカラーと赤い複眼は変わらず、またコピーとして形成したショットライザーも黒い。
アイオーンとしての能力はほぼそのまま使えるため、元となったバルキリーの能力だけでなく他のプログライズキーに由来する能力も同時に扱うことができる。ただし、変身者であるフー自身は戦闘経験が少ないため、シャドーバルキリーの戦闘能力は発展の途上にある。