東方短話録   作:あおのん

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二ヶ月ぶりの更新だー(震)

さて書くの久々で書き辛くて参った。やっぱ、こういうのは日々続けなきゃダメなもんですね。


イチャイチャとか言いつつ下ネタをぶち込む癖なんとかならんかな……俺。

どこからがR-18なんだろ。まぁこれくらいならさすがに15ですよね?(ビビリ)




押しに弱いアリスとグダグダな日

「ーーーー。ーー。◯◯。朝よ、起きて」

 

「んー……もう朝か……」

 

ゆさゆさと体が揺らされて目が覚める。

 

 

瞼が重い。それでもなんとか目を開けると、金髪が朝の光を反射して、神々しい雰囲気を放っている彼女……アリスの顔がすぐ近くにあった。

今日も……うん、可愛い。

 

 

可愛くて髪が綺麗で料理も美味くて気遣いが出来て女の子らしくて照れ屋さんで良い匂いがしてメガネが似合って獣耳も似合って…………ああ……アリス可愛いよアリス。

 

 

「ほら、起きて。起きなーーーーキャッ!?」

 

「うへへ、捕まえたー……」

 

 

ベッドの側に立っていたアリスの腕を引き、ベッドに抱き寄せる。

 

ふわっと甘い香りが漂う。

 

 

あったけー……やわらけー……いいにおいー……しあわせー……。

 

 

アリスはエプロンを着けていた。朝食を使ってくれていたんだろう。

 

可愛い……。可愛いよアリス。

 

 

抱きしめられたアリスは顔を真っ赤にしながら、ジタバタともがいていた。……余計に可愛いから逆効果なんだけどなぁ。

 

 

 

「こ、こらっ……もう朝ご飯できてるわよ……」

 

「アリスはあったかいなぁ……」

 

「話をっ、聞きなさいっ」

 

 

どうにか離れようとするアリス。

 

でも気付いてるのかな、俺そんな強く抱き締めてないから抜け出そうと思えば抜け出せるはずなんだが……。

 

 

ああもう、可愛いな!

 

 

 

「アリス。可愛い。好き。大好き」

 

「ーーっ!? あ、ああ、朝から何を言ってるの!?」

 

 

耳元でゆっくり囁いてみると、頬どころか耳まで真っ赤になってしまった。

 

 

「は、離して…………っ」

 

「ええー……やだ」

 

 

むしろ尚更強く抱きしめてあげよう。

 

 

「な、なんでさらに強くするのよ……!」

 

「……嫌か?」

 

「そうじゃないわっ! 別に、い、嫌なわけじゃないけど……。……ていうか、そんなわけ、ないじゃない……」

 

 

ちょっと悪戯心が芽生えて、変なことを聞いてみたんだが、即答してくれたのがめちゃくちゃ嬉しい。自分で言うのもなんだがかなりのバカップルだと思う。

 

どうよこれ。こんなに可愛い子が俺の彼女なんだぜ?

 

 

 

って、目ぇ伏せるなよ……その仕草すげぇグッとくる!!

 

 

もがくのを止めて、ただでさえ赤い顔を更に赤くするアリス。林檎病かと疑うレベルである。

 

アリスに見えないように細心の注意を払いながらにやける。……なんだ細心の注意を払いながらにやけるって。無駄すぎる。頭おかしいんじゃねーの。あ、俺か。

 

 

 

今日も俺の脳はお元気なようで。

 

 

 

でもしょうがないじゃありませんか。だってアリスのその照れながらデレるところが堪らないんですもの…………ッ!! おかげでキャラも定まらない勢いですわ。……うん、キモい。

 

 

 

 

だが敢えてここで更に攻めるのが俺である。

 

 

「……ホント? アリス俺のこと嫌いじゃない?」

 

 

どーよこの捨てられた子犬作戦。ちょっと声を小さくして下から見上げるようにやるのがポイント。

 

 

自分でやってるの想像すると女々しくておぇぇっ……ってなるが、なんとアリスにはこれが効果抜群なのである。自分で言うのもなんだがこの子大丈夫だろうか。

 

その証拠にすでにオロオロしていた。非常に心配である。嬉しいけど。

 

 

「ほ、本当よ! ……どうしたら信じてくれるの?」

 

「うーん……アリスは優しいから嘘つきそうだもんなぁ」

 

「つかないわよ! そんなに信じられないの? ……な、なら、こうよっ」

 

 

瞬間、目の前が目を閉じたアリスで染まる。

 

同時に、唇に柔らかい感触。甘い味。

 

アリスの持つ香りが更に強く脳を揺さぶる。思考がブレる。頬が緩む。正直勃起した。

 

 

 

 

うおおおおおおおよっしゃぁぁぁぁぁぁあ!!!

 

 

 

頭の中でファンファーレが鳴り響く。どこかからコングラッチュレーション!と言う声が聞こえた気がした。

 

 

ああもうアリスさんチョロい。付き合う前なんか超冷たい目で俺のこと見てたのに……。デレてみたらとんでもなかった。そういやクールなあの時のアリスも可愛かったなぁ。

 

 

そんなに長いものでもなかったが、アリスが自分から俺にキスしてくれるなんて、昔からすればあり得ないことである。凄いギャップだ。…………あれ? ヤバイ。ムラムラしてきた。

 

 

「……し、信じてくれる?」

 

「うん……。やっぱ……アリス可愛すぎです」

 

「え、ちょ、ちょっと?」

 

 

惚けてたアリスをそのまま寝かせて体勢を入れ替える。俺は少し体を起こして、上側へ。所謂マウントポジションである。ただしアリスに体重は掛けない。もちろん膝立ち状態だ。ついでにどこかは半勃ちである。やかましいわ。

 

 

 

あー……これは止まりませんわ。理性崩壊のきっかけは、キスし終わってから唇を指で軽く触りながらボーッとしてるそのポーズ。おおうツボすぎる。

 

 

朝だけど……朝だけど………………。

 

 

…………いいよね!

 

ってかもう辛抱たまらんッ!

 

 

 

「ちょっと、ま、まだ朝よ……? って、やっ、く、首筋舐めないでぇ……っ」

 

「うへへへ……さーイチャイチャしようか」

 

「やっ、あっ……」

 

 

 

レッツハイパーイチャイチャタイム。

 

 

 

 

 

 

\見せられないよ!/

 

 

 

 

 

 

 

「バカっ」

 

「可愛い」

 

「うるさいっ」

 

「可愛い」

 

「……ここまで応えてくれないと罵倒する気も起きなくなるわ」

 

 

危なかった。あと何回か言われたらMに目覚めるところだった……。ってんなことはどーでもいい。

 

 

それよりそんなこと言われてもなぁ。あなた今の自分の格好見てみなよ。

 

タオルケットで胸ギリギリ隠して顔赤く染めながらこっちにジト目とか……いかん、元気になりそう。何がとは言わないが、ナニがね。

 

 

それになんだかんだ言いながら二回戦はアリスから誘ってきたじゃないですか。 終わった後も五分くらい抱き締めて離してくれなかったし。もちろん抱き返してました。むしろそのまま三回戦決行したまであった。

 

……いかん、思い出してたら元気になった。ナニが。ってそれはもういいよ。猿か俺。

 

 

「とりあえず風呂入るか。色々びちゃびちゃだし」

 

「せっかく朝ごはん作ったのに……」

 

「いやー……すいません」

 

 

 

 

二人で風呂に入る。身体洗いっことかしてたら正直もう一回したくなってしまったが、流石に自重した。

 

 

髪も洗ってあげたんだが、本当に綺麗だ。指を通しても絶対にスッと下まで落ちる。枝毛もないし。俺も一応同じシャンプー使ってるんだが……何が違うんだろうか。まさかこれが巷で話題の女子力とかいうやつか。うーむ、違う気がする。

 

 

 

 

「朝飯が昼飯になっちゃったなぁ」

 

「誰かさんのせいでね」

 

「全くだぜ」

 

「もう……」

 

「美味しいよ、アリス」

 

「……ありがと」

 

「かわいいよアリス」

 

「……し、静かに食べなさいっ」

 

 

 

 

 

昼飯も食べ終わり、今日はどうするかと思案する。

 

食器を洗ってくれているアリスに問い掛けてみると、特に予定はないが、人里に少し用事があるとのこと。暇ならついてきて欲しいとも言われたので、恐らく買い物がなんかだろう。

 

 

ほうほう、つまり……。

 

 

「デートだな! 早く行こうすぐ行こうさぁ行こう!!」

 

「はいはい」

 

 

苦笑しながらも食器を洗う手は止めないアリスはデキる女の鏡だと思います。ついでに言うと洗ってる時のお尻がまたエロくて……イイ!

 

 

 

さて、男子の準備なんてほとんど無いのであとはアリスを待つだけである。アリスを視姦するのもいいが……。

 

 

「おーおー上海。今日も元気だな」

 

「シャンハーイ!」

 

「なるほど、なるほど。そんで?」

 

「シャンハーイ!」

 

「ふむふむ。……全然わからん」

 

「シャンハーイ……」

 

 

 

さて、フラフラと近づいて来たこの子……まぁ人形だが。名は上海。

上海はアリスが作った自律人形一号である。俺からすればアリスとの子供のようなものだ。

 

 

ちなみアリスには上海の声が聞こえるようだが、アリス以外にはシャンハーイとしか聞こえない。

 

何故なのかアリスに聞いてみたら魔力供給がどうのこうのだとかよくわからなくてどうにもならなかった。

 

 

まぁ声の大きさとかジェスチャーとかで意思疎通は可能なのだが。コミュニケーションにおける会話の重要性は低い、みたいな話もあるしな。

 

 

だが、いずれ俺とも会話できるようにしてあげたいとアリスは言っていた。いずれは俺のことをお父さん、アリスのことをお母さんと呼ばせたいものだ。なんならパパママでも、いやもうパピーマミーでもいい。

 

 

上海の頭に手を伸ばす。アリスの作る人形は全て極めてクオリティが高い。抱き心地も、触り心地も一級品だ。微妙に暖かくて人の体温っぽいのとかどうなってるのだろうか。いつの間にか上海の頭を撫で回すのが癖になってしまっている気がする。

 

 

「うりうり」

 

「シャンハーイ!」

 

「ほーれほれほれ」

 

「シャンハーイ!」

 

「ここか? ここがええんか?」

 

「シャンっ……ハァーイっ」

 

「ちょ、どこで覚えたのそんな声!」

 

 

なんか無駄に色っぽい。どこで覚えたんだよ喘ぎ声なんて。んの野郎、誰だうちの可愛い上海にそんなこと教えたのは!

 

……あ、この家ですねわかります。わかりたくなかったけど。

 

 

「お父さん上海をそんな風に育てた覚えありませんよ!」

 

「シャンハーイ……」

 

 

なんだか凄い痛いものを見る目で見られている気がする。

 

そろそろ防音を考えるべきかなぁと思案しながら上海と遊んでいると、アリスの準備が完了したようだった。

 

 

「なにやってるの?」

 

「休日に娘と遊ぶ良いお父さんごっこ。準備できた?」

 

「シャンハーイ!」

 

「ええ、行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう人形の姉ちゃん。今日はソイツも一緒か?」

 

「あ、アリスさんこんにちわ。あら、今日は夫さんもいるのですね」

 

「あ、アリス姉ちゃんこんにちはー!」

 

 

 

アリスはモテる。当たり前である。何故なら可愛いから。

 

それに人里には定期的に訪れているため、知り合いが多いのである。なので合う人会う人に話しかけられていた。

 

 

 

……いやいやいやちょっと待てよ。いくらアリスがよく人里に来るって言っても俺基本的には人里で働いてんだけど?

 

 

 

何で基本的に家にいるアリスにまず挨拶すんの? 逆じゃない? なんで俺アリスのおまけみたいな感じなの? しかもよく見たら最後のガキてめぇ、こないだ転んで泣いてたから飴玉やったガキじゃねーか! この恩知らずぅ!

 

 

理不尽だ。やはり美人はあらゆる面で優遇されると思う。まぁ俺の彼女なんだけどな? うはははは。以上、現実逃避終了。

 

 

 

……実際はこんなに心中穏やかではない。

 

非常に心配だ。アリスはモテモテなのである。早い話、何処の男が狙っているかわからないのだ。

 

アリスほどの美人なら男なんて取っ替え引っ替えすることなんざ容易だ。俺よりカッコ良い奴を見つけられたら一瞬で捨てられるかもしれない。

 

……うわ。想像したら死にたくなった。

 

 

「どうしたの?」

 

 

急に言葉少なになった俺に何か違和感を感じたらしく、アリスは小首を傾げながら俺の目を覗き込んできた。身長的に上目遣いというやつになる。

 

普通の女子がやるとあざとそうなポーズも、アリスがやると悩殺もの。

 

 

この辺の動作に関してアリスは天然だ。自分の可愛さとその行動がどれだけの破壊力を生み出しているかなど全く分かっていないのだろう。実際人目を憚らず抱き締めたいという衝動が今、俺の心に湧き上がっている。

 

あー……可愛い。抱き締めたい。

 

 

 

が、少々ナイーブになっていた俺は行動に移すことが出来なかった。

 

あと……まあ、なんだ。外だと恥ずかしい。

 

 

でも、もし俺が捨てられたらこんな顔も俺以外の男に見せることになるのだろうか。

 

……絶対嫌だ。そうなったら俺は嘘偽り無しに首を吊るだろう。

 

 

何か周りに俺とアリスの仲を見せつけれるようなことはないだろうか。キス? ハグ? ……レベルが高すぎる、無理。なら、そう。手を繋ぐとかどうだ。

 

 

「いや、その、さ。手……繋がない?」

 

 

だいぶ妥協したが、それはキスやハグに比べればという話であって、手を繋ぐ行為が簡単だというわけではない。

 

 

なんだか急に恥ずかしくなって頬を掻きながら言う。最後の方なんか声が小さくてアリスには聞こえていないかもしれない。小心者だと自分でも思う。

 

 

家の中でアリスにそういうことをする時は何とも思わないが、外だと基本的に行動を起こさないのが俺だ。まぁ詳しく言うと起こさないというか起こせないんだが……つまるところのただのチキンである。やかましいわ。

 

 

そんな俺にしては珍しく、ちょっと頑張ったのかもしれない。

 

 

まあ頑張りとは言っても、内心は少しでも周りにアリスとラブラブなところを見せつけておかなくては、という情けない独占欲だ。

 

 

アリスは俺が照れながらそんな提案をしたのに驚いたのか、顔を赤くしながら戸惑っていた。

 

視線があっちへ、こっちへ。一瞬俺と目が合うと、照れて下を向いてしまった。

 

数秒、沈黙の時間が訪れる。

 

 

やがて、アリスは小さく頷いた。

 

 

「じゃあ、その……えと、はい」

 

「ああ、うん」

 

 

戸惑いながら控えめに差し出されたアリスの手を握る。ふと伸ばした自分の手を見ると、震えていた。

 

初心なカップルかとツッコミたくなる。おいおいもう俺たちあんなことやのんなことも済ませちゃってるだろーが俺。何この程度で照れてんだ。

 

 

 

て、手汗かいてないよな。引かれたらどうしよ……最悪首吊ろう。あとアリスの手やわらけぇぇえええええええ。

 

 

気付いたら俺たちはまた歩き出していた。アリスはもう慣れたようで、平常心を取り戻しているように見える。少し嬉しそうに見えるのは俺と手を繋いでるから……? ああ自意識過剰過ぎだなキモいぞ俺。

 

 

「それにしても、◯◯がこんなことするなんて、珍しいわよね」

 

「まあ、たまには……」

 

「ふふ。顔が真っ赤よ?」

 

「……アリスだってさっきまでは」

 

「そうだったかしら」

 

 

にぎっ。ぎゅっ。と時たま繋がれた手にそんな感触が届く。

 

悪戯っぽい笑みを浮かべたアリスは握った手に力を込めたり緩めたりして、俺の反応を楽しんでいるようだった。

 

 

なにこのほんのりSアリス……いかんMに目覚めそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 






と、この不完全燃焼どころか風呂敷広げて爆破させたみたいな感じで妄想が尽きるという。

またいずれ書きますごめんなさい。


次はおぜうさまからんしゃまかさとりんかなぁ。

超絶不定期なのであまり期待せずお待ちください。


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