黒翼の魔王   作:リョウ77

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思わぬ再会

「お久しぶりですね、シン」

 

 エレンの再会を喜ぶ言葉と、真が持っているものと瓜二つの指輪、そして、既視感のある微笑みに、真は芋づる式に子供時代のことを思い出していった。

 真が子供の時、真は父親に連れられて世界中を旅してまわった。

 その目的は、真の魔力制御の向上と、世界有数の実力者の能力を直に見るため。そのために、真の父親はあらゆる伝手を用いて世界の実力者に真を会わせた。その中には裏世界の人間もいたため、真もあまり大っぴらには言っていないが。

 そして、真が9歳のころ、とある人物に会うためにヨーロッパに来た際、中継地点としてヴァーミリオン皇国に立ち寄ったのだ。

 その時、ちょっとした自由時間で街をぶらついていた時、偶然真が立ち寄った店に強盗団が押しかけてきた。

 その強盗はテロ組織“解放軍(リベリオン)”の構成員3人組で、少女を人質に身代金と逃走用の乗り物を要求した。

 その場に居合わせていた真は、加速の能力を用いて強盗を瞬く間に制圧、少女を救出した。

 強盗は警察によって拘束され、この事件をきっかけに真は件の少女に非常に懐かれた。

 だが、もともと1泊の滞在予定だったため、翌日には離れなければならなかった。

 別れを悲しんだ少女をなだめるために、真は2つの指輪を取り出して、片方を少女に渡して再会を約束した。

 まるでプロポーズのような場面に感極まった少女は、その勢いで真に拙いながらもキスをしたのだが・・・

 

「そうか・・・エレンだったのか・・・」

 

 ようやく、全て腑に落ちた。

 だが、エレンは少し不満気だ。

 

「なんですか。もしかして、シンはあの時の約束を忘れていたのですか?」

「正直、あの時はそれどころじゃなくてな・・・あの時、俺は親父に連れられて世界中を旅してまわっていたんだよ。魔力制御の修行と見聞を広めるためにな。だから、その旅が終わった時にはすでに記憶も朧げだったんだ」

「そういうことですか・・・」

「というか、名前すら聞いてなかったのに、よく俺だってわかったな?」

「当然でしょう。その髪を見れば一目瞭然です」

「言われてみればそうか」

 

 エレンのような金髪は数多くいるが、真のような白髪黒メッシュの地毛など、世界中を見渡しても片手ほどいるかどうか、といったところだ。

 「シマウマ頭」とからかわれることが多かったこの髪色だが、まさか7年越しの再会の役に立つことになるとは。人生、何が役に立つかわからないものだ。

 そんなよくわからない感慨を抱きながら、真は自身の指輪とエレンの指輪を交互に見ながらしみじみと呟いた。

 

「にしても・・・まさか、マジでこいつが役に立つとはなぁ」

「? 役に立つって、どういうことですか?」

「いや、実を言うとな、こいつも固有霊装(デバイス)なんだ」

「えっ、この指輪が、ですか?でも、あの黒いコート以外は使えなかったんじゃ・・・」

「気休めにもならない程度だが、使えないことはなかった。それこそ、Fランクと言っていいのか怪しいレベルでしかないが」

 

 いくら能力を暴走させないための封印とはいえ、能力がまったく使えない状態が長く続くわけにもいかない。そのため、黒いコート以外の能力もごくわずかだが使えるようにしていた。

 真がエレンに渡した指輪も、実はあの場で咄嗟に作ったものだったのだ。

 

「この指輪は、2つで1つになるようになっていてな。この指輪同士で引き合うようになっていたんだ。とはいえ、込められた力もかなり弱いから、確率としては1%あるかないかってところだが。そう考えると、奇跡と言っても差し支えないな」

「なるほど。真は思ったよりもロマンチストなんですね?」

「んなわけあるか。まぁ、あの時は、エレンを泣き止ませるためにどうにかしようと・・・」

 

 そこまで言って、真は言葉を止めた。

 

「どうかしましたか?」

「・・・なんでもない」

 

 嘘だが。

 今の真の脳裏には、あの時のエレンのキスの記憶が蘇っていた。

 そして、あくまでなんとなくだが、その感触も。

 だが、真は隠しているつもりでも、エレンにはバレバレだった。

 なにせ、僅かだが真の耳が赤くなっているし、そもそもエレンの方からキスをしたのだから、すぐに思い当たる。

 エレンはニヤリと意地悪気な微笑みを浮かべ、真に全身を押し付けるようにしなだれかかった。

 

「っ、え、エレン、さん?何をやっているんですかね?」

「私のことはエレンでいいですよ。私たちはルームメイトになるんですから。それに、私もそういう風に読んで欲しいです」

「そうか、わかった。なら、エレン。いったん離れてくれないか?」

「すみませんが、私もまだ疲れが抜けきっていないようで・・・もう少しこのままでいさせてもらえませんか?」

「だったらベッドに戻って寝ろ。わざわざ俺にもたれかかる理由にはならんだろうに」

「ふふっ、真は初心なんですね。顔が赤いですよ?」

「おい、なんでここに来て小悪魔属性を出してるんだよ。そんなキャラじゃなかっただろ」

 

 真だって今までそういうことにあまり興味を持っていなかった、というより家族以外の異性と関わる機会が少なかったとはいえ、れっきとした男の子だ。

 女の子の柔らかい体を押し付けられてはドキドキするに決まっている。

 さらに、真の中ではエレンのキャラは清楚もしくは誠実で決まりかけていたため、そのギャップも合わさってさらにドキドキしてしまう。

 

「実はですね、私もシンに振り向いてほしかったので、日本の少女漫画で勉強したんですよ」

「その参考にした漫画のタイトルが気になるところだが聞かないでおこう。俺の理解が及ばない話になりそうだ」

 

 今までの半生を魔力制御の訓練や武者修行に費やしてきた真は、その辺りの事情に非常に疎い。ともすれば、同じような生活をしてきた一輝よりも知識が少ないかもしれない。一輝は文献などでしか残っていない流派を研究するために書店や図書館を訪れることがあったため、少なからず書物に触れる機会が多かったが、真は武器を用いた近接戦闘は一輝の指導を除けばほとんど我流なため、書物に触れる機会すら少なかった。

 最低限、時事を知るために新聞や情報誌を見ることはあったが、ゴシップやエンタメには見向きもしなかった。

 そんな真であるからして、その辺りの未知の領域に踏み込むにはいささかためらいがあるのだ。

 

「まぁ、それはさておきだ。こうしてルームメイトになった以上、家事炊事の当番を決めておこうと思うんだが」

「たしかに、それもそうですね。私としては、私1人だけでもいいのですが・・・」

「それは俺が納得できない。ていうか、俺だって一通り以上は家事はこなせるっての」

 

 破軍学園には当然寮の食堂はあるが、すべての寮室にはキッチンも完備されている。そのため、食堂で食事をとれなかった場合は門限の9時までに買い物を済ませておけば寮室で食事を作ることもできるようになっている。

 基本的に周りから嫌われていたり距離を置かれていた真は、たいてい食堂を利用せずにスーパーで食材を買って自分で調理している。そのため、真も人並みよりも料理は上手く、家事もそつなくこなせるようになっている。

 

「まぁ、ここは無難に日替わりでいいだろ。その方がわかりやすいし」

「それもそうですね。では、今日はどうしますか?」

「あぁ、今日はすでに俺が用意してあるから」

「そうなんですか?」

「だって、もうそこそこ時間が経ってるぞ?」

 

 時計を見れば、すでに夜の7時を過ぎている。

 隣の2人からの連絡はまだだから、まだ眠っている可能性もある。食堂を利用するには、時間的に少し遅い。

 

「それに、一輝は一刀修羅を使ってボロボロだからな。まともに料理できる身体じゃない。だから、俺の方で4人分用意しておいた」

 

 そう言って、真は台所から大きめの鍋を持ってきた。

 

「ちょいと季節外れだが、大人数で食べるにはちょうどいいだろう」

「いい匂いですね・・・これはお魚ですか?」

「そう。寄せ鍋ってやつだ。食べ物に関しては、実家からもいろいろと送られてくるからな。今回は出汁用もかねて干物を使ってみたんだが、けっこういい出汁がでるんだな」

 

 食卓に鍋を置いてふたを開けてみれば、野菜や豆腐の他に金目鯛の干物も入っていた。

 

「すごいですね・・・」

「俺の実家、金はそこそこ稼いでるからな~。今回は干物しか実家からのものは使ってないけど、ちょいちょい高価な奴が送られてくるんだもんな」

 

 いつもは敷地内の山で獲れた鹿や熊なんかのジビエが多いが、漁師や漁港に伝手でもあるのか、時には伊勢海老が丸まる1匹送られてきたこともある。その時は真が自分でさばき方を調べてから塩焼きにして一輝と共に食べた。

 

「そういうことだから、よっぽどじゃない限り食べ物に困ることは少ないかな」

「なるほど・・・」

 

 真の話を聞いたエレンは、どこか微妙な表情になりながらも頷いた。

 

「・・・もしかして、魚は苦手だったか?」

「いえ、そういうわけではないのですが・・・ステラ様は、非常によく食べるので」

「はぁ・・・具体的には?」

「これくらいの量のお鍋なら、多分1人で食べきれるかと」

「マジかよ」

 

 どうやらヴァーミリオン皇国の第二皇女様は不可思議な胃袋の持ち主らしい。

 

「・・・それなら、足りない分は一輝たちの金で買い足しとくか?」

「ステラ様と私の滞在費は国からも多く出されているので、ステラ様に用意した分は私たちに請求しても大丈夫ですよ」

「助かる」

 

 今回はいざこざが解決した祝いも兼ねた食事であるからよかったが、これが毎回ならすぐに真の食料の貯蔵が尽きてしまう。

 おそらく、一輝も苦労することになるだろうなと真は苦笑した。

 そして、失礼だがあることが気になった。

 

「・・・そういえば、ステラさんはなんでそんだけ食べれるくせに、あの体型を維持できてるんだ?」

 

 当然、食べた分運動すれば余計な肉はつかなくなるだろうが、それだけの量をすべて消化しようと思ったらどれだけの運動量になるかわからない。

 この真の質問に、エレンは複雑な表情を浮かべて答えた。

 

「ステラ様曰く、余計な脂肪はすべて胸に行くそうです」

「んな不可思議現象ががあってたまるか」

 

 まさにこの世の全ての女子を敵に回しそうな発言だ。なんなら狂戦士化する者がいてもなんら不思議ではない。

 

「・・・まぁ、それはさておき、さっさと隣の部屋に行くか。もしかしたら、もう目を覚ましてるかもしれないし」

「それもそうですね」

 

 これ以上この会話を続ける気がしなくなった真は、無理やり話題を変えた。といっても、もともとしようとしていたことに戻るだけだが。

 鍋は真が持ち、ドアの開閉や鍵の開け閉めはエレンが行って外に出る。

 

「ちょっと待て」

 

 そして、エレンが一輝とステラの部屋のインターホンを押そうとした直前に、真がそれを制止した。

 

「どうかしましたか?」

「いや、念のために中の魔力を探ってみたんだが・・・多分、一輝の上にステラさんが乗っかってる構図になっているぞ」

「え?・・・・それは、たしかなのですか」

「ステラさん、ただでさえ垂れ流しにしてる魔力の量が多いからな。どういう体勢なのかもわかるんだが・・・微弱な魔力の上に四つん這いになっているぞ。しかも床から浮いてる」

 

 つまり、ステラがベッドで寝ている一輝を押し倒しているという捉え方もできるわけで。

 

「「・・・・・・」」

 

 真とエレンは頷きあい、音を立てないようにそっとドアを開けて中をうかがった。

 そこでは、ステラが頬を紅潮させながら一輝の腹筋を触っているところだった。

 

「・・・なぁ、おたくの皇女サマは、男性の腹筋を触って興奮する特殊な性癖の持ち主だったりするのか?」

「いえ・・・そんなことはない・・・はずなのですが・・・」

 

 もしかしたら、1人の騎士として一輝の体に興味を持っている可能性もなくはない。いや、エレンからすればむしろそうであってほしいと願ってすらいる。

 だが、顔を紅潮させて息を荒くしながら一輝の腹筋をまさぐる姿は、傍から見たらまごうことなき変態なわけで。

 

「まさか、セクハラをセクハラで返すことになるとは・・・」

「今まで男性と関わる機会が少なかったツケが、ここで回ってきましたか・・・」

 

 2人としては、どのタイミングで入るべきか非常に迷ってしまう。

 普通なら、すぐにでも止めるべきなのだろうが、ステラがまたがっているのは二段ベッドの上だ。パニックになったら落ちてしまうに違いない。

 だが、結論から言えば迷う時間はほとんどなかった。

 

「き、きゃあああああああああっ!?」

 

 ステラがいきなり悲鳴を上げて立ち上がり、天井に頭をぶつけた衝撃で床に落ちた。

 おそらく、一輝が目を覚ましたのだろう。

 

「・・・とりあえず行くか」

「・・・そうですね」

 

 ステラの自業自得な部分がないわけではないが、思い切り頭から落ちてしまったのは少し心配だ。

 

「お~い、大丈夫か~?」

「これくらい大丈夫・・・って、シンにエレン!?」

「あぁもう、ステラ様、ジッとしてください。額から血が流れていますよ。イッキ、救急箱はありますか?」

「あ、うん、ちょっと待ってて。すぐに取ってくるから」

「あっ、一輝、ついでにガスコンロも持ってきてくれ。夕食に鍋作っといたから」

「本当?ありがとう。疲れてたから助かったよ」

 

 結局、このわちゃわちゃが落ち着いて話し合えるようになるまで、もう少し時を要することになった。

 

 

* * *

 

 

「はい。これで大丈夫ですよ」

「ありがとうね、エレン」

「よし、こっちも準備できたぞ」

「うん。いい匂い」

 

 エレンがステラの手当てを終えた頃には、真と一輝が夕食の準備を済ませていた。

 

「そんじゃ、いただきます」

「「「いただきます」」」

 

 真に続いて他の3人が手を合わせて、それぞれ鍋の具材を取り皿によそって食べ始めた。

 

「んぅ~、おいしい~!」

「食べる前からすでにいい匂いがしていましたが、実際に味わってみると想像以上ですね」

「真、これって何の出汁?」

「ベースは昆布だが、具材に金目鯛の干物も使ってるから、それからも出汁が出てるな。っつーか、作った俺もびっくりするくらいうまい」

 

 素材がよほどよかったのだろう。季節外れの鍋ということで少し冷ました状態で食べているとはいえ、作った真の予想以上のおいしさに全員舌鼓を打っていた。

 そして、しばらく鍋を堪能していると、ステラが一輝に話しかけた。

 

「ねぇ、イッキのこと、理事長先生から聞いたわ」

「僕のこと?」

「イッキが、これまで実家や学校にどういう扱いをされてきたのか、ってこと」

「ちょ・・・なんであの人は人の家のデリケートな問題を・・・」

「あ、それ、私もシンから聞きました」

「真まで!?」

「そりゃあ、どうして俺や一輝が留年したのか聞かれたらな。それに、むやみに吹聴することではないが、積極的に隠すこともないだろう。俺の能力のことだってエレンには話したし」

「え~・・・なんか、2人ともごめんね。聞いていて気分のいい話でもなかったでしょ」

「気にしないでください」

「アタシも気にしないで。ていうか、そんなことはどうでもいいわ・・・それより、教えてほしいの」

「何を?」

「どうしてイッキは、そんな目に遭いながら、まだ騎士を目指そうとするの?」

「・・・?なんでそんなことを聞くの?」

「そりゃあ、誰だって疑問に思うだろう。言ってみれば、50m12秒台のガリガリが陸上競技のアスリートを目指すようなものだからな」

「その例え方はどうかと思うけど・・・まぁ、それもそうなのかな」

 

 そう言って、一輝は自分の子供の時のことを話し始めた。

 才能がなかった一輝は、家族や親戚から()()()()()()()ように扱われてきた。

 分家の子供でも受けられるはずの魔力制御のレクチャーを受けられず、親戚の集りにも一輝の席はなく、外側から鍵をかけられる自室に閉じ込められていた。父親からは、言葉をかけられないどころか視線を向けられることすらなかった。

 そして、当主の意思は一族すべての人間に影響を与える。

 まさに、一輝は誰からも「いない者」として扱われた。

 いっそ、本当に消えてしまいたいとすら思うこともあった。

 そして、ある雪の降る元旦の日、家を抜け出して裏手の山に入った一輝は、誰も探しにきてくれない中、吹雪に見舞われて遭難しそうになった。

 誰も自分を信じてくれないことが悔しくて涙を流していたその時、一輝の前に黒鉄龍馬が現れ、一輝に言葉をかけた。

 その悔しさを捨てるな。その悔しさは、まだ諦めていない証拠だから、と。

 

『いいか小僧。今はまだ小さな小僧。お前が大人になった時、連中みたいな才能なんてちっぽけなもんで満足する小せぇ大人になるな。分相応なんて聞こえのいい諦めで大人ぶるつまらねぇ大人になるな。そんなもん歯牙に掛けないでっかい大人になれ。諦めない気持ちさえあれば、人間はなんだってできる。なにしろ人間ってやつは、月まで行った生き物なんだからな』

 

 「自分をあきらめるな」という言葉に救われた一輝は、その時に龍馬のような大人になるんだと、自身と同じような才能のない人間に「諦めろ」ではなく「諦めなくてもいい」と他の人に伝えられるようになるんだと決めた。

 そして、その言葉を伝えるに足る人間になるために、魔導騎士に、七星剣王にならなければ話にならない。

 だからこそ、たとえ茨の道であっても諦めるわけにはいかない。

 

「そう・・・それが、イッキの夢なんだ」

「やっぱり・・・無謀だと思う?」

「・・・」

 

 一輝の言葉に、ステラはもちろん、エレンも気まずそうに表情を曇らせる。

 だが、真は心の底から共感するような笑みを浮かべた。

 

「なるほどなるほど。俺もそこまで詳しく聞いたのは初めてだが、一輝らしくていいじゃないか」

「そうかな?」

「そりゃあそうだろ。なにせ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 真の言葉に、ステラとエレンの瞳が見開かれ、同時に得心がいったような表情を浮かべた。

 

「ふふっ、あははっ。えぇ、そうね。()()()()()()()()諦めてやるもんですかっ」

「えぇ、そうですね。()()()()()()()ところで、諦める理由にはなりません」

 

 そう、ここにいる全員が、やる前にできるできないで判断せず、やってみたらダメだったで仕方ないにしても、やらないでダメだと決めつけることができない、極度の負けず嫌いなのだ。

 だからこそ・・・この部屋割りは、ステラにとってもエレンにとっても、必ず有意義なものになる。

 この時、ようやく最悪の出会いを果たしたこの4人が、1つになった。




思った以上に長くなってしまったので、キリのいいところで切ることにしました。

金目鯛の干物、1度でいいから食べてみたいですね、ほんと。
ぜったいおいしいに決まってる。
まぁ、ぶっちゃけ自分は魚は断然刺身派ですけどね。
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