とあるオタク女の嶮難。   作:SUN'S

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第6話

∧月※日

 

今日は櫻井さんと居酒屋で朝まで飲もうと思っていたのに仕事の呼び出しを受けた櫻井さんは帰り、私はカラフルな生き物とバトルしてる女子高生ぐらいの女の子と共闘してしまった。

 

だいたい、どういう仕組みでカラフルな着ぐるみを伸縮させてるのだろうか?

 

そんなことを考えながら黒塗りの車で迎えに来てくれた藤尭くんに抱き着いて「もう一軒ぐらい飲んでから帰るぞ~っ!」と叫んで吐いた。

 

そして、私が情けない記憶を消し去りたいと思っているところに櫻井さんがやって来た。どうやら櫻井さんの仕事はマジカルなアイテムを作ることらしいのだが、私はマジカルなアイテムなんて貰ってない。

 

あとツヴァイウィングがキラキラとした視線を向けてくるのが怖くて仕方ない。あれほど人違いだって言っていたのに、ノイズなんかボコってたら勘違いするわよね。

 

とりあえず、メディカルチェックでは異常なところはなかったらしいけど。私の隣に座ってる淡い栗色の髪の毛が印象に残りやすい女の子と同じで心臓にモノが刺さっているそうだ。

 

はあ、全く理解することが出来ない。

 

∧月∞日

 

早朝、私は人生のプロフィールの自己紹介欄に融合症例第一号等という面倒な肩書きを付け加えることになった。

 

それにしても闘争本能と同調して身体能力の向上するのは漫画やアニメでも珍しい部類のアイテムだと思うが、私の身体の中にも埋ってるのは可笑しい。

 

私はツヴァイウィングのコンサートなんて行ってないし、こんなモノを身体の中に埋め込んだ記憶もない。まあ、ヤバいと分かったら櫻井さんに摘出して貰うとしよう。

 

櫻井さんって執刀とか出来たっけ…。

 

そんなことを考えながら同じ境遇の立花響とメールアドレスを交換したばかりなのにメールが溜まっていた。

 

ひょっとして、あの子はメールの頻度がすごいのだろうか?等と思いながらも一つ一つ丁寧にメールを返信しておいた。

 

しかし、波瀾万丈な人生だけは何としても阻止しなければイケない。まだ、彼氏すら出来たことのない人生を終わらせるのは嫌だ。

 

あんまりネガティブに考えるのは不安を感じているからなのかもしれないな。今日は早々と店仕舞いして飲みに行くとしよう。

 

∧月`日

 

今朝、私の部屋の扉を蹴破って雪音さんが入ってきた。なぜか二課のことを知っているようだけど、あの場所で雪音さんを見た記憶は無いんだが…。

 

まあ、そんなこともあるか。

 

それに追求しても誤魔化そうとするのは分かり切っているし、余計な迷惑を掛けるのは大人として恥ずべき行為だ。ただ、私の家とはいえモノを壊すのはやめてくれないか?

 

そんなことを考えながら立花さんを交え、今後の活動で必要となる攻撃手段について話し合うために二課のロビーにて話していると天羽さんが割り込んできた。

 

この人は私が近くにいると可笑しくなるのが平常運転なのだろうか?なんて考えていると風鳴翼が「あの私のことを覚えておられますか?」等と聞いてきた。

 

いや、私は貴女達の探してる鎧の人とは別人だって何回も説明してるよね?そろそろ本当に訂正するのが面倒臭くなってきた。

 

それでも圧力を掛けるように問い掛けてくるのはマジでボコりそうになるからやめてね?と言えば「アンタになら殴られてもいい!」と変態発言が返ってきた。

 

もう、マジでなんなの?

 

 

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