ワイが言いたいのはそれだけや。(´・ω・)
side時計塔
「畜生。どいつもこいつも僕のことを馬鹿にしやがって。」
そんなことを言いながら進む少年がいた。彼が書いた論文は彼にとっては自らの有用性を証明し、変革をもたらすであろうものであったが、周りからみれば杜撰も杜撰、駄文以下の紙屑に等しかった。その為、こんな物を送りつけられた教授からは真っ向から否定され、授業でも取り上げられた物だからこの事を聞いた彼の同級生が皆、失笑したのは当たり前の結果であろう。
しかし、彼からしてみれば自分という存在やこれまでしてきた血の滲むような努力の否定に等しく、彼の無駄に高いプライドが見事にへし折られてしまったのは言うまでもないだろう。
そんな事があり。彼の自尊心を傷つけた教授や同級生を見返したいという感情は授業が終わってからしばらく経った今でも鎮まるどころか止まるところを知らず、現在も上昇中である。
そんな彼の状態と無駄に高い自尊心によって、彼の論文を否定したあの教授宛ての荷物を盗ってしまうのは仕方のない事だろう。
しかし彼は知らなかった。
この世には因果応報と言う言葉があると言う事を
苦労人、ウェイバー・ベルベットの人生は此処から始まる。
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「なんだこれ?あいつ、こんなののなにが欲しいんだか。馬鹿馬鹿しい。」
そう言いながら彼は小包みの中身に落胆していた。
まあ、そうなってしまうのはしょうがない事であろう。
大事な荷物と聞いて盗んでしまったのはいいもののその小包みの中に入っていたのは"団長"と筆で書かれた赤い布切れが一つあるだけなのだから期待した分だけ落胆の気持ちが出てくるのは仕方ない事であろう。
まあ、でも彼はあのいけすかない教授ことケイネス・エルメロイ・アーチボルトか大事にしていた物であるし相当貴重な代物である事は間違いが無いと断言できるだけの尊敬の念は抱いているのだろう。
敬うかは別として・・・・・・・
「しっかし、どうしてあのロードがこんな布切れを使おうと思ったのか。どーせ、ろくな事には使わないだろうなーイテッ。」
急に激痛を感じたウェイバーの手の甲には彫った覚えのない赤い刺青があった。
「っツゥ。なんだこれ。こんなのがどうして僕の。」
『令呪とは極東の冬木と呼ばれる都市で行われる七騎の
ふと、小憎たらしいあの教授の言葉を思い出した。あの教授の言葉は正直彼ななとっては、思い出したくもないものであったが思い出したその内容にこの時だけは感謝したくなった。
(そう言えばあいつ、極東の聖杯戦争に参加するとかか噂になっていたな。と言う事はこれは聖杯戦争に必要な物・・・・・・・つまりコルを使ってあのケイネス・エルメロイ・アーチボルトを倒せば僕は、、、僕は、、僕は、僕は僕は魔術師として、否が応でも認めさせることが出来る!)
そんな事を思いながら彼ウェイバー・ベルベットは軽い足取りでこの時計塔に併設された書庫に向かうのであった。
どうも皆さん初めまして&こんにちは。どうも唾㸅です。
今回は特に書く事はありませんが
どうかこの同仕様もない駄文家を末長くよろしくお願いします。