異世界転生~ポコダンとともに   作:千籠 熖太

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 どーも焔太と申すものです。
 好きなゲームの小説を書きたくなりました。
 


初めての刹那

 

「頼む・・・・・・・・・・・・セツナ来い・・・・・・」

 左から右へ、右から左へ。指を動かしながら、うんうん悩む。夜中、一人部屋でスマホの画面とにらめっこしながら一人悩み続ける俺は相当変な奴だと思う。

 でも仕方ないじゃないか。それだけ俺はこのガチャに命を懸けているんだ。ガチャというかセツナに。

 

 ソーシャルゲーム、ポコロンダンジョンズ。

 

 なぞるRPGをテーマにしたゲームで、今俺がドはまりしているスマホゲーム。ちなみにログイン日数1000日越えのそこそこ古参のプレイたーだ。

 で、セツナっていうのはこのゲームに出てくるキャラの一人で、一部では4神と言われているうちの一人だ。ほかの4神と同様とても強力なリーダースキルを持ったキャラだ。分岐極限の進化先もかなり強い。

 そのセツナを狙って今ガチャを引こうとしているのだが、また爆死したらどうしようかと悩んでいる。

 が、勇気を出してガチャを引く。モアイ像の台座に石をはめ込む演出も、もう何度も見た。なのに何回やっても止まることのないこのドキドキは、やっぱり心地いい。

 モアイの目が虹色に輝き、星5以上のキャラが出てくることが確定した。排出された10個の卵のうち虹色の卵、つまり星5以上のキャラは一体だけだ。が、この一体がセツナであることを願って、画面を見つめる。虹色の卵に差し掛かった時、未所持キャラの演出が入る。卵が跳ね、割れた卵の中から出てきたのは・・・・・・・・・・・・

 

 

「き、きたあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 ましっろな髪、たれ目の瞳、真っ赤な衣装に大きいおっぱい。正真正銘、4神の一人セツナを仲間に加えることができた。超うれしい。

 これで、4神を全て入手することができた。最高の気分で眠れるぜ。

 ほくほく気分で、俺は布団にくるまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 鳥の鳴き声が、まだ寝ぼけている脳に届いてくる。

 はて、我が家に今まで鳥の鳴き声が聞こえたことがあっただろうか。不審に思い、目を開いた先に見えたのは木造の部屋。

 

「あれ?」

 

 おかしいな。俺の部屋は木造建築ではなかったと思うが・・・・・・・・・・・・どうなってんだ。

 部屋のドアを開けて、階段を下りる。どうやら2階にいたらしい。

 

 階段から降りた先にあったのは酒場っぽいところだ。人はおらず、カウンターらしきところで片目に傷が入った男性がグラスを拭いている。

 

「へ」

 

 先に言っておくと、俺の家はバーを経営しているわけじゃない。もっと言えばあの男性も誰だかわからない。

 

「お? 起きたか、坊主。寝起きのところ申し訳ねぇが、とりあえずモンスターハウスに行ってきな。昨日の嬢ちゃんたちが騒いでたぜ?」

 

 

 

 

 は?

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