不死身の提督の見た地平線   作:消えずの金剛石

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どーも、勢いと推しへの愛で書き始めた陽炎提督デス。
香取が出てこなくて積んでいる今日この頃。
行き当たりばったりですが、不死身提督 第二話、始まります。


弐日目 あれ、この鎮守府…資材難?どうにかしなくては…

 昨日は散々だった、『いきなり人間相手に全力砲撃』するわ『命を刈り取る勢いで斬りかかる』わ、一体ここの前任何をしでかしたらこんな無法者が出来上がるんだか……まぁそれはさておき、あの後、僕はどうにかこうにかして一応和解? した金剛と天龍に鎮守府内の施設を案内してもらい分かったのだが、この鎮守府……あまりにも資材が少なすぎる‼

 それにこの鎮守府にいる艦娘が金剛と天龍しかいないと来たもんだ。

 簡単な話、最低値で建造しても五回しか出来ないという超貧乏鎮守府だったのだ。

 正に逆境崖っぷちである。早く対処しなければ深海棲艦だって襲ってくるだろうし、()()()()()だってある訳だし……どうしたものか。

 

「ふうぅ……」

 先日案内してもらった中で唯一状態が良かった執務室(授業では習ってはいたが正直合っているのかは解らん)で椅子にもたれつつ、今後の予定を溜息をつきながら考えるが、これと言ってよさげな案が浮かばない。

 とは言え、提督して就いたのならばこの状況を早急に打開しなくてはいけない。

 

 この状況で次にすべきは……

「先ずは資材確保だな……」

 何をするにも今の資材量では出撃も数回が限度だ、ここは僕自ら動かないと前任と同じだ。

 そう思った僕は足早に執務室の扉を開けて金剛達の元に向かうことを決めた。

 資材の取れそうな場所を聞く為に。

 

 

 

 その頃、金剛と天龍の部屋……

 

 カサリ……と紙の捲れる音が部屋に響く。少女達が読んでいるのはつい先日この鎮守府に就任した提督、「藤原優斗」についての情報が書かれた資料である。それを見た天龍はふとある記述が目に入った。

「ん……これは……あいつの家系の歴史か……?」

 正直言えば嫌いな人間の事なんて調べたくもねぇけど……無性に気になってしょうがねぇな。……今回だけは仕方ないと腹をくくってその項目を読んだ。

「何々……代々藤原の一族はかつての名刀や先祖、偉大な英雄をその身に憑依させる秘術にを何代も継承し、現在の()()の建造の土台になっ……た……だと?」

 オレはその一節を読み切った時、頭の中である仮設が立ったがあり得ねぇと頭の中から追いやる。

 それよりもだ……艦娘建造の土台……そんなもんは思い出したくもねぇが、あのグズからは聞かされてねぇぞ……!? それにコイツ……の一族……昔何処かで聞いたことがあるぞ……

 その記述をを天龍が目を見開いて驚きながら呟いているの聞いた金剛は自分が昨日から感じていた違和感と提督の一族が受け継いできた(秘術)が線となって金剛の頭の中で繋がった。

「天龍……その話、本当ネ?」

 天龍、ちょっとその資料pleaseと言いながらその資料を天龍から貰い受けてその資料を端から端まで読んで見たけれど、天龍が言っていたことは間違いではなかったみたいネ。つまり……あの時妙に私達に気配が似ていたのは、彼が私達に似ているのでは無くて、()()()()()()()()()()()()のネ。どおりで納得がいったわ。それに昨日私達の勘違いとはいえ、()()()()()時に見たあの力にあの姿……あれが秘術の力だというなら納得がいくわネ……

 けれど、いまだに私の脳裏にはあの提督が何故私の全力砲撃を受けて何故生還できたのだろうか、私にはそれが不思議でたまらなく不気味だった。

「天龍、一つ聞きたいのだけれど、貴女、提督と斬りかかったわよネ? その時に何か感じなかったかしら?」

 何だ? 何時もは話しかけもして来ないこいつが今日は二度も聞いてくるとか、明日はあられが降るんじゃねぇのか? まぁ聞かれたからには返答しないとな。

「そうだな……オレが感じたのは()()()()だな」

「速すぎる? どういう風にデスカ?」

「あぁ、言葉が足らなかったな、あいつは艦娘であたしの全力の切りつけを()()()()()()()()()()()()()()()()()、しかもオレの刃が当たるか当たらないかのギリギリでだ」

 実を言えばもっとオレでも目を疑う光景が見えたのは言わないでおこう。まだアレ(不死身)である確証は無いからな……単に治癒能力が高いだけだろう、そうオレは心の中で決めつけた。

 そうしていると部屋の扉からノック音が響き渡る。恐らくこの鎮守府にいるのはオレ達とあいつだけだし、恐らくあいつだろう。

「失礼するぞ」

 あいつはそう言って部屋に入ってきてこう言った。

「悪いな、急に押しかけて悪いんだが……この鎮守府で資材が取れそうな所ってないだろうか?」

「資材ねぇ……鋼鉄が取れそうな所は心当たりがあるぜ、なぁ金剛、お前は何か資材が取れそうな場所知ってるか?」

「うぇ!? ワタシですか? そうですネー、この鎮守府から東に少し歩いた所に油田があったと思いまス、今はどうなっているのかは分かりませんが……」

 それを聞いた僕は執務室から出る際に持って来たメモ帳に金剛と天龍が言っていた事を書き込んでおく。

「取りあえず、現状資材の入手が可能かもしれないのが鉄鋼と燃料か……弾薬は地道に探すしかないね……」

 そうだな、と僕のつぶやきに賛同する天龍。

 いざという時には上白沢大尉に頼めば何とかなるけれど……それは最終手段かな、ウン。

 それに……この鎮守府には解決してすらいない闇がまだ残されているのに他人の力を借りたとして、この状況を見た同僚はどう思うか。

 答えは艦娘に対して非道なことをした()()()()()と思うだろう。

 それだけは避けないとなぁ……兎にも角にも資材集めだと、頭を切り替えて金剛達がいる部屋を後にし、そのメモに記さされた

 

場所は変わり横須賀鎮守府内のある場所…

 

何故私だけ、ここに残され続けるのだろう。憎たらしい提督の男…蘇我悪鹿(そがのあくか)が私を営倉送りにしてから四か月が経つが、かつては監視という名の見舞いに来ていた陸奥や雪風は二ヶ月前には姿を見せなくなった。

「お願いだ…誰でもいい…助けてくれ…」

鉄格子の檻から聴こえるのはジャラジャラと引きずる音と少女の悲痛な叫びが木霊するだけであった。

 

 

 

 

 




やっと金剛改に改造できた…あと南方海域が進まねぇぇ!!
あ、あと夏課題の量がえぐいのでペース落ちます(落ちるの早いのはいつものこと)
次回は三日後を予定しております。
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