現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、2、5、6、8、9 ♦︎9
ハジメ ♥2、3、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、4、6、10♥A(以下1枚所持)
ギャレン ♦︎A、2、3、6、8(以下1枚所持)
1
ランドソルには幾つかの広場がある。
子供の遊び場として、恋人の待ち合わせ場所として、働く人々の休憩先として、老人たちの憩いの場として愛されている。
その中の一つ、中心に球形の模型のある広場にサレンディア救護院の子供達は遊びに来ていた。
「ブレイドブレイド!鬼ごっこしよ鬼ごっこ!」
「ダメ!ブレイドにはナイト様の役をやって貰うんだから!」
ブレイドはトラタイガーみたいなスーパーヒーローなんだ。
サレンディア救護院の誰だかがブレイドが変身する所を見ていたらしくブレイドはすっかり子供達に懐かれていた。
精神年齢が近いという事もあるかも知れない。
実際コッコロも敬愛の念の有無を除いてブレイドと救護院の子供達への扱いの差は余り無いと言えた。
「レイ、レイ!俺にも剣を教えてよ!」
「その心意気や良し。だが私は厳しいぞ?」
「どうやったらユイちゃんみたいに素敵な女の子になれる?」
「す、素敵って、私が!?」
「ヒヨリお願い!耳!耳触らせて!」
「ひゃあ!触りながら言うな!敏感なんだぞ!」
トゥインクルウィッシュの面々もだいぶ馴染んできた様でブレイド程では無いが人気者だ。
「おやや〜?ブレイド君たちじゃないですか!
オイッスーー!」
「ペコリーヌ様、おはようございます。」
「ペコリーヌ?」
「ブレイドの仲間?」
「そうなんだ。
年中腹減ってるからペコリーヌ。
でももしかしたら俺より強くてな。
この前なんかアンデッドを封印したんだぞ。」
ワーオ!と驚く子供達。
すっかりペコリーヌもヒーロー認定でキャッチボールやら何やらとお誘いが殺到している。
「ちょ、ちょっと!
私の身体は一個しかありませんよー!」
急な熱烈大歓迎に戸惑ってる様子だが非常にうれしそうだ。
「中々の人気ぶりですね。
彼女の下級とは言えアンデッドを倒した実績と、隠し用の無い気品がそうさせるのでしょうね。
知っていますか?
野生の動物にも経験者や敬い老いた個体を尊敬して群れのリーダーに据えるという事もあるそうですよ?」
いつの間にかブレイドの背後にスーツに眼鏡の知的な男が立っていた。
ブレイドは子供達を自分の後ろにやるとブレイバックルとラウズカードを構える。
「何の用だ?イーグルアンデッド!」
怯えて下がる子供達。
やはり分かりますか。と笑うと男、
その身体は揺れる水面の反射を受ける様に光ると金色の模様の入った身体にビスで皮の鎧を打ち付けたような身体に不気味なトゲの様な翼に両腕部に一体化した剣に骸骨の膝当ての鳥人間の異形、イーグルアンデッドに変身した。
「金のバックル…上級アンデッド!」
子供の1人が叫んだ。
あまりに熱心に話を聞かせてと頼む子供達にブレイドが折れて、ライダーやアンデッドについて話した事があるのだ。
「来るなら来い!相手になってやる!」
「君に興味はない。
私が心から望むのはカリスとの対決だけだ。
カリスのカードを持たない君に用はない。」
本当に様子を見に来ただけだったらしいイーグルアンデッドは天高く飛び上がると、翔んで行って見えなくなった。
2
「んー!終わった!」
王宮での仕事を終えたキャルは伸びをしながら清々しい気持ちで空を仰いだ。
タイガーアンデッドと会った日からどうも調子がいい。
身体に何処かから力が入ってくる様に疲れを知らずに動けるのだ。
「はー、アンデッドとか出ないかしら。
今なら今までにないくらい良い感じに戦える気がするのに。」
そんなことを呟きながらサレンディア救護院に向かうキャル。
それを追う影が一つ。
タイガーアンデッドこと城光だ。
彼女は自分から仕掛けるべきか悩んだ。
中途半端な当て馬じゃ意味がないだろうが、まだスパイダーアンデッドがどの程度キャルに働きかけてるか分からないからだ。
(! アンデッドの気配……)
そこに見計らった様にアンデッドの戦意を感じ取った。
キャルも感覚で感じ取ったらしくアンデッドの方に駆け出した。
城光は別ルートから先回りする。
行った先は先月の鱗粉火災の後、建物を再建中の工事現場だ。
そこで作業員達を襲っていたのは宇宙服か、深海探査服の様な頭をすっぽりと覆う透明なヘルメットに薄紫の身体を黒い防水性の革の様なスーツに身を包んだ異様に長い指と鞭のような左手を持つ異形、ジェリーフィッシュアンデッドだ。
「お、いたいた。
何スートのカテゴリーいくつか知らないけど運が無かったわね!」
「██████?」
「アンタの相手は最強のライダー、レンゲルよ!」
バックルを装着してポーズを取るキャル。
『「変身!」』
<OPEN UP ♣A>
スピリチアエレメントを潜りレンゲルに変身する。
「カテゴリーA、やはりか。」
身体運びから容赦の無さ、動きのキレまで全てがスパイダーアンデッドのそれ。
恐らくただ操るだけではブレイド達に危機感を抱かせると判断し、キャルの意識を強く残したまま戦うことを選んだのだろう。
相変わらず頭が切れる。
さらにカテゴリーAとして申し分ない実力と
<BLIZZERD ♣︎6 BITE ♣︎5 BLIZZERD CLASH!>
他のアンデッドのパワーが合わされば上級アンデッドにも届きうる。
両足から発せられた冷気に凍結されたジェリーフィッシュアンデッドは噛み砕く様な挟み蹴りをまともに喰らい戦闘不能になる。
「これが最強のライダーの戦い方よ!」
プロパーブランクを投げ付け変身解除したキャルは眩しい笑顔で
「よし!♣︎の7ゲット〜♪
また強くなっちゃったかなー私!」
意気揚々とその場を後にした。
3
「イーグルアンデッドにタイガーアンデッド…」
サレンディア救護院に戻った面々は作戦会議を開いていた。
立て続けに出現した上級アンデッドに何かしら対策を練らねばと考えたからだ。
「まずそもそも、対策など必要ないのでは?
イーグルアンデッドの言動から察するにこちらの邪魔さえしなければ干渉しないと言う風だったが?」
そう言ってのはレイだ。
一度アンデッドと一対一で戦ってる彼女は同じ言語を話せると言うだけで一も二もなく襲いかかって来る怪人よりずっと理解し合えると思ったのだ。
「けどアンデッドが残り一体になったらそいつの子分が人間にとって代わるんでしょ?
だったらどっちにしたって全員倒さないと駄目じゃん。」
ヒヨリが反論する。
確かに究極的には全てのアンデッドは倒さねばならない。
だが現状上級アンデッドに勝てる戦力は無い。
「イーグルアンデッドやタイガーアンデッド、後例外的にタンチュラアンデッドやマンティスアンデッドは後回しでも良い。
今言った奴らは正々堂々とした戦いを好む高潔な奴らだからほっといても無闇に人間を攻撃したりしない。」
「じゃあ他のアンデッドは?」
ユイの問いにブレイドは一体ずつ丁寧に答えた。
「まだちゃんと思い出せない奴も居るけど…
カテゴリーJの残り三体は頭脳派揃いでしかも生き残る気満々の奴らばっかだ。
カテゴリーQも同様。
ただ性格はこいつらの方が悪いな。
それでカテゴリーKは…厄介なんてもんじゃ無い。」
他の上級アンデッドの話をしていた時よりも渋い顔になるブレイド。
深いため息をついて思い口を開ける。
「アンデッドの中でも指折りに強いやつばかりだし、何考えてるか分からない…」
そう言ってまた深い溜息をついた。
まるで出来れば2度と関わりたくないといった風だ。
(主様は本当にアンデッドにお詳しい…。
まるでかつて戦ったことがあるかの様に話されます。
一体あなたの過去に何が……)
ペコリーヌ「ペコリーヌと!」
キャル「キャルの!」
2人「ラウズカードアーカイブ!」
ペコリーヌ「今回紹介するのはこちら!」
<BITE ♣︎5>
キャル「♣︎のカテゴリー5、
バイトコブラのカードよ!」
ペコリーヌ「仮面ライダーブレイド23話から登場したラウズカードです。」
キャル「仮面ライダーレンゲルのカードで、
ラウザーにラウズして使う事で使用者に必殺の挟み蹴り、コブラバイトを発動させるわ。」
ペコリーヌ「独特なキックが個性を出してて、一目でレンゲルのキックと解るのはいいですね!」
キャル「次回もお楽しみに!」