現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、2、5、6、8、9 ♦︎9
ハジメ ♥2、3、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、4、5、6、7、10♥A
ギャレン ♦︎A、2、3、6、8(以下1枚所持)
1
「考え過ぎよ。」
隣を歩くキャルは言う。
一応美食殿の表向きの活動理由である食べ歩きを兼ねた聞き込み調査中だ。
「確かにまだまだ力のない自分達には早すぎる考えかも知れないけど、警戒する特に越したことは無いと思う。」
「いつもボケてる様に見えて慎重ね。
大丈夫よ。
アンタ以外にレンゲルもいるんでしょ?
アイツも結構強いし任せとけばいいじゃん。」
「それだけは駄目だ。
レンゲルには動いて欲しくない。」
急に信じられない者を観る様な目になるキャル。
一体どうしたと言うのだろう。
「それは…アイツの素性が分からないから?」
「いや、それは別に関係ない。
話したくない事ぐらい誰にでもあるだろ。
問題はアイツの使うカテゴリーAだ。」
カテゴリーA?と聞き返すキャルにブレイドは説明した。
「レンゲルの使うカテゴリーAは封印が不完全だ。
あのアンデッドはカードの中で意識を保ってる。
そこからベルトを介してライダーを操れるんだ。」
「はぁ!? な、何よそれ!
それって、それってアンデッドの操り人形にされるって事じゃない!」
「ああ。だから早くレンゲルを説得しなきゃいけない………」
ブレイドはキャルの顔が青くなってることに気付いた。
「……な、何よ急に黙ってジッと見て。」
「キャル、ちょっと動かないで。」
そう言ってブレイドはキャルの頭を捕まえると目を閉じて顔を近づける。
「な、なぁ!!」
「ウェブゥ!」
思わずブレイドにビンタをかまして3、4歩分飛び退くキャル。
「いきなり何すんだ!?
こんな人目のあるところで…ぶっ殺すぞ!!!」
真赤になって怒りながらキャルは去って行った。
「……身体だるい時コッコロはいつもああやって熱測るけど…僕のやり方が悪かったかな?」
ズレた感想を抱きながら謝ろうとブレイドはキャルを追いかけた。
2
(なんなのアイツ。)
最重要監視対象になった少年の顔を思い浮かべながらキャルは意味もなく足早に道を進んでいた。
(あ、あのタイミングで何をどう考えればキ…キ……あんな事しようとするのよ!)
と言うかキス云々以前にアイツは自分に、自分をレンゲルとは知らないだろうが、バックルを取り上げようとしてるではないか。
(何?一丁前に『俺だけが仮面ライダーだ!』とか言うつもり?ふざけんじゃないわよ。
私はバックルの力でもっと強くなる。
今までの自分を捨てて全部を手に入れてやる。)
よし!と一言呟くとキャルはバックルとカードをいつでも出せるようにしてランドソルの中でもあまり治安が良いとは言えない辺りに向かう。
「おや、そっちから誘いに乗ってくれるなんてな。」
「最近分かるようになって来たのよね。
アンデッドの匂いとか!」
キャルが振り向いた先には想像通りロングコートにサングラスの男が立っていた。
「は、ブレイドには及ばないが仮面ライダーが板についてきて何よりだ。」
「ブレイドに及ばない?
確かにまだ力に慣れてはないけど、それさえ克服すれば私こそが最強のライダーよ!
その為にもこの前取られたカード、倍にして返して貰うわ!」
そう言ってバックルを装着してポーズを取るキャル。
「全く、お魚ちゃんは乱暴だね〜。
最近の女の子はみんなこんな感じ?」
「さあね、変身!」
<OPEN UP ♣A>
ベルトから出現したスピリチアエレメントを後ろに飛び退き避けながらハジメはジョーカーラウザーを出現させ、カードをラウズ!
<SHUFFLE ♥10>
ハジメが着地した瞬間2人の変身が完了した。
「さ、その悪趣味な姿にサヨナラ言いなさい!」
ラウザーを構えて突進するレンゲル。
センチピードアンデッドは避けようともしない。
背後からの増援の邪魔をしない為だ。
レンゲルの背中を切りつけながら現れたのは赤い巻貝のような頭部に槍型の右腕。
黒い不気味な仮面と体に巻き付けた海藻のような
皮の鎧に緑色の皮膚を隠した怪人は♥の5番、シェルアンデッドだった。
「うわぁ! ふ、伏兵なんて卑怯な!」
「リモートのカードを使われるぐらいなら最初から自前で洗脳したアンデッドを使おうと思ってな。
それに卑怯って言ったら信頼を逆手にレディとブレイドを監視してるお前もそうだろ!」
センチピードの鎌とシェルの槍が休みなくレンゲルを襲う。
<LUSH ♣︎4>
「舐めるな!」
ラウザーのスピードをあげ対応しようとするが、土に潜ったシェルアンデッドの攻撃を避けつつ、センチピードアンデッドのヒットアンドアウェイを捌くのは容易ではない。
「お前、よろけてるぞ?」
センチピードがレンゲルの太腿を蹴る。
跪くレンゲル。
「わ、私は最強…最強なんだ!」
「笑わせるな。足も弱ってる!」
ラウザーを蹴り飛ばされ、続くキックバックルのカバーを閉じられ、バックル本体も蹴飛ばされる。
変身が解除され生身に戻った。
「や、やだ……わ、私は負けてない!
私は勝つんだ。一対一なら絶対負けない…。
だって私は、私はもう強いから!!」
「ぐっすり眠れ。すぐに身体も追いつく。」
喚くキャルにセンチピードは鎌を振り下ろす!
「ウェーーーイ!!」
しかしキャルに刃が達するより先にブレイドのキックがセンチピードの顔面に決まった!
「あぶ!こんの!」
堪らずブレイドを払い除けるセンチピード。
その先にはカテゴリーAが入ったままのレンゲルバックルが!
<OPEN UP ♣A>
「え?」
「しまった!」
ブレイドの高い融合係数に反応したのか、バックルは勝手に展開してブレイドの腰に巻きつくとレンゲルへの変身を強制した。
「な!?は、外れない!
うぁ!……わあああああーーー!!」
ブレイドを飲み込んだスピリチアエレメントがレンゲルクロスを装着させる。
「ああ…ぐおぉ!!」
しかし様子がおかしい。
ブレイドが変身したレンゲルはバチバチと紫色の電流を過剰放電しながらヨロヨロと立ってるのがやっとだ。
「チッ!よく分からんが面倒だ。やれ!」
センチピードはシェルに命じてレンゲルを攻撃させた。
「う、ぅうウ!……アアアアアアアア!」
シェルアンデッドの攻撃が当たる寸前、ブレイドを支配しようとしていたレンゲルクロスが弾け飛んだ。
飛来するアーマーに吹っ飛ばされるアンデッド達。
その隙にキャルはブレイドに、正確にはブレイドの腰に付いてるレンゲルバックルに駆け寄った。
「バックル!私のレンゲルバックル!」
外れてくれと願いながらバックルに手を伸ばす。
ブレイドは操れないとカテゴリーAが悟ったからか、バックルは簡単に外れた。
「ブレイドくーん!
大丈夫ですかってアンデッド!
それにキャルちゃんまで!」
そしてブレイドを追いかけて来たらしくペコリーヌが入って来た。
「ブレイド君なんで倒れてるんですか?
それにあのアンデッドのベルトって」
ペコリーヌはセンチピードのバックルを見て正体がハジメであると気付いた。
「ぺ、ペコリーヌ!わ、私!私は…ッ!」
キャルはバックルを誰にも見せないようにしながらその場を後にする。
「あ、キャルちゃん待って下さい!」
「逃すな、追え!」
センチピードの命を受けて地面からキャルを追うシェルアンデッド。
それを止めようとするペコリーヌの前にセンチピードが立ち塞がる。
「レディ、あんなお魚ちゃんとより俺と遊ぼうぜ。」
「ご飯のお誘い以外お断りです!
あなたを倒して、お友達を助けに行きます!」
(お友達ね、アイツの仕事を知ったらどんな顔するかな?)
3
金属同士がぶつかる音がする。
もうすっかり聴き慣れた戦闘の音にブレイドは目を覚ました。
痛む後頭部を摩りながら立ち上がる。
戦っていたのはセンチピードアンデッドとペコリーヌだ。
センチピードのバックルは赤い♥を模したバックル、ジョーカーラウザーだ。
「またお前か四条ハジメ!変身!」
<TURN UP ♠︎A>
ブレイドは仮面ライダーに変身し、ペコリーヌに加勢する。
「ペコリーヌ無事か?」
「は、はい。
だいぶお腹空いて来ちゃいましたけど…。
それよりキャルちゃんをアンデッドが追いかけて行っちゃいました。」
「アンデッド?あの巻貝野郎か!」
ブレイドはペコリーヌを先に行かせてハジメを相手した。
「チッ!お前にまだ用はないんだよ!」
「お前に無くても俺にはある!」
鎌とブレイラウザーがそれぞれのアーマーに炸裂する。
「流石はカテゴリー10、けどな!」
<SLASH ♠︎2>
リザードスラッシュを発動し、ラウザーにエネルギーを纏わす。
「俺はお前を封印する!」
「出来るんならやってみろ!」
ラウザーを鎌で受け止めるハジメだが、流石にパワーで押されて、肩から斜めに切り裂かれる。
「お前だけは俺が倒す!
絶対に、絶対に封印する!今日、ここで!」
<SLASH ♠︎2 THUNDER ♠︎6>
ラウザーに稲妻と切れ味だけを追求した力が付与される。
<LIGHTNING SLASH!>
「ウェーーーイ!!!!!」
横一文字に斬り付けられ、絶叫しながら火柱をあげるハジメ。
振り返るとそこには
「あ………アぁァァあアアぁあ!
ブレイドォオオ!貴様ァアーー!」
人間態に戻り真赤な血を流しながら酷い火傷を負った腹部を抑えるハジメの姿があった。
「そ、そんな馬鹿な…四条ハジメ!
まさか、まさかお前は人間なのか!?」
「そんな訳があるかぁ!
俺が、俺が人間なら貴様ら全員バケモノだ!
この世にあってはならない者だ!
だが、お前らが居る限り逆だ!
お前らが居るから俺はバケモノだ!」
激しく咳き込み真赤な血を吐く。
明らかに出血多量死してもおかしくないぐらい吐き出してるあたり人間では無いんだろうが、アンデッドでも無ければ今ハジメは生きてられる訳がない。
「オレァ クサムヲ ムッコロス!!
この傷が癒えた時!
それがお前の最期だブレイド!
俺が最も忌み嫌う姿を暴こうとした罪は万死をもって償わせる!」
必ずだ!と叫ぶとハジメはトルネードのカードをラウズし、突風を作り出す。
ブレイドが次に目を開けた時、その姿は消えていた。
ペコリーヌ「ペコリーヌと!」
キャル「キャルの!」
2人「ラウズカードアーカイブ!」
ペコリーヌ「今回紹介するのはこちら!」
<SLASH ♠︎2>
キャル「♠︎のカテゴリー2、
スラッシュリザードのカードよ!」
ペコリーヌ「仮面ライダーブレイド2話から登場したラウズカードです。」
キャル「仮面ライダーブレイドのカードで、
ラウザーにラウズして使う事でラウザーの切れ味を強化できるわ。」
ペコリーヌ「必殺技のライトニングスラッシュの一翼を担うカードです。
通常版もジャックフォーム版もカッコ良くてヤバいですね!」
キャル「次回もお楽しみに!」