現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、2、5、6、8、9 ♦︎9
ハジメ ♥2、3、5、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、4、5、6、7、10♥A
ギャレン ♦︎A、2、3、6、8(以下1枚所持)
♦︎A
1
アンデッドと焚火を囲みながら巨大毒蜘蛛の肉をかじっている。
字面だけ見ればなんと形容していいか分からない様子だが、嶋が化身体アンデッドであることが幸いして通りがかりの人物が若い結成されたばかりのギルドと昼食をとってるようにしか見えない。
「…………」
キャルは敵意をもって嶋を睨みながら肉をかじっていた。
彼女に言わせれば良いアンデッドも悪いアンデッドも居ない。
アンデッドはアンデッドだ。
それは例外なく倒すべき敵であり、
封印して力として使役する以外に選択肢などない存在。
(それにこいつは♣のアンデッド…しかもカテゴリーK。
絶対に封印してやる。封印して私の力にしてやる!)
「…………」
ブレイドはキャルと同じくじっと嶋を見ていたが、敵意は持たなかった。
相手は上級アンデッド、しかもカテゴリーK。
今のブレイドがッここにいる全員と協力しても高確率で惨殺されるだけだ。
つまりそれをしてこないこいつは今の所は害意がないとみていいだろう。
最低限の警戒はするべきだが過剰に反応しても仕方ない。
それがブレイドの下した結論だった。
(他の皆は…タチハラさんは嶋昇のことをジッと観察してるだけだ。
コッコロは…戸惑ってるみたいだけど極端な行動には出ないから良し。問題は……)
「んんん~~!おいしいです!蜘蛛の味がします!
シマさんも遠慮しないでもっと食べていいですよ!」
「ありがとうぺコリーヌ。
アンデッドに食事は必要ないが、
こうして話しながら食べるというのも良いものだね。」
「でしょ?お友達と食べるご飯は美味しいんですよ!
ねーキャルちゃん!」
「うぐっ!……ッッ!詰まるとこだったじゃん!
飲み込もうとする瞬間に抱き着くな!ぶっ殺すぞ!」
「ええー!?良いじゃないですか!
お友達のハグ!仲良しのしるしですよ?」
「いつお前と友達になった!うっとうしいのよ!」
キャルちゃんの照れ屋さーん!
と食べかす付けたままの頬で頬ずりするぺコリーヌ。
さっきまで肩張ってたキャルだが、ぺコリーヌにかかればタジタジである。
「ブレイド!」
「ウェ!な、なん……ですかえっと、嶋さん?」
「楽しい仲間を持ったな。いいことだ。」
「……ええ。皆いい奴ですよ。
このギルド以外にもサレンさんやユイ達トゥインクルウィッシュの皆。
バイト先の大将や先輩たち。皆大事ですよ。」
「だから戦うのかい?」
これはアンデッドに話してもいいんだろうか?
と思いながらも洗脳などを除いてアンデッド同士は手を組まないことを思い出し、話してもいいかと思う。
「それが理由になったのは最近ですよ。」
「ほう?それじゃあそれまでは?」
「アンデッドが憎かったから。」
それはブレイドにしか理解できないことだった。
ベルトを付けた瞬間から、アンデッドと戦いたいと思い、
心から敵を封印しないとと思う。
理由なんて知らないがアンデッドを封印すると高揚感が沸く。
「戦って新しい力を手に入れる。
それが楽しい。
けど最近はそれもあんまりわかない。」
「ほう?では君は力は要らないと?」
「必要な分以上は。
必要なくなったらもういらないです。」
嶋はその答えを聞くと穏やかに微笑み
「そうか、いいんじゃないかな。そういうのも。」
それでは先を急ぐので、ごちそうさま。
立ち上がり去って行こうとする嶋をキャルとコッコロが止めた。
「待ちなさい!
アンデッドをみすみす逃がすとでも」
「あ、あのシマ様!
貴方は、本当にアンデッドなのですか!?
私たちが今まで会ったアンデッドは、
ハジメ様などを除いてとても会話などできず、
こちらを一方的に攻撃してくるだけの存在でした。
なのに貴方はまるで悪意や敵意がない。
雰囲気が違います。」
嶋は振り向かないまま答えた。
「アンデッドには、自分の種の保存のためにバトルファイトに勝てと言う本能が有る。
けど私にはその本能が生まれつき薄い。
こんなふうに公然と君たちを見逃せるぐらいにね。
アンデッドはその種族にとって栄光と繁栄を象徴する存在、いわば各動植物の仮面ライダーだというのに。」
「アンデッドが仮面ライダー?
馬鹿も休み休みいなさいよ。
あんな化け物と一緒なわけ!」
そう言って捨てるキャルだが、
ブレイドはその意味が分かる気がした。
道具は使いようだ。
使い方次第では善にも悪にもなる。
(仮面ライダーが怪人にならないなんて言いきれない。)
ブレイバックルを握り締め、
もしもこれで仲間を傷つけてしまったら自分はどう罰せられるのだろう?
とブレイドはあまりしたくない想像をするにだった。
2
「そうか、君達はそんなにも大変な戦いをしていたのか。」
街に戻りながらブレイドたちはタチハラにライダーやアンデッドについて説明をした。
タチハラは黙って真剣に聞いてくれた。
「そ、だからあそこでアンデッドを取り逃がすなんてありえなかったの!
今度からもっと厳しい態度を取りなさい!
どんなに外面良くても腹のうちが白かろうが黒かろうが最後の一匹になれば今の生態系は崩れるんだから倒さないといけないことには変わらないの!」
キャルはアンデッドに対して攻撃的だ。
まあそれも無理からぬことだが、
極端でもある為ブレイドたちとしては少し不安でもある。
「もー!キャルちゃんは焦りすぎですよ?
ほーら!怒った顔してると可愛い顔にしわが増えちゃいますよー!」
「うふぁー!ほっぺらをひっはるな!ぶっ殺すぞ!」
その点ぺコリーヌに過剰なスキンシップは少し頼もしい。
あの調子で適度にキャルの緊張をほぐしてくれれば問題ないだろう。
「2人を見てると、昔の仲間を思い出すよ。」
「タチハラ様の、古いご友人ですか?」
「ああ……みんな優秀で、良い奴だった。」
そう呟いたタチハラの顔は、
物憂げで寂し気で、何より悲しそうだった。
「タチハラ様…元気を出してください。
ご友人の代わりにはなれませんが、
今はタチハラ様は美食殿の仲間です。」
「コッコロちゃん…うん、ありがとう。」
タチハラがそう言うと、五人の後ろを通り過ぎようとした王宮騎士団の馬車の荷台から異形が出現した。
右手の黒い爪にリザードアンデッドの物に似た革の鎧にプレーとアーマー、金色のタテガミのせいで一層目立つ黒い仮面。
この世のあらゆる獅子の始祖、ライオンアンデッドだ。
3
「大方、アンデッドについてなんも知らされていない騎士どもが苦労して倒したはいいがカードが無くて封印できなかったってところか。ううぅ!」
離れた屋根から様子を窺っていた四条ハジメは前にブレイドから一撃を受けた部分を抑え蹲った。
「慣れないようだね。
まだ存在としてはアンデッドの力を使える人間が一番近い君には回復も痛みを伴う様だ。」
その後ろにいつの間にかいた嶋昇は静かに言った。
振り返るハジメ。
「カテゴリーK……なんの、用だぁ……。」
「この街に続々とアンデッドが集まってきている。
君が、君が最も恐れる姿になる日も近いだろう。
どうする気だい?」
「そうなる前に何としてもカリスを手に入れるだけだ。
イーグルにもブレイドにも先を越させない!
俺は四条ハジメとして仮面ライダーになる!」
「そうか、一応、応援しておくよ。」
そう言うと嶋は風と共に去って行った。
居なくなったのを確認すると
「アァあぁァあアアアあああーーーッッッ!!」
傷口を抑えながらその場に倒れ伏す。
「よ、せ、、、やめろ!やめてくれ!
俺は、俺はまだアンデッドなんかになりたくない!」
声にならない絶叫をあげたハジメは一瞬だったが確実に、
漆黒と緑のカミキリムシに似た異形に変身した。
4
「変身!」
<TURN UP ♠︎A>
変身したブレイドはMACHのカードをラウズして素早く動き回るライオンアンデッドに対応した。
「皆さんこっちです!早く逃げてください!」
「アンデッドはブレイドがやっつけますから早く!」
「死にたくなければ立て!殺されるぞ!」
コッコロ、ペコリーヌ、タチハラの3人はパニックなる人々に呼びかけて迅速に避難させた。
キャルも倒れていた男性を助けおこし連れて行く。
「ここら辺でいいか。さ、早く逃げて。」
男性を行かせるとキャルはレンゲルバックルを装着してポーズを取り
「変身!」
<OPEN UP ♣A>
レンゲルに変身し、戦いの場に戻った。
「はぁ!」
<STAB ♣︎2 RUSH ♣︎4>
挨拶がわりにブレイドとアンデッドに一撃づつ攻撃を与え、アンデッドに向かう。
「レンゲルお前!」
「引っ込んでな!こいつは私が封印する!」
「よせレンゲル!
それはカテゴリーAの罠だ!
奴はまだ完全に封印されていない!
お前の力への渇望を煽ってバトルファイトで優位に立とうとしてるだけだ!」
「違う!私の意思だ!
私が力を願うからカテゴリーAがそれに答えてるだけだ!」
ライオンアンデッドを斬りあげるとレンゲルは二枚のカードを取り出し一枚のカードを投げ、もう一枚をラウズする。
<REMOTE ♣︎10>
投げられたカードはプライムベスタだった。
REMOTEのカードから発せられた光に解放され降りたったのは赤い♥の仮面に黒地に金のラインのぴっちりとしたスーツ。
仮面ライダーの様な鎧、カリスベイルに身を包んだ最強の戦士。
「やれマンティスアンデッド!
最強のアンデッドとして最強のライダーたる私に従え!」
「シャアアアア!!!!!」
マンティスアンデッドは咆哮をあげるとライオンアンデッドに右足で飛び蹴りを喰らわした。
残った左足も遅れて叩き込み、宙返りを打つとガラ空きになった胴に連続攻撃を浴びせる。
たちまちグロッキーになるライオンアンデッド。
しかしマンティスは手心なんて無いと言わんばかりにタテガミを引っ掴むと顔面に膝蹴りを叩き込み、出現させた醒弓カリスアローを至近距離で乱射し、ライオンアンデッドを戦闘不能にした。
バックルが開き封印可能になる。
レンゲルとブレイドは同時に封印のカードを投げた。
マンティスアンデッドはレンゲルの投げたカードを掴む。
結果封印に成功したのはブレイドだった。
「な!?なぜ邪魔をした!」
「………」
マンティスアンデッドは答えないままバックルを開いた。
レンゲルはマンティスアンデッドを再封印するとテレパシーで呼び出した専用バイクのグリーンクローバーに跨ると去って行った。
コッコロ「コッコロと!」
ユイ「ユイの!」
2人「アンデッドサーチャー!」
コッコロ「今回紹介するのはこちら!」
<BEAT ♠3>
ユイ「♠のカテゴリー3、
ライオンアンデッドです!」
コッコロ「仮面ライダーブレイド13話に登場したのアンデッドです。」
ユイ「咆哮による威嚇能力とが右腕の爪が武器で、原作では仮面ライダーブレイドに封印されました。」
コッコロ「今作でマンティスアンデッドの連撃を受け戦闘不能になった所をブレイドに封印されましたね。
因みに劇場版では姿は登場しませんが、仮面ライダーランスがカードを所持していたので恐らくランスによって封印されたものと思われます。」
ユイ「次回もお楽しみに!」