現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、2、3、5、6、8、9 ♦︎9
ハジメ ♥2、3、5、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、4、5、6、7、10♥A
ギャレン ♦︎A、2、3、6、8(以下1枚所持)
1
「むー………」
ライオンアンデッドとの交戦の翌日。
キャルはサレンディア救護院を目指しながら
♥のA、チェンジマンティスのカードを睨み付けていた。
このカードをリモートで使役出来れば最高の戦力になるのは分かった。
まず下級アンデッドなら負けないだろうし、
もしかしたら上級アンデッドにも勝てるだろう。
(けどこいつ、あの時私が封印しようとするのを邪魔した……)
使役されてる分際で!と憤るキャル。
どれだけこいつが強くても封印を邪魔されては堪らない。
「やっぱりブレイドからカードを奪うしか…」
「なんだ悪巧みか?俺も混ぜろよ。」
そんなキャルの呟きを聞いていた男が話しかけて来た。
「シジョウ・ハジメ…もう本調子とは恐れ入ったわ。」
「いーや全然。まだ傷口がズキズキ痛い。
ブレイドに良いのを貰っちまったよ。」
サングラスを外しながら戯けて言うハジメ。
顔は笑っているが目は真っ直ぐにキャルの持つチェンジマンティスのカードに向けられている。
「これが欲しい?」
「ああ。お魚ちゃんみたいな美人と比べてもそのカードが欲しい。」
「そう…じゃあ力ずくで取ってみな!」
<OPEN UP ♣A>
「やっぱりそうなります?
ま、お前が相手なら簡単でいいぜ!」
<SHUFFLE ♥10>
往来のど真ん中2人は変身した。
一合、ニ合とラウザーと鎌で斬り合う。
「この!このこのこの!」
「ふ!ほ!ーーーッッッッ!
たったった…やっぱり無理な運動は良くないな。
格下相手に出力50%も出せねえ。」
突き出されるラウザーをヒョイヒョイと避けながら言うハジメ。
レンゲルは軽口に舌打ちをすると距離を取り
「2度とその口聞けなくしてやる。」
<REMOTE ♣︎10>
マンティスアンデッドを解放してハジメに対峙させる。
マンティスはカリスアローを生成し構えを取る。
「漸く解放されたなカリス!
この時をずっと待ってた!!!」
ハジメとマンティスが同時に走り出す。
しかしマンティスはハジメではなく空に向かって矢を放った。
「あ?……そう来たか!」
ハジメはやや遅れてその存在に、
レンゲルは直前に気付き回避行動をとる。
地面に無数の羽型の手裏剣が地面に突き刺さる。
降り立ったのはかつてブレイド達に一度だけ姿を見せたアンデッド
『……久しいなイーグル。』
「ああカリス。
この日を1万年待ったように感じるよ。」
『奇遇だな。俺もだ。』
仮面に隠れた素顔は分からなかったが心なしか笑ってるように見えた。
「何敵と仲良くしてるのよ!
さっさとそいつを倒しなさい!命令よ!」
レンゲルの声を受けてカリスアローを構える。
『言われるまでも無い。』
「始めようカリス!あの約束を果たそう!」
2
バイトを紹介して欲しい。
タチハラに相談されたブレイドは喜んで彼女をバイト先に連れて行った。
「ケン!お前が連れて来た姉ちゃん働きモンだな!
作業が捗って助かるよ!」
細身に似合わず力持ちで容量の良いタチハラはすぐに歓迎された。
ちなみにケンというのは工事現場の親方に付けてもらったブレイドの渾名だ。
ブレイド→剣→ケンから来ている。
「ケン君が連れて来てくれた子すごい料理上手ね!
今までキッチンの人手が足りてなかったから助かるわ。」
レストランのバイトでは、接客は無理と言っていたがなかなかに料理上手で料理長に気に入られた。
「やー、八面六臂の大活躍だったね。」
「そうなのか?
私は出来ることをやっただけだが」
「それであの活躍なら大した物だよ。
俺より給料いいのも頷ける。」
「本当か!?
私だけ贔屓されてるみたいで嫌だな…」
認められてるって事だよ。
黙って貰っとけばいい。と言って先を急ごうとするが
「ん? 何やら衛兵が騒がしいな。」
「………アンデッドだ。」
「え?分かるのか?」
「強い気配が3つ。救護院の方だ!急ごう!」
3
「私はコッコロ達を呼んでくる。
それまで堪えてくれ。」
タチハラが行ったのを確認してから走りながらバックルを装着する。
この感覚が好きだ。
内側からアンデッドを蹂躙する、力あるものを叩き伏せて自分の力に出来るという期待が湧いてくる。
同時にこの感覚が嫌いだ。
まるで自分が人間でも獣人でもエルフでも魔族でもない野蛮な何かになった様に錯覚する。
けどアンデッドを倒して大事なものを守れるならこの嫌悪も高揚も必要な物だと受け入れられる。
「変身!」
<TURN UP ♠︎A>
ポーズを取り、レバーを引いてオリハルコンエレメントを潜り抜ける。
ブレイドアーマーが装着され僕と俺が確かに交代して仮面ライダーになった。
広場に着くと、そこはワンサイドゲームだった。
イーグルアンデッドとマンティスアンデッドは先に邪魔な挑んでくる存在を排除することを選んだらしい。
羽手裏剣とカリスアローで挑んでくる冒険者達を撃ち落として行ってる。
「やめろぉ!ウェーイ!」
ライザーを引き抜きながら二体の前に躍り出る。
ジェミニのカードで分身して対応しようとするが
<GEL ♣︎7>
背後からスライム状になった何かが攻撃を仕掛けて来た。
「うわ、うぅ!ダァア!」
ブレイドを押し除け、二体のアンデッドとブレイドの間に降り立つ。
「レンゲル!」
「ブレイド…お前のカードをいただく!」
「お前にくれてやるカードは一枚もない!」
ジェミニのカードをラウズするが
<REMOTE ♣︎10>
レンゲルに解放されてしまった。
ブレイドの背後に不意打ちをしながら現れたゼブラアンデッド。
「マンティスアンデッド。
アンタはさっさとその上級アンデッドを片付けなさい。」
レンゲルはそう命令するとゼブラアンデッドと共にブレイドに挑んだ。
4
「アンデッドだ!向こうの広場の方に!」
救護院の表で子供達の相手をしていたコッコロにそう叫ぶとタチハラすぐに目的地に向かった。
アパートの並ぶ通りに入り、その中の一つのドアに事前に示し合わせていた通りに感覚を開けてノックする。
「お待ちしていました。」
「ご苦労。」
そう言いながらギャレンバックルにカードを入れる。
彼女の顔は美食殿のタチハラから王宮騎士団の団長ジュンの物に変わっていた。
ジュンは下の階におり、
ギャレン専用バイクのレッドランバスに跨る。
「おや、大事な仲間を助けるために出陣かい?」
振り返ると予想通り副団長のクリスティーナが自身のチェンジケルベロスのカードを弄びながら壁に寄りかかっていた。
「アンデッドを封印しに行くだけよ。
彼女達は仲間じゃない。」
ギャレンバックルを装着してレッドランバスをアクセルを入れる。
「変身!」
<TURN UP ♦︎A>
発進と同時にレバーを引き、外に飛び出しながら彼女はギャレンに変身した。
風を斬りながら現場に向かう。
そこでは粗方人間を始末し終えたマンティスとイーグルが、ブレイドに解放されたゼブラとレンゲルが戦っていた。
(シジョウ・ハジメは…あそこに居るアンデッドか。
今回は見に徹してあわよくばカテゴリーAを封印しようと言うわけか。)
屋根から見下ろすだけで動かないハジメは無視してギャレンはバイクを走らせる。
ブレイドに攻撃しようとしたゼブラアンデッドをラリアットしながら躍り出た。
「!? あのライダーは……」
「ギャレン……タチバナ、さん?ウッ!」
頭を抑えるブレイド。
タチバナとは誰だろう?
自分の偽名のタチハラに似た名前だが、
彼にはもしかしたら記憶をなくす前に大切な人がいたのかもしれない。
(今は、関係ない。)
ギャレンはラウザーを引き抜き、光弾を打ちながらゼブラに近づいた。
充分に肉薄したら格闘戦に切り替える。
顔面パンチに前蹴り。突進からの右アッパー!
ギャレンは遠距離メインのライダーと思われがちだが無手でもかなり戦える。
「おやすみの時間だ。」
<DROP ♦︎5 FIRE ♦︎6>
二枚のカードをラウズし、変身ポーズに似た構えを取り
「はぁ!」
飛び上がり身体を空中で捻り
<BURNING SMASH!>
華麗かつダイナミックなドロップキックがゼブラの両肩を抉った!
「███▅▅▅▃▅▅▅▃▃▄▅▅▅!!!」
絶叫を上げ膝を突くゼブラにプロパーブランクを投げつける。
再封印されたゼブラのカードをラウザーに仕舞うとギャレンはバイクを取りに戻った。
コッコロ「コッコロと!」
ユイ「ユイの!」
2人「アンデッドサーチャー!」
コッコロ「今回紹介するのはこちら!」
<CHANGE ♥A>
ユイ「♥のカテゴリーA、
マンティスアンデッドです!」
コッコロ「仮面ライダーブレイド22、35、36話に登場したヒョウモンカマキリのアンデッドです。」
ユイ「生体鎧を生成する能力と醒弓カリスアローが武器で、原作ではジョーカーアンデッドに二回封印されました。」
コッコロ「今作では王宮騎士団に封印されましたが、レンゲルにREMOTEのカードで解放されましたね。」
ユイ「次回もお楽しみに!」