仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ   作:伊勢村誠三

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カウント・ザ・ラウズカード
現在ライダー達が使えるカードは?

ブレイド ♠︎A、2、3、5、6、8、9
ハジメ  ♥2、3、5、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、4、5、6、7、10
ギャレン ♦︎A、2、3、5、6、8、9


♦︎3

1

「カリス、気付いているか?」

 

『このバトルファイトについてか?

俺を封印したライダー供がベラベラ勝手に喋っているのを聞いて知ったよ。』

 

イーグルの鉤爪とマンティスのカリスアローが火花を散らす。

まるで懐かしい隣人に出会った様に語らう2人だが、

お互いを全力で倒さんとする絶技に衰えは見られない。

 

当然だろう。

その程度で集中が乱れる様な事は対峙する友への侮辱行為だ。

 

「このバトルファイトで繁栄は約束されない。

だがそれでも君と決着をつけたい。」

 

『同じ気持ちだ。

だがその後はどうする?』

 

「仮面ライダー達次第だ。」

 

一方ブレイドとレンゲル。

 

<STAB ♣︎2>

 

<SLASH ♠︎2>

 

双方強化されたラウザーで斬り合った。

レンゲルはそこまで近接に強い訳じゃない。

まだ高いスペックを活かせてない。

 

(なら、俺が勝てる!)

 

ブレイドはあえてラウザーを収めてレンゲルラウザーを掴み止めると力任せにレンゲルを振り上げた。

 

「ぐはぁあ!」

 

受け身も取れずに叩きつけられるレンゲル。

ブレイドは襟を掴んで立たせると正拳突きを浴びせる!

 

「レンゲル!カテゴリーAに騙されるな!

お前はそいつが望むままに戦ってるだけだ!」

 

「黙れ!お前なんかに…お前みたいな頭すっからかんの何も背負ってない奴に何が分かる!」

 

「そ、それは……」

 

ブレイドが一瞬口籠る。

その時出来た隙をレンゲルは逃さなかった。

 

<GEL ♣︎7>

 

再び液状化して姿を潜める。

ブレイドはラウザーを構えて備えるが

 

「主様!」

 

「コッコロ!?来ちゃダメだ!隠れてろ!」

 

タチハラの知らせを受けたコッコロがやって来てしまった。

レンゲルは液状化してコッコロの背後に回り込むと、振り向いたコッコロの顔を蹴り髪を掴んで首元にラウザーの刃を押し当てる。

 

「コッコロ!」

 

「動くな!

こいつの色白の肌が真っ赤になるわよ?」

 

「あ、主様……申し訳ありません。」

 

レンゲルは仮面の下でクツクツと邪悪に笑うとラウザーを更に首に押し当てる。

ツーっと一筋の血が流れた。

 

「き、貴様ぁ!」

 

「この子を返して欲しければ、そうね。

バックルを捨てなさい。」

 

「!?」

 

「な!だ、駄目です主様!

それはアメス様が主様に与えたこの世界に救いをもたらすもの!絶対に」

 

「ピーチクパーチクうるさいのよ!」

 

コッコロを突き飛ばし背中を思い切り踏みつけるレンゲル。

ブレイドは、ラウザーを納めて

 

「あ、主様…」

 

「その足をどけろ。話はそれからだ。」

 

「そっちこそ鎧を脱ぎなさい。」

 

ブレイドはレバーを引いて変身を解除。

カードが入ったままのバックルを腰から外す。

レンゲルも足をどかした。

 

「投げなさい。」

 

「駄目です主様!

仮面ライダーでなくなったら主様は!」

 

「僕は!仮面ライダー以前に美食殿の一員だ!」

 

ブレイバックルを投げ捨てる様にレンゲルに投げるブレイド。

腰の剣を引き抜くとレンゲルに向かって駆け出した。

飛び退くレンゲル。

ブレイバックルを奪い返しに斬りかかるかと思えばコッコロの前に守る様に立ち塞がった。

 

「はっ!そんなガキがバックルより大事なんて、アンタ本当に頭空っぽなのね。」

 

「お前には分からないさ。

アンデッドの縋りたい言葉にしか耳を傾けないお前には。」

 

しばらく2人を見下ろしていたレンゲルだったが、

グリーンクローバーを呼ぶとそれに跨り去って行った。

 

 

 

 

2

同じ頃、二体のアンデッドの戦い。

マンティスとイーグルの戦いも決着を迎えようとしていた。

 

「はぁああ!やぁあああー!!」

 

『はぁぁぁ……でやあぁああ!!!』

 

光が交わる。

その後、位置を入れ替え着地した2人はゆっくりと立ち上がり

 

「がはぁ!」

 

イーグルの身体にXの字の傷が遅れて開き緑の血が吹き出す。

 

『……見事だ。我が古き友よ。』

 

しかしバックルが開いたのはマンティスだった。

カリスベイルを持つ彼にイーグルは鎧を通す攻撃を加え続けており、それが勝敗を分けたのだ。

 

『俺のカードはお前が好きに使え。』

 

そう言ってマンティスはこの前レンゲルがライオンアンデッドを封印しようとして投げたカードを胸に突きつけ封印された。

 

「カリス。この歪な戦いで君と約束を果たせた事が唯一無二の充実だった。」

 

イーグルはカードを回収するとコッコロを介抱するブレイドの前に立つ。

 

「!……」

 

ブレイドは剣を抜いてコッコロをかばうように構えた。

 

「ブレイド。君はまだまだ未熟だ。

私にこれを盗られていたことにも気付いてない。」

 

そう言ってブレイドに♠︎Jのプロパーブランクを見せる。

 

「え!? 一体いつ?」

 

「初めて会った時。」

 

人間態に戻りながら言う高原。

全く気付かなかったと頭を抱えるブレイド。

 

「だが君は力より友情を選べる戦士だ。

もし私が同じ立場だったら、

きっと同じ様にバトルファイトの勝利よりカリスとの友情を優先する。」

 

彼とマンティスは敵同士。

だがアンデッド同士故に友情を持てた。

 

「今ここで誓って欲しい。

この狂ったバトルファイトを止めると。

ならば私はカリスと共に力になろう。」

 

「誓う。」

 

ブレイドは迷い無く躊躇いなく頷いた。

高原は少しだけ笑うと怪人態になりながら二枚のカードを渡す。

 

ブレイドは渡されたプロパーブランクを投げた。

イーグルアンデッドを封印し、Uターンして戻る。

それをポケットに仕舞うとブレイドはコッコロの手を引くと救護院に戻った。




コッコロ「コッコロと!」

ユイ「ユイの!」

2人「アンデッドサーチャー!」

コッコロ「今回紹介するのはこちら!」

<FUSION ♠︎J>

ユイ「♠︎のカテゴリーJ、
イーグルアンデッドです!」

コッコロ「仮面ライダーブレイド22、23話、
仮面ライダーディケイド25話に登場したのアンデッドです。」

ユイ「飛行能力、羽手裏剣や鉤爪が武器で、原作では仮面ライダーブレイドに封印されました。」

コッコロ「今作では主様に力を貸す為に自ら主様に封印されましたね。」

ユイ「次回もお楽しみに!」
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