仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ   作:伊勢村誠三

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カウント・ザ・ラウズカード
現在ライダー達が使えるカードは?

ブレイド ♠︎J
ハジメ  ♥2、3、5、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、4、5、6、7、10
     ♠︎2、3、5、6、8、9
ギャレン ♦︎A、2、3、5、6、8、9
コッコロ ♥A(ワイルド)


♦︎5

1

「どこ……どこにいるのでしょう?」

 

コッコロは歩き続けていた。

街中を歩き四条ハジメを探していた。

 

(悔しいけど、私にはレンゲルに勝てる力はありません。

ならせめて、せめてハジメ様にお願いして取り戻して頂くしか…)

 

その為に報酬として♥のラウズカードを持ち出して来たのだ。

 

「……申し訳ありません主様。」

 

もう何回目かも分からない呟きをする。

勝手に従者を辞めて勝手にカードを持ち出して足がボロボロになるまで探して手がかり一つ録にない。

 

(つくづく自分が情けない。)

 

そんな風に俯きながら歩いていると、

周囲に誰もいない事に気付いた。

 

「まさか、アンデッドが?…主様!」

 

コッコロは走った。

耳を済ませて戦いの音がする方に向かった。

 

「あ………」

 

初めて見るイカのアンデッドとハジメにペコリーヌ。

そしてレンゲルがブレイドにカブトムシのアンデッドをけしかけてる所だった。

 

主様!と叫ぼうとしてやめた。

また自分が出て行った所で、きっと足を引っ張ってしまう。

 

《貴様はそれでいいのか?》

 

不意に声をかけられる。

右を見ても左を見ても後ろを見ても誰もいない。

 

《ポケットの中だ。》

 

そのセリフに封印されているマンティスアンデッドの声だと気付く。

 

「私は、また主様に迷惑をかけてしまいます。」

 

《あれを見てもそれが言えるか?》

 

戦場を見るとハジメとペコリーヌは戦えているが、

ブレイドはいい様にあしらわれている。

 

「ぐわあーーー!ぐぶぅ!」

 

競り負け飛ばされて積み上げられた木箱を倒しすブレイド。

だがまだ闘気は衰えていない。

 

「主様は、立派な方です。

主様が諦めないから、皆が主様を慕って集まります。」

 

見ればレンゲルの背後からタチハラとトゥインクルウィッシュの3人が援軍として来ていた。

 

「あーあ、邪魔しないでよいいとこなんだから。」

 

レンゲルは4枚のカードを放り投げると

 

<REMOTE ♣︎10>

 

リザードアンデッド、ライオンアンデッド、バッファローアンデッド、ジャガーアンデッドが解放され、4人に襲いかかる。

 

「そんな!」

 

《これでもまだ行かないのか?》

 

「わ、私が行っては…主様の足手纏いに」

 

《今奴に必要なのは足手纏いと見てるだけの臆病者のどちらだ?》

 

「………意地悪な質問をなさいますね。」

 

コッコロはポケットからカリスのカードを取り出すとハジメに向かって叫んだ。

 

「ハジメ様!」

 

「チビ助!?お前なんで!」

 

「なんでもいいです!このカードを!」

 

投げられる♥のA。

誰もが予想外の登場に一瞬止まる。

 

「レディ!五秒でいい!押さえろ!」

 

「はい!」

 

1番に動いたのはハジメだった。

ペコリーヌに指示を飛ばして投げられたカリスのカードをキャッチ!

 

「でかしたチビ助!

ようやく、ようやくこの時が来た!

俺が、俺こそがこのアストラム最後にして最強の仮面ライダーだ!変身!」

 

<CHANGE ♥A>

 

黒い水面の様なオーラに包まれるハジメ。

それが弾けるとそこに居たのはマンティスアンデッドと瓜二つの姿の異形。

アンデッドバックルの代わりにジョーカーラウザーが変質したカリスラウザー。

 

(BGM Take it a try)

 

「仮面ライダーカリス!」

 

「最強のライダーですって?

ふざけんじゃないわよ!私が、最強だ!」

 

背後から襲いかかるレンゲルをノールックのチョップ一発で黙らせるとバックルのカリスラウザーをカリスアローに取り付け

 

<TORNADO ♥6>

 

「はぁ!」

 

真空の矢を放ちスキッドアンデッドを撃破。

手が空いたペコリーヌがブレイドを助けに行くのを見てタチハラ達の方に向かう。

 

「SHUFFLEはアンデッド相手に意味ないとして、やっぱコレだな。」

 

<DRILL ♥5 TORNADO ♥6>

 

回転の力と嵐を身に纏い、カリスはゆっくりと浮上する。

 

「む! みんな避けろ!」

 

タチハラの合図にアンデッドを一箇所に集める様に攻撃しながら下がる4人。

アンデッド達が空を見上げる。

 

<SPINNING ATTACK!>

 

黒い嵐が決定打を与えながら4体のアンデッドを通り抜けた。

落ちていたプロパーブランクを投げるカリス。

 

「さて、我らがヒーローの方はどうかな?」

 

 

 

 

2

「ウェーイ!ウェイ!」

 

ブレイドの斬撃がついにオールオーバーを持つ右手をとらえた。

離されたそれをキャッチし、二刀流でソリッドシールドを削るブレイド。

時々ダメージも受けてしまうが

 

「主様!」

 

すかさずコッコロがユニオンバーストで回復させる。

ブレイドを振り切って回復を潰したいビートルだが

 

「コッコロちゃんはやらせません!」

 

ペコリーヌに尽く阻まれる。

そして次第に生身のままの筈のブレイドに追い詰められていった。

 

「に、人間風情がアンデッドを倒すだと!?」

 

どうやらカテゴリーAは皆言語能力を持つらしく、心底驚いた声を上げる。

 

「俺はお前の力だけを借りてアンデッドを封印して来たわけじゃ無いって事さ。」

 

オールオーバーで胸部を貫く。

緑色の血が吹き出しバックルが開いた。

 

「主様。」

 

コッコロから差し出されたカードを使ってブレイドはビートルアンデッドを封印した。

 

「コッコロ。」

 

「あ、主様。私は…」

 

「ありがとうな。

僕らのピンチに駆けつけてくれて。」

 

「そ、そんな!

私は勝手に居なくなって勝手に主様のカードを!

私が主様に仕える資格など…」

 

「じゃあこれはコッコロがそばにいて欲しいって僕のわがまま。

それならおあいこだろ?」

 

「で、でも…」

 

「あーもー!理屈はいいです!

コッコロちゃんも戻ってこれてハジメ君とも友達になれて万々歳でいいじゃないですか!

これで仲直り、です!」

 

2人を思い切りギューーッと抱き寄せるペコリーヌ。

コッコロはちょっと涙を浮かべながら嬉しそうに、ブレイドは子供みたいに屈託なく笑いながらそのひと時を噛み締めた。




ペコリーヌ「ペコリーヌと!」

キャル「キャルの!」

2人「ラウズカードアーカイブ!」

ペコリーヌ「今回紹介するのはこちら!」

<TORNADO ♥6>

キャル「♥のカテゴリー6、
トルネードホークのカードよ!」

ペコリーヌ「仮面ライダーブレイド2話から登場したラウズカードです。」

キャル「仮面ライダーカリス、レンゲルのカードで、ラウザーにラウズして使う事で使用者に竜巻の力を与えるわ。」

ペコリーヌ「これ一枚で真空を飛ばす攻撃や風のカーテンの防御に擬似的に飛行も出来ます。
便利すぎてヤバいですね!」

キャル「次回もお楽しみに!」
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