現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、2、3、5、6、8、9、J
カリス ♥A、2、3、5、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、3、4、5、6、7、9、10
ギャレン ♦︎A、2、3、5、6、8、9
1
トゥインクルウィッシュ。
ソルの塔攻略と人助けを目的としたギルドで、
ランドソル城壁沿いの一角にギルドハウスを構えていたが、モスアンデッドの引き起こした鱗粉火災で燃えてしまった為現在はサレンディア救護院を中心に活動している。
「へぇ、ヒヨリ嬢達も意外と苦労してるのね。」
「平気だよ。困った時はお互い様ってやっとけばいつか自分が助けた誰かが誰かを助けてくれるんだから。」
「それがブレイドだったわけ?」
たまたま新聞配達のバイトを終えたヒヨリは偶々会ったハジメと喋りながら歩いていた。
「そうそう。彼とは浅からぬ繋がりもあるしね。」
「……昔のアイツを知ってるのか?」
「ううん。けど夢で、何度も見る夢で一緒に戦ってるんだよね。
レイさんやユイちゃん達と一緒に。」
やっぱりか、とハジメは思った。
そして彼女達にバックルが渡らなかったのは幸か不幸かとも思った。
(ベルトは全部で6つ。
てっきりあの戦いにいた者に渡ってると思ったが違うらしい。)
かつて鱗粉火災の時にハジメが撤退した理由もそこに有る。
ライダー4人がかりでこられたら流石に敵わなかったからだ。
(けどコイツらはライダーじゃない。
なら残った七冠のどちらかがバックルを配ってる?
いや、逆なのか?
七冠もバックルを持ってるじゃなくてブレイドだけが七冠以外で最初からバックルを持っていたのか?)
「ん? どうしたの?考え込んじゃって。」
「いや、だいぶ下級アンデッドも封印されて来たし、
そろそろ奴らとの対決は避けられないと思ってね。」
2
「あれぇ?この辺のはずなのに…
どこいっちゃったんだろう?」
見ると花壇の方で綺麗な女性がしゃがんで何かを探していた。
「どうしました?」
それを見た彼女、トゥインクルウィッシュのユイは声をかけた。
控え目だが優しい彼女は困ってる人をほっとけないのだ。
「実は大事なお守りのカードをなくしちゃって。」
「良ければ探すの手伝いますよ?」
「本当ですか?ありがとうございます!」
女性が頭を下げるとフワリと甘い香りがした。
多分花の香り、香水の香りだろうか?
「? どうしました?」
「あ、いえ!いい香りだなーって。」
少し嗅ぎいってしまった。
余り香りを嗜む様なことはした事ないが、不思議と惹かれる香りだ。
「ありがとう。良い香水使ってるんですよ?」
「へ、ヘェ〜。あ、ところでお守りのカードって、どんなカード何ですか?」
ユイとほぼどう身長の女性はズイッ!
と鼻先が触れる距離まで近づくと、
ユイの動きを封じる様に首と太ももに手を回し
「トランプのカードで、動物の絵が書いてあるんです。
ねぇ、取って来てくれますか?」
ふぅ!と吹きかけられた息のむせ返るを通り越して目がチカチカする強い香りにユイは朦朧とした。
3
「あれは…ユイちゃん?」
タチハラは奇妙な者を見た。
ユイと見知らぬ女性が並んで歩いているのだ。
何か人助けの後だろうか?
と思ったがユイの動きを見て直ぐに違うと悟った。
(通常人間の歩き方はあんなに無機質にならない。
もっと個性が出る筈だ。)
あの女は何かおかしい。
そう思ってタチハラはユイから離れた女の後を尾行した。
ユイも気になったが女と別れた場所でヒヨリとハジメに声をかけられてるのを見て2人に任せることにした。
(あの女、気付いてるな。
だんだん人気の無い方に向かってる。)
念の為にギャレンバックルを取り出し女に続いて路地に入る。
女の姿は消えていた。
(この臭いは!?後ろか!)
振り向くと、そこには今までのアンデッドとは全く違う形の怪人がいた。
巨大で細長い花を蔦で固定した様な右腕に、ボディラインを強調する様な赤い皮の鎧。
左半身には今までのアンデッドと同じような鎧が付けられた赤い♥型のバイザーの怪人、カテゴリーQが1人オーキッドアンデッド。
オーキッドアンデッドは頭の花びらの様に見える部分を逆立てると口から香りの伴った花弁を吐き出す!
<TURN UP ♦︎A>
しかしタチハラは冷静だ。
突然の奇襲にも花弁はオリハルコンエレメントで弾き、
匂いは仮面で遮る。
「ギャレン!? なら、仕方ないわね。」
ラウザーを構えて突進するギャレンに再び花弁を放つ!
<SCOPE ♦︎8>
花弁を避ける特殊エネルギー弾を放ち、2、3発は当てれたが、仕留めるには至らず逃走を許してしまった。
4
「おーいユイ嬢!」
誰かに声をかけられてユイははっ!と気付いた。
どうやらかなりボーッとしていたらしくヒヨリとハジメ触れられる距離に居るのに気付かなかった。
「どしたの?惚けた顔して。
ははーん。さてはブレイド君のことでも考えてたな?」
「そ、そんなんじゃないよ!
なんかぼーっとしちゃってただけで!」
「本当に〜?」
「ヒヨリ嬢その辺にしてやれ。
ユイ嬢はこう、控え目ってか自己主張ないからなぁ。
あんまり無理はしないようにな。
………ん?」
何かに気付いたのかハジメはキョロキョロと空を見渡す。
「どしたのハジメ君?」
「なんか、飛んでる。」
「飛んでる?」
そうヒヨリが首を傾げた時、死角から何かが飛来した!
「伏せろ!」
ヒヨリを倒しながら自身も倒れるハジメ。
丁度俗に言う『床ドン』に近い形だ。
(え?ええぇ!?き、緊急時とは言えそれは駄目だよハジメ君!)
さっきまで2人の頭があった場所を通過して着地したのは黄緑色の身体を髑髏をあしらった皮の鎧に包んだ頭骨の仮面の怪人。
「ドラゴンフライアンデッドか。味な真似を。」
頭がもう完全に戦闘モードに入ってるハジメは平時なら顔を真っ赤にして狼狽するところだが極めて真剣な眼差しでベルトを出現させる。
「人間擬キの雌ヲ守ルナドトハ余裕ダナ、カリス!」
下級アンデッドには珍しく人語を喋れるドラゴンフライアンデッドは両刃のダガーを引き抜く。
「は!見る目がないねえ。
ヤゴからやり直しな!変身!」
<CHANGE ♥A>
カリスに変身し、カリスアローで斬りかかるハジメ。
ドラゴンフライは持ち前の飛行能力で素早く避けるとヒヨリに突進する。
「うお!タダではやられないぞ!」
繰り出されるダガーを避けながら拳を繰り出すヒヨリ。
反撃は想定外だったのか一瞬隙を見せるドラゴンフライ。
(チャンス!)
必殺の狙撃をする為にトルネードのカードを構えるハジメ。
「……フラワーショット」
しかし背後から撃たれた魔法弾に仰け反った。
『がぁ!ゆ、ユイ嬢?』
驚いてる間に肉薄され腰のホルダーに手が伸ばされる。
『ッ!オイタが過ぎるぜそれは!』
仕方なく、本当に不本意だがユイを突き飛ばし後退するカリス。
「残念♪」
下がった足元から蔦が、何か花の蔦が伸びてカリスを拘束する。
『この香りは…オーキッド貴様!』
ハジメが振り向く先には右手を地面に突っ込んだ赤とオレンジの妖艶な怪人がいた。
「ふふふ、甘さが隙になったわねカリス。
ユイ、カリスのカードを奪いなさい。」
「……はい」
「ユイちゃん!しっかりして!
アンデッドに操られちゃダメだよ!」
ヒヨリの呼びかけにも答えずユイはカリスのホルダーからカードを抜き取る。
『よ、よせ!』
ユイの持った♥のカードがオーキッドに残らず渡る。
「この!ハジメ君!」
ヒヨリはドラゴンフライの顔面に裏拳を叩き込みハジメに駆け寄る。
「ハジメ君!今助ける!」
『来るな!来るんじゃない!!』
「? は、ハジメ君?」
カリスは何かこみ上げる物を抑えるように蹲ると
『████████████▅▅▅▅▅▅▅▅▅▅▅▅▅▅▃▃▃━━━━――――!!!!!』
殺意、敵意、害意、その他、有りったけの
「相手を傷付ける意志」を凝縮した様な絶叫を上げた。
その場でひっくり返って動けなくなったヒヨリはもとよりドラゴンフライやオーキッドさえ戦慄した。
そして洗脳されていたユイは生存本能に突き動かされ、なんて目を覚ました
「え?私は…」
「だーめ。」
しかし間髪入れずオーキッドが再び香りを嗅がせて気絶させる。
「また遠くないうちに会いましょうカリス。」
ユイを抱えたオーキッドは花弁の目眩しをするとその場を去った。
ドラゴンフライも何処かに飛び去る。
拘束が解けたカリスは昂った気持ちを落ち着かせるように何度も深呼吸して
『………大丈夫か?』
「ッッッッーーー!!!」
ヒヨリをたたせようと手を差し出したが、彼女は目に涙を一杯に浮かべると腕を交差して丸まって震えた。
『………。』
カリスは無言で回れ右するとシャドーチェイサーを呼び出し、それに乗って走り去った。
コッコロ「コッコロと!」
ユイ「ユイの!」
2人「アンデッドサーチャー!」
コッコロ「今回紹介するのはこちら!」
<FLOAT ♥4>
ユイ「♥のカテゴリー4、
ドラゴンフライアンデッドです!」
コッコロ「仮面ライダーブレイド14〜16、36話に登場したトンボのアンデッドです。」
ユイ「飛行能力とが両刃のダガー武器で、原作では仮面ライダーカリスに封印されました。」
コッコロ「今作ではヒヨリ様達を強襲してハジメ様に足枷を作り有利に戦う算段でしたが、ハジメ様の予想外の剣幕に不利な状況と判断して撤退しましたね。」
ユイ「次回もお楽しみに!」