仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ   作:伊勢村誠三

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カウント・ザ・ラウズカード
現在ライダーが使えるカードは?

ブレイド ♠︎A~10、Q ⊕A
ハジメ  ♥A〜Q
レンゲル ♣︎A〜7、9〜J ⊕A
ギャレン ♦︎A〜9、J、Q
覇瞳皇帝 ♥K ♠︎J ♦︎K ♣︎K ⊕A


♥3

1

「よし。これで今日運ぶ分は終わりか。」

 

ブレイドはここ数日『動物苑』が個人事業向け行っている人材派遣サービスの人員として働いていた。

中には人間を憎んでる獣人も居たが、殴り合いや言葉を使った『会話』なんかのかいも有ってまあまあ打ち解けられていた。

 

「精が出てるね。ブレイド。」

 

ふいに声を掛けられる。

声を掛けて来た不良ルックの金髪少年は人を揶揄うような笑みを浮かべてだらしなく立っている。

 

「ブレイド!」

 

「え?ノウェム?」

 

ブレイドの前に大剣を構えたノウェムが立ちふさがる。

 

「おい金髪!お前アンデッドだろ!?」

 

「そ。キングって呼んでくれる?」

 

「キング……お前が最後のカテゴリーKか!?」

 

「合ってるけど違う。キングって名前の意味はね、

一番強いって意味だよ。」

 

それを聞いたノウェムはブレイドに逃げろと叫びキングに斬りかかった。

しかし刃が身体に届こうとした時、ビートルアンデッドが持っていたのと同型の盾、ソリッドシールドが展開される。

 

「な!」

 

「無理無理。そんなんじゃ僕は封印できないよ。」

 

ノウェムは何度も剣を振り下ろすがその度に出現するシールドに防がれる。

 

「くっそ。ナオ逃げろ!ここは私が!」

 

「何言ってんだよ僕も!」

 

「いいから行け!」

 

「……わかった。」

 

ブレイドは走り去っていった。

それを律儀に待っていたキングは欠伸を噛み殺すと

 

「そろそろ飽きたなー、僕から行くよ。」

 

そう言うとキングは額から角をはやす様に出現させた破壊剣オールオーバーでノウェムを吹っ飛ばした。

 

「ぐはぁ!……うぅ…。」

 

「やめときなよ。僕は君らと争うつもりは無いんだから。

ただブレイドに用が有るだけだよ。」

 

「ナオを、どうするつもりだ?」

 

「僕の玩具にするつもり♪

そしたら色んなもの滅茶苦茶に出来そうじゃん。

綺麗は汚いに、汚いは綺麗に、ね。」

 

歌う様におどけて言うキング。

ノウェムはそれを聞いて恐ろしい真相に気付いた。

 

「お前まさか!ナオを『ブレイド・ジョーカー』にするつもりか!?」

 

「そうそう。その方が面白そうだからね。」

 

ノウェムは再び剣を構えて突っ込んだ。

またソリッドシールドに阻まれる。

何度でもひっくり返され弾き飛ばされても立ち上がり攻撃を続けた。

 

「おいおい、もう辞めなよ。

勝てない戦いを不純な動機でする必要ないだろ?」

 

「不純な、動機?」

 

「だってそうだろ?

いつ首輪を引きちぎるか分からないアンデッドの成り損ないを助けても人類は迷惑するだけ。

それを封印可能にしてやるって言ってる僕を倒すとか、

おかしいとは思わない?」

 

「黙れ!」

 

ノウェムはジャンプして大上段から斬りかかる。

しかしキングはコーカサスアンデッドへの変身の余波だけでノウェムを弾いた。

 

「ほーら、君は自分が間違ってるんじゃないかって思い始めてる。

ただでさえ弱かったのがさらに弱くなったよ?」

 

悔しさに土を握り締める。

それでもノウェムは立ち上がり

 

「確かにナオを助けたいのは我儘さ。

やり方は気持ち悪かったし最悪だったけどオクトーを少し元に戻してくれたし。

けど私が戦うのはそんだけじゃない!」

 

何度でも剣を振る。

その度に防がれるがそれでも構わなかった。

 

「全部忘れて!

大事な物を失くした事にも気付けない奴らや!

消えちまった大事な物を奪い返すために戦う!

戦うことを選ぶことさえできなくされた分まで私が代わりに戦ってやる!

お前らみたいな後からこのゲームに入って来た奴らに!

私たちの遊び場で!好き勝手させてたまるか!」

 

剣を弾かれても何度もパンチを叩き込む。

血が滲むのも皮がむけるのも構わず殴って殴って殴る。

 

「変身!」

 

<TURU UP ♠A>

 

その隙にブレイラウザーがコーカサスの頭向けて振り下ろされる。

ノウェムに盾を殴られ続けていたコーカサスは反応に遅れ、初めてダメージを負った。

 

「うお!ブレイドか。」

 

「ナオ!ヒヨリにコッコロも…」

 

「ノウェム。お前の啖呵、聞いてたぞ。

こっからは俺たちに任せろ!」

 

「、、頼んだぜ。無理すんなよ?」

 

ブレイドとヒヨリはうなずくとコーカサスに向かって行った。

 

 

 

 

 

ブラックファングのエンジンが唸る。

『動物苑』までの道をハジメとぺコリーヌは真っ直ぐに走っていた。

 

「ハジメ君さっきから運転が乱暴な気がするんですけど、もしかして焦ってます?」

 

「焦ってる?俺が?レディ冗談は……いや、その通り。

俺は焦ってる。このままだとブレイドが危ないから焦ってる。」

 

更にエンジンをふかす。

ブラックファングの出せるギリギリのスピードを維持する。

 

「気持ちは分かりますし、

私も久しぶりに皆と会えて嬉しいと思う自分がいるのも否定しませんけど、少しクールダウンしましょう。」

 

深いため息に似た深呼吸をするとハジメはうなずいた。

いつの間にか自分の事しか考えて無かった自分が誰かの身体を心配する日が来るとは

 

(一緒に阿保やって飯食って暴れて…こういうのも悪くないぜ覇瞳皇帝。)

 

ヘルメットの下で笑いながら思うハジメ。

すると次の瞬間、真横から何かが飛び掛かって来た。

 

「きゃあ!」

 

「うわ!」

 

派手に転倒するブラックファング。

それを踏みつけながらさらに二体の怪人が現れる。

 

「アレは、シマさん!?」

 

真ん中に立っていた怪人に驚くぺコリーヌ。

その姿は色こ黒光りする体に茶色いライン、

そして緑色の目をしているがタランチュラアンデッドに瓜二つだったからだ。

残る二体もハジメにはパラドキサアンデッド、ギラファアンデッドと瓜二つだとわかる。

 

「違うな。あいつらはカテゴリーKどころか上級アンデッド程度の力もない。

名付けるなら左から『ボスローチ♦』、

『ボスローチ♣』、『ボスローチ♥』って所か。」

 

そう言われてバックルを見るとアンデッドバックルとは違う楕円形の簡素なバックルがハマっていた。

 

「カテゴリーKのカードを基に作った劣化コピーってことですか?」

 

「覇瞳皇帝の玩具風情でぁさ。さっさと倒す!」

 

「そうですね。行きましょう!」

 

「「変身!」」

 

<TURN UP ♦A>

 

<CHANGE ♥A>

 

変身した二人は姿だけはカテゴリーKの三体に向かって行った。




コッコロ「コッコロと!」

ユイ「ユイの!」

2人「アンデッドサーチャー!」

コッコロ「今回紹介するのはこちら!」

<EVOLUTION ♠︎K>

ユイ「♠︎のカテゴリーK、
コーカサスビートルアンデッドです!」

コッコロ「仮面ライダーブレイド33、34話に登場したコーカサスオオカブトのアンデッドです。」

ユイ「下級アンデッドを洗脳する能力と破壊剣オールオーバー、堅牢な盾、ソリッドシールドが武器で、原作では仮面ライダーブレイドに封印されました。」

コッコロ「今作では主様を完全にジョーカーにするため現れましたね。」

ユイ「次回もお楽しみに!」
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