現在ライダーが使えるカードは?
ブレイド ♠︎A~10、Q、K ⊕A
ハジメ ♥A〜Q
レンゲル ♣︎A〜7、9〜J ⊕A
ギャレン ♦︎A〜9、J、Q
覇瞳皇帝 ♥K ♠︎J ♦︎K ♣︎K ⊕A
1
周囲の人々を避難させながらコッコロとノウェムを背負ったヒヨリは走った。
あのブレイドを人々に見せてはいけない。
本来の彼を知らない者があの姿を見てどのような感想を抱くか容易に想像できたからだ。
「なあ、ヒヨリ、コッコロ。
私を置いて行ってくれ。」
「ノウェム様?」
「何言ってるの!?まだブレイド君を攻撃したアンデッドが何処に居るか分からないんだよ?」
「だからだよ!向こうでブレイドと戦ってる間にハジメやぺコリーヌまで背後からグサッ!なんて洒落になんねーだろ?」
そう言われて2人は少し迷ったがやがてノウェムを下すと
「動かないでね?絶対に戻るから!」
「行ってまいります!」
ブレイドたちが向かった方向に走っていった。
2人が見えなくなるまで行くとノウェムは立ち上がり
「出て来いよ。いるんだろ?」
その可愛らしい容姿とはあまりに不釣り合いな低い声でノウェムは言った。
その声に反応して建物の陰からおかっぱ頭の少年が出て来る。
「オクトーはこんなめんどくさい現場に態々出張ってくるような奴じゃねえよ。
化けんならもっと上手く化けろ!この偽物!」
偽オクトーは表情を1つも買えないまま擬態を解除し、
本来の緑と紫の二つを強引に結合した様な肌を黒いスーツで束ねた融合アンデッド、ティターンに戻った。
「お前、私を始末しに来たんだろ?」
ティターンは答えずに融合された半身、
スコーピオンアンデッドの戦斧、エグザックスを構える。
「こいよ!お前なんかにタダで負けるほど私はヤワじゃないぞ!」
その意気や良し。と言わんばかりにエグザックスを振り下ろすティターン。
ノウェムは避けようとするがそれより早く何処からともなく表れた虎柄の上着の女性の放った鋭い蹴りがティターンの顔面を捉えた。
「な!?あ、アンタ何やってんだ!早く逃げろ!」
「……今のお前は弱い。」
「は?こんな時に何言って」
「だがバトルファイトとは違う聖戦を戦い抜こうとする貴様は戦士だ。
赤いクレープ屋を尋ねろ。
そこにお前が無くしたものがあるはずっだ。行け!」
現れた女、城光は本来の姿、タイガーアンデッドに変身するとティターンに挑んだ。
(アンデッドに変身した!?
こいつがハジメの言ってた最後のカテゴリーQか!)
どうするべきか迷ったがアンデッド同士で潰し合ってくれるなら好都合と判断し、ノウェムは撤退した。
2
ギャレンの頭を掴んだままブレイドはラウザーから一枚のカードを取り出した。
チェンジケルベロスのカード、ランスを倒して手に入れたカードだ。
「██▅▅▅▅▅▅▅▃▃!!」
絶叫と共にギャレンにカードを突き付ける。
ギャレンの持つ♦10、K以外のすべてのカードがケルベロスのカードに封印された。
(プライムベスタを封印した!?
あのカードそんな事出来るの?)
生身にされたぺコリーヌの頭を握りつぶさんと力を籠めるブレイド。
「うわぁああ!あああああーーーーー!!!」
頭蓋がきしむ音が今にも聞こえようとした時キャルは動いていた。
「変身!」
<OPEN UP ♣A>
レンゲルに変身しブレイバックルの留め具を狙ってラウザーで攻撃する。
当然ブレイドは反撃してきたが
<GEL ♣7>
一瞬だけスライム化して回避した。
「は!」
バックルが外され、変身解除のために発動したオリハルコンエレメントに弾かれてぺコリーヌは解放された。
「ブレイド!アンタ私たちが分からないの!?」
「キャル?ぺコリーヌにハジメ…
なんで皆怪我………!!!?あああ…この腕、僕の、腕?
なんで…こんな、いったいどうして!!?」
変身が解除されても変質した左腕は戻らなかった。
ゴツゴツした岩のような紫の肌と、
隆起した筋肉のアンバランスな腕をマントで隠す。
さらなる不安を感じてブレイドは池を覗き込んだ。
そこには、アンデッドの血のような緑色の目に血管が黒く浮かび上がった自分の顔があった。
「僕が、僕がアンデッドに?
嫌だ…嫌だあああぁーーー!!」
ブレイドが叫ぶとそれに応じてブルースペイダーがひとりでに走って来た。
それに飛び乗るブレイド。
そのまま森の奥まで走り去って行ってしまった。
「ま、待ってブレイド!」
追いかけようとも思ったがぺコリーヌ達をそのままにする訳にもいかず2人は抱えると人里の方に向かった。
3
「赤いクレープ屋、赤いクレープ屋……。」
タイガーアンデッドに助けられたノウェムは赤いクレープ屋を目指して走っていた。
失くしたものがそこにある。
ノウェム自身失くしたものと言われたら数えきれないが、今仲間たちとの絆以外で手元に欲しいものと言えば
(天楼覇断剣!)
かつて自分の切り札にして基本装備であった伝説の剣。
それを再び取り戻せるならやれることも多くなるはずだ。
(赤いってことは多分晶のクレープ屋だよな。
頼むからあっちと同じ見た目であってくれよ?)
そう祈りながら角を曲がると
(あった!)
記憶とおおむね同じような外観をしたクレープ屋を見つけた。
(よしよし!あそこに間違いないぞ!)
はやる思いがよりはやる。
もう少しで到着。そう思ったとき
(あれ?今店に並んでるのってぺコリーヌか?)
ぺコリーヌは何か注文した様だ。
ポケットに手を入れ取り出したの
(拳銃!?)
ノウェムはさっきとは別の意味でスピードを上げてぺコリーヌに飛び蹴りを食らわせた!
「テメエ何のつもりだ!?」
起き上がったぺコリーヌは銃を向けると何のためらいもなくノウェムに発砲した。
「うひゃあ!お姉ちゃん大変だよ!
白昼夢中に銃撃戦だよ!」
「それを言うなら白昼堂々、ね?
それより早く援護するわよ~。」
そう言って店から出て来たのはラビリスタ亡き今秘密結社ラビリンスとして活動していたシズルとリノだ。
「オイタはそこまでよ!」
「そりゃそりゃ!」
シズルが弾丸からノウェムを守り、リノが弓矢で追い払う。
ぺコリーヌは腰に差していたプリンセスソードを引き抜き矢を切り払うと撤退していった。
「逃げたか……あなた大丈夫だった?」
「ぺコリーヌの奴……まさか!?」
「ん?どうした?」
「今襲ってきてた奴、操られてただけなのかも!」
ノウェムは助けに入ってくれた二人に頭を下げた。
「頼む!アイツらを助けてくれ!
アイツらはアンデッドポイズンで暴走してるだけなんだ!」
4
森の奥、ブレイドはブルースペイダーを降りると頭を抱えてうずくまる。
バイクを運転してる間、彼の頭はずっと声に悩まされていた。
(アンデッドを倒せ!戦えブレイド!戦え!
残るアンデッドは三体。
お前の栄光と願いの成就は目前だ。戦えブレイド!)
「黙れ黙れ黙れ!僕はアンデッドなんかじゃない!
僕は、僕は!██▅▃▄▄▅▅▅▅▅▃▃▄▅▅――!!」
<TURN UP ♠A>
勝手に巻き付いたブレイバックルが発動し、再び暴走態に変身したブレイドは街を目指した。
コッコロ「コッコロと!」
ユイ「ユイの!」
2人「アンデッドサーチャー!」
コッコロ「今回紹介するのはこちら!」
<THIEF ♦︎10 POISON ♣︎8>
ユイ「♦︎のカテゴリー10にして♣︎のカテゴリー8、
合成アンデッドティターンです!」
コッコロ「仮面ライダーブレイド41〜44話に登場したカメレオンとサソリのアンデッドです。」
ユイ「姿を変える能力とアンデッドを暴走させる毒、アンデッドポイズンが武器で、原作では仮面ライダーブレイドに倒され、ギャレンとレンゲルに封印されました。」
コッコロ「今作では覇瞳皇帝に合成前のカメレオンアンデッド、スコーピオンアンデッドと別々に封印された後に傀儡として生み出され主様を暴走させましたね。」
ユイ「次回もお楽しみに!」