現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、5、6、8 ♦︎9
ハジメ ♥2、10(ワイルド)
レンゲル ♣︎A(以下、8枚所持)
1
目覚めると、またふかふかの布団に美味しそうな香りに、といつまでも寝ていたい環境でブレイドは目覚めた。
(デジャブが……てか僕はまた倒れたのか?
たしかペコリーヌから♦︎の9のカードを受け取ってそれから……あれ?なんで倒れたんだ?)
本気で思い出せないなと首を傾げながらブレイドはベッドから抜け出した。
「あ、ブレイド君おはようございます!」
「おはようペコリーヌ。
ってもうお昼か。」
「もう3時のおやつの時間ですよ。
いっぱい寝ちゃってヤバいですね☆」
確かにほぼ何も食べないまま昼まで過ごしてしまった。
間違いなく養生にはなったがいい加減空腹だ。
「さ、お茶も入ったしおやつにしましょう。
甘い物はお腹に溜まりますよ?」
そうすすめられて入れたての紅茶とクッキーを出された。美味い。
「これ買って来たの?」
「昨日大食い大会のあった場所からそんなに離れてない所の名物なんです。」
「……昨日は急にごめんな。
アンデッドの気配を感じると居ても立ってもられなくて。」
「気にしないで下さい……今ここでブレイド君とゆっくりお茶できてるだけで楽しいですから!」
そう言うぺコリーヌはどこか不自然に笑ったように見えた。
そのことを指摘しようとしたが急に真面目な顔になり
「ブレイド君、実は1つ提案が有るんです。」
「提案?」
「私達でギルドを組みませんか?」
ギルドを組む。
別にそれ自体は構わないが、なぜ自分となのだろう?
ペコリーヌは燃費最悪だがかなり強い。
欲しがる人は多そうな気がするし、態々自分を巻き込んでアンデッドに関わる必要はないはずだ。
「ブレイド君がいなきゃ話になりませんよ。
ギルドの目的は表向きは美味しい物いっぱい食べよう!
って感じにするつもりですけど、実際はブレイド君の記憶を探すギルドにするつもりですから!」
「僕の、記憶?」
「はい!ブレイド君はあんまり気にしてなさそうですけど、きっとご家族が心配してます。
アンデッドと戦っていれば何か分かるかもしれませんし。
昔のブレイド君を知ってるキャルちゃんも居ますし!」
「そっか……あれ?
そう言えばキャルはもう帰っちゃったの?
それにコッコロも出かけたのか?」
「コッコロちゃんは路銀を稼ぎに、
キャルちゃんもお仕事です。
なんでも王宮に勤めてるそうですよ?」
「よし、じゃあキャルにも話してこよう。」
2
その頃話題の中心になってるとは知らずキャルは王宮に急いでいた。
ブレイドの記憶喪失やペコリーヌに接触した件、両者が知り合いだった件など報告ごとがごまんと有ったからだ。
(そういえば、なんでアイツは王宮騎士団の装備を個人で持ててるのかしら?)
陛下自ら渡した訳がない。
だとすれば盗み出したのだろうか?
あの人畜無害そうな青年が?
そんな風に考えていると背後から何が降り立ち、攻撃を仕掛けて来た。
すかさず左に飛ぶ。
そこに居たのは異形だった。
豹柄の身体の下半身は革製のスーツで覆われ、胸部と左右の一の腕にはプレートアーマー。
左手に凶悪な爪を持つ仮面の怪人。
キャルは知らないがジャガーアンデッドと呼ばれる不死生命体だ。
「アンタがアンデッドとかいう化け物ね。
いいわ、試運転に付き合って貰おうじゃない!」
キャルは懐からレンゲルバックルと♣︎Aのラウズカードを取り出して、バックルのトレーにカードをセット。
腰に当てるとベルトが伸びて固定される。
右手を横に、左手を顔の前に構える様に垂直にして、一同クロスさせてからバックルを開く!
「変身!」
<OPEN UP ♣A>
自動でキャルを透過したスピリチアエレメントが金色の鎧レンゲルクロスを生成。
キャルは仮面ライダーレンゲルに変身した。
3
王宮に向かって歩いていると、向かっている方向から血相を変えた人々が走り去っていく。
「ブレイド君もしかしてこれって…」
「ああ、奴がいる!」
ペコリーヌは愛剣プリンセスソードを、ブレイドはブレイバックルを構えながら先を急いだ。
その先にいたのはジャガーアンデッドと、金と緑のアーマーに紫の複眼を持つ杖の仮面ライダーだった。
「あれは、レンゲル!」
「レンゲル?…仮面ライダーレンゲルって事ですか?」
「ああ、兎に角俺たちも!変身!」
「はい、行きましょう!」
醒杖レンゲルラウザーとジャガーアンデッドの爪がつば競り合った所に醒剣ブレイラウザーとプリンセスソードがジャガーアンデッドを襲う!
「レンゲル!」
「!? …お前が、ブレイド?」
「ああ。あのアンデッドは♠︎のアンデッドだ。
譲ってくれないか?」
「え?別にいいけど…」
「そっかありがとう!」
それだけ言うとブレイドは再びアンデッドに向かって行った。
ジャガーアンデッドは素早い動きで死角からのヒットアンドアウェイに徹して来たが、それはペコリーヌと背中合わせになる事で解決する。
(でも『王家の装備』に『プリンセスナイト』のパワーまで使ったらジリ貧…手を打たないと)
レンゲルことキャルは建物の影に隠れて様子を伺う。
(ん?アイツらの動き、なんかパターンになって来た?
て事はアンデッドもパターンを?)
それに気付いた彼女は地面の一点に視線を固定して
(よし今!)
<BLIZZERD ♣︎6>
ラウザーから冷気を飛ばして見事アンデッドを地面に貼り付けた。
「おお!ブレイド君は雷でレンゲルちゃんは吹雪ですか!ヤバいですね☆」
「チャンス!決めるぞ!」
「はい!全力全開!プリンセスストライク!」
<KICK ♠︎5 THUNDER ♠︎6 LIGHTNING BLAST!>
「ウェーーーーイ!!!」
<CHOP ♥3 TORNADO♥6>
「スピニングウェーブ!はぁ!」
まずペコリーヌの力そのものを叩き込む様な一撃、続いてブレイドの雷撃纏ったキックが一閃。
駄目押しとばかりにレンゲルの真空の手刀がその体を貫いた。
「ゲ……ガァ…………」
膝から崩れ落ちるジャガーアンデッドにブレイドはプロパーブランクを投げつける。
アンデッドを封印し、プライムベスタに変わるとブレイドの手元に戻った。
「スピニングウェーブだと?」
その様子を建物から見下ろす影があった。
四条ハジメだ。
「
これは自分も急がねばならない。
もしかしたら、♥のカードを先に全部揃えられるなんて事があるかも知れない。
(それはダメだ。この世界ではカリスはワイルドカリスにしか進化できない。
他のスートのカードを13枚揃えた所で無駄だ。)
なんとしても奴からカードを奪わなければならない。
レンゲルを今一度だけしっかりと見るとハジメは去って行った。
4
「良し。」
「やりましたねブレイド君!
これで6枚目ですね!」
「ああ。レンゲル!ありがとうな。
お前がいてくれて助かったよ。」
こっそりいなくなろうとしていたレンゲルは不意に呼び止められ焦った。
あまり話しすぎては声でバレる可能性があるからだ。
「レンゲルちゃん!
助けてくれてありがとうございました!」
「べ、別に…私は♣︎のアンデッドじゃないから譲ってやっただけだし!
仲間になってやったつもりもないから!」
突っぱねる様に言ってさっさと立ち去ろうとするが
「例えそうでも、私の大好きがいっぱい詰まってる私の大好きなこの街を守る為に戦ってくれてありがとうございました!」
「………ッ! 甘ったるい。
そんなセンチメンタルに絆される訳ないでしょ?」
そう言ってレンゲルは今度こそ去って行った。
5
苦しい、息が、苦しい。
人がいない場所で変身を解除したキャルは口を押さえながらその場に蹲った。
(いやぁ……ゲップが出る…気持ち悪い……)
ついこの前陛下に失敗を咎められ杖で殴られた所がズキズキと痛む。
「私の大好きがいっぱい詰まってる私の大好きなこの街を守る為に戦ってくれてありがとうございました!」
さっきのペコリーヌの言葉が頭の中でいつまでも響いていた。
それが頭痛になって吐き気とゲップを助長していた。
苦痛は意識と痛みへの感覚をより鋭敏にしていく。
「私は、倒さなきゃ、いけない!
陛下の為に、ペコリーヌを、ブレイドを…」
殺さなくてはならない。
頭では分かっていても言葉では続けられなかった。
ペコリーヌ「ペコリーヌと!」
キャル「キャルの!」
2人「ラウズカードアーカイブ!」
ペコリーヌ「今回紹介するのはこちら!」
<BLIZZERD ♣︎6>
キャル「♣︎のカテゴリー6、
ブリザードポーラーのカードよ!」
ペコリーヌ「仮面ライダーブレイド17話から登場したラウズカードです。」
キャル「仮面ライダーレンゲルのカードで、
ラウザーにラウズして使う事で使用者に吹雪は発する力を与えるわ!」
ペコリーヌ「ブレイドのライダーを象徴する属性攻撃、便利かつ強力てわヤバいですね!」
キャル「次回もお楽しみに!」