現在ライダーが使えるカードは?
ブレイド ⊕A
カリス ♥A〜Q
♦︎A〜Q
レンゲル ♣︎A〜Q
覇瞳皇帝 ♥K ♠︎A〜K ♦︎K ♣︎K ⊕A
1
夜中、見張り以外誰もが寝静まった時間。
ただ一つ車庫には明かりがともっていた。
三台のライダーマシンを整備(研究?)していたユニだ。
「ブルースペイダー……理系のような凝り固まった思想を廃したとしか思えないカッコイイデザイン。
その上基礎スペックも申し分なく実践保証済みの洗練された素晴らしいマシンだ。
君がベルトがなくとも、と取りに来るのも分かるよ。」
ボディ磨きを終え顔をあげて車庫の入り口の方を見る。
観念したように半分だけブレイドが姿を見せた。
「ほら、そんなところで見てないできたまえ。
このマシンへの興味は君達のバックルと同じぐらい尽きないが必要なんだろう?」
「……いかせてくれるのか?」
「行かせるも何も。」
そう言ってユニはブレイドが入って来たのとは反対の入り口を開ける。
「痛って!」
「きゃあ!」
ノウェムとリノが重なり合うように倒れ込んだ。
「あらあらまあまあ。」
「お二人とも大丈夫ですか?」
「だから言ったのに。」
その後ろからシズル、コッコロ、ハジメと続く。
「皆…どうして?」
「どうしてもこうしても有りません!
主様なら再び立ち上がってくれるとコッコロは信じていました。」
「私を誰だと思ってるの?弟くんのお姉ちゃんよ?」
「私だってお兄ちゃんのこと信じてた!」
ガバッと起き上がるリノ。
手をつかれたままのノウェムは何とかリノをどかすと服の汚れを払って立ち上がり
「お前がへこたれたまま終わる訳ねーよ!
何たって唯一私とオクトーの最強コンビに勝った男だぞ!」
最後にハジメが何も言わずにギャレンバックルの入ったカバンを見せる。
ブレイドはうなずくと真っ直ぐブルースペーダーに向かった。
その後ろにコッコロが続く。
「俺がレッドランバスに乗る。お前らは…」
「リモコン操縦するシャドーチェイサー、でしょ?」
シズル、リノ姉妹がシャドーチェイサーに乗り、ハジメはノウェムを後ろに乗せる。
「いいのか?もう後戻りできないぞ?」
ブレイドが問いかける。
ハジメはメットを直しながら答えた。
「仲間もお前の姿も奪われて黙ってられるかよ。
美食殿が揃わないとか、お前らが馬鹿やるとこ見れないとか俺にとっちゃ明日が来ない様なもんだ。」
「主様、最初に言った筈です。
私はおはようからおやすみまで、揺り籠から墓穴まで。
主様が世界を救ってそれから先まで誠心誠意お仕えさせていただくと。」
「いい加減この茶番を終わらせたいしな!」
「一人でこんな時間に遊びに行くなんてお姉ちゃん許しませんよ?」
「仲間外れは寂しいしね。」
「そうだったな…。」
ブレイドはバイクにアクセルをいれる。
残る二台も先行したブルースペーダーに続き、ランドソル中央を目指した。
2
王宮の最も高い場所。
暁がようやく顔を出しだした頃、覇瞳皇帝は手に入れた4枚のキングのカードを掲げた。
一人で二中に浮かんだ四枚のカードは互いに白いエネルギーで結びつき合い一枚の白いカード、バニティブランクのカードになった。
「ああ……このカードの為に随分と時間をかけてしまったわね。
けどその苦労も遂に今日結実する。」
そう呟くと彼女は地下に戻る。
つい最近までティターンが収まっていたカプセルにはぺコリーヌ瓜二つの少女が収まっている。
覇瞳皇帝はぺコリーヌ似の少女のカプセルを開けると彼女にバニティカードを投げつけた。
少女は何の抵抗もなく封印された。
「あとはこれを……ん?」
配下のローチたちが騒がしい。
意識を集中させて視界を共有する。
真っ赤に染まった早朝の街を三台のスーパーマシンが爆走している。
「良いわ。望み通り完膚なきまでに叩きつぶしてあげる。」
覇瞳皇帝は新たに造った四体のボスローチを呼び寄せると
「お客様をおもてなししてきなさい。
出来るだけ派手に、ね。」
3
最後の直線コースを走りゆく三台のマシンの前に四つの人影が立ちふさがる。
四つのスートのカテゴリーKの姿を模したボスローチだ。
「♠のパチモンも造りやがったか。
相変わらず仕事の早い奴め。」
ハジメはジョーカーラウザーを出現させる。
すると♠のボスローチはブレイバックルを取り出した。
♥のボスローチもグレイブバックルを取り出す。
「おいおいマジかよ。」
「しゃーねー。お前らで変身してないのをやれ!
仮面ライダーは俺たちに任せとけ!」
それぞれ武器を構える。
それを見たローチたちはバックルを装着する。
「「変身。」」
「変身!」
<OPEN UP ⊕A>
<TURN UP ♠A>
<CHANGE ♥A>
♥のボスローチはオリハルコンエレメントをくぐり、
♠のボスローチは緑色の光に包まれてそれぞれグレイブと偽ブレイドに、
ハジメはカリスに変身して激突した。
一方ボスローチ♦対シズル、リノ姉妹。
いつも通りシズルが近接、リノが援護を担当する。
「ふう!はぁああ!!」
シズルの剣とボスローチのヘルター・スケルターが火花を散らす。
リノは援護射撃をしようとするが、その度に腰の手榴弾を投げ妨害する。
「くぅ~!やりずらい!」
仕方なく動きながら矢を放つが度々避けられ、
的を外れた矢がシズルに飛んでいくザマだ。
「ああ!ごめんお姉ちゃん!」
「平気よー!」
更にブレイドとコッコロ対ボスローチ♣。
オリジナルはあまり使わなかった蜘蛛糸を積極的に使い2人をけん制する。
「これでは近づけません!」
「だったら、これだ!」
ブレイドは剣を収めると両手に破壊剣オールオーバーを生成する。
「あ、主様!その剣は…」
「行くぞ!」
ブレイドはオールオーバーを積極的に糸を払うのに使う。
持ってかれる度に新しい物を生成し、ボスローチに肉薄する!
「ウェイ!ウェイ!はぁああああーーウェイ!」
「███▅▅▅▅▅▅!!」
待ってたとばかりに毒を吐き出すが人間を超えた感覚でそれを感じ取ったブレイドはのけぞって回避すると戻る勢いのまま頭突きを浴びせた。
「悪いな、お前なんかよりよっぽど化け物やってんでな!」
ブレイドはあえて叩き折ったオールオーバーを糸と毒の発射口に捻じ込む!
「██▅▃▄▄▅▅▃▃▄▅▅▅!!」
最後に蹴りを食らわせて腰の剣を引き抜く。
「主様!」
「行くぞコッコロ!このまま倒す!」
「はい!」
(あっちは順調か。)
こっちはかなりキツいがな!
と心で毒づきながらハジメはノウェムと共に2人の剣のライダーをいなしながら作戦を考える。
(手数ある偽ブレイドは俺が引き受けるとして、
ノウェムの奴にグレイブは少し荷が重いか?)
ぶっちゃけカリスにそんなに余裕がある訳じゃ無い。
後々の戦闘を考えると下手にここで負担を増やして覇瞳皇帝相手に何時ものポテンシャルを出せないとかは避けたい。
<TACKLE ♠4>
ギリギリで突進を避ける。
建物を突き破りながら偽ブレイドは煙の中に消えた。
『おいノウェム!そっちは持つか!』
「私と天楼覇断剣は無敵だ!」
威勢の良い返事が返って来た。
大丈夫ということにしておくとしよう。
『さっさと決めたいが、
こいつらを放っておくのも違うよな。』
仕方ない。煙の中から現れた偽ブレイドがカードを抜く。
それも3枚。ライトニングソニックで決めるつもりだろう。
「終わりだ!」
『お前がな。』
<SHUFFLE ♥10>
カリスは自身がアルファベットのカテゴリー以外で最も頼りとするカードをラウズした。
ブレイドがラウズしたカードがカリスに有利な様に入れ替えられる。
KICK、THUNDER、MACHから
<THUNDER ♠︎6 METAL ♠︎7 MISS>
THUNDER、METAL、コモンブランクに入れ替わった。
偽ブレイドの身体が金属化し、その表面を電流が流れる。
じっくりと電気で炙られたら偽ブレイドは黒い煙を上げながら膝を突く。
『その洒落た鎧にサヨナラ言いな!』
<TORNADO ♥6 BIO ♥7>
真空の矢と共に3本の蔦が偽ブレイドに迫る。
まず矢が高圧電流で弱ったブレイドアーマーを貫き、
ダメージで変身解除された落ちたバックルを蔦が回収。
残ったローチは呻き声を上げて爆散した。
『よし、残りは…』
「ウェーーーイ!!!」
「やあああ!!」
ブレイドとコッコロも倒した様だ。
残る2体も苦戦はしてるがもう少しは持つだろう。
「お兄ちゃん達は先行って!」
「リノ!?」
「こっちは任せろ!
ペコリーヌとキャルが待ってんだろ?」
「弟を立てるのもお姉ちゃんの役目よ。
どーんと任せなさい!」
「、、すぐに終わらせて戻る!コッコロ!ハジメ!」
「はい!皆様ご武運を!」
『死んだら許さないぞ。』
ブレイド、コッコロはブルースペーダーに、ハジメはレッドランバスに跨り王宮に突入した。
レイ「レイと!」
ヒヨリ「ヒヨリの!」
2人「仮面ライダー図鑑!」
レイ「今回紹介するのはこいつだ!」
<TURN UP ♠︎A>
ヒヨリ「本作ではボスローチが変身した偽仮面ライダーブレイドだ!」
レイ「仮面ライダー剣超バトルビデオでは偽剣崎一真が変身した♠︎のライダーだ。」
ヒヨリ「武器は偽ブレイラウザー。専用バイクはオリジナルから盗んだ(と思われる)ブルースペーダー。バイクに乗りながら変身したね。」
レイ「本物と違い赤いマフラーを巻いていたしすぐに偽物と気付きそうなものだが…何故橘朔也や上城睦月は気付かなかったんだろうな?」
ヒヨリ「次回もお楽しみに!」