仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ   作:伊勢村誠三

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カウント・ザ・ラウズカード
現在ライダーが使えるカードは?

ブレイド ♠︎A~10 ⊕A
カリス  ♥A〜Q
ギャレン ♦︎A〜Q
レンゲル ♣︎A〜Q
覇瞳皇帝 ♠︎J、Q VANITY


JOKER

1

「変身!」

 

<CHANGE ♥A>

 

カリスに変身した俺、四条ハジメはドス黒いことオーラを纏ったアルビノジョーカー、覇瞳皇帝にレディ、コッコロと共に挑んだ。

 

人間の表情筋が無くともわかる。

今奴は嗤っている。お前ら如きに神の力を得た自分を倒せるわけが無いと見下し嘲笑っているのだ。

残念ながら否定出来ない。

何人束になろうと今のこいつと戦いになる編成を考えた場合、最低でも5組の七冠とプリンセスナイトを入れないと拮抗すら出来ない。

対して現在のこちらの戦力は決して強いとは言えない巫女に、筋力、耐久だけなら充分だが燃費最悪のレディに、

あと一歩究極に及ばない(カリス)

役不足もいいとこだ。

 

(けど戦いようはある!)

 

<REFLECT ♥8>

 

まず放たれた怪光線をモスリフレクトで反射する。

あまりの高パワーにバランスを崩しながらもなんとか明後日の方向に反射する。

しかしその隙に接近されアッパーカットを叩き込まれ天井にめり込んだ。

 

『ごっぱ!』

 

肺の中の空気を無理やり全部吐き出させられる。

そうなる間もレディとコッコロが奴に挑むのが見えた。

レディの繰り出した剣を掴むと無理やり引っ張りコッコロの槍を受け止め、

それを上にあげると腕を払うだけど起こした圧で吹っ飛ばす。

 

「覇瞳、皇帝……!」

 

「ふふふ。もう息が上がってる。

こんなくだらない国のために頑張ちゃって。

そろそろ楽になりなさい!」

 

『……ざっ、けんなぁ!』

 

<FLOAT ♥4>

 

背中に見えない羽が与えられる。

天井から脱出した俺はキリモミ回転しながらレディに振り下ろそうとした鎌を受け止めながら手刀を構えた。

この勢いのままその本来何の膨らみもない胸をぶち抜いてやる!

 

「単純ね。ここに有るカードが欲しいって考えが透けて見えるわ!」

 

奴は俺の手刀を簡単に受け止めると地面にしっかりと足を付け、

片手だけで俺をぶん回すと王座の方に投げ捨てた。

鉄みたいな味と砂埃にむせる。

背中全体が痛いし無理やりぶん回された腕は肩が多分脱臼している。

 

『なんんのおおお!!!』

 

俺は無理やり腕をはめ込むと、痛みを無視して腕を回す。

滅茶苦茶痛いが動かす分には問題ない。

 

「は、ハジメ様なんて無茶を!」

 

駆け付けたコッコロが治癒をかけてくれた。

幾らか痛みがマシになる。

もう少し痛みが引いた方が動かしやすいが贅沢は言えない。

 

『サンキューコッコロ。戦えるか?』

 

「愚問ですね。」

 

槍を構えて不敵に笑うコッコロ。

 

「ハジメ君!」

 

『レディ!コッコロ!合わよう!』

 

俺はカリスラウザーを再び装備し斬りかかる。

レディもプリンセスソードを正眼に構える。

 

三人で一斉に走った。

 

<CHOP ♥3 TORNADE ♥6 

SPINNING WAVE!>

 

俺は刃に疾風を纏わせ、レディとコッコロの2人も武器にパワー込めて肉薄する。

 

「遅い、遅いわあくびが出る!

私はすでにすべてが見える!究極を超えているのよ!」

 

まず俺のスピニングウェーブを真っ向から受けて突っ切り、

大鎌で俺の胴体を貫通するように振り上げ真反対に叩きつける様に俺を地面に動けなくする。

次に太刀取りでレディのプリンセスソードを奪うと黒紫色のエネルギーを付与してコッコロに放った。

 

「あ…うわあああああーーー!!!!」

 

爆炎と熱風の中にコッコロが消える。

覇瞳皇帝はもう興味を失くしたようにレディに向かう。

 

『やらせっかああ!!』

 

<SPINNING ATTACK!>

 

俺はトルネードのパワーで鎌を吹っ飛ばしそのままの勢いでライダーキックを放った。

しかし奴はそれをノールック、片手で掴むと

 

「カミキリムシの癖にぶんぶんぶんぶん煩いわよ!」

 

一度大きく持ち上げて地面に叩きつけた。

そして逆手に持ったプリンセスソードが振り下ろされ、俺の意識はコンセントを抜いたTVみたいに無理やり切られた。

 

 

 

 

「ハジメ君!いやあ!」

 

プリンセスソードに貫かれたハジメ君の頭から、大事な物がこぼれて、あふれ出ています。

ヤバいです……このままではハジメ君は死んでしまいます。

 

「あら?まだ生きてる。

はじめから人間の要素が少ないけど、もうこれほどとは。

新しいアンデッドにならないうちに心臓も潰しておこうかしら?」

 

私は痛む体に鞭を打って覇瞳皇帝の腰に飛びつきました。

 

「やめろぉお!」

 

「は?誰に命令してるの?」

 

覇瞳皇帝は特に力を入れたふうもなく私を引きはがして、

頭のティアラを奪い取ると片手でバキバキに握り壊してしまいました。

 

「あ、ああ……」

 

「これであなたはもう何もできない小娘。

そこで無力を噛みしめなさい!」

 

覇瞳皇帝は私に背を向けるとハジメ君に刺していたプリンセスソードを引き抜く。

私は背負っていたバックからギャレンバックルを取り出して装着します。

 

「はぁ~めんどくさいわね?

無意味だって言ってるのが分からない?

本当に馬鹿ねあなたは。」

 

「ええ。馬鹿だから諦められないモノが有るんです!

変身!」

 

<TURN UP ♦A>

 

私はブレイド君のと同じ色の変身する畳をくぐってギャレンになりました。

近すぎて銃は駄目だと思ったので直接殴ることにしました。

 

「やあああ!」

 

パシン!と拳が覇瞳皇帝の顔に当たります。

けど意にも介さずプリンセスソードで斬りかかってきました。

私はそれを一番鎧が頑丈な部分で受けて左手で剣を押さえつけます。

それから何度も剣を持った手首を殴る!

 

もちろん覇瞳皇帝は空いてる腕で私を殴りますけど、

離しません。

ハジメ君が復帰するまで何としても持ちこたえます。

きっともうすぐキャルちゃんを説得したブレイド君が来るはずです。

皆となら勝てる!だから!

 

「返して、貰います!」

 

私の仮面が何度も殴り付けられて割られた時、私はプリンセスソードを奪い返しました!

 

「プリンセスストライク!」

 

流石にこの至近距離で叩き込まれれば効いたみたいです。

大きくに散歩のけぞり覇瞳皇帝は胸を押さえました!

 

「喰らえ!」

 

ギャレンラウザー引き抜いて銃撃しながら接近!

ギリギリまで接近してプリンセスソードを振り下ろします。

全体重、全パワーを込めてプリンセスソードで押さえつけ、絶えずギャレンラウザーを浴びせ続けます。

 

「調子に乗るな小娘風情が!!!」

 

僅かに持ち上げられたプリンセスソードが側面から殴り壊され残った刃の方を使われてアーマーを深々と切り付けられます。

 

「うわぁ!ああああ!痛い!……痛いぃ…

でもまだ負けない、負けません!」

 

「本当に往生際が悪い。何故諦めないの?

ブレイドほどではないにせよ、なんにもないくせに。」

 

「確かに立場も、国も、王家の装備もたった今あなたに奪われました。

けど最後に残った仲間がある限り、何回だって立ち上がって見せます!

諦め悪く往生際悪く!

最初っから最後までクライマックスです!」

 

私はギャレンラウザーを構えて走る。

もう力もあまり残ってないけどそれでも今この戦いが無駄じゃないって信じてるから!

 

「悪いなレディ。」

 

「な!?」

 

「おいしい所持ってくぜ!」

 

丁度覇瞳皇帝が変身したジョーカーとは左右反対の黒と緑のジョーカーが短刀を使って背後から白い背中を貫きました!

 

「ハジメ君!やりましたね!」

 

「レディ!今ですカードを!」

 

私はその言葉を私にカードをつけという意味と、

カードを奪い返せという意味と両方だと判断しラウザーのトレイを開きました。

 

<BULLET ♦2 RAPID ♦4 FIRE ♦6

BURNING SHOT!>

 

私は一番力の集まってる部分を集中砲火して弱った所に拳を叩き込みました。

その先に温かな何かが有ります。

 

「これです!」

 

出て来たのはブレイド君のJ、Qのカードと、見た事も無い白いカードでした。

 

「おのれおのれおのれおのれおのれ!!!」

 

身体に残っていたエネルギーを発散させて覇瞳皇帝は私達を弾き飛ばします。

 

「ちぃっ!全く!キャルは何を……」

 

覇瞳皇帝は苛立ち気にキャルちゃんとブレイド君の方を見ます。

その先には、ギューーッして仲直りする2人の姿がありました。

 

「ははっ!上手く口説いたな。」

 

「やりました!」

 

しかし喜んだのも束の間、覇瞳皇帝から、

もしかしたらさっきまで以上の悪意や敵意が溢れます。

 

「何が!」

 

「███▅▅▅▃▄▄▅▅▅▅▃▃▄▅▅▅!!!」

 

気付いた時には、ブレイド君の身体を覇瞳皇帝が投げた大鎌が深々と切り裂いていました。

鎧の隙間から真っ赤な血が滝みたいに溢れて、ブレイド君は動かなくなりました。

 

「は、ははは!はーっはははははははははは!」

 

ゆらりと立ち上がったキャルちゃんは笑い続ける覇瞳皇帝に変身しながら向かって行きます。

私はただ目の前の、本当に取り返しのつかないレベルで大切なものが失われた事に、打ちひしがれるだけでした。




レイ「レイと!」

ヒヨリ「ヒヨリの!」

2人「仮面ライダー図鑑!」

レイ「今回紹介するのはこいつだ!」

<OPEN UP ⊕A>

ヒヨリ「本作ではクリスティーナ、覇瞳皇帝、ボスローチが変身するの仮面ライダーグレイブだ!」

レイ「仮面ライダーブレイド劇場版では志村純一が、仮面ライダーディケイドでは海東純一が変身したライダーだ。」

ヒヨリ「武器は醒剣グレイブラウザー。専用バイクはあるけど名称不明。
本作では他の⊕のライダーみたいに他のライダーのバイクに乗ることもなかったね。」

レイ「グレイブラウザーでの近接戦を得意としている。
また指揮官様装備とあって他の⊕のライダーより装飾が豪華だ。」

ヒヨリ「次回もお楽しみに!」
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