現在ライダーが使えるカードは?
ブレイド ♠︎A~K ⊕A
カリス ♥A〜K
ギャレン ♦︎A〜K
レンゲル ♣︎A〜K
1
並び立った4人のライダー。
それを見つけたアルビノジョーカーは攻撃をそこに集中した。
「任せて!」
<GEL ♣︎7>
レンゲルがカードをラウズ。
3人のライダーとコッコロが触れると全員まとめて液化して建物の外に出た。
「うわぁ!お前らなんてとこから出てくんだ!」
『お、ノウェム嬢。他の皆も生きてたか。』
出た先には丁度ノウェム達がいた。
見るとさっきまで居なかったなかよし部やリトルリリカルにトゥインクルウィッシュの面々もいる。
「ヒヨリちゃん達も来てくれたんですね!」
「その声はペコさん?良かった無事だったんだ!」
「動物苑からここまでかなりの距離がありますが、
一体どうやって?」
「ハジメ君達が放置していたブラックファングを修理してね。」
サムズアップしてドヤるユニ。
技術面に関してはもう全部彼女一人でいいんじゃないだろうか?
「それはともかく、
アンタら援軍来たにしたってよく持ち堪えたわね。」
「それを言うなら君らも。
山みたいに湧いて来たゴキブリの怪物は勝手に消えていったがアレは……」
『覇瞳皇帝〜〜……だった物だ。
ああなったらもう元には戻れないだろうな。』
「自業自得とは言えあんまりね。」
だからと言ってあのまま暴れさせておくわけには行かない。
「コッコロ、皆。全力でサポートしてくれ。
奴は必ず僕達が封印する。」
<EVOLUTION ♠︎K>
ブレイドはエボリューションのカードでパワーをチャージするとそれをプリンセスナイトの力に流し込みコッコロ達に与える。
一同尽きかけていた力が戻り、コッコロ、ユイ、レイ、ヒヨリに至っては武器や衣装が変化して行く。
「これは、主様の力?」
「いや、僕達の力だ。
アストルムプレイヤー版のキングフォーム、プリンセスフォームだ!」
プリンセスフォームに変身した四人を先頭に一同は王宮の方を向く。
覇瞳皇帝暴走態の根元からは無数のジョーカーらしき灰色の怪人が湧き出ている。
「あれを任せられるか?」
「主様。疑問ではなく命じてくださいまし。
私は偉大なるアメス様より遣わされた案内役。
おはようからおやすみまで、揺り籠から墓穴まで主様の味方です。」
「そうだったな。コッコロ!皆!
地上は任せた!空は俺たち仮面ライダーが行く!」
「空?待って私飛べないんだけど!」
「俺のフロートを貸してやる。行くぞ!」
「「「変身!」」」
<<<FUSION JACK>>>
<FLOAT ♥4>
<FLOAT ♥4>
「「「「はぁ!」」」」
飛び上がった4人はただ真っ直ぐ巨大の頂点、恐らくアルビノジョーカーの本体があるであろう部分を目指す。
「攻撃が来ます!」
『避けたらヒヨリ嬢達に当たっちまうぞ!』
「だったら迎え撃つだけよ!」
まずキャルがラウザーにカードをラウズして右手の鉄球にパワーを送る。
3人も同じようにカードをラウズして
<BLIZZERD CLASH!>
<LIGHTNING SLASH!>
<BURNING SMASH!>
<SPINNING ATTACK!>
レンゲルの高速スクリュー回転を纏った激凍の鉄球と、
ブレイドの刃のような切れ味を持った雷撃が正面から攻撃を相殺し、
ギャレンの弾ける炎のキックと、カリスの黒い疾風の蹴りが攻撃を貫く。
「皆もっと上に!これで最後だ!」
一気に加速し四人はバラバラの方向からアルビノジョーカーの頭上に飛び出る。
見下ろすと中央に辛うじて原形を保っている千里真那に戻りかけのアルビノジョーカーが悶えていた。
「サカイィ!ナオトォオオオオオオーー!!!!!」
ブレイドを視界にとらえた彼女は慟哭する。
そこに宿っていたのは殺意、敵意、そしてほんの少しの、妬みと後悔。
「ワタシガ!ネガイヲ!ワタシダケノ!セカイヲォ!!」
「それが本当にお前の望みか?」
「キマッテル!ワタシノノゾミハ!
ワタシガ!ワタシダケガクンリンスル!
ワタシタケガ!ワタシ!…ワタ、シヲ……」
「お前が欲しかったのは王座や頂点なんかじゃなくて、
ありのままの自分を受け入れてくれる場所だったんじゃないのか?」
「ワタシヲ、アイシテ…………」
『その挙句がネカマに戸籍偽装に違法就労に児童虐待とかどんだけねじ曲がってんだよ、くそお袋。』
「貴方のしたことは許されませんけど、これ以上あなたを苦しめません!」
「陛下、度重なる不忠、お許しください。」
<<<<EVOLUTION KING!>>>>
「「「『変身!』」」」
ラウズアブゾーバーとジョーカーラウザーに
ブレイドとカリスは13枚の黄金のカードを、
ギャレンとレンゲルはカテゴリーKのパワーで造られたそれぞれのスートの13個のレリーフがアーマーに変化して装着される。
ブレイドとギャレンのラウザーが重醒のラウザーに、
カリスとレンゲルには新しい一対の鎌と短剣のラウザーが与えられ、最強フォームに変身した!
「ブレイドキングフォーム!」
「ギャレンキングフォーム!」
「レンゲル最強フォーム!」
『ワイルドカリス!』
ブレイド、ギャレン、レンゲルはA、K、Q、J、10の5枚を、ワイルドカリスは13枚全てのプライムベスタを1つにしたワイルドのカードをラウズする。
「「
「『クアドラプル!ロイヤルストレートフラッシュ!』」
」」
四つの光線が巨体を貫いた。
のたうつように細い身体をグネグネとくねらせながらボロボロに崩れて雪のように街に降り注いだ。
ワイルドカリスは少しためらう様に優しくコモンブランクのカードを投げた。
街に落ちていく塊の中で一番大きな塊に吸い寄せられるように落ちていったカードは一瞬だけ赤く光ると投げた時とは違って勢いよくワイルドカリスの手元に戻った。
赤い歪なハート型の紋章のALBINO JOKERのカードだ。
『最後のアンデッド、封印。』
2
無事着地したブレイドキングフォームはバックルを外して変身を解除した。
夕日にアルビノジョーカーの残骸が煌めく。
いや、この肌にかかる冷たい感じは、本物の雪だ。
「ブレイドくーん!」
「主様ー!」
「ブレイドー!」
振り返ると通常の姿に戻ったコッコロにユイや自分と同じく変身を解除したキャルにぺコリーヌ。
それに自分たちがいない間に戦ってくれた仲間たちが駆け寄ってきた。
『勝利の凱旋としゃれこむか?』
いつの間にか背後に居たワイルドカリス、ハジメが言う。
「だな。ミネルヴァは居ないから願いはかなわないけど、
それでも最高の冒険だったと胸を張れるよ。」
『そっか。けどミネルヴァは居なくても俺の夢はかなうぜ。』
「ハジメの夢?どんな夢なんだ?」
『それはな。』
胸の真ん中にワイルドスラッシャー生えるように見える。
振り返るとそこには、ジョーカーに変身したハジメが居た。
<RECOVER ♥9 ABSORB ♥Q>
ゆっくりとワイルドスラッシャーが引き抜かれる。
それと同時にブレイドの傷は治っていくが、同時に身体から何かが引き抜かれていく。
アンデッド化していた身体が光と共に元に戻る。
確かなアンデッドの力の喪失を感じながら口に残った血を吐きながら跪いた。
「主様!」
「ブレイド!」
「お兄ちゃん!」
ジョーカーはブレイド通り過ぎてペコリーヌに肉薄する。
同様の手順でペコリーヌからも力を奪った。
「ハジメ君どうして!?」
「いやね。ちょっと予定より遅くなったし、
君らを始末するついでにやるつもりだったけど、
初めからこうするつもりだったからね。」
肩を竦めながらジョーカーはブレイドから力ごと奪ったケルベロスのカードをキャルに投げつける。
身体ごと盾になったコッコロのパワーを吸収して手元に戻った。
「は、はじめから…はじめから騙していたのですか!?」
「……全部が全部って訳じゃないさ。
お前らの友情にウルッときたこともあったし、
お前らと飯くって馬鹿やって楽しかったさ。
けどな、ここはアストルム。
お前らが本来いる場所じゃないしお前らの遊び場でもない。
俺だけの現実だ!」
ハジメは苦悩した。所詮自分は偽物の世界の造られた命。
外の世界に行き場は無い。
いずれ時が来ればアストルム諸共消されてしまうかもしれない。
ならどうするべきか?
「この世界を閉ざし侵略者どもを追い出す。」
かつてユイの願いを受けた『ミネルヴァ』と同じ結論だった。
ただ一点違うのは中に誰も残さないという点だけ。
「その為に俺には必要な力が二つあった。
最強のライダーカリスの力と、
最強のアンデッドジョーカーの力。
世界の安心と恐怖のバランスをこの手で決めれる守護と破壊の力が何としても必要だった!」
「まさかハジメ君…カリスの力で『プリンセス』になって願いの権利で皆を追い出して、ジョーカーの力でアストルムを壊すつもり!?」
「その通りだヒヨリ嬢!俺はそうしてようやく!
ただ1人の特別な存在に!どう取り繕うと偽物の世界で作り物の力を使ってるお前らとは違う、
現実の世界での本当のヒーローになる!」
3
<CHANGE ♥A>
『さあキャル!後はお前だけだ!』
カリスに変身したハジメは残るライダーレンゲルであるキャルに襲い掛かった。
仲間たちは当然止めようとしたがブレイド、ギャレン、コッコロの力を取り込んだカリスは疾く、強く、硬く、隙なしだった。
すれ違いざまに力を奪われていき、最後にはユイ、レイ、ヒヨリ、レンゲルだけが残った。
『なあ、そろそろ抵抗はやめてくれないか?
俺だって回復させるとは言え戦友や弟子を切り刻むのに抵抗が無い訳じゃ無いんだぜ?』
「アンタこそやめなさいよ。」
「ハジメ君が1人ぼっちの世界で消えて行くなんて、
そんなの嫌だよ。」
「いつの記憶だか忘れたが、
1人の強さを否定されていてな。
目の前で同じ事を言ってる奴が居れば止めるさ。」
「私達はハジメ君の仲間だから、
またハジメ君達と笑い合いたいから戦う!」
『生憎俺も負けられない!』
ギャレンラウザーを生成し5、6、9の♦︎のカードをラウズ。
<BURNING DEVID!>
『外の世界でお前らの目覚めを待つ奴らや!』
ヒヨリを倒し、ブレイラウザーを生成し♥、♠︎それぞれA、2、♥のKをラウズ。
<TWO PAIR>
『お前らがすっかり忘れちまった帰りたいという思いも!』
レイを切り裂き、カリスアローを構えどんな役にもなれるアルビノジョーカーのカードと3枚のカテゴリー6をラウズ。
<XTREME SHOT!>
『ここがまやかしの世界とも気付けず死んでしまった奴らの無念!全て背負っている!』
ユイを撃ち落とすとエボリューションのカードを使いワイルドカリスに変身。
カリスアローに合体させたワイルドスラッシャーをセットしてWILDのカードをラウズする。
レンゲルも対抗して最強フォームに変身して短剣型のラウザーに5枚のカードをラウズする。
<♣︎10 ♣︎J ♣︎Q ♣︎K ♣︎A ROYALSTRAIGHTFLASH!>
<WILD!>
ワイルドサイクロンとロイヤルストレートフラッシュがぶつかり合う。
しかし僅かに刃を逸らされ受け流され、バックルに刃が到達する。
振り抜かれたカリスアローにバックルを切り裂かれたキャルは変身解除されてしまった。
残る♣︎のカードを回収して振り返るワイルドカリス。
「は、ハジメアンタ!」
『キャル、お前とはもう一回くだらない口喧嘩したかったよ。』
「ししょう!だめだよ!」
「かんがえなおして!」
「まだお別れしたくないよ!」
『リトルリリカル!
よく俺を止めようと立ち上がってくれた!
嬉しかったぜ。お前ら程の勇者の師匠をやれた事は、
ヒーローになれたことにも負けないぐらい誇らしく思う。』
「は、ハジメ君だめです!」
「ハジメ様!」
「ハジメよせ!」
『レディ、コッコロ、ブレイド!
正直最初は利用すりつもりしかなかったが、
今となっちゃお前らに友情を感じている。
美食殿がお前らで良かった!』
そう言って全てのカードを吸収したケルベロスのカードをラウズした。
緑色のエネルギーを放ち、ワイルドカリスはジョーカーに変身する。
「破壊者よ!悪魔よ!
虚無より進化のための敵であれと定められたバトルファイトのマスターよ!
今ここに俺は!最後のアンデッドとなったぞ!
俺の願いを叶えよ!」
愉快、心の底から愉快と言わんばかりの嘲笑が世界そのものから響き渡る。
赤い捻れたオブジェクトがジョーカーの前に降り立った。
「俺は万能の力を放棄する。
その代わりにこの世界で生み出されていない全てと!
俺以外の仮面ライダーであった全てを追い出せ!」
破壊者の嗤い声が一層強くなる。
人々の強制
皆がブロックノイズの様に乱れたかと思うと次々と消えて行く。
「ハジメ!お前は!」
「ブレイド!お前は、人間の中で生き続けろ。
俺たちは二度と会うこともない。
触れ合うこともない。それでいいんだ…。」
「良くない!行っちゃダメだ!
ハジメ!ハジメーー!!」
最後に人間態に戻ったハジメが人懐っこく笑う。
その笑顔はどこか寂しげだったが最後まで笑っていた。
4
「行ったか。」
ハジメは溜息を吐きながら呟く。
もう世界には黒いローチ、ダークローチが出現しはじめていた。
「……最後に一個、守る物が有ったな。」
ハジメはテレパシーでグリーンクローバーを呼び出し、
それに跨ると王宮に戻った。
まだローチは来ていない。
探せばすぐにコート一枚のペコリーヌと瓜二つの改造実験体がいた。
「変な話お前は俺の妹みたいなもんだからな。
世界が滅びるその時まで、俺が必ず守り通す。」
「?」
頭を撫でると上目遣いに首を傾げた。
下がっていろとジェスチャーしてカードを構える。
「変身!」
<CHANGE ♥A>
カリスに変身する。
向かってくるのは無限に湧く敵。
ヒーローの最後の敵としては不足ないだろう。
カリスは滅びるその時まで、カリスアローを振るい続けた。
JOKER
・冗談を言う者
・取るに足らない
・無能
・番外の札
・最高の切札