現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、5、6、8、9♦︎9
ハジメ ♥2、10(ワイルド)
レンゲル ♣︎A、6 ♥3、6(以下、5枚所持)
1
「私にアイツの過去を探るギルドに入って欲しい?」
「はい!昔のブレイド君を知ってるキャルちゃんが居てくれれば百人力です!」
美食殿。
表向きはその名の通り食べ歩きを目的としたギルドだが、実際はブレイドの過去の手がかりを探るギルドだそうだ。
「……具体的にはキャルちゃんとブレイド君が一緒に働いてた所なんかを見て回る感じにしたかったんですけど、ブレイド君が『アンデッドはどういう訳かこの街にしか出ないからなるべく動きたくない』って言うんでアンデッド退治がメインになりますかね?」
キャルは少しホッとした。
それなら最悪変身する所さえ見られなければボロを出す事もないだろう。
(それにものは考えようよ。
監視対象や暗殺対象に全く怪しまれず警戒されてない状態で近くに居れるってのはかなりプラスだわ。)
「いいわ。
アイツとは知らない仲じゃないしね。」
「ありがとうございます!
これでギルドが作れます!」
「うわあ!いきなり抱き着くな!
馴れ馴れしいのよ!ぶん殴るわよ!」
二つ返事でOKしたコッコロと合わせて4人でギルドは結成された。
ギルドハウスを用意できる様な余裕は無かったので拠点無し現地集合を基本とし、早速次の日から活動を開始した。
「鱗粉火災の原因解明?」
鱗粉火災とは、ここ最近街で起こっている怪現象の1つで、どういう訳か屋根を透過して入って来た鱗粉が火花を散らして燃え始め、たちまち家を燃やしてしまうという恐ろしい現象だ。
「はい。主様が言うには発火性の鱗粉を操るアンデッドがいるとの事で。」
美食殿一行は早速街を巡って鱗粉火災のあった場所をチェックや聞き込みをして行った。
「主様、聞き込みの結果、犯行時刻は夜中の11時から13時に集中しています。
ですから昼間は現場のチェックからパターンを割り出すのと夜に備えて寝る事に専念すべきです。」
「そうだな。
それに犯行は城壁に沿って行われてるし、もし今日もそうならこのトゥインクルウィッシュってギルドのギルドハウスを狙うはずだし、また夜に広場に集まろう。」
そう言ってその場は分かれてまた集合という事になりそれぞれ帰路についた。
「主様、私は付いていてあげられませんがちゃんと1人でも寝てくださいね?」
「ウェ?………あの、コッコロちゃん?
君も、今日は昼寝るんだよね?」
「いいえ。私は路銀を稼いでまいります。
いつかはサレンさんにお返しをしなければなりませんし、
アンデッドとの戦いが激しくなれば装備の消耗もありましょう。
それ以外の何かの為にもお金はとても大切なのです。
覚えておいて下さ……主様?
如何なさいました?まるでご自身の無力感に打ちのめされた様な顔をなさって。」
「コッコロ。先に帰ってて。」
「え?主様?それは一体」
聴き終わる前にブレイドは走り出した。
さっきまで集まっていた場所に戻り、そこから更に王宮への道を急ぐ。
「いた!キャル!キャルちゃんキャル様!」
急カーブでブレーキをかけながら自分の旧友だという少女の後ろ姿に声をかける。
「ウヒャぁ!な、何よ急に大声で!
びっくりしたじゃない!ぶっ殺すわよ!」
照れ隠しで殺されそうになるが、構ってられない。
逃げていかない様にガッチリと腰にしがみつきながら
「たの、頼む!僕に仕事を紹介してくれ!
雑用でも下働きでもなんでもやる!」
「往来の真ん中で服を掴むな!
騒ぐな!変な奴だと思われてるじゃない!」
「大丈夫僕今十分最低だから!
ローティーンの女の子を働かせてる間に惰眠を貪るクズだから!
脱却したいんだ頼むよキャルえもーん!」
「うるさい分かったから離れろー!」
2
寝てる時はいつも同じモノを見る。
自分は誰か、というかどれかギルドの一員として戦っている。
場所はソルの塔。
仲間は自分以外に3人と…変な小さい浮いてるのが1人(?)
うち1人は快活な魔法使いの女の子、前に成り行きで一緒にバッファローアンデッドと戦ってくれたユイだ。
それから明るい毛の猫の獣人の少女に、剣使いのクールな子。
苦難を乗り越えて、強敵を倒して、罠を見切ってそして最上階で……
(何が、あったんだっけ?)
いつも、いつもそこで目が覚めるのだ。
「主様。おはようございます。
時間ぴったりに起きられて感心感心です。」
偉い偉いと頭を撫でてくるコッコロの頭を撫で返して起き上がるとブレイドは素早く着替えてブレイバックルと剣をしっかりと装備すると待ち合わせ場所に向かった。
3
星と月だけに照らされる街を見下ろす影が一つ。
傷だらけの緑色の身体を黒い皮のスーツで隠し、目を引くのはガスマスクの様な仮面とマフラーの様な首回りの体毛。
透明な羽で滞空しているのは毒蛾の始祖にして♥の8番のアンデッド、モスアンデッドだ。
いつもの様に城壁を沿うように飛び、1つの家に狙いを付ける。
その家の周りをゆーっくりと旋回しながら発火性の鱗粉を撒きく。
後は一瞬念じるだけで
「ウェイ!」
というところで邪魔が入った。
何かが仮面に向かって石を投げて来たのだ。
見下ろすと人間の雄雌が1匹ずつと人間擬きの雌が2匹武器を構えて見上げている。
「██▅▅▃▄▅▃▄▅。█████!」
人間やその擬きは始めから全て殺すつもりだ。
それが今晩4匹増えるだけの話。
そう思ってモスアンデッドは建物を炎上させると地面に降り立ち、4匹と対峙した。
雄が前に出る。
後ろの人間と擬き1匹ずつに声をかけて燃える建物に向かわせると一番小さい雌と共に向かって来た。
愚かしい。
奇襲にせよ何にせよ矮小な人間とその擬き風情がアンデッドに敵うとでも?
その油断が隙になった。
人間の雄、ブレイドがラウズカードを取り出したのを見て面食らう。
まさか人間風情がアンデッドを封印したのか?
しかもカテゴリーAを?
「変身!」
<TURN UP ♠︎A>
ブレイバックルにカードをセット。
ポーズを取って仮面ライダーブレイドに変身!
モスアンデッドは慌てて一歩後退しながら自分とブレイド、コッコロを囲む様に反射鱗粉を展開した。
高密度の鱗粉は周囲を金色に染め、外との接触を完全に断つ。
「!? こんなに大規模に鱗粉を使えるなんて!」
「主様、如何なさいましょう?」
「兎に角、鱗粉以外に特別な攻撃は無い筈だ。
発火鱗粉にだけ注意して近接で削る!」
「はい!」
4
2人が鱗粉のドームで覆われた頃、例によって近くの高所から美食殿一行を見下ろす者がいた。
四条ハジメだ。
「ブレイドとチビ助でアンデッドを。
レディとお魚ちゃんで救助、か。
悪手だな。モスアンデッドは物理でゴリ押す方が強いのに。」
サングラスを外しながら降り立ち、ペコリーヌとキャルの方に向かうハジメ。
「ペコリーヌ!アンタは中の人を!
私は火を食い止めるわ!」
「了解です!」
軽めのウォーターバレットで水をかぶったペコリーヌが建物に入っていくと、外から火の勢いが特に強そうな場所に放水しようとするキャルだが
「よう!」
「? アンタ下がってなさい。
この火が見えないわけじゃないでしょ?
さっさと家に……ッ!」
シャッフルセンチピードのカードを見せながら不敵に笑うハジメ。
「アンタ、何者?」
「俺の名前は四条ハジメ。
♥のカードを全て揃え最強になる者。
今仮面ライダーレンゲルのお友達が戦ってるのは♥のアンデッドなんだ。
だから邪魔しに来た。」
「ついでにアタシのカードも頂こうって訳?」
ピンポン!と戯けた調子で言いながら腹部にベルト型の器官、ジョーカーラウザーを出現させる。
「ふん、ブレイドから聞いたけど、チェンジのカード以外は変身に使えないのよ?」
レンゲルバックルを装着してポーズを取るキャル。
「変身!」
<OPEN UP ♣︎A>
スピリチアエレメントを通り抜け、レンゲルに変身!
「は!なってないな。
所詮お前たち仮面ライダーはアンデッドのパワーを人間やそれに類する種族に合わせてスケールダウンさせてる。
言わば劣化版だ。
ラウズカードの力の半分も使いこなせてない。」
アンデッドのパワーはこうやって使うんだ。
そう言ってハジメはラウザーにカードをラウズ!
<SHUFFLE ♥10>
黒いオーラに包まれたハジメ。
それが水面の様に弾けるとその姿はセンチピードアンデッドに変わっていた!
「な! アンデッドに変身するなんて……」
「こいよお魚ちゃん。
黒猫だけにタンゴでも手取り足取り教えてやるよ。」
ペコリーヌ「ペコリーヌと!」
キャル「キャルの!」
2人「ラウズカードアーカイブ!」
ペコリーヌ「今回紹介するのはこちら!」
<SHUFFLE ♥10>
キャル「♥のカテゴリー10、
シャッフルセンチピードのカードよ!」
ペコリーヌ「仮面ライダーブレイド6話から登場したラウズカードです。」
キャル「仮面ライダーカリス、レンゲルのカードで、ラウザーにラウズして使う事で相手のカードコンボを崩す事が出来るわ。」
ペコリーヌ「けど本編では散々レンゲルに奪取されてREMOTEで解放されてはまた封印されての繰り返し。不遇すぎてヤバいですね!」
キャル「次回もお楽しみに!」