現在ライダー達が使えるカードは?
ブレイド ♠︎A、2、5、6、8、9 ♦︎9
ハジメ ♥2、3、6、8、9、10
レンゲル ♣︎A、2、6(以下3枚所持)
ギャレン ♦︎A(以下5枚所持)
1
物凄い勢いで飛び出して行ったブレイドを追ってキャルも店の外に飛び出した。
「速!アイツ普段はなんかポワポワしてるのになんでこうゆう時だけ速いのよ!」
愚痴を言いながらもキャルは全力で走り出した。
隠れてレンゲルに変身して加勢するにせよ、そのまま追いついて魔法で援護するにせよ見失っては仕方ない。
(もし変身するならどこか隠れられるとこに……!?)
入れそうな路地を探していると喫茶店の影からジッとこちらを見てる異形がいた。
赤い革のスーツに菱形を模した銀色の鎧。
やや垂れ目気味の緑の複眼の仮面。
(間違いなく仮面ライダーよね?
ブレイドとそっくりのベルト付けてるし…
でもなんで微動だにしないのよ!?
さっきからずーっとこっち見てるだけだし)
動かなすぎて喫茶店のマスコットと間違えられて写真撮られてるし、無視…していいんだろうか?
時間も無いし無視しようと思い先を急ごうとした時だった。
パシンパシン!と独特な射撃音とともにキャルの足元にエネルギー弾が撃ち込まれる。
振り返ると人形の様に微動だにしなかったライダーが銃を構えてこちらに向かって来ていた。
パニックになり逃げ惑う人々。
人波に逆らわずに進み、脇道に出るキャル。
そこでバックルを装着してポーズを取る。
「変身!」
<OPEN UP ♣A>
レンゲルに変身すると人波をジャンプで飛び越え銃のライダーに対峙する。
「アンタ何者よ?」
「……仮面ライダーギャレン。」
ギャレンはラウザーのトレイを展開してカードをラウズする。
<BULLET ♦︎2>
エネルギー弾を散弾式に変更してレンゲルに迫った。
下手に避けられないレンゲルはラウザーを扇風機の羽のように回し、攻撃を弾く。
「……なら。」
<SCOPE ♦︎8>
スコープバットのカードをラウズし、追尾弾に切り替える。
ラウザーをすり抜け無数のエネルギー弾がレンゲルを襲う。
「飛び道具に、フレキシブルって…反則でしょ!」
こうなりゃ一点突破だ。
ある程度ダメージ喰らうの覚悟で肉薄する!
<STAB ♣︎2 RUSH ♣︎4>
「はぁああ!たぁ!」
ラウザーの貫通力と突撃力を底上げし、一直線に突っ込む。
ギャレンは大して動じた様子もなくカードをラウズ。
<UPPER ♦︎3 FIRE ♦︎6>
レンゲルラウザーがギャレンに炸裂する。
しかしギャレンの鎧には傷一つ付かない。
「な!」
「変身しててもスキルは使える覚えておきなさい。」
炎の拳が容赦なくレンゲルの鳩尾に叩き込まれる。
変身を解除され転がるキャル。
「うわぁ………くっう!」
近寄るとギャレンはキャルの髪を引っ掴むと無理やり立たせる。
「いやぁ!痛い痛いやめてやめて!
抜けちゃう!抜けちゃうから!」
「そう言ってやめて貰えたこと、あった?」
そう言ってギャレンはインジェクターをキャルの首に突き立てた。
中の液体が押し流される。
最初はなんとも無い様に感じたが、一拍遅れて身体中に芯を通される様な感覚が走り抜けた。
「カ──ァ、ァァア!」
その後は分からない。
何か口から声を発していた気がするが多分言葉になってなかった。
そんな事より問題だったのは頭の奥からガンガンに鳴り響く不快で、堪らなく陰湿な
「気持ち悪い髪、なんで白くなってるの?」
「勉強、勉強で付き合い悪いしねー。」
「なんか冷めた目。
私達のこと馬鹿にしてるんだよ。」
心の無い言葉。
敵意のない軽蔑の目。
違う違い違う。
私は望んでそんな風になってるわけじゃ!
『ならどれだけでも心のままに欲すればいい。
最強にさえなれば、勝ち残れば全てがえられる。』
キャルは、その甘い言葉に手を伸ばす。
闇は満足気に頷くとキャルを飲み込んだ。
2
ブルースペイダーを急がせ現場に戻るとペコリーヌとレイ、それからブレイド(分身)はなんとかレンゲルの猛攻を持ち堪えてくれてる様だった。
「皆!」
「ブレイド!戻ったかぁ!?」
「ぶ、ブレイド君?その乗り物は?」
「避けろ!」
レンゲルの攻撃を避け下がる2人。
そこにブルースペイダーに乗ったままのブレイドが突っ込んだ。
跳ね飛ばさるレンゲル。ブレイドは素早くバイクを降りるとラウザーを引き抜くとレンゲルに斬りかかった。
「!」
すかさずラウザーで受けるレンゲル。
杖と剣で何合も打ち合う中、先に口を開いたのはブレイドだ。
「レンゲルどうした!一体何があったんだ?」
「チカラ……力を貸してくれる…
このクソみたいな現状を打ち破る力をくれる!」
吐き出す様に言い放つとレンゲルはラウザーでブレイドを切り上げる。
更に追撃しようとするがペコリーヌとレイに阻まれる。
「どけ!お前らに用はない!」
「生憎私達には有る!」
「レンゲルちゃん!すぐに助けます!」
「違うペコリーヌ。
俺たちの言葉はレンゲルに届かない!」
ブレイドはラウザーを構え、KICKとTHUNDERのカードを用意しながら言った。
「またお前なんだろ?
♣︎のカテゴリーA、スパイダーアンデッド!」
ピクリ、とレンゲルの身体が一瞬震える。
余りに異様な気配を感じて下がるペコリーヌとレイ。
顔を上げたレンゲルは
『その通りだ。この方が都合がいいからわざとたおされてやったのさ!』
渋い男性の声で話し始めた。
「な!!あ、あれは一体?」
「レンゲルちゃんが、レンゲルちゃんじゃなくなっちゃいました…ヤバイですね……」
「奴は♣︎のカテゴリーA、スパイダーアンデッド。
不完全に封印される事でカードの使用者の心の闇につけ込み操る狡猾なアンデッドだ。」
『人聞きの悪い。この女の欲望をかなえてやってるだけだ。』
「ほざけ陰湿な操り師が!
お前はただレンゲルを苦しめてるだけだ。
俺たちが、完全に封印してやる!
ペコリーヌ、レイ!俺に続け!」
走りながらカードをラウズしようとするがレンゲルは嘲笑う様に切り札をきる。
<REMOTE ♣︎10>
ラウズしたカードから紫のビームが放たれブレイドの持っていた2枚のカードに当たる。
カードはブレイドの手を離れると緑色の光を発して中に封印されていたアンデッドを解放した。
「なあ!」
「そんなの有りですか!?」
動揺して隙を見せてしまうペコリーヌとレイ。
しかしブレイドは
「読んでたさ!」
<SLASH ♠︎2 MACH ♠︎9>
スピード強化と切れ味強化を同時に行い、背後の2人に飛び掛かろうとした二体の背中を斬りつける。
「2人とも今だ!」
「あ、ああ! スラッシュストーム!」
「全力、全開!プリンセスストライク!」
THUNDERのカードから解放されたディアーアンデッドに美しい刃の連撃が、
KICKのカードから解放されたローカストアンデッドに暴力的な断撃が炸裂!
2人は落ちていたプロパーブランクを投げつけ二体を封印した。
「レンゲルちゃん……」
ぺコリーヌは今にも泣きそうな声で静かにつぶやいた。
3
人気のない裏道。
アンデッドを囮に逃げ果せたレンゲルは変身を解除した。
「精が出るわね。」
すると正面から黒にメタリックイエローの鎧に赤い菱形の単眼の仮面のライダーが歩いて来た。
『だれかと思えばオレをこの状態にした功労者ではないか。何の用だ?』
キャルは渋い男性の声で答えた。
まだスパイダーアンデッドに支配されていた。
「これを渡しにね。」
そう言ってライダー、グレイブは1枚のカードを投げ渡す。
『ほう、貴様らごときにこいつをたおせたとはな。』
「ただじゃないわよ?
そいつを封印する為だけにアンデッド狩りに使ってた部隊は主要部隊以外全滅。
また解放されたらと思うとゾッとする。」
『そんな物をなぜオレに?』
グレイブは仮面の下で邪悪に笑うと
「私は飢えてる。
アンデッドだって大半は獣狩りと変わらない。
ならまた最強と戦いたいって思うのさ。」
そう言ってグレイブは去って行った。
そしてそんな背中を見送るとキャルは急に目を閉じ
「………!?うっぷぅ……。」
猛烈な吐き気と眩暈を感じてキャルはたまらずその場に座り込む。
(あ、あれ?わ、私何でこんなところに?
って言うか…このカードは?)
キャルが握っていた見覚えのないカード。
それはもしアンデッドが皆言葉を喋れるなら最も強いアンデッドの一角として真っ先にあげる唯一称号を持つアンデッド。
スート♥のカテゴリーA。
マンティスアンデッドを封印したカードだった。
コッコロ「コッコロと!」
ユイ「ユイの!」
2人「アンデッドサーチャー!」
コッコロ「今回紹介するのはこちら!」
<KICK ♠︎5>
ユイ「♠︎のカテゴリー5、
ローカストアンデッドです!」
コッコロ「仮面ライダーブレイド1、17〜19話、劇場版に登場したイナゴのアンデッドです。」
ユイ「無数のイナゴの使役能力と強靭な脚力が武器で、原作では仮面ライダーブレイド、仮面ライダーランスに封印されました。」
コッコロ「今作ではREMOTEで解放された所をペコリーヌ様に封印されましたね。」
ユイ「次回もお楽しみに!」