邪神たちの生きる世界 ~もう一人の主人公~   作:紅鎌 神邪

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一作目 始まりの終わり
新たな家族


俺、神ノ邪神は現在幻想郷の人里で夕飯の買い物していた。

ここに来たのは初めてか久しぶりかは覚えていないが、一、二回は来たことがある…と思う。

…そういや暴食とミカは俺の作ったカレーを食べたことはあるがエルは確かなかった筈だよな…。

 

神ノ「今日の夕飯はカレーにするか♪」

 

日本とかのスーパーでも良かったが、たまには幻想郷の人里で買い物しても良いだろう。まぁ、カレールーが売っているといいが…。

 

神ノ「おっちゃん、今大丈夫?」

 

八百屋に来た。おっちゃんが後ろを向いていたので今は大丈夫か聞いてみた。

 

おっちゃん「おぉ!全然良いで!で、何が欲しいんだい?」

 

神ノ「人参ジャガイモ玉ねぎ…かな。それを二個ずつくれよ♪」

 

おっちゃん「あいよ!人参ジャガイモ玉ねぎを二個ずつだね!はい、お待ちどうさん!」

 

神ノ「ありがとおっちゃん!」

 

おっちゃん「おう!また来な!!」

 

カレーなら次は…豚ばらかな。リアルの方ではいつもカレーには豚ばらなんだよな。

お肉屋に着くと、少しおばちゃんがおじちゃんと揉めていた。

 

神ノ「どうしたんだ?」

 

おばちゃん「あんたには関係ないだろう?」

 

おじちゃん「そうだよ!」

 

神ノ「俺は客だぜ?どうでもよいことはないだろ。」

 

ハッと気づくおばちゃんとおじちゃん。

おばちゃんは怒って奥へ入っていってしまった。少し気まずくなるが、豚ばらは必要なので豚ばらを頼むことにした。

 

神ノ「あの~…豚ばらを一つ…」

 

すると無言でシャッターを下ろすおじちゃん。

えっ、マジで?こんな接客ある?しかも閉店の紙が貼ってあるし。

 

神ノ「マジかよ…」

 

俺何か悪いことしたか?絶対してないはずなんだが…

 

神ノ「しょうがねーか…外の世界で買いに行くか…」

 

他のお肉屋俺知らんのだよなぁ。

歩いて一度家に向かう途中、

 

神ノ「ほえ?」

 

ボロボロの服を着ている外の世界でいう高校生っぽい女の子が家の壁にもたれていた。

 

神ノ「……」

 

孤児ですかね…ほっとくわけにもいけないからな…声かけてみますか。

 

神ノ「どうしたんだ?お嬢さん。」

 

お嬢さん「……」

 

神ノ「う~ん…生きてる?」

 

なんて失礼なことを聞くのだろう。神ノはこれっぽっちも悪いとは思ってないが、この子が黙ったままでは元気かわからないからだ。まぁ、目が死んでるように黒くなってはいるが。

 

お嬢さん「…生きてるけど。」

 

神ノ「おっ、返事してくれたね!怪我とかあるか?大丈夫か?」

 

お嬢さん「何がですか…?」

 

神ノ「えっ?だって…こんなボロボロの服でこんな人気が無さそうなところで君一人で座ってるんだよ?そりゃ大丈夫かって心配するだろう。」

 

お嬢さん「しん…ぱい…?」

 

するとお嬢さんは急に涙を流して泣いてしまった。

 

神ノ「えぇ!?どっ、どうしたの?!」

 

この子が泣いてしまったので通行人等が集まってきてしまった。

大分昔にこんな状況あったぞ…少し違うけど…って今はそんなこと考えるんじゃねー!

 

神ノ「立てるか?」

 

お嬢さんはコクリと頷くと、俺と一緒に歩き始めた。

少し歩いていると、里の警備隊が俺らを捕まえに来た。

 

神ノ「もう本当に!俺何かしたかなぁ?!」

 

もう泣きたい。今日は俺何もしてないのに…(泣)

 

神ノ「飛ぶよ!ちゃんと捕まってろよ!」

 

お嬢さん「えっ…」

 

俺は黒い羽を生やして空へ飛んで逃げた。

だって何も悪いことしてないもん。それにしても警備隊の近くで何かあったのか?やけに来るのが早かったが…

 

神ノ「まぁ、良いか。」

 

深追いすんのも良くないしな。それにしてもこの子…連れてきて良かったのか?

 

神ノ「えーっと…君の家は…」

 

お嬢さん「止めて!家に戻るのは!!」

 

神ノ「あっ、はい…では俺の家に…?」

 

お嬢さんはコクリと頷いた。

えっ、俺の家で良いの?まぁ、一回家に戻ろうとしてたところだし良いかな。

 

 

 

ミカ「ダメですよ。」

 

神ノ「いや、だって!この子が自分の家に戻りたくないと言ってるんだよ!?」

 

現在、あの子を家に入れたらミカさんにこっ酷く叱られている最中である。

俺は言い訳は効かないのは承知の上で言い訳をしている。

 

ミカ「すぐに帰してあげなさい!」

 

神ノ「ミカさん…何でそんなに怒るのかな…?」

 

ミカ「…孤児でしたっけ?」

 

神ノ「そうだよ。」

 

ミカ「……暴食さん、その子に飲み物を。」

 

暴食「もうあげてるよ♪」

 

ミカ「ありがとうございます。神ノ様、貴方がとても優しい心の持ち主だとは自分は分かります。今回だけです。孤児を拾ってくるのは良いですが、私は家族として見ても良いですよ。」

 

神ノ「あれ?どしたミカ。反抗期かツンデレになったのか?」

 

ミカ「いつも通りですが…」

 

そうかな…何かツンデレっぽい言い方だったのだけど…

そうだ、この子の名前を聞いてなかった。

 

神ノ「お嬢さん、名前は何て言うんだい?」

 

お嬢さんは少し考えると、

 

お嬢さん「…私の親は、ゴミやクズ等言ってたから自分の名前は忘れた。」

 

神ノ「えぇ?!」

 

名前のない子を俺は拾ったのか…まぁ、名前を考えますか…

そういや、アイツが居ないな…

 

神ノ「ミカ、そういやエルは?」

 

ミカ「名前ですか…」

 

ミカは今、この子の名前を決めてる途中でしたか。

まぁ、この子と会った時になんとなく名前は思い付いていたがな。

 

神ノ「ミカ、考えるところすまないが、もう決まっている。」

 

ミカ「……」

 

ミカは俺の方向を向いて少し睨んだ。

これは、失礼なことをしたなぁ…

 

神ノ「公開するぞ?この子の名前は、 ”ルージュ・ロッサ„ だ。」

 

するとお嬢さんもコクコクと頷いたので名前は決まった。

これからのこの子の名前は、”ルージュ・ロッサ„ に決定された。

 

通常公開はしても良いか。

  • 良いよ。
  • ダメだ。
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