邪神たちの生きる世界 ~もう一人の主人公~   作:紅鎌 神邪

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はいはい!来ました!番外編 神司の過去 です!!
「謎が謎を呼ぶ、一人の少年の物語。そこにアシストしてくれるのは一人の堕天使….。」
では、本編へどうぞ。



番外編 神司の過去

昔々宇宙もなく惑星が一つしかなかった時代のこと。そこには最高神のゼウスが雲の上で人間の生活を見守っていた。そして死んだ者は冥界にはハデスが存在する時代であった。これを現代の人々は ”ギリシア神話„ と言っていた。さて話は戻すがある時他の家とかは大きな宮殿な筈なのに野原に一つの貧しい家がポツリとあったそこには四人の家族が居た。父母姉。そしてこの話の主人公の弟が住んでいた。ただし幸福や幸せとまではいかず母は病気でタナトス(死)が母の隣にいた。つまり父と姉と弟が母の病気を看病しながら生きていた。 

 

母「あぁ…星花(せいか)……神司(しんじ)…。母は大丈夫よ…。」

 

姉の名前は星花(せいか)という名前で弟の名前が神司(しんじ)だった。

 

父「心配するな!私たちがいるからお前は死なん!」

 

(死)「残念ながらハデス様が決めたことだ。貴方の奥さんはあと数日で死んでしまわれる。だが安心して下さい。ハデス様がきっと…きっと…この奥さんを転生させて下さる筈です。」

 

父「誰が安心出来るか!たった一度の人生に死の神に理解出来るのか!?ただでさえ貧しいのに母と姉の星花も病気だぞ!?」

 

そう姉の星花も病気で命の危険があるのだ。だが母の方がもっと深刻であった。

 

父「そしてタナトス!お前の主人…そしてこの世界を産んだ神が我々の敵になる!何故だ!?何故なんだ!何故…!」

 

と父はタナトスの服の袖を掴みながらそう叫んでいた。涙も大量に流していた。

そんな暗い空気に姉の星花が神司の袖を持って「花を積みに行こう!」と言って野原の花が綺麗に咲いているところまで走って行った。

 

星花「やっぱり綺麗に咲いてるわね。」

 

神司「うんそうだね!姉ちゃん!」

 

星花「これを全部積んだらきっと母も喜んでくれるわ!」

 

神司「えっ!?これ全部…!?」

 

ここにある全部の花を積もうとすると軽く3tは越えるだろう。それを姉の星花は積もうと言っているのだ。どう見ても無茶でしかない。

 

神司「わかったよ。俺も手伝うから全部の花を積んで母に見せて驚いて病気を吹っ飛ばして上げよう!!」

 

星花「エイエイ…」

 

神司「オー!!」

 

 

 

~数分後~

 

 

 

星花「これぐらいで良いでしょ!」

 

やっと二人で持てる様な大きな花束が出来た。ロープは家から持ってきて結んだ。

 

星花「さぁ!家に帰るわよわよ!」

 

神司「うん!」

 

二人は仲良く母父がいる家に向かった。

その時…不幸が起きた。一本の光の線が星花の胸に小さな穴を開け星花は血を流して倒れた。その時二人で持つのが精一杯だった花束が散りばめた。

 

神司「えっ…ね、姉ちゃん…?どうしたの…?急に倒れて…!……!血…。」

 

一人の神が天から降りてきた。そしてその神は神司に話しかけた。

 

神「フフフ…♪いや~俺って親切だよな~♪何てったって!もうすぐ死にそうな彼女を先に楽に死なせてあげたのだから!♪」

 

高らかに笑う神を神司は睨んだ。すると神は喧嘩を買った様に反応し、

 

神「あぁ?もしかして俺を睨んでるの?」

 

すると神は神司の首を掴んで上に上げた。神司の体も上に上がった。

 

神司「うっ…う…。」

 

ただし神司は睨むのを止めなかった。

 

神「テメェは神の俺に喧嘩を売ったんだ。というか!俺はお前の隣にいた彼女の為に殺したんだ!お前だって判っているだろう!?もうすぐで彼女は病気で死ぬ。だから俺は病気で苦しみながら死ぬより俺の力を使って殺してあげたんだ!そこ理解しろよな!クソガキが!!」

 

神司は怯まずにそのまま睨み続けた。

それを見た神は呆れて、

 

神「あーわかったわかった。そんなに睨むんだったら少しは限度を知ってもらわなきゃな。」

 

と言って神は神司の家、母父丸ごと光の線を飛ばして家を爆発させた。

 

神司「……」

 

神司は神を睨んでた目を跡形も無くなっている家を見て思考回路が止まった。

 

神「これがお前の結末だ。ちゃんと行動は考えてから行動しろ。」

 

と言って神は天の方に帰っていった。

 

神司「……」

 

神司は跡形も無く壊れた家の上に座っていた。そして何も感情も持たずまだ状況が整理しきってないのだ。ただし一つの感情が心の底から上がってきた。その感情が…『憎しみ』だった。

 

神司「……とりあえず…姉ちゃんのお墓でも建てるか。」

 

神司は星花を背負って誰も居ない様な森まで来た。そして神司はそこに星花を地面に下ろした。

そして神司は自らの手で地面を堀り始めた。そして星花が入るくらいまで掘った。

 

神司「さてこれくらいで良いかな。」

 

掘り終わった時の神司の手は土で汚れて血だらけになっていた。そしてそっと掘った穴の中に星花を入れて土を被せて埋めた。

 

神司「さてと…。」

 

神司は森を出て町の方に歩き出した。そして町に着き親友のオーディンの家まで行った。そしてオーディンの家の前まで来て扉を叩いた。

 

オー「はーい。あれ!?どうしたんだ!?神司!」

 

オーディンは真っ赤になった神司の手を見て驚いた。

 

神司「ははは。いや?少しオーに会いたくてね。ごめんだけど入れてもらえる?」

 

オー「べ、別に良いけど。」

 

オーディンは神司を家に入れた。

 

オー「神司、一体どうしたんだ?」

 

神司「何がだい?」

 

神司は敢えて知らないフリをする。

 

オー「気づいていないのか。今君の手は酷く血を流しているそして顔色は酷く真っ青だ。それはバレてはいけない何かを隠している顔だ。ほら、正直に言ってごらん?素直になれよ。」

 

神司「……はぁ、今から今まで起きた真実を言うけど信じてくれるかい?」

 

オー「もちろん!何てったって俺らは親友だろ?」

 

神司「…わかった。それじゃあ話すよ。」

 

神司は家族が一人の神に殺された、そして姉、星花を埋めてここに来た話を隠さずそのまま話した。話している内に涙がぽろぽろと流した。だが話すのを神司は辞めなかった。そして話終わった。

 

オー「…なるほどね…。」

 

神司「くそっ…!」

 

オー「まぁ、まずは涙を拭いてくれ。話はそれからだ。」

 

オーディンは神司にハンカチを渡した。神司はそのハンカチで涙を拭いた。

 

神司「…ありがとう。」

 

オー「さて、その神の顔は覚えているか?」

 

神司「もちろんだ。あの憎き神の顔が今は奴の顔しか思い浮かばない。」

 

オー「つまり恨みしかないと。」

 

神司「あぁ、そういう事だ。」

 

オー「それなら見つけるのは簡単かもな。ほら、この紙にそいつの顔をスケッチしてみなよ。君の能力なら出来るだろう?」

 

神司「能力じゃないって~…。」

 

神司はペンを持って家族を殺した神の顔の絵を書き始めた。

すると神司は白い長い髪でキリッとした目付き、そしてしっかりとした顔つきを描いて最後に鼻と唇を描いた。その顔は女性の顔に近かった。

そしてその顔は自分の思った通りに描けていた。さらにその顔にオーディンには覚えがあった。

 

オー「あっ…!マジか…。こいつはミカエルだ。少し前にゼウス様がミカエルに殺されそしてそのミカエルが他の神を仲間にして軍を造ったんだ。そして他の神を殺した。残りはハデス様の冥界の神たちになった。確か神司の母の近くに居たのって…。」

 

神司「ハデスの仲間、(死)のサナトスだ。まさか…!」

 

オー「だろうな。ミカエルはハデス様たちを徹底的に倒すつもりだ。その時にお前の姉、星花がいて病気の事を知り殺した。そして神司がミカエルに喧嘩を売りミカエルは神司の家まるごと壊して消した。その時『ついでに』居たサナトスと一緒に家族を殺したという訳だな。」

 

そうつまり、ミカエルの目的はサナトスを倒すこと、だったのだがミカエルは星花が病死しそうなのを勘づいて

 

ミカ「コイツはどうせ死ぬんだし別に殺していいだろ。」

 

と心に思って星花を『ついでに』殺したのだ。その後神司がミカエルを睨みミカエルは神司から喧嘩を売られたと察し神司の首元を持って上げたのだ。そしてしつこいので目的を倒す為に神司の家もろとも消したのであった。

 

神司「…くそったれ神野郎だな…オー、俺と一緒にミカエルを倒さないか?」

 

神司は真剣な顔でオーディン言った。するとオーディンは笑い出した。

 

オー「フフッ…♪」

 

神司「なっ、なんだよ!?」

 

オー「いや?当たり前のこと言われたからさ♪いいよ参戦させてもらうよ。絶対ミカエルを倒そうな!」

 

神司「…!おう!」

 

神司とオーディンは握手を交わした。

 

神司「なら、作戦でも考えようぜ!」

 

オー「そうだな。そして地下に少し昔の資料に悪魔召喚の魔術書があったから少し漁ろうぜ。」

 

神司「ミカエルを潰せる様な悪魔を召喚しようぜ!」

 

そして神司とオーディンは魔術書を読んで読みまくった。するとオーディンが一つの資料を見つけた。

 

オー「神司、コレ…。」

 

神司「うん、どうした?それは…『悪魔の王の召喚術』…王が出てくるのか!?」

 

オー「だっ、だろうな…。というか召喚する為にそれ対等の価値があるだろ…。」

 

神司「……王ならミカエルを倒せるかもしれない。」

 

オー「待て神司、早まるな。まだ中身を読んでいないんだ。少し読ませてくれ。」

 

神司「まぁ、それならしゃーないか。」

 

オーディンはその魔術書を開いた。するとオーディンたちが読めない様な字で書いてあった。

 

オー「うわー…ごめん神司。まずは解読からだわ。これなら…三日だ。三日で解読するから待っててくれ。

 

神司「わかった。その間ミカエルたちがどんな奴かを観てくるよ。」

 

オー「それはつまり外に出てクソ神たちを観察すると言うことかい?」

 

神司「そういうことさ♪大丈夫死にはしないさ♪」

 

そう言って神司は一階に戻り外に出ていった。

 

オー「まぁ俺はお前を信じるから良いけどその言葉、死亡フラグとか言ったら俺はお前を許さねぇ。」

 

 

神司は現在ミカエルたちが居るであろう場所の真下にいた。

 

神司「う~ん…どうやって上ろう。」

 

?「それなら俺が連れてってやろうか?」

 

神司「誰だッ!」

 

神司が振り向くとそこには黒い服とズボンを着て上にパーカーを着た悪魔らしき者が立っていた。

 

?「俺は”神ノ邪神„。天界から落とされて悪魔・邪神に成った者だ。で、少年はどうしてこんな危ない場所の真下に居るんだ?」

 

神司「天界への偵察さ!あと少年じゃない!俺は神司だ!」

 

神ノ「おうおう、わかったわかった。偵察ねぇ~…今日は何時もよりミカエルとか他の神も荒れてるぜ?それでも行くのかよ。神司くん。」

 

神司「行くに決まってるだろ!」

 

神ノ「一つ忠告をするぞ。『死ぬぞ…!』」

 

神司「うっ!」

 

神ノ邪神は神司の脳内に直接言葉を送った。

 

神ノ『痛いだろ?この苦痛よりも痛いのが今から行く場所だ。それでも行くのか?』

 

神司「も…勿論…。」

 

神ノ「……判った、なら連れてってやるよ。ただし俺もついてくぞ?」

 

神司「あぁ!お前が居れば百万力だ!」

 

神ノ(子供ってこんなに面倒くさいっけ…)

 

そして神ノ邪神と神司は天界の方へ向かった。

 

神ノ「さてここが天界だ。」

 

神司「ここが…」

 

すると二人に気づいた門番が、

 

門番「「お前らは誰だ!?」」

 

神ノ「…相手は二人か…神司くん、目を隠したまえ。」

 

神司「う、うん。」

 

神ノ邪神は神司が本当に目を隠したのかを確認してから素早く門番の頭を手刀で斬り落とした。

 

神ノ「『邪神の悪魔箱』サキ。」

 

神ノ邪神は小さな箱から一つの球を地面に投げてサキを召喚した。

 

神ノ「よろしく。」

 

そしてサキは素早く門番たちタッチしてを果物に変えた。そしてまた球に戻って神ノ邪神の元に戻った。

 

神ノ「さて良いぞ。」

 

神司「…あれ?あの人たちは?」

 

神ノ「ん?交渉して帰ってもらったよ。」

 

神司「流石だ!」

 

神ノ「フフフ…さぁ行こうか、そして急ごう。」

 

二人は門を抜けてミカエルたちが居る王宮の近くまで歩いた。

 

 

一方その頃オーディンは…

 

 

 

オー「……った、やった!解読成功だ!」

 

普通なら三日掛かる解読を一日だけで終わらせたのだ。

 

オー「えーっと、何々…『悪魔の王の呼び方』……『1.召喚者はまず魔法陣を床に描いて呪文を唱える』『2.悪魔の王が出てきたらまずは槍を掲げて悪魔に突き刺す』『3.すると槍から悪魔は召喚者の体へと入っていき悪魔の王本体と成る』……半端ねぇな…迷っててもしょうがない!俺はこの悪魔の王に掛けるぜ!」

 

そしてオーディンはチョークで魔法書通りに魔法陣を描いていき呪文を唱えた。

 

オー「『ウオンシャジ・ガ・ルワラア』!」

 

すると魔法陣が光出し悪魔の王が現れた。そしてオーディンは用意した槍で悪魔の王を貫いた、と思ったら

 

オー「なっ…!」

 

悪王『飽きたんだよ!テメェらの様な召喚者に呼び出されるのはよォォ!!』

 

悪魔の王はオーディンに直接脳内でそう叫んだ。

そして魔法陣から悪魔の王が出てきて歩いて怯えるオーディンを追い詰めた。

 

オー「ひぃ!」

 

悪王「フハハハハハ!そんな怯えた顔で見るなよ幼き召喚者!」

 

?「うるせぇ、黙れ。」

 

悪王「なっ!テメェは…”邪神王„!?」

 

邪王「ゴミクズはだからコミグズなのだよ。」

 

悪王「うるせェェ!!」

 

悪魔の王は邪神王に殴りつけたが邪神王はそれを受け止めて悪魔の王の腹を殴り壊した。

 

 

悪王「ヴァガ…ジィシャンオ…ウゥ!!」

 

邪王「クカカカ!何だ何だ?悪魔は腹を殴り壊したても尚生きていると聞いたのだが、俺様の間違いか。」

 

そして邪神王はオーディンを見て、

 

邪王「どうも、俺様は邪神王。お前が呼び出した者よりも階級は遥かに上だ。まぁ、まずは握手でも…」

 

とオーディンに握手を求めた邪神王。オーディンは怯えながらも握手をするとオーディンでは見えない速度で掌から肩まで引き千切った。

 

オー「ぐぎゃああああ!!!」

 

そして千切った腕を食べる邪神王。そして食べながら、

 

邪王「これで契約成立。むしゃむしゃ。」

 

と言葉を放ってオーディンに、

 

邪王「さて、どんな願いを求めているのですか?ご主人様…♪」

 

とニヤリとした顔つきで願いを求めた。

 

悪王「キッ…サマァァー!!!!」

 

傷を治した悪魔の王が再び邪神王に殴り掛かった。

 

邪王「五月蝉い。」

 

邪神王は悪魔の王の頭から足へと思いっきり殴り付けて微塵もなく殺した。

その衝撃でオーディンは頭を壁に打って気絶した。

 

邪王「さて、少年…気絶か。」

 

そして邪神王は座り一睡しようと目を閉じた。

 

 

 

 

オー「……うぅ…。」

 

邪王「おい、小僧。生きてるか?」

 

オー「…はっ!腕は…」

 

邪神王に喰われた筈のオーディンの腕はちゃんとそこにあった。

 

オー「あれ?」

 

 

邪王「いや、喰ったぜ?とても美味しかったからな。礼としてまた腕を生やしといてやったよ。」

 

何だ、結局喰われたのか。それに美味しかったのか…頭の中で自分の腕がまた喰われている姿を想像すると恐ろしく鳥肌が立った。

 

邪王「で?何で悪魔王を呼び出したんだよ。」

 

オー「逆に何でお前が出てきたんだ。」

 

邪王「んあ?面白そうだったからに決まってるだろ。その他に理由はあるかよ。」

 

オー「つまりは暇だったのですね?」

 

邪王「そういうことだ!で?願いは何でなんだ?」

 

オー「俺の友達の神司の家族が、天界に居るミカエルに殺されたんだ。」

 

邪王「なるほど…それで敵討ちとして俺らを呼んだのか…」

 

オー「そういうことだ。」

 

邪王「…まぁ暇だし付き合ってもいいが、一つ言わせろ。」

 

オー「なんだよ…」

 

邪王「もしも面白くなかったらお前の魂を食い荒らして永遠の苦しみを送ってもらうぜ…♪」

 

オー「わかった…!神司の敵討ちができるなら俺の魂ぐらいあげてやるよ!」

 

すると邪神王はニヤリと笑うと、

 

邪王「言ったな…♪」

 

オー「あぁ!言ったぞ!」

 

邪王「ならば俺はお前の遣い魔になる。今だけな。」

 

オー「…!行くぞ…!」

 

邪王「おうよ。」

 

そしてオーディンは外に出て邪神王に翼になってもらい天界にいるだろう神司の方へ向かった。

そしてその頃、神司&神ノ邪神は…、

 

神司「ここが天界か~!」

 

神司は等の目的をも忘れて天界を遊んでいた。だがその間逆に神ノは、

 

神ノ「……」

 

神司「どうしたんだ?神ノ。」

 

神ノ「あっ、いや…(何だよこのガキ…ミカエルを見に来ただけじゃねーのかよ。というか来てみたは良いが、俺は堕天使として普通はここには来てはいけないんだよ…)」

 

神司「そ、そうか…って!目的はミカエル撃破だった!」

 

なんと、神司は天使がいっぱいいる前で大きな声で『ミカエル撃破』という言葉を放ったのだ。その事には勿論天使たちは神司たちを睨んだ。

 

神ノ(ヤバイヤバイ!)いえいえ!何も無いですよ~、ほら神司?家に帰ろうぜ~?」

 

神司「何を言い出すんだよ!俺らはミカエルを倒すのだろ!?」

 

また大きな声で『ミカエル』という言葉が神司の口から出てきた。しかも俺”ら„だ。神ノも捲き込まれていた。

しかも、天使たちは増えて神司たちを睨んだ。

 

神ノ『うるせぇ!脳内の鼓膜ぶち破るぞ!?』

 

神司「うっ…!」

 

すると一人の天使が、

 

天使「…あー!お、お前は…!『七つの大罪』 総団長の神ノ邪神だろ!?」

 

神ノ「くそっ…!逃げんぞ!神司!!」

 

すると神ノ邪神は黒い羽を生やして神司の手を引っ張り空へ逃げた。

するとすぐに天使兵たちが神司たちを追ってきた。

 

天使兵「まてー!大罪人!!」

 

神ノ邪神は空中で止まると神司を天使兵たちに見せると、

 

神ノ「今回はお早いですね!だが今回は人間の子供もいるんで見逃して…」

 

天使兵「んなわけあるかー!」

 

天使兵たちは止まらず神ノ邪神に襲い掛かった。だが、

 

神ノ「だがねぇ…第八人格『邪神の悪魔箱』。召喚!タルウィ!」

 

神ノ邪神が空中に箱から出した球を上に投げるとボロい赤布を着た女性が現れた。

 

タル「呼びましたか。」

 

神ノ「タルウィ、アイツらの体の熱を蒸発させろ。」

 

タル「つまりは殺してしまっても良いと。」

 

神ノ「あぁ、良いぜ。」

 

タル「それでは…」

 

タルウィが天使兵たちの方へ手を伸ばすと天使兵たちが膨れ上がり全てが爆発し、下に血の雨を降らした。

 

神ノ「アハハッ!温かい血の雨を人間どもにプレゼントだ!ありがとな、タルウィ。」

 

神ノ邪神がタルウィに礼を言うとタルウィは球に戻った。その球を神ノ邪神は上手くキャッチした。そしてその球を箱に入れ、『ポンッ』と箱は消えた。

 

神ノ「はぁ~…神司テメェ、あんな敵がいっぱいいる前でその敵のボスの名前を出すな…って!?」

 

持っていた筈の神司がいつの間にか消えていた。

 

神ノ「……落としたか?」

 

神ノ邪神は下に神司が落ちたと思い下に下りた。

その頃神司は…、

 

神司「ここから出せよ!」

 

牢に閉じ込められていた。その牢の前にいるのは天使が二人。その天使というのが…

 

ガブ「こいつだよねー♪神ノの野郎が持ってた可愛い子供というのが♪」

 

ラファ「あぁ、コイツで間違いないだろう。」

 

そこにいた二人の天使はガブリエルとラファエルだった。そして神司を盗んだという天使がいた。その天使は…、

 

サリ「はい、ありがとうございます。」

 

サリエルだった。

 

?「おいおい…また変な物盗めとサリエルに頼んだのか?ガブリエル。」

 

ガブ「何だよ、僕の勝手だろウリエル。」

 

そこにウリエルも集まった。

 

神司「ここから出せよ!俺は俺の家族を殺したミカエルを倒すんだ!!」

 

神司がその言葉を言うと四人の天使がポカンとなった。

 

神司「な、何だよ…」

 

ガブ「フッ…」

 

四人「「「フハハハハッ!」」」

 

四人は神司を見ながら笑った。

 

神司「だから何なんだよ!?」

 

ガブ「ミカエルを倒す?!このガキが?!」

 

サリ「嘘でしょ?!」

 

ラファ「そりゃねぇや!」

 

ウリ「可笑しくて面白いことを言うガキだな!」

 

四人は無理とすぐに神司の言葉を断言した。

 

神司「何が可笑しいんだ!俺はミカエルに絶対勝つんだ!」

 

するとガブリエルが牢の中に居る神司の首もとの服を持って引っ張り、

 

ガブ「嘗めたこと言ってんじゃねーぞ?クソガキ。一応言っておくが僕らの種族は天使じゃない。『神』なんだよ。神を怒らせると天罰が当たるんだぞ?そこのところ分かってて言ってるのか?それとも…ただただほざいてるだけか?」

 

ガブリエルは神司に殺気を放ち、牢の中に叩き戻した。

 

ラファ「おぉ~怖いな。」

 

カブ「昔から僕は怖いんだよ。あの様なクソガキには特に殺気を出してやるよ。」

 

ウリ「んじゃ俺は上に戻るよ。」

 

サリ「私も…」

 

カブ「ちょっとサリエルは待ちな。」

 

サリ「はい?」

 

カブ「サリエル、君に一つ頼みたいことがある。このガキを蹴ったり殴ったりできる奴隷券をあげるよ。」

 

神司「えっ…!」

 

サリ「……」

 

カブ「何だよ?不満そうだな。」

 

サリ「いえいえ!ありがとうございます…。」

 

カブ「んじゃ、三日間そのガキと一緒に牢屋に入っててね~♪」

 

そしてガブリエルは牢の鍵を開けて、サリエルを牢の中に押し込んだ。

 

カブ「楽しんでね~♪」

 

ラファ「乙だな。」

 

そしてラファエルが牢に鍵を掛けてガブリエルと一緒に上に戻った。

神司は敵だった筈のサリエルと同じ牢屋に入れられて身動きができなかった。

 

神司「……」

 

一人黙っていると、サリエルが話をしてきた。

 

サリ「あの…」

 

神司「…何…。」

 

サリ「君は本当にあのミカエルを倒そうとしているの?」

 

神司「…敵のお前に話して何になるんだ…俺はただ…」

 

サリ「ただ…?」

 

神司「……いや何もないよ。逆に聞くけど、お前は何でここにいるんだよ。」

 

サリ「それは…!」

 

そこでサリエルは黙った。

 

神司「なんだよ…見れば判るけど、お前…あの天使たちにいじめられてるんだろ?」

 

サリ「 ! …うん…。」

 

神司「何ならさ、今だけ協力してここから出ないか?」

 

サリ「…え?」

 

神司がサリエルにそう言うとサリエルは驚いた顔して、

 

サリ「何で…」

 

神司「何でって…簡単だよ『弱き者は守る』、それが男って言うんだろ。」

 

サリ「…!判った、君と協力して…」

 

?「誰と誰が協力だって?」

 

サリ「はっ…!」

 

神司「くそっ…!」

 

牢屋の中には一つ鉄格子がある。そこから一人の神が見ていた。その神は…

 

サリ「ガブリエル…」

 

地使いのガブリエルだった。するとガブリエルは少しイラついた顔になり、

 

カブ「ガブリエル『様』を付けろ!」

 

と言って牢屋の壁を壊して入ってきた。すると、牢屋の床を鋭いトゲに変えるとサリエルの腕に突き刺した。

 

サリ「ああっ…!」

 

カブ「テメェ…僕より階級が下なのに様を付けないのかい?」

 

ガブリエルはトゲを刺したまま折って、そのトゲを思いきり踏みつけた。

 

サリ「あぁぁあ…!!」

 

カブ「痛いだろうな…それが僕からお前へのプレゼントだからね!」

 

大声で叫ぶとグリグリと踏みつけた。

 

サリ「あぁあー!!す…すみません…」

 

カブ「遅いね。そうだった!壊した壁は直さなきゃね♪」

 

するとガブリエルは床や壁を直した。だが、壁には腕にトゲが刺さったままのサリエルが吊るされていた。

 

サリ「痛いよぉ…」

 

カブ「ごめんよ、小僧。んじゃ僕はここから…」

 

神司「…待てよ…」

 

ガブリエルは出ていこうとすると、神司が止めた。

 

ガブ「何だよ小僧…僕に文句でもあるのかい…?」

 

神司「お前…アイツをいじめて楽しいか…?」

 

するとガブリエルはにっこりと笑って神司の肩に手を置いた。

 

ガブ「楽しいかね…そうだよ、とっても楽しいよ♪君もされてみたいかい…?」

 

神司「…断る。」

 

ガブ「チッ…そうかそうか…なら楽になるような遊びをしてやるよ!」

 

ガブリエルは床の土を操り、トゲを数本作って神司に向かって攻撃をした。だが…大きな崩れる音をたてて誰かが壁を壊して牢屋に入ってきた。

その衝撃で吊られていたサリエルは下の倒れた。

 

?「やれやれ、こんなところに居たのか…帰るぞ。」

 

そこに居たのは口調を変えたオーディンの姿だった。

 

神司「オー!」

 

ガブ「貴様は誰だ!」

 

オー「おっと、すまんな今はこの少年を助けろと主人に言われているのでな。お前を構っている時間は無いのだよ。」

 

ガブ「何だと…!」

 

オー「たくっ…小僧と主人は守らねぇといけないよな?でこの壁の下敷きになってる天使は…」

 

神司「オー、まさかと思うが…いや、今のところは誰かだろ…」

 

オー「ご名答!現在この体の精神は俺様、邪神王だ!よろしくな小僧!」

 

ガブ「は…?邪神…王?」

 

邪王「そうだぜ。あと俺はお前を知っている。四大天使の一人、地使いのガブリエルだろ。」

 

ガブ「敵であるお前が僕のことを覚えていてくれて有難い…だけど、貴様らはいつまでその牢屋に居るんだ?」

 

邪王「はぁ?」

 

ガブリエルは手を上に上げると壊した壁の後ろから天使の大軍が現れた。

 

神司「……」

 

邪王「はぁ…めんどくせぇな…」

 

邪神王はオーディンの体から離れると、オーディンの体を神司に渡した。

 

神司「えっ…」

 

邪王「小僧、俺様の合図で下に降りろ。」

 

神司「えっ、でも…」

 

下は雲があり、落ちたら落下で死ぬ高さだった。

 

神司「いや!むりむり!!」

 

邪王「お前は男だろ?」

 

関係ないだろ…お前は悪魔で俺は人間なんだぞ…

 

神司「ふざけるな!俺はお前と違って人間だぞ!」

 

すると邪神王は…、

 

邪王「そうだな…ならば、落ちてからのお楽しみだ♪」

 

邪神王はそう言うと、オーディンを抱えたまま俺の背中を持って空に投げ落とした。

 

神司「うわぁぁぁあ!!!ふ・ざ・け・る・なッッ!!!」

 

そう叫びながらもオーディンは落とさないように抱えていた。

雲を突き破り地面が見えると下には見覚えがある者が立っていた。

 

神ノ「オーラァーイ!オーラーイ!!」

 

そう、地面に居たのは神ノ邪神だった。

 

神司「かぁーみぃーのぉー!!」

 

神ノ「安心しろ!絶対キャッチしてやるから!」

 

それはフラグなのか。

そんなことは考えている暇ない。あと数秒で地面に着きそうだった。

 

神ノ「隕石みてぇにはえぇな。それじゃっ!第二人格『鋼の鎧硬め』…!」

 

神ノ邪神は自信の体を鉄のように硬くし、防御力を上げて隕石のように落ちてくる神司たちを受け止めた。

 

神ノ「ッ…! ……はぁ…はぁ…」

 

何とか防いだ神ノ邪神。神司もオーディンをゆっくりと地面に置き、深く深呼吸していた。

 

神ノ「はぁ…危なかったぁ~…」

 

神司「はぁ~…怖かったぁ…」

 

二人は落ち着いた様子だった。

 

何十分か二人は地面に座り休憩していた。すると神ノ邪神は神司に水が入った水筒を渡した。そして神ノ邪神だけ休憩が終わって立ち上がった。少し神ノ邪神は考え事をしながら黙っていると、

 

神ノ「……すまん、神司。少し大きな急用ができた。」

 

神ノ邪神に渡された水を飲み終えると、

 

神司「ゴクッ…んっ…判ったよ。でも…」

 

神ノ「あぁ、天使兵共のことか?それなら、第八人格『邪神の悪魔箱』。」

 

神ノ邪神はその中から、七つの球を持つとそれを一つずつ地面に投げつけた。

すると、その球から七人の悪魔たちが現れた。

その七人の悪魔こそが…憤怒、嫉妬、強欲や怠惰と色欲と暴食、そして傲慢を司る悪魔たち、”七つの大罪„であった。

神ノ邪神はこの七人の記憶を塗り替えて、主を神ノ邪神本人から神司へと変更させた。そして七つの大罪たちを球に戻すとその球を神司に渡した。

 

神ノ「これと…」

 

それから自分の私物を取り出すとその私物をも、神司に渡した。

 

神ノ「これさえありゃ、天使兵共と戦えるだろ。」

 

神司「う、うん…」

 

神ノ「んじゃ、急用の方へ向かうかな。」

 

神司とオーディンを二人残して神ノ邪神はこの場から離れた。

 

 

 

神ノ邪神が向かった先は…大きな黒いお城の門の前だった。

 

神ノ「よっ、ケルベロス。」

 

門の前にいる門番は赤と黒の髪に青い耳、そして地獄の番犬とも言われる悪魔 ケルベロスだった。

 

ケル「ん…?なっ!なぜお前が!」

 

 

神ノ「ここの主に少し用事があってな…通らせてくれ。」

 

ケル「いやでも…」

 

神ノ『通させろ…』

 

ケルベロスの脳内に圧を掛けつつ邪気を放った。「次は殺す」とでも言っておこうか…。

 

神ノ「で?通って良いよな♪」

 

ケル「はっ、はい…」

 

許可は得た。後は大人しく話をさせてくれるかだ。俺は門を通って扉を開けて城の中に入った。『奴』を呼び出す為に城の内部を壊しまくる。

 

邪王「神ノ、テメェ…!」

 

すると『奴』ではないがその血族の邪神王が既にこの城に帰ってきていた。

 

神ノ「よぉ、帰ってきていたか。」

 

邪王「当たり前だ、我が家なんだからな。そうじゃねぇ…何しに来たんだ。あのガキたちはちゃんと生きてるじゃねーかよ。」

 

神ノ「神司っていう生意気な小僧いるじゃんか。」

 

邪王「(いるじゃんかw)ああ、いるな。…ふはは。」

 

神ノ「何笑ってんだよ。」

 

邪王「いや何も…」

 

神ノ「はぁ…んじゃ話を再開するぞ。で、アイツのことなんだけど…神司の姉と母は心臓病になってたことは知ってるか?」

 

邪王「知らん。」

 

神ノ「俺の小説読み返せよ。」

 

邪王「バカか!?メタイぞ!」

 

あっ、やっぱりメタかった?

 

 

 

 

 

 

邪王「なるほど、母や姉の他に神司も心臓病だと。」

 

神ノ「あぁしかもアイツ自身は病気のことに気づいてないらしいしな。」

 

こいつと俺が天使たちから逃がした後も体の痛みを感じる動作がなかったからな。どちらかと言えば病気なんて知らない人様な感じだ。

……家族が殺されたから、その心が壊れ復讐をするから痛みの神経が消滅した?もしくは痛みを感じなくなったのか。どちらにしよ、

 

神ノ「それでだ邪神王、お前が神司に憑依して天使たちへの復讐に協力してやってくれ。」

 

邪王「何で俺なんだよ。」

 

神ノ「安心してくれ、期間は千年。どうだ?千年なんて簡単だろう?」

 

邪王「うーん…」

 

神ノ「ついでに神司の心臓病も治してくれたら…」

 

邪王「それにしても何故神ノ邪神、お前はあの神司という小僧を助けようと思うのだ?」

 

神ノ「それはだね…アイツなら、このくそったれな世界を変えてくれそうだから…かな。」

 

邪王「はぁ?」

 

事実、現在のこの世界は人間と天使と悪魔などの種族がいつ反乱を起こしても死人が出る可能性が高い。

俺一人がその反乱止めようとしても喧嘩を買い全種族が俺を殺そうと追いかけてくるだろう……もう始まっているのかもしれないがな。

 

神ノ「革命だよ、神司が天使の長を潰して俺がこの『裏』を探し突き止めて世界を変える。俺…いや、これからの未来を俺たちが世界を覆す。革命を起こす。」

 

邪王「神ノ…お前…!」

 

神ノ「安心しろ…世界を変えるだけだ。お前は何もしなくていい。ただ、神司を見守ってほしいんだ。アイツに親が、家族がいないからな。俺は忙しい。お前は…」

 

邪王「忙しくないって言いたいのかよ…」

 

神ノ「あぁ。」

 

邪王「はぁ…わーったよ。その作戦に乗ってやろうじゃねーか。ただしその作戦を知る者は俺と神ノ、お前の二人だけだぜ?」

 

神ノ「判っている。提案したのは俺だからな。」

 

邪王「だろうな。んじゃ行ってくるが…神司の面倒を見れば良いんだよな?」

 

神ノ「あぁ、あと死なない様に心臓病を治して最後に天使たちを倒せば神司の復讐は終了。そのあと千年は神司と暮らしていけよな。」

 

邪王「わかった、あっ、そうだ。オーディンはどうすれば良い。」

 

神司「あの子も成長させてやってくれ。オーディンも使えるからな。」

 

邪王「了解。」

 

邪神王は行ってしまった今、俺は『奴』を探しに城の内部を歩き始めた。

 

 

 

 

「これからは俺様がお前の親だからな。」

 

「はぁ?」

 

「まっ、お前の脳内に入るだけだけどな。」

 

「はぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

神ノ「ここか…」

 

俺の目の前に大きな扉が現れた。強い邪気を感じる。絶対に『奴』がここにいる。俺はゆっくりと扉を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ここで話は終わってしまっている。このあと神ノ邪神はどうなってしまったのか……。番外編 神司の過去 は一度ここで幕を閉じる。番外編 神ノ邪神の過去 …等というふざけた話は無い。理由は簡単だ。

・・・・

神ノ邪神という悪魔や堕天使はこの世には存在していないからである。

 

     以上 ソロモン王】

 




次回は神司たち VS 神ノ邪神です!

通常公開はしても良いか。

  • 良いよ。
  • ダメだ。
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