御坂「親愛なる隣人」   作:ゼブラーの野郎

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御坂「親愛なる隣人」中編

 

 ――翌日・・・

 

強盗「おい!さっさと金を出しやがれってんだ!警備員(アンチスキル)が来るまで時間かせぎしようったってそうはいかねえ!」

 

銀行員「っひ・・・!」

 

強盗「今すぐ金を出さねえとこのガキを八つ裂きにすっぞ!」

 

 子供<ビエーン!

 

 

 「おい、あの銀行騒がしいぞ」

 

   「強盗が子供を人質にとってるらしいんだ」

 

  「マジかよ!」

 

     「警備員が来るまで待つしかない・・・」

 

「・・・!おい!ありゃなんだ!?」

 

 <THIWP!

 

 

強盗「さっさとしろってんだ!10秒以内に金をださねえと本当にガキの命はねえぞ!」

 

銀行員「わかりました!お金を出しますから!やめてください!」

 

強盗「うるせえ!あと5秒だ!」

 

 

 <CRAAASHHHHH!,゜.:。+゜,゜.:。+゜

 

スパイディ「じゃあ2秒で君をやっつければOKだね!」WHAM!

 

強盗「ぐえっ!?」ドサアッ

 

銀行員「な、なんだ!?窓を突き破ってタイツの男が飛び込んできた!」

 

スパイディ「子供を人質にとるなんて小悪党の中でも最悪の部類だよ」

 

 子供<ビエーン!コワカッタジョー!

 

スパイディ「はいはい、もう大丈夫でしゅよー」ポンポン

 

銀行員「あ・・・あの・・・ありがとうございます。あなたは一体?・・・」

 

スパイディ「僕?僕はね・・・」

 

 スパイディ「あなたの親愛なる隣人、スパイダーマンさ!」ビューン

 

 

 

 ――さらに翌日・・・

 

トラック運転手「・・・ZZ・・・ZZZ・・・」コクコク

 

 信号<ヘイ!トラックノアンチャン!アカダゼ!

 

運転手「ZZZ・・・ZZZ・・・」ウトウト

 

 信号<ヤベエ!イネムリウンテンダ!オウダンホドウノ ジョセイガアブナイ!

 

女性「!っきゃあーーーっ!」

 

運転手「はっ!?やっ、やべえ!」ブレーキ!

 

 \キキィーッ!/

 

 THWIP!

 

 >CHATCH!<

 

スパイディ「滑り込みセーフ!ホームインです!」

 

女性「っ!?・・・あれ?ケガしてない・・・」

 

スパイディ「大丈夫ですかお姫様?」チャクチッ

 

運転手「お!おい!あんた!大丈夫かい!?ケガしてないか!?」タタタ

 

女性「は・・・はい」

 

スパイディ「寝るならベッドかチェアーで、もしくはMANGA KISSAにしてよね」

 

運転手「う・・・すまない・・・仕事で疲れてて・・・」

 

スパイディ「僕がいなけりゃ今頃警察沙汰だよまったく。ま、何事もなくてよかった」

 

女性「あ・・・あの・・・あなたは一体・・・」

 

 スパイディ「親愛なる隣人、スパイダーマンをよろしく!」THWIP!

 

  「おい今の見たか!?」

 

     「ああ、すげークールだった!」

 

 「スパイダーマンだってよ!」

 

 

 

 ――さらにさらにその翌日・・・

 

リポーター「現在、こちらの銀行を武装集団が占拠し立てこもっています。警備員が包囲してますが――」

 

 「一体何事だ?」

 

    「10人以上の強盗が武装して立て立てこもってるらしいぞ」

 

  「人質も大勢いるそうだ・・・」

 

リポーター「人質の数が把握できていないことから、不用意に手出しできない状況が続いており――」

 

 

覆面A「さすがに向こうもうかつに行動できねーみてえだな」

 

覆面B「そりゃそうさ!こっちは12人もいるんだぜ!人質は30人以上だ!」

 

覆面C「天下の警備員もどうしようも――」THWAP>

 

覆面A「・・・ん?」

 

覆面B「何だ・・・?」

 

覆面C「!?・・・おい・・・銃口がなんか・・・糸でふさがれてるぞ!」

 

 スパイディ「あ、バレた?」

 

覆面A「!?・・・なっ、なんだてめえ!どっから入ってきやがった!」

 

スパイディ「クロコのテレポートで中に入れてもらったのさ。『BAMF!』って音はしないから気づかなかっただろう?【18】」

 

覆面B「こ、このやろう!」ジャキ!

 

スパイディ「よく見てごらん?」

 

覆面B「っげ!俺の銃にも糸が・・・!」

 

覆面C「これじゃ撃てねえ!」

 

スパイディ「銃は危ないから使っちゃダメって幼稚園で習わなかった?」ハハハ

 

覆面A「て、てめえ・・・!」

 

スパイディ「さあ12人の怒れる男達【19】・・・『鉄拳制裁タイムだ!』【20】」

 

 《WHAM!》 《BOK!》 《POW!》

 

 

 >>

【18】BAMF!:空間移動能力を持つミュータント、ナイトクローラーがテレポートする際の擬音

 紫色の小さな爆発と共に鳴る。その場には硫黄と硝煙の匂いが残るという

 

【19】12人の怒れる男達:名作映画のタイトル。アメコミにはこういったサブカルチャーを用いたネタがたくさんある

 

【20】鉄拳制裁タイムだ!:ファンタスティックフォーの一人、ザ・シングの決め台詞

 『戦いのお時間だぜ!』と訳されることもある

 

 

リポーター「!・・・今、銀行内で動きがあったようです。人質が解放された模様です!中から出てきます!」

 

 リポーター「それと同時に警備員が人質を保護しております!」

 

 リポーター「なぜでしょう?警備員は銀行内へ突入せず、中から誰か・・・あ!」

 

  「おい!見ろよ!」

 

    「中からコスプレ男が出きたぞ!」

 

   「あいつ、もしかして噂のタイツの能力者か?」

 

リポーター「銀行の中からマスクの男性が出てきました!武装集団が糸のようなものでぐるぐる巻きにされております!」

 

 リポーター「どうやらマスクの男性が犯人グループを拘束した模様です!それもたった一人で!」

 

 リポーター「思い切ってマスクの男性に話を聞きたいと思います!」タタタ

 

スパイディ「え?テレビ?まいったな・・・ユーチューブじゃないの?」

 

リポーター「あなたが武装強盗をやっつけたんですか?どうしてそんな格好を?どんな能力者なのですか?」

 

スパイディ「質問攻めは勘弁してよ」

 

リポーター「おっと失礼しました。あなたは今話題になってる能力者ですよね?お名前は?」

 

スパイディ「僕は・・・親愛なる隣人、スパイダーマンさ」ビシッ

 

リポーター「・・・はぁ・・・親愛なる隣人・・・ですか?」キョトン

 

スパイディ「・・・どうやらこのキャッチコピーはこっちの世界でもウケないみたいだね」

 

 

 ・・・・・・

 

 初春「そんなこんなで、スパイダーマンさんは毎日のように学園都市で大活躍!」

 

 初春「西へ東へ大忙しですが、風紀委員も対応しきれない小さな事件も解決してくれてます」

 

 初春「街の人達がスパイダーマンさんに助けられたりするうちに、すっかり人気者になっちゃったみたいです!」

 

 初春「本人は『ヤジがないと変な気分だ』と言いながらもうれしそう。『親愛なる隣人』というフレーズは、まだ浸透してないそうですが」

 

 初春「風紀委員や警備員と共同で事件を解決したり・・・御坂さんと一緒にいざこざを解決したり・・・」

 

 初春「スパイダーマンさんは学園都市でも大忙しです!」

 

 初春「・・・そろそろスパイダーマンさんが来てから一ヶ月がすぎようとしています」

 

 ・・・・・・

 

 

 ――風紀委員支部

 

スパイディ「ちいーっす」

 

初春「おはようございますスパイダーマンさん」

 

黒子「ごきげんよう」

 

スパイディ「今日はサテンもミサカも来てないんだ」

 

黒子「まるで風紀委員支部を喫茶店みたいに思ってますのね・・・」

 

スパイディ「サテンが来るからキッサテン、ってね」

 

初春「おお~」

 

黒子「ほお~」

 

スパイディ「・・・パトロールに行ってくる!」ダッ

 

初春「照れて飛び出して行っちゃった」

 

黒子「パトロールだなんてそんな義務はありませんのにね」

 

初春「言ってたじゃないですか、大いなる力には――」

 

黒子「大いなる責任がともなう、でしたわね」

 

 

スパイディ「スパイダーマン♪スパイダーマン♪そのパワーはミステリー♪」THWIP!

 

 「よお!スパイダーマン!今日もクールだな!」

 

   「キャースパイダーマーン!」

 

  「がんばれよウェブヘッド!」

 

「スパイダーマン俺だー!ジョーク言ってくれー!」

 

    「応援してるぜスパイディ!」

 

スパイディ「はいはいみなさんどうもどうも。ありがとうね」THWIP!

 

 スパイディ「この街の人たちはいい人ばっかりだなあ。悪人も多いけど」

 

 スパイディ「新聞に煽られたりヤジを飛ばされないのは少しさみしい気もするけど・・・ここもいい街だ!」

 

 THWIP!

 

 ――・・・

 

佐天「やっほー!佐天涙子でーす!」

 

初春「知ってますよ」

 

御坂「ここに来る途中で佐天さんと一緒になってね。スパイディは来てないの?」

 

黒子「さっきパトロールに行かれたところですわ」

 

御坂「よーし、ちょっくら追いかけ――」

 

黒子「だめですの」キッ

 

御坂「じょ、冗談よ冗談」

 

佐天「そういえばスパイダーマンさんが来て一ヶ月くらいたつなー」

 

初春「あっという間なような長かったような」

 

黒子「結局、元の世界に戻る方法はわからないままですが・・・」

 

御坂「そもそも来た方法もわからないのに、戻る方法なんてわかるはずないじゃないね~」

 

佐天「もういっそこっちに永住しちゃったりしないかなあ」

 

黒子「それはどうでしょう」

 

御坂「元の世界に家族がいるって言ってたから、やっぱりいつかは戻るんでしょうけどね」

 

 ――・・・

 

スパイディ「もういっそ、こっちの世界に住み着くってのもありかな・・・なんてねっ」THWIP!

 

 スパイディ「でも帰らなくちゃ・・・メイ伯母さんが、NYが、仲間達が僕を待ってるんだ」

 

 スパイディ「なんとかして戻る方法を・・・」<~!~!

 

 

スパイディ「!?なんだ!?」

 

 《MMMMMOOOOOOO・・・・・・》

 

 

スパイディ「空が・・・渦を巻いてる」

 

 ――・・・

 

御坂「そろそろスパイディ帰ってくるかな~」

 

黒子「お姉さまはスパイダーマンさんがすっかりお気に入りですわね」

 

佐天「一緒に事件解決したりしてた仲なんでしたね」

 

御坂「まあ少なくとも異性とかそういう感じじゃないけどね」

 

佐天「けっこうバッサリ言いますね」

 

初春「まあ、皆そんな感じなんじゃないですか?」

 

佐天「まあそうだよね」

 

 \HAHAHAHAHAHA!/

 

 

御坂「ん?・・・なんか外が急に暗く・・・」

 

黒子「・・・様子が変ですの」

 

御坂「!?・・・なによアレ!空が渦巻いてる!」

 

佐天「都市伝説っぽいのキタコレ!」

 

初春「・・・なんだか嫌な予感がします・・・」

 

御坂「スパイディは!?どうしてるの!?」

 

黒子「きっとまだパトロールですわ!」

 

御坂「とにかく外に行きましょう!」

 

 ――・・・

 

スパイディ「街の様子も何か変だ・・・やな予感がする・・・」

 

御坂「スパイディ!」

 

スパイディ「ミサカ!クロコ!ウイハル!サテン!」チャクチ

 

佐天「スパイダーマンさん、一体何がおこってるんですか!?」

 

スパイディ「僕もさっぱりだ。学園都市特有の異常気象とかじゃないの?」

 

黒子「そんなんじゃありませんわ」

 

初春「あの・・・みなさん・・・周り・・・気付きませんか?」

 

御坂「・・・え?」

 

 

 『 ―― ・ ・ ・ ・ ・ ―― ・ ・ ・ ・ ・ ―― 』

 

初春「なんだか・・・私達以外の人達皆、時間が止まったみたいに動いてませんよ」

 

御坂「!」

 

黒子「本当ですわ・・・!」

 

スパイディ(こっちに来てからはパーカー・ラック【21】が治ったと思ってたのに・・・一体何が・・・)

 

佐天「見てください!空が!」

 

御坂「!?」

 

 《MMMMMMMMOOOOOOOOOO・・・》

 

 

 >>

【21】パーカー・ラック:スパイディの本名、ピーター・パーカーの不幸体質のこと

 自身よりも他人のことを優先するあまりに自らの幸福を後回しにしてしまいがち・・・

 良いことをしようとして逆効果になってしまうことも多い

 

 

御坂「空の渦が・・・大きくなって・・・」

 

 《MMMMMMMMMOOOOOOOO・・・GGGGOOOOOOOOOO!》

 

スパイディ「!?――あれは!」

 

 

 \ZOOOOOMM!/

 

センチネルα[―ミュータント反応多数確認―殲滅ヲ開始スル―]

 

 

佐天「きょ・・・巨大ロボット?・・・」

 

スパイディ「センチネル!?【22】」

 

御坂「何!?あなたの世界のものなの!?」

 

スパイディ「よりにもよって学園都市にセンチネルなんて最悪だ・・・!」

 

黒子「どういうことですの!?」

 

スパイディ「あのセンチネルってロボットはミュータントを根絶するために作られたロボットだ!」

 

黒子「!」

 

スパイディ「対ミュータント特化兵器で、ドク・オック【23】よりずっと面倒な相手だ。それに・・・」

 

御坂「この学園都市には・・・能力者・・・つまりミュータントが大勢いる・・・」

 

佐天「!」

 

 

 >>

【22】センチネル:ミュータントを狩るために製造された人型起動兵器

 様々なバリエーションがあるが、ここでは4,5メートル級の大型でスパイディ一人では苦戦するほど強いタイプ

 格ゲー業界では恐怖の極悪キャラとして名を馳せている

 

【23】ドク・オック:スパイダーマンの宿敵の一人、ドクターオクトパスのこと

 本名オットー・オクタヴィウス。四本の伸縮アームを持つ凶悪な科学者にして、サム・ライミ版映画の2作目にも登場した

 スパイダーマンはこう言っているが、実際かなりの強敵に部類される。少なくともスパイダーマンにとっては

 

 

初春「そ、そんな・・・それってつまり学園都市の能力者全員が危険ってことじゃ・・・」

 

スパイディ「そうはさせない・・・なんとしても!」

 

御坂「私も手伝うわ」

 

黒子「お姉さま!危険ですわ!」

 

御坂「こんな状況で何言ってるの!それにどういうわけか今動けるのは私達だけじゃない!」

 

黒子「それはそうですが・・・」

 

スパイディ「本来なら君達を巻き込む訳にはいかないけど・・・御坂達の強さはこの一ヶ月で十分わかった。今回は僕一人では勝てないかもしれない・・・」

 

御坂「・・・」

 

スパイディ「・・・力を貸してくれる?」

 

御坂「もちろんよ!私を誰だと思ってるの」

 

 御坂「学園都市第3位のレベル5――『超電磁砲』こと御坂美琴よ!」

 

黒子「お姉さま・・・っ」ウルウル

 

初春「御坂さん・・・」

 

佐天「かっこいいですよ~御坂さんー!」

 

御坂(ちょっと恥ずかしくなってきた・・・)

 

スパイディ「君はいいヒーローになるよ」ニッコリ

 

御坂「も、もうっ!そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

 

スパイディ「おっとそうだった!すぐにあのガラクタを・・・!?」

 

 《MMMMMMOOOOOOOO・・・》

 

佐天「空がまた・・・渦巻いて・・・」

 

 《GGGGGGGGOOOOOOOOO!》

 

センチネルγ[ミュータント反応多数検知――]FOOOO!

 

センチネルβ[――殲滅ヲ開始スル]VVOOOOOM!

 

御坂「!」

 

初春「せ・・・センチネルが・・・さらに二体も!?」

 

スパイディ「マジで勘弁してくれよ!ロボット工場が特大セールでもやってんの!?」

 

黒子「スパイダーマンさんの反応からして一体でも面倒な相手だと思いましたが、それが三体とは・・・」

 

スパイディ「こりゃ学園都市によっぽどの不幸体質な人がいるんじゃないの!?」

 

御坂(心当たりが・・・)

 

佐天「あっ!あれを見てください!空中のあのセンチネル、様子が変ですよ!」

 

初春「誰かひっついてる・・・!?」

 

スパイディ「!・・あれってまさか・・・!」

 

 

 ウルヴァリン「このポンコツが!ぶっ壊れやがれ!」SHUUNNKK! ZKAASSHHH!

 

 

スパイディ「クズリのオッサンキター!」

 

佐天「え!?クズのおっさん!?」ナンテ!?

 

黒子「あの方もお知り合いですの!?」

 

スパイディ「彼はローガン・・・通称『ウルヴァリン』【24】。スーパーにタフなミュータントさ」

 

初春「能力者ですか!」

 

御坂「察するにセンチネルと一緒にこっちの世界に来たってとこね・・・」

 

 

 >>

【24】ウルヴァリン:MARVELの人気ヒーローにして、ミュータントチーム『X-MEN』のメンバー

 本名ジェームズ・ハウレット。だが基本的には偽名である『ローガン』の名で呼ばれる

 超回復能力ヒーリングファクターと世界最硬の金属アダマンチウム製の骨格を持つ

 

 

ウルヴァリン「てめえらにガキ共はわたさねえぞ!」SKASHHH!

 

センチネルβ[―背部ニダメージ――]

 

ウルヴァリン「とっとと止まれってんだ!」SHUNNK!

 

センチネル「脅威ヲ排除スル――」ガシッ

 

     /WHOOSH!/

 

 

 \BACOOOOOOM!/

 

佐天「捕まえられて地面に放り投げられた!」

 

黒子「あの高さからあのスピードではまずいですの!」

 

スパイディ「大丈夫だよクロコ」

 

黒子「え」

 

 

ウルヴァリン「~~~っ・・・やりやがったな」ガラガラ・・・

 

スパイディ「ほらね?【25】」

 

黒子「Uh-oh」

 

 

 >>

【25】ほらね~:ウルヴァリンの最大の武器はそのタフさ。無尽蔵の再生能力があるためよくやられ役になる

 再生可能なレベルはエピソードによってマチマチだが、骨だけになっても再生したこともある

 

 

黒子「どっ、どどどどういうことですの!?あの速度と高さで・・・平然と!?」

 

スパイディ「やっこさん、あの程度じゃつまずいたようなもんだよ」

 

ウルヴァリン「あん?・・・ピーター?お前こんなとこで何してんだ」

 

スパイディ「ちょっと本名言わないでよ」

 

ウルヴァリン「・・・そういやぁどこだここは?空気のにおいが違うぞ」SNIFッ SNIFッ

 

佐天「に・・・においって・・・」

 

初春「佐天さんも似たようなことやってましたよね前」

 

スパイディ「説明してる時間がないからさっさと言うけど、ここは別世界で、ミュータントの街なんだ」

 

佐天「正確にはミューテイト」

 

スパイディ「この世界に来た理由は僕にもわからない。けどセンチネルからこの街を守らなきゃ!」

 

ウルヴァリン「ミュータントの街だと?・・・どうなってやがる」

 

御坂「ちょっと!センチネルが動きだすわよ!」

 

ウルヴァリン「この小娘もミュータントなのか?」

 

御坂「こっ!?コムス・・・ッ!?」

 

スパイディ「そうだよ」

 

初春「どういうわけか私達以外はみんな時間が止まってるみたいなんです」

 

佐天「なんとかしないと学園都市のみんなが危ないんです!」

 

 ウルヴァリン「なるほど、大体わかった。要するにヤツらをブっ壊しゃいいんだろ」SNIKT!

 

御坂「手の甲から爪が生えた!【26】」

 

初春「いたそ~!」

 

ウルヴァリン「Let's Go bub(いくぜ)」

 

 

 >>

【26】手の甲から爪~:ウルヴァリンはアダマンチウム製の三本の爪が手の甲から飛び出し、何でも切れる武器としている

 爪を出す際の擬音は『SNIKT』という特徴的なものであり、コミックのタイトルにもなったことがある

 

 

センチネルα[――ミュータント補足――殲滅ヲ開始スル]

 

ウルヴァリン「るせぇ!」バッ!

 

佐天「センチネルに飛びかかった!」

 

ウルヴァリン「俺の爪を味わえ」SHUNNNK!

 

センチネルα[――ダメージ]ZZZBBTTT

 

スパイディ「アイマスクをどうぞ」THWAP!

 

センチネルα[視界不良―視界不良―]

 

ウルヴァリン「よくやったぜピーター。今の内にぶっ壊して――」

 

 センチネルγ[ミュータント補足――殲滅]BBEEEEE!

 

黒子「危ない!別のセンチネルが!」

 

スパイディ「ローガンよけて!」

 

ウルヴァリン「AAARRRGGGHHHHHH!」ZZEEEEE!

 

初春「目からビーム!?ローガンさんが・・・!」

 

 

ウルヴァリン「GUHHH・・・!」ドサッ

 

御坂「このっ!」バリバリバリ!

 

センチネルγ[――!電撃ニヨルダメージ・・・!]

 

スパイディ「ミサカ!電撃でセンチネルの動きは止められない!?」

 

御坂「やってみるわ!」バリバリバリ!

 

センチネルγ[――BBB―GGG―・・・エラー発生]

 

スパイディ「効いてる・・・!?」

 

御坂「はあっ・・・はあっ・・・くっ・・・タフね・・・」ゼェゼェ

 

センチネルγ[――ミュータント補足・・・脅威ト判断]ウィーン

 

スパイディ「電撃中は動きが止まるが、すぐに復帰するか・・・」

 

 

黒子「大丈夫ですの!?ローガンさん!」

 

ウルヴァリン「GHH・・・心配すんな嬢ちゃん・・・」グラリ・・・

 

黒子「頑丈ですわね。私は白井黒子ですの」

 

ウルヴァリン「・・・シライクロコ・・・お前もミュータントか?」

 

黒子「正確には能力者ですの。空間移動の能力を持ってますわ」

 

ウルヴァリン「テレポーターってわけか・・・戦えるか?」

 

黒子「もちろんですわ。私は風紀委員ですの。学園都市のために立ち上がる義務が・・・責任がありますわ!」

 

ウルヴァリン「っへ・・・よくわからん単語にゃ目をつぶっとくか・・・いくぜクロコ!」

 

黒子「はいですの!」

 

 

スパイディ「僕のウェブ・アイマスクも目からビームを出されちゃ焼き切れちゃうか。どうするか・・・」

 

御坂「こいつに弱点とかないの?」

 

スパイディ「機械だから電気は有効かと思ったけど。きっとこいつはミュータント能力を無効化するタイプだ」

 

御坂「そんなのもあるの!?」

 

スパイディ「でも御坂ほどの威力の電撃は完全に無効化できないってとこか」

 

御坂「それを聞いてかろうじてプライドが保ったわ」

 

 センチネルβ[ミュータント殲滅ヲ開始スル――]

 

スパイディ「もひとつ厄介なのは、こいつは他の能力者達もターゲットにするってことだ!」

 

御坂「時間が止まってる周りの人達を狙われないようにしなきゃならないってことね」

 

スパイディ「そゆこと!行くよミサカ!」THWIP!

 

御坂「OK!」バリバリ!

 

センチネルβ[――・・・機能低下――]ZZZBBBTTT!

 

スパイディ「いまだ!」THWAP! THWAP! THWAP!

 

御坂「電撃で動きが低下してる間に拘束しようってのね」バリバリ!

 

スパイディ「ロボット巻きずしのできあがり!」

 

御坂「ふう・・・これで一息つけるわね」

 

センチネルβ[――機能復帰]ブチブチブチ

 

御坂「んげっ!?」

 

スパイディ「Uh-oh・・・僕のウェブを簡単に引きちぎった」

 

センチネルβ[ミュータントヲ殲滅スル――]BEEEE!

 

御坂「ぬおっしゃあ!」バリバリバリ!

 

スパイディ「うおっ!ミサカが電撃でビームをガードした!」

 

 >ZZZAAAAAKKK!<

 

御坂「はあっ!はあっ!・・・なんて威力よ・・・」

 

 

ウルヴァリン「クロコ!よけろ!」

 

センチネルγ[――ミュータントヲ排除スル]BEEEEE!

 

黒子「おっと!」シュン

 

センチネルγ[目標消失――???―]

 

ウルヴァリン「っへ、やるじゃねえか。センチネルも混乱してるぜ」

 

黒子「鬼さんこちらですわ!」シュン!

 

ウルヴァリン「クロコが気をひく間に俺が始末してやるぜ」KA-SHUNNK!

 

センチネルγ[!――ダメージ―]

 

 

佐天「すごい・・・御坂さんも白井さんも」

 

初春「私達は・・・ただ見ているだけしかできないんでしょうか」

 

 

センチネルα[――ミュータント補足]ウィーン

 

佐天「!?」

 

初春「!」

 

センチネルα[脅威レベル――E・・・]

 

初春「あ・・・あわわ・・・」

 

佐天「3体目のセンチネル・・・!」

 

 スパイディ「!っミサカ!ウイハルとサテンが!」~!~!

 

 御坂「!センチネルが・・・!二人とも逃げて!」

 

黒子「!・・・マズイですわ!」

 

ウルヴァリン「クロコ!物体のテレポートはできるか!?」

 

黒子「え!?」

 

ウルヴァリン「物だけをテレポートできるか聞いてるんだ!」

 

黒子「で、できますわ!」

 

ウルヴァリン「俺をあいつらのとこへ飛ばせ!」

 

黒子「!・・・わかりましたの!」

 

 

センチネルα[ミュータントヲ排除スル――]

 

佐天「初春!能力者をねらってる!逃げて!」

 

初春「!」

 

センチネルα[――攻撃開始]

 

 ≫BEEEEEE!≪

 

佐天「初春っ!」

 

初春「っ・・・!」

 

   \シュン!/

 

 ≫BBEEEEEEEEEE!≪

 

ウルヴァリン「AAARRRGGGHHHHHH!」ZZZBBBTTTTT!

 

 

初春「!?・・・ろっ、ローガンさん!?」

 

ウルヴァリン「RRRGGGHHHNNN!」BBBEEEEE!

 

 御坂「ウルヴァリンが盾に!?」

 

 スパイディ「やっるゥーウルヴィー!」

 

佐天「ローガンさん!」

 

ウルヴァリン「COFッ・・・」ドサッ

 

初春「ローガンさん!私を守って・・・」スッ

 

ウルヴァリン「RGGHHH・・・よせ・・・まだ熱が・・・」

 

初春「熱ッ!・・・・・・こんな・・・ローガンさん・・・ごめんなさい・・・」グスンッ

 

 

御坂「・・・この・・・機械風情が・・・私の・・・・・・友達に・・・」ビリッビリッ

 

スパイディ(ミサカからスパイダーセンス!・・・ものすごい電気エネルギーが・・・!)~!~!

 

御坂「ウルヴァリンが守ってくれなかったらどうなっていたか・・・・・・この・・・」スッ

 

スパイディ(・・・コイン?)

 

 

御坂「外道があーーーーーー!!!」

 

 ≫ドワォッ!≪

 

 

スパイディ「!?」

 

 <――――ッドァオオオォォォォォ,゜.:。+゜,゜.:。+゜,゜ッッッッッ!!!

 

 

センチネルα[ッ――!?――BB――GGG―・・・――ッ・・・・・・]ビリッ・・・ビリッ・・・

 

 \ZZOOOOOOOOOOOMM!/

 

 

スパイディ「ミサカのレーザーブラスト・・・なんて威力だ・・・」ゴクリ

 

ウルヴァリン「ぐ・・・今のは・・・あっちの娘の能力か?・・・スコットといい勝負だぜ・・・【27】」

 

初春「ローガンさん!大丈夫ですか!?」アワアワ

 

ウルヴァリン「ああ・・・俺は不死身だからな・・・この程度・・・数十秒で治る」ジュンジュワ~

 

初春「うう・・・私をかばって・・・本当にありがどうございまず~!」ビエーン

 

ウルヴァリン「っへ、泣くんじゃねえって。こんなのはしょっちゅうだ」

 

初春「ありがどうございまず~!」ウアーン

 

佐天「ローガンさん・・・ありがとうございます!本当に・・・」

 

ウルヴァリン「それよりもあのビリビリ娘とクロコに感謝しな。・・・そういやお前さんらの名は?」

 

佐天「佐天涙子です。そっちは・・・」

 

初春「うえ~ん!ローガンざんありがどお~!」ウオーン

 

佐天「初春飾利です。それとビリビリ娘は御坂美琴さんです」

 

初春「ローガンざんは命のおんじんでず~!」ビエビエ~

 

ローガン「わぁーったわぁーった!落ち着けウイハル!鼻水つけんじゃねえ!」グイグイ

 

 

 >>

【27】スコット:X-MENのリーダー、サイクロップスのこと。目から破壊光線を出す能力を持つミュータント

 本名スコット・サマーズ。ウルヴァリンとは犬猿の仲・・・だがお互いに信じあってる仲間でもある

 

 

黒子「みなさん無事ですの!?」シュン

 

ウルヴァリン「ああ、お前のおかげでな」

 

佐天「それと御坂さんも」ウイハルナデナデ

 

黒子「結果はともあれ、ローガンさんを盾がわりに移動させたのは気が引けましたわ・・・」

 

ウルヴァリン「もう散々見ただろ。俺ァこういう役割なのさ。さて、あとセンチネルは2体だ・・・」

 

 

スパイディ「ミサカ、さっきのブラストであと2体倒せるかい?」

 

御坂「・・・どうかしらね。さっきのは当たりどころがよかったのと、向こうがウルヴァリンに気がいってたから」

 

スパイディ「残り2体のセンチネルはミサカのブラスト攻撃を学習したはずだ。警戒してるだろうね」

 

御坂「となると、やっぱり隙をついて当てるしかないってわけね・・・」

 

スパイディ「あっちのセンチネルはローガンとクロコ達に任せて、僕達はこっちに専念しよう」

 

御坂「・・・タッグってわけね」

 

スパイディ「チームアップさ【28】」

 

 

ウルヴァリン「向こうのセンチネルはピータ・・・スパイダー野郎とビリビリに任せるぞ」

 

黒子「全員で戦う方がいいのでは?」

 

ウルヴァリン「戦ってる間にもう一方のセンチネルがこの街の連中を襲う。別々に戦うしかねえ」

 

黒子「・・・ですわね。タッグ戦ってとこですの」

 

ウルヴァリン「チームアップだ」

 

 

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【28】チームアップ:アメコミでいう手を組むこと。スパイディとウルヴァリンがチームアップしたこともあった

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