システィ:「果南!!」
果南:「システィ!!」
ハグッ!!
母さんとシスティーナさんが久々の再開を喜んでいると、母さんの隣から外国人の男性が親父たちに声をかけた。
フィディオ:「マモル、リュウヤ、キドウ、ウミ、久しぶり。」
龍也:「おう。久しぶりだなフィディオ!!」
円堂:「俺たちの引退前の最後の
親父たちもフィディオさんとの再開を喜んでいる。この人が<イタリアの白い流星>、フィディオ・アルデナさん。メッチャイケメンなんだけど·····
竜太:「あの!! フィディオさん!!」
俺は意を決してフィディオさんに話しかける。するとフィディオさんはクスッと笑って「そんなに畏まらなくていいよ」と普通に対応してくれた。
フィディオ:「竜太くん、試合観てたよ。[エクスカリバー]が使えるなんて凄いじゃないか」
フィディオさんに褒められた!! ただその後に「エドガーが知ったらどう思うかな····」と遠い目をしていたのを忘れない。
するとフィディオさんは剣城、天馬、愛さん、侑、信介、エマ。そして試合に出ていなかったメンバーから神童キャプテンと栞子、璃奈を手招きしてメモ帳の切れ端を渡してきた。
鬼道:「それは?」
フィディオ:「今皆を見て、竜太を覗いたこのメンバーはすごい秘めた才能を感じたんだ。けど、まだそれが完全には発揮されて無いから個人の練習メニューを考えてみたんだ。」
円堂:「えっ? 今日試合出てないメンバーまでどうやって····「あっ、この間俺がデータ送った」大海····」
龍也:「まぁまさか来るとは思わなかったけどな」
フィディオ:「イタリアに留学してきた愛からシスティを通じてフィフスセクターの話を聞いたとき、正直キレそうになったよ。
そんなことをしたら、日本のレベルはどんどん下がってしまう。僕たちの認めたライバルがそんなことになったら嫌だからね。
この前エドガーやテレス、マークやロニージョにフロイ、ロココたちにもメッセ飛ばしたら皆カンカンっぽかったよ?
後、皆揃って『協力出来ることがあれば惜しまないからいつでも言え』って。多分ディランやイチノセ、ドモンもマークから聞いてると思うよ?」
うわ~、伝説の選手の名前がポンポン出てくるよ。こうしてみるとやっぱり親父たちって凄いんだなと実感する。
円堂:「ありがとうフィディオ、フィーベル。今日はこの後俺たちは学校に戻って解散なんだけどその後皆で一杯どうだ?」
龍也:「おっ! 良いね。二人とも予定は大丈夫か?」
フィディオ:「うん。と言うかインハイが終わるまでは日本にいるつもりだよ」
龍也:「マジで? じゃあ皆の練習に付き合って貰っても大丈夫か?」
システィ:「私たちで良ければ」
マジか!? フィディオさんに教えてもらえるなんて····見ると皆目を輝かせている。
円堂:「よし。じゃあ学校戻るぞ。」
― 雷門サッカー棟 ―
システィ:「こ、これサッカー部だけの部室!?」
フィディオ:「凄いね·······」
円堂:「俺たちも初めそう思った。」
そして皆で荷物を倉庫に運びその日はお開きになった。
竜太:「よし。練習始めるか。」
皆が帰った後、俺はコッソリとサッカー棟に戻り、フィールドで練習を始める。
竜太:「フッ!!」
ゴォォオオォォオオオッ!!
俺はボールに極大のオーラの塊を纏わせてオーバーヘッドで下に落とす。そして先回りして左足の足払いでボールの回転を強化。オーラを時間をかけてゆっくりと練り上げる。今回は大体3.3秒位か。
竜太:「[ラストリゾート]!!!」
ドガァアアァァアアアン!!
シュートはフィールドを破壊しながらゴールめがけて飛んでいくが、途中で軌道が逸れてゴール後方の壁にぶち当たり凄まじい音がする。
竜太:「ヤベッ!!」
フィディオ:「へぇ? [ラストリゾート]か「っ!? ·····フィディオさん!! 親父たちと飲みに行った筈では!?」ああ、君がサッカー棟に入るのが見えてね。マモルたちには後で追い掛けるって言ってあるから大丈夫」
するとフィディオさんは俺に座る様に促し、俺が座ると自身も俺の横に腰を下ろす。
フィディオ:「[ラストリゾート]を龍也から受け継ぐつもりなんだね。「はい···」」
するとフィディオさんは少し考え込み、「じゃああの三人に相談してみようか」と言うとスマホを取りだし誰かにメッセをとばす。
あの三人?
フィディオ:「シュートのことはFWに聞くのが一番だからね。龍也とライバルとして闘い、そして共に闘い世界を救った人たちだよ」
竜太:「?」
まさか、10日後の準々決勝四日前にあんな人たちが来るなんてさすがに予想外だった。
― 続く ―
ヒント:英・米・王国
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