木戸川戦の次の日、俺たち雷門イレブンが練習をしていると、金山理事長と冬海校長の二人が来た。出来ればコイツらとは会いたくなかったんだけどな····
円堂:「練習試合? どういう事ですか?」
金山:「行けば分かります」
龍也:「すみませんが断らせて···「あなた方は今音ノ木坂とUTX、函館聖泉がどうなっているか知ってますか?」っ!?」
は? まさか····俺は急いで桐穂に電話をかけるが「電波の届かない所にいるか電源が入ってない」と流れて繋がらない。キャプテンも函館聖泉の鹿角さんに電話をかけるが結果は同じだった。
竜太:「駄目だ。繋がらない····」
龍也:「なっ!!」
金山:「これで理解して貰えましたかな?」
竜太:「テメェ!!!」
俺がこの男に殴りかかろうとするのを急いで先輩たちが止める。
竜太:「離せ!! 離してくれ!!」
侑:「落ち着いて!! 殴ったりしたらそれこそコイツらの思うつぼだよ!!」
っ!! 俺は少しずつ冷静さを取り戻してきた。しかしそれでも腹のなかは煮えくり返っていたが。
円堂:「分かりました。出発はいつですか?「一時間後です」分かりました」
そして一時間後、バスが到着しバスに乗り込む。そして出発から10分後、
グワンッ
竜太:(っ!?)
俺は急な目眩がして周りを見ると皆スヤスヤと眠っていた。
竜太:(っ!? 催眠ガス···か···)ガクッ
そして俺は、静かに意識を手放した。
神童:「お···!! ··きろ!! 起きろ!!」
竜太:ハッ!!
俺が目を覚ますと、俺たちは全員草原の様な場所にいた。しかし監督たちの姿が見当たらない。
三国:「一体何処なんだここは····」
剣城:「まさか·····ここは」
しずく:「剣城くん何か知ってるんですか?」
剣城:「ここは、いや、この島は通称<ゴッドエデン>。「神々の楽園」の名を持つ、“地獄”だ」
せつ菜:「剣城くんが知ってると言うことはやはりフィフスセクターの施設なんですね?」
剣城:「そうだ。俺がこの島にいたのはほんの3週間程だったが、それでもこの島の訓練は異常なレベルだった。もしあんな訓練を耐え抜けるシードがいたら、間違いなく今の俺たちでは歯が立たないだろう」
?:「その通りだ」
竜太:「っ! 誰だ!!」
すると森の方から数台のトラックが走ってくる。そしてその内の一台のトラックの上にピンク色の軍隊服を着た厳ついオッサンが立っていた。
竜太:「なんだ? あの派手なオッサン?」
?:「オッサンではない!! 教官と呼べ!!!」
かすみ:「ダメですよ竜太くん! あんな厳ついブッサイクな顔してあんな派手な色の服着て似合いもしないのにどうせ「俺カッコいいな」なんて幸せな勘違いしてるんですからそのままにしておいてあげないと。真実は時として残酷ですから·····」
あの教官を名乗る男の額には青筋が浮かび今にもぶちギレ寸前。しかし何とか理性はある様なので本題を切り出す。
竜太:「で? その教官サマが何の様だ?」
?:「私の事は
竜太:「んなことはどうでもいい!! 桐穂たちは無事なんだろうな!!!」
雷門:『『『あっ!!』』』
お前ら忘れてたのかよ····俺の考えが正しければ全員ここにいる筈だ。
牙山:「ああ、彼女たちか。あの娘たちはとても女子とは思えない素晴らしい才能、そして実力の持ち主だ。よって使える者はフィフスセクター初の女子シードになって貰うことにしたよ。」
竜太:「はっ! 残念だったな!! アイツらがお前らなんかに手を貸す訳ねぇんだよ!! あと実力が劣る人たちはどうする気だ!!!」
牙山:「なに、この島の練習システムの実験台になってもらうだけだ。まぁ選手生命の保証は出来んがな」
コイツ····狂ってる!!
牙山:「まぁ今の問題は君たちだ。来い!!!」
するとトラックの荷台が開き、中から白いユニフォームを着た選手が11人出てきた。
剣城:「!!
白竜:「久し振りだな剣城」
天馬:「知り合いなの?」
剣城:「ああ。ヤツは恐ろしく強い····油断するなよ」
牙山:「君たちには彼らと戦ってもらう。我がフィフスセクターが所有する「究極の光」のチーム、「アンリミテッドシャイニング」と!!!」
白竜:「まぁお前たちでは相手にならないと思うがな」
竜太:「面白れぇ!! 絶対に勝ってやる!!」
絶対に勝って、皆を救い出す!!!
― 続く ―
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