ラブライブ×イナイレGo~虹の彼方に~   作:松浦果南の自称兄

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劇場番編10:変化

ゼロボールのスローインから試合再開。しかしゼロはもうかなりの数化身を出している。もう力はほとんど残ってないとおもうが·····嫌な予感がする。

 

カイのスローインからボールは白竜へ。すると白竜とシュウはまだ化身を出し、【聖騎士アーサー】を降臨させる。

 

栞子:「そんな!? 化身を使える時間は限られ·······!?」

 

見ると、悠木、青銅、林音、カイの化身使い4人から化身オーラが立ち上ぼり、それがシュウと白竜に流れ込んでいた。

 

竜太:「まさか!! 化身の力を、白竜とシュウに分け与えているのか!?」

 

白竜:「そうだ。これが、半永久的に化身を持続させる、《化身ドローイング》だ!!!」

 

天馬:「止める!! 剣城!! キャプテン!!」

 

三人は化身を同時に発動して天馬を先頭に縦ならびで突っ込む。

 

神童:「【聖騎士アーサー】が二体の化身の並列繋ぎなら、」

 

剣城:「こっちは三体の化身の直列繋ぎだ!!!」

 

天馬:「3つの化身よ!! 1つになれ!!!」

 

すると三人の化身がオーラに戻り1つへと融合。そしてオーラの色が漆黒から灼熱の赤色へと変わっていき、中からオレンジ色のアーマーと鷲の様な頭部鎧を身につけた魔神が姿をあらわした。

 

天馬・剣城・神童:「「「【魔帝グリフォン】!!!!」」」

 

【グリフォン】と【アーサー】が熾烈な空中戦を始める。【アーサー】の剣城を【グリフォン】が両腕に装着されたクローで受け止め、カウンターで【アーサー】に斬りかかる。【アーサー】も応戦するが二体合体と三体合体の差なのか【グリフォン】が圧している。

 

悠木:「させるか!! 白竜たちの援護だ····「お前らの相手は俺たちだ!!!」」

 

そして4体の化身を出してきたゼロに対して俺、侑、愛さんも三人同時に化身を発動する。

 

竜太:「俺たちの化身よ!! 1つになれ!!!」

 

そして俺たちの化身もオーラに戻り1つへと融合。そしてオーラの色が漆黒から更に深い闇色へとかわり、中から凄まじい威厳と威圧感を持った、"王龍"が姿をあらわす。

 

竜太・侑・愛:「「「【覇王龍バハムート・零式】!!!」」」

 

カイ:「な、なんだ!? この化身は!!」

 

林音:「俺たちの化身が、怯えている?」

 

竜太:「行くぞ!! 【バハムート】!!」

 

【バハムート】が自身の翼を軽く羽ばたかせただけで暴風が発生。青銅たちを飲み込み吹き飛ばすと、衝撃で化身は消滅。完全に化身パワーが切れた。

 

竜太:「俺たちに出来るのはここまでだ。天馬!!【アーサー】を倒せ!!!」

 

そして度重なる化身の発動と【バハムート】という強大な力を持った合体化身を出したことで俺たち三人の化身パワーも切れた。

 

そして空中では【グリフォン】と【アーサー】、天馬とシュウが戦っている。

 

天馬:「シュウ!! サッカーは人の価値を計る物なんかじゃない!! 元気をくれたり、仲間の大切さを教えてくれる、絶対楽しい物なんだ!!」

 

シュウ:「っ! 違う!! ボクは···「なら取り戻す」っ!」

 

天馬:「シュウのサッカーを、取り戻す。「ボクの···サッカー····」」

 

そして天馬の想いに呼応してパワーをました【グリフォン】が【アーサー】を切り裂いた。そして白竜とシュウも化身パワーが切れ、天馬たちは残りの化身パワー全てをこの【グリフォン】の一撃に注ぎ込む。

 

神童:「[― ソード······」

 

剣城:「····オブ····!!」

 

天馬:「ファイアアアアアアアッ ―]!!!!」

 

【グリフォン】が化身シュート技[― ソード・オブ・ファイア ―]を放つと同時に、天馬たちの化身パワーも切れる。

 

蛇野:「これだけは絶対に止めてやる!! [サーペントファング・G3]!!!」

 

進化し更にデカくなった大蛇がシュートにかぶりつく。しかしそんなものは一瞬で灰塵と化し、シュートはゴールに吸い込まれた。

 

白竜:「そんな·····俺では究極になれないと言うのか!!!!」

 

神童:「今のお前たちでは、本当の強さが何なのかを知ることは出来ない」

 

白竜:「っ! どういう意味だ!!」

 

神童:「勝てば嬉しく負ければ悔しい、負けたくないから勝とうと努力して、心と身体が強くなり、共に闘う仲間の大切さを教えてくれる。それがサッカーの素晴らしさなんだ!!!」

 

白竜:「くだらん!!」

 

剣城:「白竜、おれはこの島を出てからずっとお前に伝えたかったことがある。俺は雷門にいって、自分を高めあえるライバルと出会えた。でも、俺の一番最初のライバルは白竜、お前なんだ。お前と競いあって、上手くなろうと切磋琢磨した日々は、本当に楽しかったよ」

 

白竜:「剣城·····」

 

シュウ:「白竜、ボクたちは究極と言う言葉に拘り過ぎてたのかもしれないね」

 

白竜:「シュウ·····」

 

青銅:「白竜、俺は雷門に負けたくない。全力で戦って勝ちたい」

 

江島:「俺もだ。」

 

鬼塚:「俺も!!」

 

白竜:「お前たち、やってくれるのか?」

 

シュウ:「皆!! 全力で楽しんで、天馬たちに勝とう!!!」

 

ゼロ:『『『おう!!!』』』

 

天馬:「さあ! 思い切りサッカーやろう!!」

 

 

ここから、本当のサッカーで激突する。

 

 

 

雷門 6 - 4 ゼロ

 

 

― 続く ―




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