ではどうぞ!!
栞子の件の翌日、俺と天馬は剣城と共に入院中の優一さんの元を訪れていた。
優一:「いよいよ明日が準決勝か。頑張れよ、3人共」
竜太・天馬:「「はい!!!」」
剣城:「絶対勝つよ。兄さん」
因みに優一さんには豪炎寺さんの事を伝えた。ショックを受けてはいたが、栞子の話を一緒に伝えたら納得し安堵の息を漏らしていた。
優一:「それにしても、豪炎寺さんを裏で操る黒幕って誰なんだ·······」
天馬:「そこまでは栞子も知らない見たいです。ですが相手が誰であろうと勝つだけです」
天馬·······、お前言うようになったな。
優一:「そうだな。頼んだよ天馬くん、竜太くん」
竜太:「はい。じゃあ俺たちは他に会いたい奴が居るんでこの辺で失礼します」
優一:「ああ。今日はありがとう」
そして優一さんの病室を出た俺たちは以前に出会った「雨宮太陽」の病室へ向かう。
天馬:「確か西棟の3階の316号室って言ってたよね?」
竜太:「そうだな。ここは東棟の4階だからまずは中央棟に行かないとな。」
そして俺たちは中央棟からエレベーターで3階へと降りてから、西棟への廊下を歩く。
天馬:「314、315、316あった此処だ。」
竜太:「あれ?でもネームプレートに名前が無いぞ?」
?:「あら? あなたたちどうした······って竜太じゃない。久し振りね」
見ると赤髪を肩口まで伸ばした綺麗な女医さ·······って、
竜太:「真姫さん。お久し振りです。」
天馬:「えっ? 竜太の知り合い?」
竜太:「ほら、音ノ木坂のボランチに「西木野真理奈」って居ただろ? アイツのお母さん。俺にとっては幼馴染の母親だから昔から知ってる人。」
真姫:「貴方が天馬くんね? はじめまして。真理奈の母の「西木野真姫」です。一応穂乃果の一年後輩の音ノ木坂サッカー部OGよ。海未に言えば分かる筈よ」
天馬:「はじめまして。それでその·····太陽は····?」
真姫:「ああ、雨宮くん退院したのよ。昨日」
竜太:「じゃあ手術を受けたんですか?」
真姫:「受けてないわよ? まったく·····」ブツブツ
真姫さんがぶつぶつと呟き、「これは長くなるな」と思ったため俺たちが退散しようとすると、
真理奈:「ママ!! って竜太!! どうしたの? 雷門明日準決勝でしょ? まさか何処か悪いの?」
竜太:「違うって。唯のお見舞い。こんなときにケガなんかしてられるかよ」
真理奈:「そうよね。ならいいわ」
真姫:「真理奈、どうしたの?」
真理奈:「おじいちゃ···院長が呼んできてって。まったく孫使いが荒いんだから····」
真姫:「わかったわ。竜太くん、天馬くん、ゆっくりしてってね?」
そう言って去っていく真姫さん。ゆっくりしていけって、ここ病院·····
真理奈:「ちょっと1階のカフェで3人で話しましょ? 一杯ドリンク奢るから」
竜太:「了解。行くか」
天馬:「うん」
そして3人でサッカーの事やお互いの学校生活などの世間話をして、家に帰った。
いよいよ明日、新雲学園戦
― 続く ―
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