虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第121話:芸術のフリーキック

新雲のゴールキックから試合再開。ボールは放物線を描きながら牧里に飛び、しずくとの競り合いになる。しかしやはり牧里の跳躍力は凄まじく、しずくも簡単に上を取られてヘディングからボールは樹田に渡る。しかしそこに愛さんがディフェンスに入る。

 

愛:「逝かせるよ!! [絶・キラースライド]!!」

 

愛さんの連続蹴りを放ちながらのスライディングで樹田を吹っ飛ばしてボールを奪った愛さん。ん····? 逝かせる? 行かせないだよね? それだと殺してるからね?

 

ボールを奪った愛さんからキャプテンにパスが飛ぶ。が、小柄ですばしっこい古戸にカットされ、ボールは古戸から太陽へと飛ぶ。

 

太陽:「ハァ···ハァ、···ッ、決め··るっ!!!」

 

太陽は化身を発動。シュート体勢に入る。アポロの4本の腕から流れ出した炎の奔流がボールを包み、巨大な火球となる。

 

太陽:「[― サンシャインフォオオオオオスッ ―]!!!!!!!」

 

太陽の渾身の化身シュートがゴールに迫る。信介も自身の化身、【護星神タイタニアス】を発動して迎撃体勢に入る。

 

信介:「[― マジン・ザ・ハンドォオオオオッ ―]!!!!!」

 

[― マジン・ザ・ハンド ―]と[― サンシャインフォース ―]がぶつかり合う。しかし今度は完璧に太陽に軍配が上がりシュートはゴールに突き刺さった。

 

竜太:「同点か·······」

 

天馬:「あんなに化身を発動して太陽の身体は大丈夫なの····?」

 

神童:「雨宮にボールが渡る前にカットするしかないな」

 

全員が頷く。試合再開だ。

 

雷門のキックオフからボールはしずくへ。しずくがドリブルを仕掛けると、しずくを後押しする様に流砂が発生した。

 

しずく:(っ!?)

 

しずくは急に上がった自身のスピードに対応仕切れずに転倒。そこに真住が漁夫の利を得ようとボールを奪いにかかる。

 

しずく:「っ! キャプテン!!」

 

なんとか気合いで足を伸ばしてキャプテンにボールを繋いだしずく。ナイスガッツ!!!

そしてボールを受け取ったキャプテンから天馬にボールが行き、天馬はドリブル突破を図る。

 

古戸:「行かせるか!!」

 

しかし古戸がディフェンスに入り足を伸ばす。

 

ガッ!!!

 

天馬・古戸:((!?))

 

古戸の膝が天馬の足を遮り二人はクラッシュ。ここで審判が笛を吹く。しかし古戸も天馬も直ぐにお互いに手を貸して立ち上がった。ケガは無さそうだな。

そして審判が来て、

 

審判:「雷門、フリーキック!!!」

 

ゴール前絶好の位置で雷門がフリーキックを獲得。

 

右足のキッカーの愛さんがボール左、左足キッカーの俺がボール右に立つ。

 

 

 

観客:「右なら宮下、左なら大海か!!」

 

観客:「角度的には左だな····」

 

 

 

 

愛:「しずく、天馬、ちょっと」

 

しずく・天馬:「「?」」

 

 

 

観客:「なんだ? 松風と桜坂がボールの前あんな近くに·······」

 

観客:「二人が壁になってゴール見えねぇぞ。後ろには新雲の壁だってあるのに」

 

 

 

観客ザワついてるな。俺も正直ビックリしてるしな。だがここは愛さんに任せよう。

 

佐田:「(浅はかだな雷門。どうせ蹴る直前に壁が動いて、ギリギリまでコースを読ませない単純なサインプレーだ)惑わされるな!! あいつら動くぞ!!」

 

審判の笛と共にまず俺がボールに向かって走りボールを蹴·······らずにスルーし、間髪入れずに愛さんが右足を振るう。

 

天馬:(愛さん、本当に良いんですね。俺、信じますよ? 俺、()()()ここから()()()()ですよ!!)

 

愛さんの右足から放たれたフリーキックは、天馬の顔面の脇を通りゴールの枠外へ。しかしそこから尋常ではない程に大きくカーブし枠内へ。

キーパーは壁が動かなかった事による戸惑いが焦りとなり咄嗟の反応が出来ずに、愛さんの芸術的とも言えるフリーキックは、綺麗に新雲ゴールに吸い込まれた。

 

 

 

観客:「何だ今の!? あり得ねぇ位曲がったぞ!?」

 

観客:「サッカーボールってあんなに曲がる物なのか!?」

 

 

 

佐田:「くそっ!!(何だ今のは!! あんなのどうしろって言うんだ!!)」

 

根淵:「気にするな佐田。今のはしょうがない。俺たちが取り返す。」

 

佐田:「····頼む」

 

 

後半残り20分

 

雷門 3 - 2 新雲

 

― 続く ―




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