新雲の連携化身シュートを、信介は円堂監督の最強のキーパー技[― ゴッドキャッチ ―]で見事止めて見せ、会場は静まりかえった。
竜太:「ゴ、ゴッド····キャッチ·····?」
しずく:「信介くんが·······」
実況:「············ハッ!? 新雲の連携化身シュートが止められたーーーーーーー!!!!! 新雲、ゴールならず!!! 雷門リードのままだーーーー!!!!」
信介:「かすみ!!!」
信介のゴールキックからボールはかすみへ飛び、一気にカウンターを仕掛ける雷門。新雲も急いで戻り守備を固めるが、それよりも速く電光石火のスピードで突き崩す。
かすみ:「キャプテン!!!」
神童:(このまま勢いに乗って一気に勝負を決める!!!!)
キャプテンがジャンプして空中でのトラップを試みる。が、
太陽:「させるかぁあああああああああああっ!!!!!!!」
急いで戻って来た太陽との競り合いになる。
ガキィッ!!!
神童・太陽:((っ!!?))
しかし気が焦って変に勢いの付いてしまった太陽は空中でキャプテンと交錯。バランスを崩した両者は地面に落下。
ゴキッ!!
神童:(っつ!?)
せつ菜:「ちょっ、今神童くん頭を打ちませんでしたか!?」
円堂:「浜野!! 交代だ準備しろ!!」
浜野:「はい!!!」
フィールドでは審判がキャプテンに駆け寄り状況を確認する。しかしキャプテンの試合続行は不可能の様だ。
かすみ:「っ!! ふざけないでください!!! わざとやりましたね!!」
竜太:「止めろかすみ!! お前だって見てただろ。今のはわざとじゃない!! 気持ちが急いて起こった只の事故だ!!!」
太陽:「········ゴメン」
太陽はとんでもない事をしてしまったと自覚した暗い顔をしていた。ここで太陽にはイエローカードが出されてキャプテンは浜野先輩と交代し、そのまま病院に搬送。そして臨時のキャプテンは愛さんが務める事になった。
雷門のキックから試合再開。だがそこからお互いに点が入らず、後味の悪い結末で雷門の決勝進出が決まった。
龍也:「すぐに神童がはこばれた病院へ行くぞ!!」
そして病院に直行した俺たち。医師に話を聞くと、足の骨にヒビが入っていることと、落下の際に頭を強く打った為、手術の後、1ケ月の療養と経過観察が必要らしい。決勝戦は、とてもではないが無理との事だった。
歩夢:「どうするの·······? キャプテンの神童くん抜きで決勝なんて·······」
龍也:「·····新しいキャプテンを決めるしかない」
せつ菜:「コーチ!? 雷門のキャプテンは·····「俺もコーチに賛成だ。」····っ!?」
声のした方を見ると、これから手術でストレッチャーに乗せられて運ばれてきたキャプテンが。
神童:「すみません先生、すこしだけ。」
天馬:「キャプテン······」
神童:「悪いな······こんなことになって」
竜太:「キャプテン、安静にしてた方が······」
神童:「ああ。伝えることを伝えたら、直ぐに手術を受ける。天馬、竜太、これからはお前たちが、2人で1つのキャプテンをやるんだ。」
雷門:『『『え!?』』』
神童:「天馬がメンバーの心に寄り添い、竜太がプレーでチームを引っ張る。このチームは、多分それが一番強い。」
医師:「神童くん、そろそろ」
そして、キャプテンは手術室に運ばれていった。
竜太:「キャプテン·····「良いんじゃないか?」っ!?」
三国:「俺たちが今こうしていられるのは、入学式の日に、天馬と竜太と出会えたお陰なんだ。あの日、俺たちの止まっていた歯車は動き出したんだ」
天城:「そうだド!!! このチームで神童の代わりにキャプテンが出来るのは、二人しかいないド!!!」
彼方:「彼方ちゃんもそう思う」
エマ:「私も!!」
果林:「そうね。この二人なら、きっと決勝も勝てるわ!!」
円堂:「どうするんだ? 二人共?」
親父に問われ、顔を見合わせる俺たち。答えなど、もう決まっていた。
天馬・竜太:「「俺たち、キャプテンやります!!!」」
― 続く ―
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ps:作者名変更しました。これからも宜しくお願いします。