虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第142話:最後のチーム、ドラゴンリンク

白熱する決勝戦にわき上がる歓声の中、雷門のスローインから試合再開。歩夢先輩のスローインからボールは天馬飛ぶが、後ろから天瀬がガツガツとプレッシングを掛ける。

 

天馬:「っ!! 侑先輩!!」ガスッ

 

天馬は足を必死に伸ばして侑へとボールを弾くが、勢いが弱すぎたため日向にボールを奪われた。

 

日向:「行くぞ!! 【光速のマキシム】!!!」

 

日向は化身を発動してドリブルで攻め上がる。しかしそこに侑が化身を出してディフェンスに入る。

 

侑:「はぁああああああっ!!! 【戦場の女神ジャンヌ・零式】!!!!」

 

【マキシム】と【ジャンヌ】が対峙する。が、日向は化身技を発動する。

 

日向:「[― オーバードライブ ―]!!!!

 

侑:「っ!! させない!!!」

 

日向が技のモーションに入った瞬間マズイと思った侑は【ジャンヌ】を操り【マキシム】に斬りかからせる。しかし【マキシム】はそれを上回る速さで一気に侑を突破した。

 

栞子:「!? 侑さんが抜かれた!?」

 

霧野:「止めるぞ三船!!!」

 

すかさず二人でディフェンスに入る霧野先輩と栞子。しかし、

 

日向:「黒裂!!」

 

栞子:「しまっ·····!!! (また同じミスを····!!!)」

 

空いたスペースへと走りこんで来た黒裂にパスが繋がり、黒裂はシュート体勢に入る。

 

黒裂:「ハァアアアアアアッ!!! [バリスタショット・V2]!!!!!!」

 

黒裂の背後に固定砲台式の巨大ボウガンが出現。黒裂のシュートと共に鋭い矢の様なシュートが飛んで行く。

 

三国:「止めてやる!!! [極・無頼ハンド]!!!!!」

 

三国先輩の必殺技が、黒裂の必殺シュートを迎え撃つ。だがあまりのパワーに三国先輩は受け止めきれずにシュートはゴールに突き刺さった。

 

王将:「ゴォオオオオオオルッ!!! 聖堂山一点を返したぁああああっ!!! おっと、ここで前半終了のホイッスル!! 2-1の雷門リードで折り返しです!!!」

 

― 聖堂山ベンチ ―

 

千宮路:「·····どうなっている? 最強の聖堂山が押されるなど·····」

 

イシド:「これが現実です。確かに聖堂山は、フィフスセクターの全てが叩き込まれた最強のチーム。しかし雷門もまた、"自由なサッカー"の意思を持った最強のチームと言うことです」

 

千宮路:「それで実力が互角だと言うのか? ·········やはり噂は本当だった様だな。雷門を始めとしたこの一連の革命の動きを裏でコントロールしている者がいると·····それはお前だな? イシド・シュウジ·····、いや、豪炎寺修也」

 

豪炎寺:「私はずっと考えて来ました。サッカーの価値が膨れ上がった今の世で、どちらの道に進むのがサッカーの為になるのか·····"最強の自由なサッカー"と"最強の管理サッカー"、相反する2つのサッカーの戦いの果てに、正しい道が見える」

 

千宮路:「サッカーの進む正しい道? そんな物は分かりきっている!! ······イシド・シュウジ、監督を解任する。審判!! 聖堂山は選手を交代する!! 監督も選手も()()な!!!」

 

会場:『『『『『『!?!?』』』』』』

 

王将:「何とーーーーー!!! 聖堂山はまさかの選手全員交代という暴挙に出たーーーーーっ!! 波乱を呼ぶ決勝戦、一体どうなってしまうのかーーーーーっ!!!!」

 

砂木沼:「どういうことだ!! 選手全員交代など認められんぞ!!」

 

千宮路:「"フィフスセクターによるルールの変更は可能である。"少年サッカー法第5条をご存知ないのですかな?」

 

砂木沼:「ぐぅうううううっ!!!」

 

 

― 雷門ベンチ ―

 

千宮路さんの選手全員交代の宣言を聞き、俺たちも多少の動揺はしたがあまり驚きはしなかった。何故なら前情報で真の最強チーム、「ドラゴンリンク」の話を聞いていたからだ。恐らく後半はドラゴンリンクが出てくるだろうと思ったら、入場口から紫と白のユニフォームを着た16人が姿を現した。

 

?:「観客もよく聞け!! 俺たちはドラゴンリンク!! サッカー界の王、千宮路大悟に仕える究極のチームだ!!」

 

先頭に立つ恐らくキャプテンの男が高らかにそう宣言する。会場はざわめきが止まらない。

 

しずく:「フィフスセクターも無茶苦茶しますね·······」

 

?:「お前たちが雷門か······」

 

先ほど会場に宣言したキャプテンの男が俺たちに話し掛けてきた。

 

竜太:「誰だ?」

 

?:「俺の名は「千宮路大和(せんぐうじやまと)」。お前らが後半戦うチームのキャプテンだ。あと······大海竜太、松風天馬、以前親父と会ったそうだな? そして親父の活動に理解を示してくれたと聞いたぞ。それについては、一応礼を言っておく」

 

天馬:「だって"何かをやりたいのに事情があって出来ない子供たちを支援する。"なんて寧ろどこに問題があるのか分からないし」

 

大和:「フッ、だからこそ、今こうしている事が残念だ。何なら、お前たちだけはウチに来ないか? ここだけの話、親父はお前ら2人だけは気に入ってるんだ。こんな分かりきった試合するだけ無駄だと思うが?」

 

雷門:『『『『!?!?』』』』

 

まさかのスカウト。だが·····

 

竜太:「せっかくのスカウトだが遠慮しておく。その子供たちの支援活動は喜んで応援させて貰うが、管理サッカーは話が別だ!!」

 

天馬:「俺も!! 勝敗はおろか点数まで決められたサッカーなんてサッカーじゃない!! こんなの·····"サッカーが泣いてるよ!!!"」

 

大和:「そうか······なら遠慮はしない。容赦なく本気で叩き潰してやる」

 

 

 

いよいよ後半戦、最終決戦が始まる!!!

 

雷門2-1聖堂山→ドラゴンリンク

 

― 続く ―




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