虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第145話:あの"親"にしてこの"子"あり

ついに雷門が同点に追いつき焦るドラゴンリンク。ドラゴンリンクボールのキックオフから試合を再開し、ボールは後藤へ渡る。すると後藤は自身の化身、【精鋭兵ポーンw】を発動。ドリブルで攻め上がる。しかしそこに天馬と愛さんが2人掛かりでディフェンスに入る。

 

天馬:「来いっ!! 【魔神ペガサスアーク・零式】!!!!」

 

愛:「【楽しいの天才サイコウ・四式】!!!!」

 

2vs1で化身が対峙する。後藤は【ポーン】の化身技、[― マシンガンビート ―]で突破を図るが天馬と愛さんは左右の2手に別れて挟み撃ちで同時攻撃を掛ける。

【ポーン】は【ペガサスアーク】を殴り飛ばしたが、背後から【サイコウ】の一撃を喰らい消滅。愛さんがボールを奪いドリブルで攻め上がる。

 

神山:「行かせるかよ!!! 【魔宰相ビショップw】!!!!」

 

ディフェンスに入った神山が化身を発動。化身技を放つ。

 

神山:「[― ダークスペース ―]!!!!

 

暗闇に呑まれてボールを奪われる愛さん。神山からボールは御戸に飛び、受け取った御戸はドリブルで攻め上がる。しかし彼方が止めに入る。

 

御戸:「後藤!!!」

 

彼方:「絶対に行かせないよ~っ!!!!」

 

しかし、ここでドラゴンリンクはかつての親父にとって、―― 今も ――最悪の思い出の技を放つ。かつての世界大会決勝の前に、母さんに大怪我を負わせた技·····

 

彼方:「[スリ~ピぃ····

 

御戸・後藤:「「[地獄車]!!!!」」

 

バキャァアアアアアアッ!!!

 

吹き飛ばされた彼方は、意識はあるが、足を押さえてピクリとも動かない。いや、動けない。

 

竜太:「っ······つぁ·····あっ······か····彼方ァァアアアアああああああああああああああああああああっっ!!!!!!!!!!!!

 

審判が笛を吹き彼方の様子をチェックする。ベンチから皆も出てきて彼方に声を掛ける。

 

審判:「足が腫れ上がってる·····これではこの子に試合続行は無理ですね·······」

 

円堂:「仕方ない、天城!! 近江と交代だ!! 準備しろ!!」

 

天城:「は、はい!!!」

 

そして彼方は担架でフィールドの外へ運ばれ、代わりに天城先輩が入る。

 

アナウンス:「選手の交代をお知らせします。雷門高校、

4番、近江彼方さんに代わりまして、2番、天城大地くんが入りました。」

 

龍也:(竜太········大丈夫か?)

 

審判の再開の笛で雷門のキックから試合再開。ボールは天馬に渡るが、合川と猪狩が止めに入る。

 

天馬:「(っ!! 寄せが速い!!)「天馬!! 寄越せ!!」っ!! 竜太!!!」

 

俺にボールが渡り護巻がディフェンスに入る。

 

護巻:「行かせるか!!! ·······? っ!! ボールは何処だ!?」

 

護巻が気付いたときには既にボールは俺の足元には無かった。ボールは――――――

 

ボグシャァアアアッ!!!!

 

護巻:「かっ···はっ····オヴェエエエエッ!!!」

 

――――ボールは護巻の鳩尾に直撃。護巻の肺の中から一気に空気を追い出し、膝を付き吐く護巻。転がったボールは再び俺の足元に。

 

猪狩:「護巻!? 野郎!!!!」

 

猪狩が目を血走らせてボールを奪いに来る。

 

竜太:「·········死ね。ボソッ [極・ジャッジスルー]!!!!」

 

猪狩:「ガぁっ!!!」

 

審判からは陰に隠れるように猪狩の腹にボール越しに蹴りを叩き込む俺。観客はザワついてるがまぁ良いさ。

 

合川:「っ!! このっ!!!」

 

次は合川が向かって来る。だが、

 

グシャアッ!!!

 

合川:「ぐあぁあああああっ!!!!」

 

ボールは合川の顎に直撃し倒れる合川。しかし俺の頭は罪悪感など認識していなかった。

 

果林:「竜太止めなさい!!! 試合がメチャクチャになるわ!!!」

 

―― 雷門ベンチ ――

― 彼方side ―

 

彼方:「うっ·····うぅぅ······竜太···くん··」

 

足が痛くて意識が朦朧とする····周りの声で理解できる。竜太が、私がやられて復讐を始めたんだって······。

 

グググッ

 

何とか上体を起こしてフィールドを見る。1人、また1人と、ドラゴンリンクの選手が竜太によって倒されていく。このままじゃあ········

 

彼方:「くっ····、痛っ!!」

 

せつ菜:「彼方さん!? 安静にしてないと!!! 「平気····」でも·····」

 

フィールドを見ると、竜太が、大暴れしていた。あんなの、竜太じゃないよ。私が今····すべきことは!!!

 

彼方:スゥウウウウウ「竜太ぁああぁぁああああぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

竜太:ピクッ

 

俺は彼方の声が耳に入り雷門ベンチを見る。彼方は目に涙を浮かべて首を横に振る。彼方の眼は、"私はそんなこと望んで無い。いつもの彼方ちゃんが大好きな、優しい竜太に戻って!!!"と言っていた。その瞬間、俺の炎は鎮火し、頭が冷える。

 

天馬:「竜太······?」

 

恐る恐る天馬が俺の名を呼ぶ。

 

竜太:「············スッ」

 

俺は右手をグーにして俺の頭の横に持ってきて·······

 

ボグシャァアアアッ!!!!!!

 

雷門・ドラゴンリンク・観客:『『『!? !? !? !?』』』

 

自分の顔を思い切り殴った。そして天馬や皆に頭を下げる。

 

竜太:「スミマセン······頭冷えました」

 

果林:「全く!! 何をやってるの貴方は!!! (彼方が叫んで無かったら今頃······)」

 

果林がベンチの方をチラッと見る。はぁ、俺何やってたんだろ······

 

侑:「雷門のサッカーは"正々堂々全力勝負"!!!! 忘れてないよね!?」

 

竜太:「スミマセン·······」

 

愛:「よし!! 竜太も元に戻ったし、残り時間も少ないし、決勝点取って絶対優勝するよ!!!」

 

雷門:『『『おう!!!!』』』

 

 

 

 

護巻:「ぐっ、あの野郎·····」

 

神山:「ったく、御戸と後藤のせいでえらい目に遭ったぜ·····」

 

後藤:「んだと!? 俺たちのせいだってのか!? アイツが仲間を傷つけられるのが我慢出来ないのはデータで分かってたが、まさか雷門の選手が彼処までするなんて思わねぇだろ!!!」

 

大和:「止めろ!!!!」

 

郷石:「っ!! 大和·······」

 

大和:「俺たちは負ける訳には行かねぇんだ!! 仲間割れしてる場合じゃねぇ!!! 必ず勝つぞ!!!!」

 

ドラゴンリンク:『『『っ!! おう!!!!!』』』

 

 

 

雷門 4 - 4 ドラゴンリンク

 

― 続く ―




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