虹ヶ咲×イナズマイレブンGo ~虹の彼方に~   作:松兄

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第1章最終話:戦いの終わりと新たな始まり

決勝戦に勝利し、見事日本一の栄冠を手にした俺たち雷門。閉会式も終了し、後はバスで学校に戻るだけなのだが、俺は彼方とエマをスタジアム裏に呼び出していた。因みに足をケガしている彼方は車椅子を借りて使っている。千宮路さんがそのくらいはさせてくれと言ってくれたのでお言葉に甘える事にした。

 

竜太:「悪い、時間とらせて········」

 

彼方:「大丈夫だよ~? じゃあ·····返事聞かせて?」

 

エマ:「·························」

 

エマは黙って俺を見つめている。俺が意を決して口を開くと、

 

エマ:「待って······」

 

? 出鼻を挫かれ俺が戸惑ってエマを見ると、

 

エマ:「竜太くんは、彼方ちゃんが好きなんでしょ?」

 

!!!

 

竜太:「な、何で······」

 

エマ:「さっきの試合見てたら、事情を知ってたら誰だって気付くよ·····。気付きたく無かったけど、気付いちゃった········」

 

エマの目から、一筋の涙が流れる。俺は、声をかけることが出来なかった。

 

竜太:「··················」

 

エマ:「あ~あ·····私の初恋·····終わっ···ちゃった······」ヒッグ グスッ

 

竜太:「ごめん······」

 

するとエマは、涙を流して俺に抱き付いて来た。

 

竜太:「っ!?」

 

エマ:「ゴメン······少しだけ···このままでいさせて?」

 

竜太:「うん」

 

エマは俺の胸に顔を埋めて泣く。彼方は無言でエマを見つめていた。俺は、エマを抱き締める様な残酷な事はせず、ただそのまま胸を貸して突っ立ってる。そして5分程たち、

 

エマ:「ありがとう······ゴメンね?」

 

竜太:「良いって。エマは何も悪いことしてないだろ?」

 

エマ:「アハハハハハ。それじゃあ、これからは普通に先輩後輩だね?」

 

竜太:「はい·····先輩!!」

 

エマ:「呼び方は今まで通りが良い!!!」

 

竜太:「ええっ!? さすがにもう····「そうしてあげて?」····彼方···分かった。エマ!!」

 

エマ:「ありがとっ!! じゃ私は戻るね」

 

そしてエマは皆の元へと戻り、俺と彼方だけが残る。

 

竜太:「悪い·····ずっと待たせて」

 

彼方:「ううん。寧ろちゃんと答えを出してくれて良かったよ~。エマちゃんのことも、あれならまぁ及第点かな?」

 

良かった。一応合格貰えたみたいだ。

 

竜太:「じゃあ改めて······彼方、俺の····彼女になって下さい!!!」

 

彼方:「アハハ·····やっぱり···照れるな~//// はい····。こちらこそ、宜しくね?」

 

そして俺は、車椅子に座る彼方を抱き締める。彼方も抱き締め返してきて、そっと唇を重ねた。

 

 

 

 

 

?:「ちょっと押すなって!!!」

 

?:「三国くん退きなさいよ!!」

 

?:「俺も見たいんだよ!!!」

 

ん?

 

霧野:「あっ、気付かれた!!!」

 

見ると皆が勢揃いして覗いていた。

 

彼方:「っ//////」ボシュ~~ッ

 

竜太:「皆さん揃って覗き見ですか!?(怒)」

 

かすみ・愛:「「こんなビッグイベント見過ごせる訳ないでしょ!?」」

 

竜太:「逆ギレすんな!!!!」

 

葵:「まぁまぁ、竜太くん、彼方先輩、おめでとうございます」

 

水鳥:「幸せにな!!」

 

茜:「写真にしっかり収めた」

 

竜太:「おいいいいいいいいっ!? 今すぐ消去しろぉおおおおおおおおっ!??!」

 

天馬:「じゃあそろそろ帰ろ····「ポンッ」な、何? 竜太?」

 

竜太:「逃がすか!! お前も空野に告白しろ!!!」

 

葵:「っ/////////」

 

天馬:「え、え~っと·····」ダッシュ

 

天馬はそっと後退りしてダッシュで逃げた。

 

せつ菜:「私から逃げきれると思ってるんですか!?」ダッシュ

 

侑:「行けーー!! せつ菜さん捕まえろーーーーー!!!」

 

彼方:「アハハハハハッ!!! じゃあ彼方ちゃんもしっかり足を治して、冬の選手権に向けて練習だぜ~~っ!!!」

 

竜太:「おう!!!」

 

剣城:「おい、帰るぞ」

 

竜太・彼方:「「おう(うん)!!!!」」

 

こうして、ここから新たな日々が幕を開ける。

 

 

― 第1章 インターハイ編・完 ―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

200年後、某所

 

?:「議長、これが本来の歴史です。」

 

?:「ふむ、円堂守と大海龍也、そして松風天馬と大海竜太。この4人がサッカーの歴史を担ったのか·······。それではこれより、修正を開始する。」

 

 

 

新たな暗雲が、立ち塞がろうとしていた。

 

― 第2章 クロノ・ストーン編 ―

 

―― 続く ――




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