プロトコル・オメガとの試合もハーフタイムに入る。すると突然空に開いた穴から現れたイナズマキャラバン(?)。着陸するとドアが開き、中から青いクマのぬいぐるみ(?)が出てきた。
天馬:「ぬ、ぬいぐるみ······?」
?:「違ーーーーう!!! 私は大監督、「クラーク・ワンダバット」だ!! ワンダバと呼んでくれ!!!」
天馬:「わ、ワンダバ······」
俺が戸惑っていると、
ワンダバ:「フェイ!! 状況はどんな感じだ!!」
フェイ:「う~ん····一応得点はリードしてるけど押され気味」
ワンダバ:「まったく!! やっぱり私が居ないと駄目だな!! 頼まれてたもの、取ってきてやったぞ?」
? 頼まれてたもの?
フェイ:「本当!? じゃあ早速頼むよ!!」
ワンダバ:「了解だ!! しっかし命懸けだったんだぞ? 感謝しろよ?」
するとワンダバは背中に背負った赤いリュックの様な物からケーブルに繋がり伸びた「-」のマークが入った銃と「+」のマークが入った銃を手に取り、まずは「-」の銃の引き金を引く。すると銃からオレンジ色の光が伸び、その中に大型の肉食恐竜が現れる。
天馬:「えぇっ!? 恐竜!?」
フェイ:「凄ぇ!! "ティラノサウルス"じゃん!!」
ワンダバ:「準備は良いなフェイ!! 行くぞ!! "ミキシマックス"!!!!」
すると今度は「+」のマークが入った銃を、フェイ目掛けて引き金を引く。光がフェイに当たると、フェイの気配とオーラの大きさが膨れ上がる。
フェイ:「ウゥウォオオオオオオッ!!!!」
ワンダバ:「ミキシマックス!! コンプリート!!!」
そして光が収まると、緑色だったフェイの瞳と髪は赤系統の色へと変貌。肌の色もやや色黒になり、優しげだった雰囲気も荒々しそうに変わった。
天馬:「何これ!? 姿が変わった!!!」
ワンダバ:「そう!! "ミキシマックス"だ!!」
天馬:「"ミキシマックス"······?」
ワンダバ:「フェイのオーラに、ティラノサウルスのオーラを融合したんだ。これでフェイは、"ティラノサウルスの力を得てパワーアップ出来る"!!!」
天馬:「そんな事まで出来るの······?」
フェイ(ティラノMix):「天馬、後半始まるよ」
天馬:「う、うん。(そうだ。今は試合に集中しよう)」
そして後半、テンマーズボールのキックオフで後半戦開始。するといきなりフェイにボールが渡った。そこにプロトコル・オメガの選手が立て続けに止めに入る。が、
ディフェンスに入ったレイザをミキシマックスで得た強靭なフィジカルで吹き飛ばし、スライディングを仕掛けてきたジーニーをジャンプで躱し、フィールドを爆走する。
メダム:「行かせるか!!」
メダムが身体で当たって止めに入るが、パワードリブルで押し返し、フェイはフリーでシュート体勢に入る。
フェイの背後にティラノサウルスが現れ、フェイのシュートと共に大口を開けて雄叫びを上げる。するとボールの周囲にティラノの牙の様に鋭利な紅いエネルギーが発生。ゴール目掛けて飛んで行く。
フェイ(ティラノMix):「[古代の牙]!!!」
ザノウ:「"キーパーコマンド03"!!! [ドーンシャウト]」
しかしシュートはザノウを吹き飛ばし、ゴールに突き刺さった。
アルファ:「っ······ ピピッ はい。こちらアルファ····え? 分かりました。直ぐ戻ります」
エイナム:「どうされました?」
アルファ:「先程、松風天馬に行ったインタラプト修正が無効果されたらしい」
レイザ:「っ!? 誰がその様な···」
アルファ:「恐らく奴らだ。この試合、中止とする」
プロトコル・オメガ:『了解!!!』
フェイ:「試合放棄かい? それじゃあボクたちの勝ちだね」
ゴォオオオオオオッ!!
ん? なんの音? 俺が空を見上げると、
UFO(?):ゴォオオオオオオッ
天馬:「UFO!?」
フェイ:「違うよ。"ルートクラフト"さ」
そのルートクラフトなるものは、アルファたちを回収し、13年前の沖縄から姿を消した。
フェイ:「よし!! じゃあ天馬、今起きている事を説明するね」
天馬:「うん。お願い」
いよいよ、今何が起こっているのかが明かされる。
― 続く ―
感想・評価宜しくお願いします。